【レビュー】PS4ソフト『グランツーリスモSPORT』1週間試遊レポート

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先週発売になったPS4ソフト「グランツーリスモSPORT」ですが、店頭と自宅で毎日のようにプレイして遊ばせてもらっています。

ご興味をお持ちの方も多いようでウェアラブルネックスピーカーと一緒に「グランツーリスモSPORT」の体験をされている方が多いのですが、ここで7作目の「グランツーリスモSPORT」がどんなゲームになっているのか私感だけでレポートしたいと思います。

 

こんにちは、店員佐藤です。

「グランツーリスモ」は初代のものからずーっと遊んでいます。PSP版のものも遊ばせてもらっていて、私にとってはPlayStation=グランツーリスモくらいの感覚でいます。グランツーリスモを遊ぶためにPlayStationを購入している感があります。

以前のグランツーリスモ5、6ではHMZ-Tシリーズや3Dテレビに対応した立体映像でのプレイを実現していましたが、最新作ではVR対応になっており、これも楽しみにしていました。が、実際にプレイして見ると。。。

 

■グランツーリスモSPORTのVRモード

ゲーム中に「VRツアー」というモードがあって、ここでしかPlayStation VRでのプレイはできませんでした。走れるのはコンピューターカーとの一騎打ちだけです。

あらら、これだけ?というところですが、VRのための演算はかなりプロセッサーパワーを奪うんでしょうね。VRモードはグランツーリスモSPORTで遊ぶための必須アイテムでは無く、あれば楽しめるよ、程度のものだった、という感じです。

それでも視界が完全にクルマの中を味わえるVRモードはかなりキテます。これはこれで一度は体験しないともったいない感じ。うちの店頭で味わえますので、ご興味ある方は当店店頭でお楽しみになってみてください。

 

さて、店頭にお越しになるお客様にお話を聞くと「3」はではやっていたとか「5」が最後だった、という方もいらして、それもわかる気がします。『2」くらいまでは日本車が主体でゲーム性も高く、操作が特に難しいことも無く身近なクルマで遊べていたのですが、段々シミュレーション性が高くなっていき走らせるのが難しくなってきたというか、シビアな操作を要求されてきている感じがします。

今回のグランツーリスモSPORTは7作目になります。どんなゲームになっているのか店頭と週末の自宅で楽しんだことを順を追って紹介します。

 

■グランツーリスモSPORTの遊び方

さて、グランツーリスモシリーズを遊んだ事のない方にもご案内したいのですが、グランツーリスモではチュートリアルみたいなモードが毎回用意されています。「ドライビングスクール」というものがそれで、ここでクルマの操作の仕方を徹底的に学習することができます。

内容もかなり凝っていて、最初はアクセルを踏んでスタートするだけだったり、直線をスタートしてストップするだけと、教習所で習うクルマの動作と一緒だったりします。ただ、そこはレースゲームなのですべてに「タイム」制限があるのが教習所と違うところ。

目標タイムが設定されていて、それに達していないと合格できないシステムになっています。さらにタイムは金銀銅で区分けされていてゴールドトロフィーを取るのは結構難しかったりします。

スタートストップから始まってコーナーの曲がり方、高速コーナーの曲がり方などをレース中のコースの一部を使って練習するのですが、ここでゴールドを取れるようになるとレースコースの中でも「得意なコーナー」という感覚ができます。

ドライビングスクールの初級からはじめて、現在は私は中級の最初の方をやっています。最初はゴールドトロフィーが普通に取れるのですが、2列目からはもう難しくなってきています。中級ではまだゴールドはひとつも取れていません。

ゴールドを取らなくても次のセクションに進めるんですが、これを全部ゴールドにしてみたいところですよね。

ちなみにオンラインでつながっている友達がいると、彼らのタイムもここで表示される様になるので「負けられないぞ!」というのも生まれてきてしまいます。結構、しつこくゴールドを狙ったりしたくなるんです。

ドライビングスクールである程度クルマの運転ができるようになると、コンピューターカーとのレースが楽しめるようになります。グランツーリスモ5とか6まではこれがメインで1人でレースを楽しむことが多かったのですが、今回のSPORTからはどうやら対戦モードがメインの様に思えます。

というか、私はオンライン対戦モードでしか遊んでいません。インターネットでつながった別のユーザーさんと競うのですが、これが今までにない面白さなんです。

 

■グランツーリスモの「スポーツモード」を楽しむ

グランツーリスモのオンライン対戦ですが、これを行うための条件は3つあります。ひとつはインターネットに接続されていること。ふたつ目はPS Plusに加入していることです。

PS PlusはPlayStationの月額会員制のサービスで1ヶ月で514円かかります。年払いだと5,143円になります。これに加入していないとPlayStationのオンラインゲームは基本的に遊べません。グランツーリスモSPORTもそうです。

私は2017年に試しに1年間の会員になっているのですが、今までほとんどアクセスしていなかったところが、グランツーリスモSPORTがきてからは毎日アクセスしています。今までの10ヶ月間は一体なんだったんだ!という感じです。

そしてみっつ目の条件が「レーシングエチケット」の受講です。

こちらはドライビングスクールとは別で2分ちょっとのムービーを2本観るだけの内容です。ここでレース中のマナーについて案内されます。

要は追突したり、インコースから幅寄せして相手をコース外に押し出したり、蛇行運転するとかっこ悪いよね、というのを教わるのですが、それらの悪いマナーがオンライン対戦の時は減点につながりますよ、という話になるんです。

レーシングエチケットを学んだ後にオンライン対戦が開放されます。常時3つのレースでエントリー受付をしていて次のレースの開始時間が表示されています。都合の良いモノ。。。というか最初は一番下のクラスから参加します。

エントリー申込をするとレース開始時間までコースで練習走行をすることができるのですが、これが予選になります。

10分ほど練習走行をしてコースを覚える間にベストタイムを記録し、そのベストタイムを元に本番レースのグリッドが決定。今回ベストタイムがだせなくても以前出したベストレコードが予選タイムになるので何回も同じレースにでる場合は特に予選を毎回頑張らなくても大丈夫なんです。

で、いざレースがスタートすると。。。

これが非常に独特なのですが、先ほどの追突や幅寄せ、コースのショートカットをするとペナルティが表示され、表示されたペナルティ時間分、原則をしないといけないルールになっています。レース中にペナルティタイムを消化出来なかった場合はゴール後にその分タイムが足されて順位が下がります。

また、ドライビングテクニックを表す「DR」というランクとは別に「SR」というセーフティドライブのランクが表示されていて、こちらがレース毎に変動していくんです。SRが低いドライバーはDRもあがらず、結果、腕のたつドライバーはみんなマナーも良い、という表示になるわけです。

これがあるおかげでオンライン対戦中は全員、ものすごくマナーがよく、コーナーで膨らんできてインコースにいたクルマに押し出されてしまう、ということはほとんどありませんし、コーナーの入口で追突されることもありません。

こちらもそうならないように超注意して走ります。今までのレースゲームでこんなに他社との接触を気にしたことはありません。まるで別のレースゲームみたいになります。

追突とか絶対にしそう!とか、私も思っていましたが今回のグランツーリスモにはオートブレーキ機能がついていてコーナーの入口でオーバーランしない程度に自動でブレーキをかけてくれるシステムがあります。これを利用すると追突するき危険はほぼなくなります。

それほど過敏にブレーキに気をつけること無く、コース取りだけ気をつけて走ることができるのでレース自体を純粋に楽しむこともできます。

全然私は遅いドライバーなので偉そうな事は言えないのですが、楽しいですよ。スポーツドライブ。

 

■グランツーリスモSPORTのその他の楽しみ方

自分の愛車をカスタマイズして楽しむ方法は今回も用意されています。まだレベルが低いのですべての機能が解放されているわけではないと思うのですが、ステッカーを貼って自分だけのレースカーを作る、という機能も用意されています。

自動車メーカーのロゴやメディアのロゴなども用意されていてかなり本物っぽい雰囲気のレースカーが作れそうです。

また、自分のグランツーリスモの中でのライフログが細かく見られるのも面白いところ。下のグラフは毎日のドライブの距離です。発売日の10/19はかろうじてちょっと走れただけなのですが、翌日からグッと伸びていて定休日の月曜日には400kmほど走行していたことがわかります。

遊び続けられるようにするためのツールが山ほど用意されている印象です。これで1年くらい今度は遊べるかなー。

 


☆ソニー商品情報「『グランツーリスモSPORT』プロデューサーが語る、精緻を極めた色と光の表現。 」

ソニーマーケティングさんのホームページにもプロデューサー山内氏のインタビューが掲載されています。こちらを読むとさらに面白いお話がいろいろ聞けます。

4K HDR対応になっているグランツーリスモSPORTですが、単に色が鮮やかになるとかいう話では無く、フェラーリのレッドやマクラーレンのオレンジなどは今までのsRGBでは規定されていない色域の外の色だったとのこと。今回はBT.2020という60%色域の広い色を使えることでフェラーリレッドなどが正確に表現できるようになっているそうです。

そうか、そういう見方ができるんですね。4K HDR対応のブラビアをお持ちの方はPlayStation 4 Proを購入して、是非、この本物の色を見たいところです。

 

以上、発売から1週間経ったところでのレビューでした。4Kブラビア、PlayStationをお持ちの方は是非、チャレンジしてみてください。

 

PlayStation 4専用ソフトウェア
グランツーリスモSPORT
【通常版】

PCJS-53021
ソニーストア価格:
6,210 +税
ソニーストアのご利用はこちらから
発売日 2017年10月19日 メーカー商品情報ページこちら
早期購入特典 ・ボーナスカーパック(3台)DLCコード封入
※なくなり次第終了となります。


☆当店blog 2017.10.19「本日発売!PS4ソフト『グランツーリスモSPORT』 」
☆当店blog 2017.10.11「『グランツーリスモSPORT』期間限定デモ配信中 」
☆当店blog 2017.10.8.29「『グランツーリスモSPORT』4Kブラビア体験会レポート」
☆当店blog 2017.8.4「ソニーストアにて「グランツーリスモSPORT」専用レーシングホイールコントローラー販売開始!」
☆当店blog 2017.7.14「『グランツーリスモSPORT』は10月19日発売に決定」
☆当店blog 2017.1.13「日本国内初公開『グランツーリスモSPORT』と『東京オートサロン』レポート」
☆当店blog 2016.8.31「PS4ソフト『グランツーリスモSPORT』が2017年発売へ」

☆当店blog 2016.7.27「PS4『グランツーリスモSPORT』初回限定『リミテッドエディション』の詳細が明らかに」 
☆当店blog 2016.8.23「PS4 ソフト『グランツーリスモSPORT』がソニーストアにて販売再開」
☆当店blog 2016.6.4「PS4『グランツーリスモSPORT』初回限定『リミテッドエディション』の発売決定」
☆当店blog 2016.5.20「『グランツーリスモSPORT』11月15日発売予定の発表」
☆当店blog 2015.10.28「PS4ソフト『グランツーリスモSPORT』発表」

 

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