“α9″で撮るWildBird『カワセミ』

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α9+SAL70400G2 F5.6 1/6400 ISO4000

秒20コマの高速連写を可能にした新世代ミラーレス一眼カメラ”α9″が来たら、是非とも挑戦してみたかったのが野鳥撮影でした。梅雨に入りましたが週末は好天ということで、日曜日にカワセミ撮影に挑戦してきました。

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こんにちは、店員佐藤です。

都内でも見られる身近な野鳥「カワセミ」。我が家の近所で練馬区にある光が丘公園内にあるバードサンクチュアリでよく見られます。以前、ここに頻繁に野鳥観察に来ていたこともありますが、久々に行ってきました。

大きな団地の中にある巨大公園で運動場をはじめいろいろな施設があるのですが、その中に野鳥を観察するためのスペースを確保していて、そこを観察所から見られる、という公園になっています。

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ちなみに都道443号線沿いにパーキングメーターが設置されているのですが日曜日は動作を停止しているので、ここが無料で利用できます。(昼間12時間まで、夜間8時間まで)常に満車状態になっているのですが、空いていたらラッキー。空いているところがなかったら公園の駐車場を利用します。

電車だと都営大江戸線が利用できます。

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バードサンクチュアリの他に観察池というのもあり、こちらはベテランのカメラマンさん達が三脚を据えて撮影しています。

バードサンクチュアリの方は三脚撮影が基本出来ないと思いますので、長時間撮影を楽しむ方はこちらの方がよいと思います。

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こちらがバードサンクチュアリです。平日は閉鎖されているようで土日祝日のみ利用ができます。

数年前に来ていたときと比べるとちょっと新しいルールができていました。

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野鳥にこちらの存在を気づかれないように観察窓から野鳥を探すのですが、望遠鏡が設置されている窓からはカメラ撮影はしてはいけないルールなんだそうです。

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他にもこうしたルールがあるのですが、土日祝日の天気が良い日は小さなお子さんも含めてたくさんの方がいらっしゃるので三脚使用も椅子の使用も難しそうです。

あと、携帯電話の通話もNG。利用者さんが増えたんですね。きっと。運用もわりと厳しく管理されています。優しくですが、これらの標識に気がつかず、やんわりと注意されて気がつかされました。

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ということで、以上のルールを守りつつ、今日は”α9″にSAL70400G2をマウントアダプターLA-EA3経由で利用します。

秒10コマ連写までの制限があるのとフォーカスエリアでゾーン指定が出来ないため、ワイドエリアか中央重点、スポットAFの3つしか使えません。これが間もなく発売されるSEL100400GMだと秒20コマ撮影と各種AFエリア、ロックオンAFなども利用できるようになるはず。

とりあえずは400mmの焦点距離でどれくらい撮れるものなのか実験です。

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α9+SAL70400G2 F5.6 1/1600 ISO2000

まずは観察池から。

カワセミに会えるかな?と、ドキドキしながら到着したんですが、いきなり観察池に普通にカワセミがいたので急いで撮った1枚です。

以前だと1時間のうちに10分くらい、カワセミが1羽みられるかどうか。2羽いたら奇跡!みたいな感じだったんですが、時期が良かったのか環境が良くなったのか、この日はカワセミの稀少度がまったくなくなるくらい、常時カワセミがみられる状態になっていました。

で、α9の威力なんですが、やっぱりすごい。先週の金曜日のナイト競馬でもそうでしたし、先週のレッドブルエアレースの時もそうでしたが体験していただいたお客様の声として一番多いのが「ビデオ撮影をしているみたいに写真が撮れる」というもので、今回もまさにその通り。

ビデオ撮影をしているが如く、ずーっとファインダーでカワセミをのぞいておいて動きがあったらシャッターボタンを押しておくと、全部動きを目で追いながら自動的に写真が撮れている感じなんです。

秒10コマ連写しかできないAマウントレンズでもこうしてカワセミが飛び込むシーンを今回は連発で撮れました。今まで、こんな写真撮れたことないのですが、これがバリバリ撮れて、どれがベストシーンだったのかあとで選び放題になります。

完全に別次元の撮れ方というか、もうこれは腕が必要ない感じ。もちろん、腕の立つ人はさらに工夫して、もっと上のレベルの高いベストショットを撮影するでしょうし、このα9のおかげで、これから数年後に発売される野鳥図鑑の写真がガラッと変わるかもしれません。

(フィルム写真時代からデジタル写真時代になって野鳥図鑑の写真も様変わりしましたからね。)

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α9+SAL70400G2 F5.6 1/4000 ISO5000

飛んでいくカワセミを追いかけることもできます。エアレースの時は背景がなにもなかったので本当に100発99中という感じで撮れましたが、ここでは手前に草があったり背景も複雑になるのと、カワセミは予想外の動きをするので100発60中くらいになりますが、それでも撮れますねー。

ここに来始めたときというのがα700の時代だったのですが、そのときにこうして飛んでいるカワセミを捕るなんて言うのは夢の世界でしたが、これもバリバリ撮れます。

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α9+SAL70400G2 F5.6 1/2500 ISO1600

こういう写真の価値が下がると言ったら言い方が悪いのですが、私にも撮れた!の連発です。

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α9+SAL70400G2 F5.6 1/12800 ISO12800

こちらはノスリ。木の上で羽根を広げて日光浴をしているそうです。こんなシャッタースピードを速くする撮影でなくても良いのですが、カワセミ撮影のついでに撮っているので失敗しました。

もうちょっとカメラに慣れて、設定をすぐに変更できるようにならなくては。

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α9+SAL70400G2 F5.6 1/3200 ISO12800

これは合成ではありません。一度に3羽のカワセミをひとつのフレームに入れることができました。お父さんとお母さんと幼鳥がいるそうで家族で餌探しをしているところのようです。

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α9+SAL70400G2 F5.6 1/6400 ISO4000

カイツブリの親子です。お母さんがザリガニを捕まえて、それが欲しくて子供たちがみんなついてきています。が、このあと、お母さんはザリガニを自分で食べてしまい、子供たちがそれに襲いかかるというオチが。

大きくなってきているので、そろそろ自分の事は自分でなんとかしなさい、という時期になっているのかもしれません。

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α9+SAL70400G2 F5.6 1/4000 ISO5000

カワセミの子供の前をカイツブリの親子が横切っていきます。いろいろなドラマが交錯しています。

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α9+SAL70400G2 F5.6 1/4000 ISO6400

そのカワセミが飛んだシーン。じっとしているカワセミをファインダー越しにずーっと注意してみておいて、動きがあったらシャッターを切りまくるということをします。

ゾーンエリアが使えれば良いのですがSAL70400G2だとワイドが中央重点のどちらかを選択して使うことになります。中央重点の狭いエリアでおいかける自信がないのでワイドエリアのままで追っていましたが、絵柄の中でもカワセミは特徴的な色をしているからか、割と認識率は高くAFも移動中にちゃんとカワセミを選んで追ってくれていました。

まだ、SEL100400GMをこうした実戦で使うことはできませんが、Aマウントレンズでも結構撮れます。

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α9+SAL70400G2 F5.6 1/6400 ISO4000

こちらは蛇です。池に浮かぶ島をこうして泳いで渡っていきます。

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α9+SAL70400G2 F5.6 1/3200 ISO12800

こちらはよく見ると4羽のカワセミがひとつのフレームに撮れています。狙ったわけではなくて偶然、3羽いたところに1羽が飛び込んできてくれました。

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α9+SAL70400G2 F5.6 1/4000 ISO4000

ダイブしている瞬間も撮れるのですが、秒10コマだとやはり間隔がちょっと広くて、水に入った瞬間とか出てくる瞬間が今回は上手く撮れず、入っている瞬間、出てきた後の瞬間が多かったようです。

それでも、こういうシーン、今まで撮れませんでしたからね。

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α9+SAL70400G2 F5.6 1/2000 ISO6400

観察池に戻ってきました。遠くから飛んできて着地するシーンです。こちらの方が距離が近いので大きくカワセミが撮れるのですが、日陰になるのでISO感度は高めにする必要があります。

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α9+SAL70400G2 F5.6 1/3200 ISO8000

以上、光が丘公園のカワセミフォトでした。

こちらは写真のついでに撮ってきた4K動画です。手持ちで撮影しているので多少のブレはご容赦ください。どこで飛ぶのかわからないので時間を決めて20秒ずつ動画のRECボタンを押してきました。

光が丘公園ではカワセミを途切れること無くずーっとどこかしらで観察することが出来ます。待ち時間がなくすごく忙しい撮影になりました。

観察池で撮影するなら、次回は三脚も持ってこようかな。SEL100400GMが発売になったら、ここで試し撮りをしたいと思います。

 

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