東海道53次ソニーの旅シリーズ01 日本橋~品川編

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当店blogの新企画です。


ソニースタイルさんでは7周年記念キャンペーンページを公開して、誕生7周年のお祝いイベント!って感じになっていますが、ウチもインターネット業務をスタートしてこの2月で10周年を迎えています。


さすがにソニースタイルさんみたいにAV15%OFFクーポンをプレゼントするような太っ腹な企画はできないんですが、10周年記念イベント!ってことで、新しい旅に出て製品レポートをすることにしました!


題して「東海道53次ソニーの旅」!




東海道は日本橋をスタートして、京都・三条大橋まで続く、日本五街道のひとつ。1601年(慶長6年)から7年間かけて徳川幕府が整備した街道です。全長492kmあるそうです。


江戸中期には弥次さん、喜多さんで有名な「東海道中膝栗毛」が伊勢参りに行ったり、江戸後期には永谷園のお茶漬けで有名な?「東海道五十三次」の版画なども、あります。


ここでまた「サイバーショット・四国八十八ヶ所スタミナテスト」みたいなことをできれば良いんですが、その八十八ヶ所巡りで今年の分のロケ予算まで全部使った事情もあります。


先人達のさまざまな遺産が残された道を、今回は実際に歩いて旅をしながら旅の記録の様子を「ソニー製品」で記録してみたい!という、超低予算で挑戦してみたいと思います。



で、まずはスタートの日本橋。日付は2月20日の朝6時。始発電車でやってきて、この時間でした。



一応、ガイドブックなどもあり、それによるとこの日本橋を「ななつ」に出発するそうで、今の時間に直すと朝4時になります。で、ここを出て品川宿につく頃に明るくなるとのことです。




これが現在の日本橋。上には首都高速が走っており、橋自体も、これは江戸時代のものではなく1911年(明治44年)に架けられたものになります。



なお、今回の旅の相棒は新型ハイビジョン・ハンディカムの「HDR-HC7」です。レビューの様子はメルマガ、店員の声などでご覧いただくとして、こちらのblogエントリーでは「HDR-HC7」で撮影したハイビジョン映像から切り出した、静止画だけで構成していきたいと思います。


頭のタイトル写真を除いては、全部HDR-HC7の動画からのキャプチャー映像だけです。途中で出てくる地図についても、GPS-CS1KというGPSユニットキットを一緒に持ち歩いているので、それと同期して地図データを作成しています。


ハイビジョン・ハンディカムだけで、構成しているblogエントリーです。




さて、この日本橋の話に戻りますが、ここは日本の道路の起点であることは江戸時代から変わりません。橋の中心を見上げると首都高にかかるこんな目印があり。。。




その真下には「日本国道路元標」というものが埋め込まれています。これを自分の目で見てみたかったんですが・・・




これ、本当に道路のど真ん中にあるんです。夜明け前の交通量が少ない時間だったので、こうして無理して道路の真ん中に来てしまいましたが、普通の時間ではここに来ることはできないですよね。


早起きは3文の得、をした感じです。(^_^)v




橋のたもとにはこの様な「日本国道路元標」についての説明があったりします。




また、日本の道路の起点ということもあり「日本の道100選」に選ばれている旨の案内も。。。


普段、なんの意識もせず通り過ぎていた道路なんですが、こうして観光気分で立ち寄ってみると、いろいろな発見があります。読み物いっぱい。




で、これが歌川広重氏の版画「東海道五十三次」の版画、日本橋です。大名行列の先頭が橋を渡っていて、その手前を市場の魚を運ぶ町人が通っていますね。


さしずめ、今だったら総理大臣が通るところとかの写真を撮れれば良いのでしょうけど、そこまで忠実に再現はできません。




はい、これが現代の「日本橋」って絵です。

これから53次の版画の風景を現代と見比べて行ってみたいと思います。デジタル一眼のα100も持ってきていますので、ちょっと角度を変えてパシャ。さぁ、53枚の写真を撮るぞ!



などと、遊んでいたらすでに時間は6:40になっています。日の出が6:20なので、もう夜が明けてしまっていますね。


では、日本橋を後にして、記念すべき、ソニーショップ・カラーテック誕生10周年記念レビューレポートの旅、東海道53次のスタートです!




日本の道路の起点、ということで国道1号が通っているんですが、最初の交差点でもう国道1号は右折してしまいます。ここからは国道15号を歩いていきます。




交差点を渡ると。。。あ、あれが東京駅です。昨年末にはあそこから京都まで新幹線で行きましたが、今度は歩きで行きます!




で、この東海道なんですが、歩いていると、こんな案内板が至る所にあります。麹町にいたときも、日本テレビさんの前に二番町の案内板がありましたが、こうしてテーマを持って街道沿いに歩くと、意味があるようにつながって読めるようになっているんですねぇ。


うーん、普段見逃しているものが、目につきまくります。




さて、ここは京橋。日本橋と対になってつけられた名前だそうですが、今は川は無くなっており、この石碑だけが残されています。ここをくぐると。。。



はい、ここからは日本一の繁華街、銀座です。




ここまで歩いて20分。




ティファニーなどのブランドショップが並びます。



ここは銀座2丁目あたりみたいですね。




銀座にも、この様に石碑などがあり、単なるビル街を歩くだけになるのかと思いきや、昔の姿をこういうものを読むことで想像することができます。昔、この辺りに銀貨の鋳造所があったそうで、それで「銀座」という名前がついたみたいですね。


なるほど、山歩きも楽しかったんですが、こういう歴史をたぐる街歩きも楽しいかも!




そして、ここは銀座4丁目交差点。日本で最も地価の高い区画です。



おなじみの時計台の反対側には、向こうをはってカシオのGショックのデジタル時計とかも見えます。時代ですねぇ。




ちょっと有楽町駅側に目を移せば、ちょこっとだけ銀座ソニービルショールームも見えます。いつもお世話になります。m(_ _)m




そのまま銀座の町を通り過ぎれば。。。




はい、そこは新橋です。東京駅からは2駅目になります。写真に見える巨大な渡り廊下は、ゆりかもめの新橋駅です。ここ10年くらいで、一気に風景が変わっています。



このゆりかもめに乗れば。。。ソニースタイルショールームがある、お台場に行けます。あとで帰りに寄ってみようと思います。




気温は7度。歩いているので、あまり寒さは感じません。




そして新橋を通り過ぎると、急に看板などがなくなって、ビジネス街になっていきます。




時間は7時42分。日本橋から歩いて1時間で浜松町に到着です。あちこちの看板を読みながら歩いているので、ちょっと時間的には遅いかもしれませんね。




浜松町の駅を左に見ると。。。あの巨大なビルは貿易センタービルですね。



20代の営業マン時代はこの駅にもよく足を運びました。




6時台にはあまり人もいなくて、歩きやすかったんですが、8時近くなってくると出勤する方々でいっぱいになってきます。




ここは浜松町近くのガード下。



下が運河になっているんですが、そのまま海に通じているってことなんですね。船がいっぱい停泊しています。




浜松町を通り過ぎて田町までくると、またまたでっかい石碑を発見!



地図上では道の右側を指していますが、本当は左岸です。今までの石碑などもそうですが、この街道沿いに歩くなら道の左側を歩いた方が良いかも。ほとんどのモノが左側に置かれています。




ここで、西郷隆盛と勝海舟が会見して、江戸の人たちを火から守るために、どうたらこうたらって書いてあるんですが、うーん、歴史の勉強をさぼっていたので、こういうのがさっぱりわかりません。


学生時代、ちゃんと勉強しておけば良かった。。。って、こういう時に後悔します。




ちなみに、当時はこの会見場所の裏はすぐ海だったとあるんですが、だいぶ埋め立てられましたね。山手線も新幹線も向こう側にあるんです。




さて、今回の旅のガイドには、こんなガイド本を用意しています。一応、下見して、今回のコースになにがあるのか下調べしてから歩いています。次は「札の辻」ってなっているんですが。。。




はい、近くまでくるとあちこちに「札の辻」の文字が見られます。ですが。。。




この信号の名前が「札の辻」ってだけで、「札の辻」の石碑とか跡を見つけることはできませんでした。



うーん、なんか寂しいですね。




ということで、田町も通り過ぎて、またまた歩き始めます。ガイドブックによると、次が最後の見所ってことになります。




最後の見所は「高輪大木戸跡」です。




「大木戸」っていのは何かというと、そのまんまなんですが、ここに江戸時代前半は大きな門があったそうで、夜間はここを閉めて治安を守っていたとか。



日本橋を出て旅をする人の見送りも、大体ココまでだったそうで、いわばここから内側が江戸、ここから外はいよいよ旅の本番というところみたいです。




残っているのは、このわずか長さ5mほどの石垣だけなんだそうですが、それを遠巻きにするように歩道が造られています。


そういう意味をみなさん、ご存じなのかな?


 


ちなみに日本を最初に測量した伊能忠敬さんですが、彼が測量をするときに基点にしていたのも、この高輪大木戸だったそうです。日本の地図の作成はこの地からはじまっている!って思うと、なにかまた感慨深いモノがあります。


 




で、その先にはなんか見覚えのある風景をみつけたんですが。。。




ここは私の大好きなホイチョイ映画「メッセンジャー」で、品川駅向こうに行くときに近道に使っていた、ちょっとポイントの場所。実在するとは聞いていましたが、高さは1.5mあるので、タクシーも普通に走れるみたいです。


演出のためにちょっと脚色しているんですね。




そして、その反対側には「泉岳寺」という有名なお寺さんがあるとか。




営業マン時代はこの通りも麻布へ抜けるために何度も通っています。ですが、こうしてゆっくり歩いての旅で通ったことはありません。何があるのか、ちょっと立ち寄ってみましょう。 




通りを渡ると案内看板があるのですが、ふむふむ。あの有名な「忠臣蔵」の主役達、赤穂浪士が眠るお墓があるんですって!!




年末になると、毎年の様にドラマ化されていて、すっかりフィクションの様な気がしていましたが、そうです、あの話はノンフィクションなんですよ。



ちょっと東海道からは寄り道です。




お寺さんの入り口には大石良雄(よしたか)の銅像が。。。大石内蔵助って名前じゃなかったっけ?って帰ってきてから調べてみたら、赤穂藩国家老が代々受け継ぐ通称が大石内蔵助って名前なんだそうです。


知りませんでした。




で、その赤穂四十七士が眠る墓がココ。主君である浅野内匠頭長矩のそばに47人がひとつになって、埋葬されていました。


普段、通っているところに、こんな場所があったなんて。




で、また国道15号に戻ります。最初の宿場「品川宿」はこの品川の新しいビル群の向こう側です。




品川駅につきました。時間は9:16です。歩き始めて2時間半。


江戸時代の方々の健脚では2時間くらいで品川宿についていたそうですが、あちこち寄り道している割には結構早いかも?




品川駅を過ぎると、いよいよここで国道15号とお別れです。




ここで八ツ山橋を渡り、JRを横切ります。この写真は10階建ての都営アパートからの景色です。



さぁ、なんか気分的にもいよいよ江戸を離れた、って感じになってきましたね。




で、ここから先、歩いても歩いても、なんか東海道を感じさせる碑とか案内看板が出てこなくなります。あれれ? 道を間違えたかな?




この新品川橋を渡ったときにそれがわかりました。




橋1本上流側のものの方が、やけに立派に見えます。なんか休憩所みたいなものも見えるし。




ということで、道1本分、上流に移動してみたら。。。




なるほど、やっぱりコッチが東海道だったみたいです。八ツ山橋を渡ったらそのまままっすぐ行くのではなく、商店街にはいる道があって、そっちが東海道だったみたいですね。


一応、今回のゴールはその品川宿にするつもりだったので、ちょっと道を戻ります。




で、商店街の中程に見つけました。




なんかいかにも宿場って演出がされているので、ここを通れば一撃でしたね。




ここが品川宿 本陣跡だそうです。本陣というのは、大名などが泊まる宿で、京都から江戸に上ってくる大名さんには、ここが最後の宿場だったそうです。




これが歌川広重の品川の図。大名行列の最後の部分が描かれて、その品川宿に消えてゆくという感じになっています。その宿が本陣だったとすれば。。。




この辺りが、その版画の描かれているところってことになりますね。今は商店街の中にある公園になっていました。



はい、これで東海道53次の最初の宿場「品川宿」。今回のゴールです。




「品川宿」の写真も撮りたくて、あちこちウロウロしたんですが、うーん、天気も悪くて雨も降っていますし、良い景色が見つけられないですねぇ。


次回、またこの品川宿から出発することになるので、αの53次写真はその時に再挑戦です。



ということで、今回のルートがこちら。距離にして約7.8km。万歩計の歩数では約17,000歩。到着が10時なので、約3時間かかった計算です。ウォーキングとしてはそれほど大した距離でもありません。


しかし、これは楽しかった!


スタートとゴールだけ決めておいてただ歩くだけでなく、ちょっと下調べしただけで、これだけの見所があり、しかも今回は写真ではなくビデオで撮ってきているので、それも楽しさを盛り上げてくれた要因です。


なんとなく、これで東海道探索の旅の楽しさも見つけられたし、続けられそうな気がしてきました。


さぁ、行くぞ! 京都・三条大橋まで!!


 



今回の旅の記録はハイビジョンハンディカム「HDR-HC7」を使っています。


 


●この続き、品川~川崎編はこちらから


 

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