microSDXCカード『SR-64UYA』開梱レポート

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昨日から出荷の始まったソニーのマイクロSDカードの最大容量、64GBカード「SR-64UYA」が当店にも届きました。

SDカードには2GBの壁があって、2GB以下をSDカード、4GB以上のものをSDHCカードと呼ぶんですが、64GBにも壁があって64GB以上のカードではSDCXカードとなります。4GBカード登場のときと同様、今回も使える、使えないという問題がありますので、スマートフォンでの利用前にちょっとだけ実験をしてみました。

 

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「SONY SDXC」という単語をYahoo!などで検索してみるといろいろ出てくるんですが、VAIOでも一部のモデルでは対応しています、という書き方がありました。

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詳しくはお使いのモデルの詳細を確認してみて、ということになるんですが簡単に判別しようとするとこれが目安になります。Windows Vista SP1以上であれば対応機器を使うことでSDXCに対応が可能。

PC本体のSDカードスロットが使えるかどうかは機種別に調べてください、ということになっています。

ここではMac OSは×ということになっていますが、もともとMacではSDカードスロットが搭載されるようになったのが最近だそうでOSとしては10.6.4以降であれば対応できるそうです。(お調べいただいたお客様に感謝申し上げます。)

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2010年5月現在の表記ではPS3、ソニー製BDレコーダーなども非対応になっていますが、2010年秋に発売のBDZ-AX1000世代ではSDXCカードに対応しているそうなので最近のBDレコーダーなら大丈夫みたいです。(メモリーカードアダプターを使用)

32GBを超えるカードになるとフォーマットがFAT32ではなくexFATを利用するようになりSDXCカードではexFATを利用します。PS3はexFATに対応していないそうで、それで取り込み対応ができないとのこと。

結構、ややこしいんです。

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さらにSDXC非対応機器でSDXCカードを使おうとするとフォーマットされていないと認識してフォーマットを促すメッセージが出る場合があり、それを実行してしまうと記録していたデータが全部消えてしまう、という事故が起こる可能性もあります。

SDXCカードの普及ってこれから本格的に始まるんでしょうけど、これが要注意。

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ちなみに私が買った理由はXperia Aの動画、音楽データの記録用としての購入です。あらかじめXperia AがSDXCカード対応になっていることは調べてあるので躊躇なく購入できました。

そして、見の周りでほかにSDXCカードを使うことができそうなものというと。。。アクションカムの「HDR-AS15」があります。HDR-AS15の仕様をみるとSDカード、SDHCカードの使用については案内があるんですがSDXCカードの対応については記載がありません。

実際に使うことができるのかどうかも試してみます。

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まずは外観から、写真左上が64GBのSDXCカードで、右下が32GBのSDHCカードになります。外観は特に違いはありません。

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こちらは裏面です。メモリースティックのPro-HGだと端子の一部が2つにわかれていたりして見た目に違いがあるんですが、SDXCとSDHCでの違いはないみたいです。

 

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では、まずはアクションカムのHDR-AS15に挿してみます。

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これが32GBのSDHCカードを挿しているところ。本体アップデートで撮影可能になった1080/60pでの撮影で最長2時間47分の撮影ができるとなっています。

これを64GBのSDXCカードに差し替えてみると。。。

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おっと、うまく認識はしてくれましたね。1080/60pでの撮影で5時間28分まで記録ができるそうです。

ただ、連続撮影をした場合でバッテリーのもちって3時間程度なので5時間半撮れてもそれほど意味がないかも。インターバル撮影の場合も撮影枚数の上限があって40000枚までとなっています。32GBあれば4万枚の撮影ができるため、HDR-AS15の場合は32GBのSDHCカードでの運用で十分なんですよね。

一応、ここではSDXCカードの認識までは確認しましたが動作を保証するものではありません。メーカーさんの仕様でもSDXCカードの対応については記載がありませんのでご承知おきください。

 

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続いては非対応機器に使うとどうなるのかをテストしてみます。以前使っていたドコモさんのXperia rayというOS 2.3のAndroid端末で試してみます。

この機種は正式にSDHCカードまでの対応となっておりSDXCには非対応ということになっています。

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カードの形状はまったく一緒なのでスロットには64GBのSDXCカードも普通に挿すことができます。

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起動してから設定>ストレージと進んでSDカードの容量をチェックしてみると、ご覧の様に「使用不可」という表示がでました。

これで正常なんです。

で、SDカードにアクセスしようとすると。。。

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こんなメッセージが表示されました。

ここでフォーマットをしても利用はできないし、フォーマットしてしまうと元々記録してあったデータを消してしまう恐れもあります。

誤ってフォーマットしてしまっても、SDXC対応機種で再度フォーマットすることでカードを再度利用することはできるそうですが、消えてしまったデータの復旧は難しくなります。ここでフォーマットをしないようにご注意ください。

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こちらはSDXCカード対応のDSC-RX100M2です。microSDは利用できませんが付属のSDカードアダプターを使うことで利用ができます。

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20MサイズのFINEモードで5700枚の撮影ができるそうです。うわー、64GBの威力はさすがにすごいですね。私の場合、このまま1年間使い続けてもたぶんいっぱいになりません。

バッテリー充電だけすれば1年間使い続けられそうです。

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ということで、各種テストを終えて、自分のXperia Aに入れます。

Xperia Tablet Zを購入した時に一度、社外製のSDXCカード64GBを買ったことがあるんですが、どうやらはずれを引いてしまったようで数回使っただけで利用ができなくなりました。

有名メーカーのものだったんですが日本国内向けのものではなく、非常に安価だったんです。ですが最初からどうも認識しにくく、ファイルの転送なども不確実。それでも最初のうちは何度か使っていたんですが、だんだん壊れていき、最終的には記録したデータを消去することもできず、フォーマットもできず、なにもできないカードになってしまったんです。

そういう経験も大事というか、これが使い始めたばかりのカードだったから良かったものの、写真撮影などで使う記録メディアとしての利用でこんなことが起こったら怖いなぁ。。。もしも仕事で2度と撮り直しのできないシーンとかでこれが発生したら大惨事じゃないですか。

そのカードは良品交換はせずに返品をお願いして、ソニー製の64GB SDXCカードが発売されるのをずーっと待っていました。半年待って、ようやく手に入れられました。

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Xperia Aに入れてストレージのチェックをすると利用できる容量としては58.46GBと表示されました。

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Xperia Aは内蔵ストレージに32GBの容量があります。nasneから転送した動画が10時間分とアルバムが20枚分くらい入っているんですが、それで半分以上の容量を使っていたことになります。

まだゆとりがあるんですが、本当はnasneからの動画転送をもっとドッサリやりたかったんです。

例えば。。。今、NHK BSで再放送をしている「龍馬伝」とか全話転送して持ち歩きたかったんですよね。64GBの容量があればおそらく60時間以上の番組が転送できるはずなので、これでたっぷりと転送ができます。

半沢直樹の全話収録なんて楽勝です。

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とりあえず、今の段階では音楽アルバムと画像ファイルだけ本体メモリーからSDカードに移動です。この週末に自宅でnasneの動画を一挙にまとめて大転送大会です。それでnasneのHDD容量も空けられるぞ!

 

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★ソニーストア microSDXCカード「SR-64UYA」のご案内はこちらから

☆当店blog 13.9.3「64GB microSDXCカード『SR-64UYA』の納期が前倒し」
☆当店blog 13.7.18「64GB microSDXCカードが発売延期」
☆当店blog 13.7.1「ソニーから64GBのSDXCカードが登場!7月12日出荷」

 

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