2010年スタート! ソニーの3Dエンタテインメント

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新ブランドイメージと同時に、もうひとつ、ドイツから大きなニュースが入ってきています。来年より、ソニーからブラビア、BD対応機器、VAIOにて3Dエンタテインメントが始まるという話なんです!

3D映画は今年からちらほら見るようになってきましたが、いきなり来年には家庭内に来ちゃうんですか!? 3Dが!

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「3D」という言葉を聞いて、20世紀少年世代の人達がイメージするのって、きっと赤と青のメガネじゃないでしょうか? 私もなんとなくそんなイメージがあって、3D=映像が汚い、なんて想いが頭の隅にこびりついて離れません。

20年くらい前にほんの一瞬「3Dうつるんです」というカメラも出ましたが、あれも裸眼で見られるモノのお菓子のおまけみたいな立体映像でちょっとがっかりしていたりして。

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ところが、今年になって、うちの近所の映画館で3D上映がスタート。しかもディズニー・ピクサーの「ボルト」という映画だったので、せっかくだし!ということで3D体験をしに映画館に。

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リアルDという、黒縁のめがねをかけて楽しむ、というスタイルだったんですが、これが普通に高画質な立体映像を楽しめます。イメージ一新。2時間近い長編映像を立体で見たのは初めてでしたが別に目が疲れることもなく、いたって普通に映画を立体映像で楽しめた感じ。

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CGアニメーションですので、リアル感がどうこういうレベルではないんですが、これで映画を楽しむというのは全然ありじゃないですか!?

そうか、デジタルハイビジョンによる高画質化の次は、この3Dなのか!

という風に思ったのが8月1日の話でした。

☆当店blog 09.8.1「3D映画『ボルト』の話」

(調べて見るとディズニーは「センターオブジアース」なども3D上映をしており、数年かけてここまでもってきていることも後から知りました。) 

 

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で、ソニーの話によると、この3D映像が楽しめる映画館は、現在7000スクリーン以上に増えているそうで、知らない間に一気に3D映像の映画館って増えていたようです。そういえば、もう1館映画館が近所にあるんですけど、そっちも3D対応になっていました。

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3D上映の映画は入場料が2000円。他の作品が1800円ですので200円高になるわけですがそれがこのメガネ代ということになります。理屈はよくわからないんですが円偏光という方法でスクリーンに映像を上映しており、その円偏光パターンがプリントされたメガネで見ると左右の目で違う映像が楽しめるということの様です。

たったこれだけのことで、これだけ高画質な立体映像が楽しめるのはすごいなぁ。

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映画館で上映するソフト制作が3Dになると、次はソフトも3D、テレビも3Dというのが順序になるわけですが、2010年、来年にはソニーが家庭内に3D映像をお届けするとのこと。

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発表によるとソニーの3Dブラビアではフレームシーケンシャル表示方式とアクティブシャッター方式メガネを採用とのことです。フレームシーケンシャル表示というのは左右の映像を1フレームずつ表示して、それを左右の目で違うタイミングで開くシャッターを搭載したメガネで見るというスタイル。

みればサングラスをしてテレビを見ているかのような映像がソニーさんでデモとして用意されていました。

 

なんだ、裸眼で立体映像が楽しめるわけではないのか、なんていう方もいるかもしれませんが、私の知る限り、裸眼で高画質な3D映像を実現した例は見たことがありません。それよりも画質を犠牲にせずにメガネで立体映像を実現してくれた方が個人的には魅力に思えます。

映画館で採用しているリアルD方式だと、レンズ面のプリントだけで済むし、話によるとレイバンからおしゃれなリアルDメガネも製品化されているなんて話も聞きます。そのノリで、度付きのリアルD方式のメガネとかが作れて、細いフレームでかけ心地のよいメガネとか買えたらなぁ。。。なんて思っていたんですけど、アクティブシャッター方式だと機構上、ちょっとそういうバリエーションを期待するのは難しいのかな?

ちなみに、この3Dブラビアの話ですが、ソニーだけの話ではありません。

☆インプレス AV Watch 09.5.28「HDMI 1.4の登場が与えるAV機器ユーザーへの影響」

この記事の中でHDMI 1.4へのバージョンアップの話が語られていて、2010年末の年末商戦ではHDMI 1.4で実現する双方向通信や3D映像を実現する製品が登場するはず、と予告されていました。

なるほど、HDMI 1.4になるとWEB回線の接続が必要なくなるのでLAN回線とか引かなくてよいんだ、とか、双方向で通信ができるのでブラビアリンクでつながったブラビアとAVアンプでのテレビ音声の引き回しを光ケーブルなしにHDMIだけでできちゃうのか!という発見があったんですが、それよりもなによりもやはり3D映像ですよね。

現在、3D映像の伝送フォーマットにはいくつかの種類があるそうですが、それをすべて取り入れているそうで、対応するブラビア、BDレコーダーなどがあれば、それで3D映像が実現するそうです。

しかも今日のソニーの発表によるとVAIOも対応ということなので、これ、静止画の3D映像とかだったらすぐに実現してくれそう。

 

そう、いざ、3D映像!と言っても最初のウチはディズニー作品くらいしか立体映像コンテンツが思い浮かばなくて、いつも2Dの映像を楽しみつつ、ごくまれに3D映像を楽しむ、みたいなスタイルがしばらく続きそうな気がしたんですけど、VAIOを使って自分で立体映像を作れるならちょっと話は別。

いよいよ、本当に立体映像のブームが来そうな予感がしてきました。

しかし、こんなすごいモノ発表してしまって。。。今年はもしかして、ブラビア新製品って発表がないんですか?(^_^;)

 

☆ソニープレスリリース「2010年、ソニーが家庭に届ける3Dエンタテインメント」

 

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