LDACも対応したハイレゾ対応ヘッドホン『MDR-1ABT』発表
International CESで公開されてからいつになったら日本で発表されるのかとやきもきしていたLDAC対応のBluetoothヘッドセット「MDR-1ABT」が先ほど発表になりました。
3月21日発売(ソニーストアお届け3月18日見込み)でソニーストア価格39,500円(税別)となっています。
発表された新型モデルですが、今年になってから発表されたBluetoothの新開発コーデック「LDAC」を搭載。
従来のSBCコーデックに比べて最大で3倍の情報量を伝送可能となっており、帯域もハイレゾフォーマットの伝送を可能にしています。対応するウォークマンは今のところ新発売のNW-ZX2と、年末発売のA10シリーズのアップデートモデルだけ、となりますが聞いているところでは今後発売される機器にはLDACが搭載されていくということなので1年も経つと新製品はすべてLDAC対応になっている感じなんでしょう。
また、内蔵するデジタルアンプもS-Masterから、ハイレゾ帯域をカバーできるS-Master HXに変更されておりハイレゾオーディオを鳴らす気満々なモデルとなっています。
LDACは非可逆圧縮を行っているため、ハイレゾ伝送をしても今のところソニーでは「ハイレゾ相当の音質」というのをうたっていないのですが、ちょっと期待してしまいます。(というか、MP3をDSEE HXで再生したモノをハイレゾ相当と言ってしまっているんですから、この方が音質は良さそうな。。。)
写真は先代の「MDR-1RBT」になりますが、こちらのモデルでは再生操作などをジョグボタンで行っていたのに対し、新型モデル「MDR-1ABT」ではヘッドホン右側面のタッチセンサーで行うとのこと。
より大きな面で操作ができるので操作性の向上も期待できます。
有線接続により「MDR-1A」と同じドライバーユニットでのハイレゾ音源の再生も可能。厳密にはハウジングが「MDR-A1」はメタルで「MDR-A1BT」は樹脂製になるはずなので、そこで音質は変わってくるんですが、ユニットが同じ材質のものですし期待はできそう。
MDR-1RからMDR-1Aの音質の向上はめざましいモノがありましたが、このMDR-1ABTも期待できるというか、LDAC対応により、これぞ究極のワイヤレスヘッドホン!という立ち位置になるかも。
MDR-1ABT | MDR-1RBTMK2 | |
ソニーストア価格(税別) | 39,500円 | 33,143円 |
発売日 | 2015.3.21 | 2013.10.25 |
ドライバーユニット | アルミニウムコート LCP振動板 40mm |
LCP振動板40mm |
カラーバリエーション | ブラック & シルバー | ブラック |
連続再生時間 | 約30時間 | 約30時間 |
充電時間 | 約4時間 | 約6時間 |
対応コーデック | SBC/AAC/aptX/LDAC | SBC/AAC/aptX |
圧縮補正 | DSEE | DSEE |
アンプ | S-Master HX | S-Master |
NFC | ○ | ○ |
タッチコントロールセンサー | ○ | × |
有線接続再生 | ○ | ○ |
再生周波数帯域 (有線接続時) |
4 Hz – 100,000Hz | 4Hz-80,000Hz |
伝送帯域 | 20Hz – 20,000Hz (44.1kHzサンプリング時) 20Hz – 40,000Hz(LDAC 96kHzサンプリング、990kbps 時) |
20-20,000Hz (44.1kHzサンプリング時) |
重量 | 300g | 297g |
うーん、どうせだったらこれで「DSEE HX」まで搭載してしまえばいいのに!というところですが、そこはヘッドホン。音質はヘッドホン側ではいじらない、ということになっているんでしょう。
LDACで伝送される96KHz/24bitの非可逆圧縮音声ですが、それでもやはり再生する音声はハイレゾ領域を含んでいるので「S-Master HX」を搭載しているんですよね。うーん、これは楽しみなモデル。
普段、通勤通学時に手軽に音楽を聴くときもLDACでCD並の音声を楽しみ、そしてダウンロード購入したばかりのハイレゾ曲があって気合いを入れて聞き込みたいときはハイレゾ対応ウォークマン、もしくはハイレゾコンポに有線接続!
禁断のBluetoothヘッドセットの発売です。
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☆ソニープレスリリース「Bluetooth対応モデルで最高音質を実現したヘッドホン『MDR‐1ABT』発売 新開発の高音質コーデックLDAC対応により、従来比最大約3倍の情報量を伝送可能」