『CP+ 2011』ソニーブースレポート

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2月9日から開幕した2011年の写真カメラショー「CP+ 2011」に昨日は朝から深夜まで行ってきました。私にとっては1年に一度のお祭りイベント。毎年楽しみにしているイベントの一つですが、今回もソニーブースにべったり、のべ4時間くらいはいたんじゃないでしょうか?

どこのニュースサイトよりも細かい話を交えたソニーブースレポートをお届けしたいと思います。

 

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さて、今年から「プレミアムタイム」という特別招待時間が設けられているそうで、昨年は1日目の朝10時から入れたのに、今年はプレミアムチケットを持っている人だけが10時に入場できて、一般の方は12時から、という予定になっていました。プレスタイムはもっと早い時間に用意されているそうで、かなり特別扱いモード。

普通であれば12時からしか入れないところですが、メーカーさんのご協力により私も10時のプレスタイムから入れていただくことができました。ご手配くださった関係筋の方に感謝いたします。m(_ _)m

ということで、まずは入場したところから順を追ってレポートしていきたいと思います。

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今年のソニーブースですが、入り口を入ってすぐの右手にあります。すごい、一番良いところじゃないですか! これは目立つし、みんな最初に足を運んでくれそうです。

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で、そのソニーブースのまず最初のオススメポイントですが、α貸し出しコーナーがあるので、ここでαレンタルをすること!

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α55を持っている人はα33の貸し出しを申し込むことができます。で組み合わせるレンズで40セットのカメラがあるようで、こんなメニューの中から好きなレンズを借りることができます。

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免許証のコピーをして、申し込み用紙に記入を済ませるとαを1時間貸し出してくれるシステムになっています。自分のメモリーカードを挿して使うこともできるので、会場内の写真を撮って帰りたい、という方はメモリースティックだけ持ってここにやってきて、ズームレンズを借りてしまえば、手ぶらで会場にくることができるかも。

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ただし、レンタル中はこのαビブスを装着することが前提になります。これを着てキヤノンさんやニコンさんのブースに入るのはちょっと勇気がいるかも。

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撮影体験をして、ちょっと長いアンケートに答えると、こんなオリジナルボトルがもらえます。このボトルがすごく欲しくて、どうしたらもらえるんですか?って聞いて、それで私もα33を借りたところです。

そんなわけで、まずはソニーブースの中を散策。

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他のカメラメーカーさんはセミナー、プロカメラマンのトークショーなどを中心にブースを組み立てているんですが、ソニーだけはちょっと変わっていて毎年体験型のタッチ&トライブースが主役。今年もバイク(自転車)のアクロバット走行というかチューブの中でのアクションを10枚連写で撮影してみよう、というものになっています。

他社の悪口をいうわけではないんですが、ある程度、予備知識を持ってこないとなんの展示だかわからないという閉鎖的な展示が多く、ブースに入っても見どころがわからないところが多いんですが、ソニーの場合はこうしたアトラクションを中心にカメラが展示されていて、デジタル一眼、ハンディカム、サイバーショットのどれでも興味のあるものを手にとって自分で撮影して楽しむ、という体験型展示の方が楽しめると思います。

秒10枚の連写機能とか搭載されているのはわかっているし、使ったこともありますが、こうして10枚連写でないと撮れないモノ、もっとも威力を発揮するものを撮影してみると、私でもちょっと感動しちゃいます。

上の写真の自転車が宙に舞っているシーンなんて、自分でシャッターを押しても撮れないですからね。

と、その写真の向こうになにやらバラをつけた方がいらっしゃいます。

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胸に赤いバラをつけている方は招待されたVIPです。どなただかわからないのですが、とりあえず写真を撮っておいたところ、あとから関係筋の方に教わって、横浜市長さんということが判明しました。

☆横浜市 横浜市長 林 文子トップページはこちらから 

業務執行役員SVPパーソナルイメージング&サウンド事業本部長の今村昌志氏がご案内をされています。さすがプレミアムタイムです。貴重なシーンを拝見することができました。

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さて、ソニーさんのブースはハーフチューブを中心にして、その周りにいろいろなものが展示されているというレイアウトです。特にステージなどの用意もなく自由にアチコチ歩けるイメージ。

プレミアムタイムで空いているウチにいそいで各所を撮影して行きます。

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今年のソニーブースのまず第一のニュースはこちらではないでしょうか? 年内発売予定が正式にリリースされたデジタル一眼αの次世代中級機です。

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昨年のCP+でも中級機のモックアップが展示されていましたが、今回はスケルトンモデルが加わっていて、これがよく見るとボタンの数、マイクの形状、さらにはα55同様と思われるバリアングルチルト液晶まで搭載されている点など、かなり形が違ってきています。

しかもスケルトンモデルでここまでモノが出来ていると言うことは製品版の完成もかなり近いところまできているはず。

この中級機の話については山ほど写真を撮ってきてありますので、別途、次のblogエントリーで紹介したいと思います。(話がながくなりそうなので、これだけ別立てにします。)

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そしてこちらもだいぶ前からアナウンスされている500mm F4.0の望遠単焦点Gレンズです。

シルバーカラーに塗られていた従来のGレンズですが、なるほどこれは削りだし風のシルバーボディになるですか? これはかっちょいいですねぇ! αのレンズは今後これでいく!みたいな話でしたら私は大賛成です。

こんな風に削りだし感がそのままのレンズなんて、私は今まで見たことがありません。

※twitterでご指摘があったのですが、これは塗装前のものを展示しているだけで、このまま出荷されることはまずないとのこと。このままだと手の脂などでも腐食が進んでしまうそうです。

これ、お店に飾ってみたいなぁ。常識的に行くと100万前後の最高額レンズになるそうですが、まだ今回も発売予定日の発表はありませんでした。

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そして、2番目の目玉がこちら。Eマウントのニュースです。2/8にEマウントの基本仕様を無償で開示してサードパーティのレンズメーカーさんにEマウントの商品群を増やしてもらうということが発表になっており、早速、他社製品コーナーができています。

これから情報開示をして4月にライセンス契約を結ぶとのことで、まだ製品の発表はありませんが、レンズメーカーさん各社の展示が行われています。

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まずはタムロンさん。マウントアダプターを使ったAマウントの18-270mm高倍率ズームレンズの展示があります。

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ちょっと時間が前後しますが、こちらはタムロンさんのブース。夕方くらいにアベっち先生のトークショーがあり、タムロンさんの新型18-270mmの15倍ズームレンズの解説がありました。

α100からのユーザーさんでしたら覚えているでしょうか?「プロカメラマン阿部秀之の体験ブログ 使った、撮った、α100」というものがあり、ストラップの装着方法とかこのblogエントリーで私も学習させてもらいました。毎年CP+でお姿を拝見します。

ソニーのレンズにもSAL18250という13.7倍の高倍率ズームレンズがありますが、それをさらに上回る18-270mmがタムロンさんにはあります。サイズも18250と同じレベルまで小型化されているそうで、なるほど魅力的です。これがEマウントで発売されるか。。。もしくはPZDという新しい駆動方式で動くレンズ内モーターがあるのでAマウントを介してAFが使えるレンズになるのか。。。

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なお、アベっち先生ですがお使いになっているのはVAIOの様でブラックのVAIO Sを使ってプレゼンテーションをおこなっていました。やっぱり「カメラはソニー」「カメラと使うならVAIO」です。

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こちらはシグマさんの単焦点レンズで、いきなりマウントアダプターを介さずにNEX-3に装着されていました。

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どうやらシグマさんの方で朝9時のリリースでEマウント対応のレンズ開発が発表されていたんだとか。

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Eマウントとはどこにも書かれていませんが、これが展示されている参考出品のレンズ。30mmの単焦点レンズだと45mm相当で使えるものになります。これはなかなか使いやすそうなんですが、これはボディカラーがブラックのNEX-3が一番マッチしそう。

シルバーカラーのレンズも出してくれないかなぁ。

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カールツァイスレンズはNEX-VG10に装着されて展示されています。すごいですね。マイクハウジングにギリギリの大口径レンズが装着されています。

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さらにこちらは動作保証とかではありませんが、オールドレンズとの親和性もアピールしているコーナーです。ソニーさんのブース内でもいよいよ、こういう展示が始まりました。製品のアピールだけではなく、カメラ文化を紹介してくれているようで、こういう展示は今までになかったのでは?「カメラはソニー」がまた一歩前進した気がします。

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そして、ロードマップが発表されているEマウントのソニー製レンズ群。7本のレンズが展示されていました。これも日本で一般の目に触れるところでは初公開になるのではないでしょうか?

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展示されているレンズモックアップは昨年秋のフォトキナのときのままで、中身にレンズははめ込まれていないみたいですが、2011年発売予定の4本のレンズの焦点距離が公開されています。

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まずは望遠ズームレンズとなっていたものですが、これが55-200mmとのこと。α55などのWズームレンズと同じ画角なので、次世代NEX本体ではこれがキットレンズになるのかもしれません。

望遠レンズですし、これには当然手ぶれ補正機能が内蔵されるんでしょうけど、SEL18200みたいな太さがないので、アクティブ搭載までは無理かな?

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ポートレートレンズとして50mmがラインナップされます。Eマウント版の初めてレンズシリーズになるでしょうか? それともしっかりと手ぶれ補正機能まで内蔵してくれるのか。。。ガラス口径を見るとずいぶん太いのでもしかしてF1.4とかあっかるいレンズにしてくれますかね!?

そうなんです。今回は焦点距離は発表になっているんですけど、F値までは明らかになっていないんです。

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Eマウントレンズ初のマクロレンズもラインナップ。こちらはガラス径が16mm単焦点とほとんど変わらないようなので、これは30mm F2.8とかになるですかね? 手頃な価格で出てくれると、おそらくNEXユーザーのほとんどの方が買われるのではないかと。。。APS-Cなので35mm換算で45mm相当になる画角があるので、これが事実上の標準レンズになる可能性も。

レンズ長が極端に薄いので私もこれが出たら標準装備にしそうです。

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そして、これがカールツァイスレンズ。焦点距離24mmでガラスの固まりみたいなレンズになりそう。

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デザインはまだ本決まりではないそうですが、これがF値も1.4とか1.8くらいにはなるんでしょうねぇ。Eマウント初のブランドレンズになるだけに、価格も気になります。SEL18200が10万円近くするのにあの大ヒットなので、これも10万くらいしても大ヒットレンズになっちゃうんだろうなぁ。。。24mmは35mm換算で36mm相当になるわけで、風景撮りでもなんでも使えそう。

そして、ここまで見て気づかれたでしょうか? 新発表のEマウントレンズ7本ですが全部フィルター径が同じみたいなんです。

ということは。。。

☆当店blog 10.5.28「わけあり?MCプロテクターが入荷しました」 
☆当店blog 10.5.27「事故発生 MCプロテクターはいりませんか?」 
☆当店blog 10.5.25「しまった! 遅かったか!!」 
☆当店blog 07.11.16「MCプロテクター『VF-MPAM』の話」  

はい、一連のお話を覚えているでしょうか? NEX-5が発売と同時に大ブレイクしてしまい、49mmのMCプロテクターが世の中から一気に蒸発してしまったんです。ソニーでも2ヶ月以上の欠品になってしまっていて、当店では在庫を追っている時に手違いで倉庫在庫を全部仕入れてしまうチョンボも。(>_<)

助けてくださったお客様には今でも感謝しております。(とは言え、その後品薄で全然買えなくなっていたので、結果的にラッキーだったと言ってくださる方ばかりで当店もハッピー)

ということで、これらのレンズが発売されると、またまた49mm径のMCプロテクターが在庫消滅する可能性が。。。

心配な方は今のうちに予備を購入しておいた方が良いかもしれません!?

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その当時はソニー純正以外でも他社製フィルターまで在庫がなくなったそうです。特に薄枠のものでないとケラレがでるので厚めのフィルターは使えなかったそうですし。

発売時期はどうも言葉のニュアンスを聞いていると年末までは待たせない、ということの様ですので、夏のボーナス商戦前には出てくることでしょう。早ければ4~5月発売くらいにならないかなぁ。

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そして、Eマウント用外付けフラッシュも参考出品になっています。フラッシュに電池を入れるフタが見えますが、サイズ的には付属フラッシュの容積の4倍くらいはあるやや大型のものになります。

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ちょっと離れて展示されているので、NEXボディとの比較ができないんですが、目測でそんなところです。今度のはバウンスも出来るようですし、フラッシュを使われる人には重宝されそう。

さて、ここまでは触ることができない展示でしたが、第3ポイントはこちらです。

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4月発売がアナウンスされている3Dハンディカム「HDR-TD10」です。レンズ、CMOSセンサー、処理エンジンがすべてダブルになっている本格的な3Dビデオカメラですが、これの実機がいよいよ一般初公開になってます。

映像を見るだけではなく、実際にカメラを触ることも出来ます。私もこれが初体験! で、これがすごい!

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使ってみるとわかりますが、もうとにかく完璧なんです。手ぶれ補正アクティブはしっかり機能して画面が張り付くみたいにピトッ、ヌメッってするし、ズームを使っても2本のレンズがしっかり同調していて不自然な感じは一切無し。

普通に最新型のハンディカムで10倍ズームの映像を撮っている感じで3Dの立体映像が撮れちゃうんです。だからなんだって思うかもしれませんが、いや、これ実際に手にとって使ってみると絶対に感激してしまうと思います。

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だって、この液晶ディスプレイが裸眼で3Dになっていて、解像度もすごいんですよ。画面が小さいのでハイビジョン並の画素数はないはずだというのはわかっていますが、左右の視差に分けたときのガッカリする解像感の減少がなく、感じとしてはまさにハイビジョンが立体になっている感じ。

立体感を感じるためのストライクゾーンはやはりディスプレイの正面でやや狭いエリアに固定されるのと、モニターに近寄ると立体感がなくなるようで老眼気味の人の様に30cmくらい離さないと立体感が乏しくなるんですが、それだけ気をつければ、もしかしたらこれは世界最強の裸眼3Dなのでは!?という立体感が味わえます。

このディスプレイで122.9万ドットだそうです。で、あればこれの4倍の面積のものを作って、裸眼3Dディスプレイとして発売してくれたら、それ3Dテレビとして十分成立しちゃうんじゃないですか!? これすげー!

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私が担当者だったら、この3Dハンディカムこそをメインに仕立てて、ずらっと揃えて展示すると思うんですが。。。動作しているのが3台だけだったので、もしもまだ試作機がコレしかないんだとしたらちょっと厳しいか。

しかし、3Dハンディカム。これって初物だからもう2世代くらい様子を見た方がよいのかなぁ?とか思うところですけど、いきなりすごい実力のものが出てくる感じです。

ハイビジョンハンディカム「HDR-HD1」が出たときと同じ様なイメージで、3Dもいきなり実用化段階にはいってきています。これで149,800円(販売予想価格)でしょ? 値段も最初からこなれまくっているし、3Dブラビアを買った人にはこれ、当店は全力でオススメをします。

特に小さいお子さんがいらっしゃるお宅には「もう一刻も早く買った方が良いです!」って言いまくると思いますので、ご覚悟を。近日中にショールーム展示も始まると思いますけど、これだけを見るために「CP+」に行くのもありかも!

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そして、一昨日発表されたばかりの高倍率ズーム搭載サイバーショット「DSC-HX100V」も登場しています。

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最大の武器は30倍ズームです。まずはこれがワイド端です。広角27mmです。

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がーっとズームをするとこれがテレ端の810mm、30倍!どこが写っているのかわからないくらいの超ズーム。私も500mmレフレックスを買ったばかりのときはどこをのぞいているのか検討がつかなかったんですが、使っているウチにこういうのは慣れます。この場合はブース反対側にある壁の説明パネルの一部が写っているんですが、すごいズーム率。

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コレに加えて手ぶれ補正機能や夜景手持ち撮影モード、HDR撮影などができるわけで、その手軽さから言うとデジタル一眼カメラよりも撮りやすさは上に思えます。これでカワセミとかの野鳥を撮りに行ったら楽しいでしょうねぇ。

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動画撮影も60pの撮影モードを搭載しています。この60p動画の画質に非常に興味があるし、画質的にどれくらい有利なものがあるのか見てみたいんですが、今回のCP+ではそういう展示はありませんでした。これも実機がやってきたときに自宅のブラビアで試すしかないかな。

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気になるボディサイズですが、50mm単焦点レンズを装着したα33(写真左)と、並べたところがこれ。DSC-HX100V(写真右)の方は電源を入れて沈胴レンズを前に出してあります。

大きさ的にはDSC-HX100Vの方が全体に0.5周りくらい小さい感じなんですが、グリップ部はα33よりもHX100Vの方が厚みがありニギリが太い感触になります。

それと想像以上にデザインがαチック。これはサイバーショットだからαのサブカメラにして。。。というよりはメインカメラにするサイバーショットです。DSC-HX100VとNEX-5を持ち歩くとどっちがサブカメラだかわからなくなりそうですね。

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まだまだソニーブースには見どころがあります。こちらはサイバーショットの「DSC-HX9V」です。プレミアムタイムに入場しているにも関わらず、ずーっと人だかりで実機を触ることができなかったんですが17時を回って、お客さんが帰り始めたところでやっと空いているのを見つけて触ってくることが出来ました。

いまだに「なんで29分しか動画の連続撮影ができないんだ?」って聞いているお客さんとかいたんですが、お願いだからその話は「DSC-HX9V」を置いて話してくれ(>_<)って思うんですが、どうも皆さん、HX9Vを握ったままで話をしたいみたいですね。

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まずは兄弟機種のDSC-HX7Vとのサイズ比較から。

DSC00044.jpg 電源オフ時

DSC00046.jpg 電源オン時

DSC00045.jpg 最大ズーム時

より手軽に使いたいから。。。という理由でHX7Vを選択される方も多いと思いますが、重量は208gと245gなのでそれほど大きくは変わりません。サイズもご覧のとおりで一見すると違いがないくらいなんです。

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サイズ的な違いがより出てくるとのがボディの厚みでしょうか? HX9Vの方がやや厚みがあるデザインになっています。

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この上にあるDSC-HX100Vと比較すると重量577gになるので倍以上の重さになります。DSC-HX9Vまでは「コンパクトカメラ」と呼んでも良いと思います。

   DSC-HX7V  DSC-HX9V  DSC-HX100V
 CMOS画素数  1620万画素  1620万画素  1620万画素
 光学ズーム  10倍
 25-250mm
 16倍
 24-384mm
 30倍
 27-810mm
 液晶モニタ  3.0型
 92万ドット
 3.0型
 92万ドット
 3.0型
 92万ドット
 手ぶれ補正  アクティブ  新アクティブ
(軸補正付き)
 新アクティブ
(軸補正付き)
 3D対応    ○  ○
 USB充電    ○  ○
 重量  208g  245g  577g
 販売価格  39800円  44800円  49800円

そのちょっとした大きさの違いだけで手ぶれ補正新アクティブ(軸補正付き)が搭載されるんです。縦横へのブレだけではなく、レンズ軸を中心とした回転ブレについても補正をしてしまう、新アクティブ。これがあるとないとでは大違いです。

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写真撮影の場合は気にしなくてもよいのですが、ハンディカム代わりに動画撮影を考えている方は、この差を知ったときに愕然とするはず。価格も5,000円しか違わないわけですし、もう何が何でもHX9V!

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そんな風に私一人が思っているのかと心配していたのですが、どうやらCP+での人気をみると、今回のサイバーショットで一番さわれているのがHX9Vみたいで、考えていることは皆さん一緒。って感じ。

まだ受注は始まっていませんが、争奪戦が起こるのはやはりDSC-HX9Vと見て間違いないみたいですね。

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ソニーブースの見どころポイントはまだまだあります。こんなに見どころの多いメーカーって他にはないんじゃないですかね。というくらい。続いては29,800円の3Dカメラ、3Dブロギーです。これも本邦初公開です。

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今回展示されているのは3台あるんですが、どれも実機をさわらせてくれるし持たせてくれます。

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見ての通り、内蔵されるUSB端子に変わったギミックがあり、スライドスイッチ一発でシャキン!と、出てきます。これのおかげで世界最速3D映像取り込みが可能になるのかも。

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で、早速撮影を楽しませてもらおうとしたら、これ、3つ並んでいるボタンのうちの一つに再生マークがついているだけなのがわかるでしょうか? これはまたイメージコンセプトのモックアップになっているようで、実際に撮影をすることがまだできないモデルだったんです。

あーん、なんだ残念。

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ただ、ここでデモの映像を見ることはできて、これが裸眼3Dになっています。23万ドットディスプレイを左右の視差に振り分けるので片目での見かけは11.5万ドット解像度の液晶画面になります。ずいぶん画素が少ないなぁ、と思われるかもしれませんが、はい、見た感じもその通りで左右の視差バリアが感じられる、いかにも裸眼3Dな画面。

先ほどの3Dハンディカムと比べるとだいぶ解像感が落ちるんですが、順番逆で先にこっちを見ていたら感動していたのかなぁ。。。立体感はしっかりあるので、撮影時のモニターとしてはこれで十分といえば十分。

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大体、これはカメラ機能付きで29,800円という激安カメラ。ま、これくらいが妥当な画質なんだろうなぁ、と納得。

というか、十分な立体感はでるので、おそらく、私もこれは3Dモニター用として購入すると思います。で、なにに使うかって話ですがブロギーでの3D撮影もそうですが、今のところ自宅には環境が揃っていない3D映像の再生用に利用することになると思います。

サイバーショットやデジタル一眼αで今までに撮影した3D映像を見る手段がまだウチにはないんです。まずはそれを楽しむためのディスプレイ代わりに使うぞ。3Dブラビアを買うまでの一時しのぎですから5万円も6万円も出したくないし、ということで29,800円(販売予想価格)は絶妙な価格設定とも思えます。

4月発売なのに、まだこんな展示で大丈夫なんですか?と、うかがったところ開発は順調に進んでいます。4月発売予定のまで今は進行していますとのことでした。えーと、これのメール登録ってしてたかなぁ。。。

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まだまだソニーブースには見どころがあります。コレも一般展示初公開になるはず。有機ELディスプレイ初採用のサイバーショット「DSC-TX100」です。

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ディスプレイに有機ELを使うとどうなるの? 屋外での視認性があがるの? 視野角は?と、いろいろご興味があると思いますが、私が見たときの一番の違いは発色の良さです。見比べではなく単体で見たときの色の鮮やかさが桁違いで、初めてAdobe RGB 100%再現のVAIO type Aを見たときと同じ衝撃でした。

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一度デジカメで撮影して、さらに色域の狭いPCディスプレイで見るとわからないとは思いますが、録画ボタンの赤いところが赤ではなくて蛍光色のレッド!って表示になっています。カラーマネージメントがどうなっているのかわかりませんが、色再現が悪いはずはありません。

写真再生が楽しくなるでしょうね。

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モード変更の画面もこんな鮮やかなデザインになっています。アイコンの下に写真が敷かれていて、デラックスなデザインになっています。

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そういえば、このモデルも60p撮影ができるんでした。画質とサイズのパフォーマンスで行くと、このモデルがもしかしたら最強のAVCHDカメラになるのかも。

再生に重きを置く方にはこのモデルがオススメ。有機ELディスプレイもあと1ヶ月したら発売になりますから、店頭でどこででも見られる様になるんでしょうけど、気になる方は今すぐCP+へ!

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★ソニーストア サイバーショット「DSC-TX100V」のメール登録はこちらから 

いい加減、もう書くことはないだろう!と思われるかもしれませんが、まだあります。ソニーブースの見どころ! 

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これは何かと言ったら、新型パーティーショット「IPT-DS2」です。パーティショットというのはサイバーショットを載せると自動で回転して被写体を探し、構図を自分で考えてタイミングを計って自動撮影するアクセサリーです。

これが今回はモデルチェンジします。

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新型は三脚が付属するとのことですが、付属する三脚はまだ非公開で、仮の台に乗せて展示されていました。

前面にボタンが付いているところが新しいのですが、これが撮影オーダーボタンになっており、これを押すことですぐに撮影に入るか、それともここを中心にパノラマ撮影をするのかが設定で選択できるようになっているそうです。

ここではパノラマ撮影をする設定になっているそうで、私の方を向いているときにボタンを押すと。。。

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なるほど完璧なスイングパノラマ写真が撮れました。考えてみたらスタンドを軸に回転しているパーティショットはスイングパノラマ撮影の名手ですよね。

これはナイスアイデアで、自動撮影をしない人も、このスイングパノラマ撮影のためだけに購入しても良いかも。

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背面にあるボタンは設定ボタン。これを押すとサイバーショットがお辞儀をしてパーティショット設定の画面になります。2011年春モデルから対応機種がチェンジするわけですが、そうか。。。スイングパノラマ専用機として買ってもいいかなぁ。なんせ9,800円ですからね。

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というところで、α33の貸し出し期限を迎えました。α33を一旦返しに入り口に戻ります。

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これがアンケートに答えるともらえるアルミのマウンテンボトルです。これ買うと高いんですよね。景品でよくこういうのプレゼントできるなぁ。しかもαロゴ入りです。

一生モノにしたいんですが。。。これ、塗装がよくはげるんだよなぁ。大事に使おうと思います。ちなみにこれはリクエストなんですが、カールツァイスは諸般の事情で難しいんでしょうけど、せめてGレンズのロゴとか入れてくれないですかねぇ。

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そのほか、こちらもEマウントがらみの話になりますが、レンズ交換式のNXCAMカムコーダーの展示などもあります。

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これは1月13日にサイバーショット、ハンディカムと同時にプレスリリースされていた「フィルミー」というPS3ソフト。AVCHD動画の再生・鑑賞用ソフトとなっています。プレスリリースを斜め読みしてAVCHD動画の編集をPS3を使ってガリガリやってくれるのかと思っていたんですが、そうではなくて、これはカメラ内の動画をいろいろな再生方法で楽しむというものだそうです。

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対応しているのは動画だけで、静止画は非対応。静止画用のソフトとしてはプレイメモリーズが用意されているので、それの動画版的な位置づけになるようです。

☆ソニープレスリリース『ソニーのカメラで撮影したAVCHD動画の管理・鑑賞ができる「プレイステーション 3」用アプリケーション「フィルミー」を提供開始 』 

静止画に比べると動画は整理も再生方法も大変ですから、こういうソフトがあると助かりますね。

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こちらも一昨日発表になった新サービス「αカフェ」の紹介コーナーです。まだ始まったばかりのサービスなので、今後の展開などの発表とかのアピールではなく、まずは存在をPRしているようです。

後日機能の実装として「フォトコンテスト」「アルバム作成」「動画投稿」「お気に入り画像登録」「ユーザーのフォロー機能」などを追加する予定だそうです。

フォトコンテストかぁ!入賞できる写真が撮れるかどうかもわかりませんが、どんな賞品が出てくるのかも楽しみ。たとえば。。。

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このマグカップとか欲しいんですけど。(^_^;)

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☆ソニー商品情報「α cafe」はこちらから

コンテストを楽しみに、せっせと今週末も写真をアップロードしたいと思います。まずは100枚目標!

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北川景子さんのバリ島バージョンのサイバーショットカタログも初見参。まだ販売店に送られてきていません。これにDSC-HX100V、DSC-HX9Vも掲載されているわけで、サイバーショット完全版のカタログになっています。

会場に着いたら是非もらいたいところです。

他にもプロジェクター機能搭載ハンディカムやα用外部ディスプレイなどまだまだ見どころいっぱいなんですが、CP+会場でしかみられないもの、というと。。。たくさんいらっしゃるソニーガールズの方々。ポートレート撮影とか全然やったことがないんですが、今回は挑戦してきてみました。

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最後のお姉さんはモデルさんというか、持っているNEX-3でスイングパノラマ撮影の練習をされていました。

きっとこの仕事が終わったら買っちゃうんだろうなぁ。α NEXを。(^_^)v

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以上、ソニーブースの紹介はここまで!

続いては個人的な興味で会場内をブラブラしながら気になったモノを紹介してみたいと思います。

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まずはオリンパスさん。NHKの趣味悠々や、ソニーのαレンズ特集でもおなじみの桃井一至さんがPENのアートフィルターについてトークショーを行っていて、それを拝聴させてもらってきました。

アートフィルターは撮影した写真にカメラが特徴のあるフィルターをかけてくれるもの。その気になればフォトショップで加工すれば良いじゃない、というものなんでしょうけど、ソニーαのHDR機能と同様で後からなんて手間がかかってやってられない、というノリもあり、このアートフィルターについてはソニーα、特にNEXでも搭載してくれないかなぁ、といううらやましい機能。

このアートフィルターについてのトークショーを今年で3年連続で聞いてしまっています。

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ちなみにこちらのブースでは撮影した写真のWEB掲載はお断り、ということになっています。

※今回の写真については特別な許可をいただいて掲載しています。

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ですが、オリンパスさんのサイトでなんとUstream中継をしているそうで、公式ホームページでこれらのトークショーは見放題なんです。

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帰ってからチェックしてみたら、私が拝見したトークショーもご覧の通りストックされていて、いつでも見ることが可能なんです。

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このミラーレス機についてはやはり先に登場したオリンパスPENの方が一日の長があり、展示を見ても使ってみたくなる感があるんですよねぇ。これをマネするわけではないんですが、わくわく感は私も一緒に楽しみたい。

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ちなみに桃井一至氏のプレゼンマシンもVAIOです。名前の通り桃色のVAIO Wピンクをご愛用。会場内のVAIO率、まだまだ高いぞ。 

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こちらはエプソンさんのコーナーだったかな? 何気ない展示ですが、なるほど引き出しのあるデスクを用意して、その引き出しの中にプリンタがらみの小物を全部しまうようにすると、そこがワートワークの作業場にできるんですね。

これは真似したいなぁ、と写真メモ。

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会場の一角に矢野直美さんのコーナーがあり、駅弁の紹介があります。

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タイアップして紹介していた駅弁をここで販売していて食事をすることもできます。なるほど、ここでお昼ご飯というのも良かったかも。

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こちらはカシオさん。アートフィルターではなくこちらはHDRを使ってさらにそれをどぎつくいじってアート作品にしてしまう、という機能があるそうで、これも面白いですね。

写真ではなく、こなると絵画。

すでに写真はリアルに撮るというのを突き抜けて、いかに自分らしさを表現するかというツールになりつつあります。

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会場内でソニーブース以外の場所でもNEXをみかけます。こちらはギズモショップさん。フィッシュアイコンバーターを展示していました。フィルター風に16mm単焦点へネジではめるんですが、こういうアクセサリーも増えてくると嬉しい。

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ビクターさんのブースでもNEX-5発見!と、持ったらどうも違うみたいです。ビデオカメラなんだそうですが、これ、どうみてもNEX-5ですよね。

うーん、NEX-5+SEL18200で勝負したい。(なんの?)

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こちらは望遠鏡工業会のブースで行っていた天体撮影講座。フリーソフトで「RegiStax」というソフトを使い、100枚以上の写真、もしくは動画を使って画像を解析させてより解像度を上げるという技術をデモしていました。

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ぼけぼけの映像なのにそれをPCで処理させて劇的に解像度をあげるというものなんですが、これはすごい。星ばっかりではなく、地上でもこれは利用できないかなぁ。

たとえばウチから見える東京スカイツリーなんですが大気の揺れとかでぼけてにじんで見えるし、それをAVCHD動画で撮影して解像度を上げることができるなら、それは挑戦してみたい! 新しい遊び方の発見です。

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こんなすごい望遠レンズとかもあるんですが、興味津々。どうやら私は望遠レンズが大好きみたいです。

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会場内では女子カメラのブームもあって、可愛い写真のオンパレード。カメラショーというとメカメカしく感じられるですが、こういうコーナーがあるとハードウェアばかりではなく、扱う側の人間、ソフトウェア的な進化も感じられてなごみます。

今回もたくさんの写真撮影についてのヒントをいただいてきました。

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最後はこちらのブースの紹介です。私は東急東横線を使ってみなとみらい駅までやってきたんですが、Pasumoを使っている人はこちらに立ち寄ると抽選会に参加できるとの情報をTwitterでゲット。

場所はパシフィコ1Fで入場受付の手前にあります。

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一緒に行ったkanchinさんと挑戦してみたんですが、結果は二人とも外れ。あれれ、普通はこういうのって外れ無しとか当選率を上げてくれるモノじゃないんでしょうか!?(^_^;) ガチ抽選で外れてもなにももらえません。

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当たるとこうした定規とかボールペン、クリアファイルがもらえます。定規のコレクションを密かに始めていたので欲しかったんですが。。。残念。

悔しかったので帰りはJRに乗ったのは言うまでもありません。

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18時に蛍の光を聞いて会場を後にしました。

その後、CP+恒例となっている関係筋、情報筋の方との飲み会へ。麺房亭というお店で昨年もお邪魔していたんですが、ここもご主人が味のある方で素敵なんです。

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こちらが「幸せのサラダ」というもので、大豆がはいっているのが特徴なんですが、なんだろう、普通にそこらで食べられる味ではなく、これが絶品。毎日食べたいくらい!お気に入りメニューに入ってしまいました。これはレシピを聞いても無駄なんだろうなぁ。。食材が違う感じがします。

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こちらはプロシュート。本物の生ハム。

普段は味より量の私ですが、ここのお店に来ると量より味、スローフードでゆっくりとちょっとずつ食べたくなります。昨年もここのお店に来ていて、さて、今年はどこのお店にしようか?って話していたんですが、私の希望でここにまた来させてもらいました。

誰にでも勧められるお店ではなく、ちょっとクセがあると思うんですが、ここははまる人にははまると思います。

パシフィコ横浜からはちょっと遠いんですが、気の向いた方は是非。

長い長いイベントレポートでしたが、最後までおつきあいくださってありがとうございました。

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☆ソニー報道資料『カメラと写真映像の情報発信イベント「CP+(シーピープラス)」ソニーのデジタルイメージング商品の出展概要』

 

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