【レビュー】100kHz再生を実現する大口径70mmHDドライバーユニット搭載ヘッドホン『MDR-Z7M2』実機レポート
10月6日に新発売となった大口径70mmHDドライバーユニット搭載、新型ヘッドホン「MDR-Z7M2」のレビューを早速お届けいたします。
■「MDR-Z7M2」の特徴
こんにちは、店員よねっちです。
「MDR-Z7M2」は2014年に70mmドライバーを搭載したハイエンドヘッドホン「MDR-Z7」をさらにブラッシュアップした後継モデルになります。
MDR-Z7シリーズの最大の特徴ははなんといっても大口径70mmの振動板です。一般的な人の耳殻を上回るこの振動版は平面に近い波面を再現します。音の波面が広く平らになると、生演奏を聴いているような自然な響きを体感でるようになるんだそうです。
たとえば、自然界の音などの伝搬やスピーカー再生の音は耳元に到達するときは平面波となっています。MDR-Z7シリーズがヘッドホンらしくない、スピーカーの音や生音に近い聞こえ方をするのは、平たい大きな波面で音が耳に届くから、というわけです。
Z7M2からはグリルに約20万円するプレミアムヘッドホン「MDR-Z1R」でも使用されたフィボナッチパターングリルを採用。穴の面積が均一で桟も細くしているので空気の伝搬を阻害しないデザインになっています。これによって100kHzまでのなめらかな超高域再生を実現しています。
強度を優先させて桟を太くしてしまうと、わずかながら超高域や微少音再現に影響があるため、これを改善するためにフィボナッチパターングリルを開発しています。一見すると向日葵のような形状のグリルですが、フィボナッチ数列を参考にした曲線パターンを取り入れているそうです。
また、ネオジウムマグネットをヘッドホンとしては最大級サイズで使用しており、ハイレゾ音源の入力信号にも高感度で反応するため、解像度の高いクリアな音質になっています。
■前モデル「MDR-Z7」と新型モデル「MDR-Z7M2」の違いをチェック!
さっそく前モデルであるZ7とZ7M2の違いを見ていきたいと思います。上の写真は「MDR-Z7」のものです。そうそう、Z7はアーム部分がシルバーになっていたんでした。
そしてこちらが「MDR-Z7M2」です。Z7M2ではアームを含むすべての色がブラックで統一され、一体感のあるデザインになっています。
比べてみるとハウジング部分にポート(通気孔)が設けられているのが分かると思います。これは空気の流れを調整し、低音をコントロールするために搭載されています。振動板の動作を最適化することでリズムを正確に再現することが出来ます。
そしてこちらがドライバーユニット周辺の写真です。Z7の時はまだグリルにフィボナッチパターングリルは用いられていませんでした。桟が太いので堅牢性が重視されていたのが分かります。
Z7M2ではより洗練されたグリルに変更され、堅牢性を維持しながらも空気の伝搬を阻害しないデザインになっています。
上の写真は左側がZ7、右側がZ7M2です。
イヤーパッドの形状をみるとZ7M2の方がよりしっかりした形状になっているのが分かると思います。実はイヤーパッドにも改良が加えられており、頭の凹凸にフィットする形状に立体縫製されています。また、厚みのある低反撥ウレタンフォームが用いられており、圧力を均等に分散させることでより快適な装着感になっています。
構造面でもイヤーパッドが内側に倒れ込むようになっているので、耳を包みこむような装着性と高い気密性を保ちます。さらに合皮には特殊な加工を施されており、高い吸放湿性を実現。長時間のリスニングでも蒸れにくく、快適な付け心地を維持できます。
ケーブルは同梱されているケーブルは銀メッキを施した芯線を使用した銀コートOFC線。交換可能な着脱式で、従来より広く使われているステレオミニプラグヘッドホンケーブルと、JEITA統一規格であるΦ4.4mmのバランス標準プラグを採用したバランス接続ヘッドホンケーブルが付属します。
確実な接続と、長期間使用しても安定した接触抵抗を保てる信頼性の高さから、ねじ式のロックリングによる固定構造になっています。
アームは10段階での長さ調節が行えるので、自分に合った細かい調整が行えます。
気になる音質ですが、実際に音を聞き比べてみると、Z7M2はZ7に比べて一音一音が際立ち、すっきりした印象です。スタジオライクで聞こえ方はインイヤーモニターヘッドホン「IER-M9」「IER-M7」に近いかも知れません。
Z7はどちらかというと音の調和が良く耳なじみの良い音といった感じ。この辺りは良く聞く曲によって好みが変わりそうです。Z7M2は楽器の音が良く、店員佐藤はジャズやストリングスに向いているんじゃないかとのことでした。
個人的には「Z7」と「Z7M2」の良いとこどりをしたのがSignatureシリーズの最高級ヘッドホン「MDR-Z1R」という感じがしました。とはいえ、Z1Rは価格も約20万円というプレミアムモデル。Z7M2はストア価格74,880円(税抜)ですので、半額以下の価格でこれだけの音が楽しめるのは凄い事だと思います。
装着感も格段に良くなっており、前モデルをお持ちの方もぜひお試し頂きたいところ。
■ソニーストアでお得!様々なキャンペーン
なお、ソニーストアではお得に購入するための様々なキャンペーンが行われています。お得なキャンペーン内容は以下の通りです。
◆分割クレジット
同じ金額をお支払いいただく「均等分割払い」と、ボーナス月に多めにお支払いいただく「ボーナス併用分割払い」の2つの分割方法が選択できるお支払い方法です。今ならキャンペーン期間中で分割払手数料無料で利用することができます。
◆残価設定クレジット
返却時の買取予定価格を残価額として、その金額額を差し引いた代金を24カ月の分割で支払いできる「残価設定クレジット」。最終回にあたる25カ月目のお支払方法は、買取りか返却か、お客様のご要望に応じて選択できます。
◆下取サービス
「ソニーストア 下取サービス」は、お客様のご不用になった製品をソニーストア直営店舗またはオンラインで下取/買取し、お客様がその下取/買取金額を使って新しい商品をソニーストアでおトクにお買い物できるサービスです。今なら、買い替え応援キャンペーンが行われており、最終査定金額に+1,000円増額して買取してもらえます。
◆My Sony ID ご登録でAV10%OFF
My Sony IDを新規登録すると、自動的に登録したIDにプレゼントされ、その場ですぐに利用できます。さらにMy Sony IDをお持ちの方には年2回ソニーストアの割引率クーポンがプレゼントされます。
ぜひキャンペーンを利用してお得にお買い求めくださいませ!
ステレオヘッドホン MDR-Z7M2 |
ソニーストア価格: 74,880円+税 |
|||
発売日 | 2018年10月6日 |
メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:8,000円 3年ワイド/5年ベーシック:4,000円 3年ベーシック:無償 |
|||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回分割払手数料0%キャンペーン(~1/15) 残価設定クレジット 分割払手数料0%キャンペーン(~1/15) 期間限定!下取り増額キャンペーン(~1/15) |
|||
テックスタッフ 店頭入特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 |
ステレオヘッドホン MDR-Z1R |
ソニーストア価格: 199,880円+税 |
|||
発売日 | 2016年10月29日 |
メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:20,000円 3年ワイド/5年ベーシック:10,000円 3年ベーシック:無償 |
|||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回分割払手数料0%キャンペーン(~1/15) 残価設定クレジット 分割払手数料0%キャンペーン(~1/15) 期間限定!下取り増額キャンペーン(~1/15) |
|||
テックスタッフ 店頭入特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 テックススタッフ開店5周年記念品プレゼント |
.
☆当店blog 16.9.20「空気感を表現する『MDR-Z1R』展示レポート」
☆当店blog 16.10.20「未体験の感動ヘッドホン『MDR-Z1R』開梱レポート」
☆当店blog 16.9.8「5分でわかるフラッグシップ『Signature Series』紹介」