分散コンピューティング BOINCに挑戦!
以前、メルマガで一瞬だけ紹介したことがあるんですが分散コンピューティングの「SETI@home」っていうのをパソコンにインストールしたことがあります。
分散コンピューティングっていうのはたくさんのコンピュータに計算をお願いして結果をサーバーに集計させて何台分ものパワーをいっぺんに使ってしまおうって感じのモノ。「SETI@home」では電波望遠鏡の受信データをちょっとずつ分割してインターネットを介してパソコンに配信しており、専用ソフトをインストールしておけば、スクリーンセーバー画面として動作し、パソコンのCPUパワーが空いているときにその電波望遠鏡のデータ解析をさせる、って仕組みになっています。
これが全世界で行われていたわけで、もしこれで自分のパソコンが宇宙人からの電波を発見したら、共同発見者として名前を連ねさせてくれる。。。という噂があるようです。スクリーンセーバー代わりということなら。。って感じで、私も自宅のパソコンにインストールしていました。
で、このSETI@homeの計算ソフトが今度新しくなったとか! その名もBONICというシステムを使うらしく、今まではスクリーンセーバーとしての利用だったところがより効率化して、常時空いているCPUパワーを使って計算するとか。。。さらに複数のプロジェクトへ同時に参加できるとか。。。この分散コンピューティングというのはこの宇宙人からの電波探しだけではなく、他にもいろいろあるとのこと。。。早速挑戦してみました。
ちなみに「SETI@home」のBONICについての解説はすべて英語のホームページになっています。@nifty翻訳とかを使いながら読んでいただくと、難しい話はともかく、なんとなく話はわかりました。
手順としてはまずはParticipate in SETI@homeってところで新しいアカウントを作成。すぐに自分のメールアドレス宛に返事がきます。それはひとまずとっておいて、その後にBOINCのソフトウェアをダウンロード。で初回起動時にURLとIDを聞いてきますので、そこでメールに記載されているデータを2つ打ち込むと。。。これであとは勝手に計算をしてくれるってわけです。
先週はかなりサーバーが混み合っているみたいでデータを全然ダウンロードさせてもらえなかったんですが、今週は比較的順調にデータをサーバーからもらってきて、Myバイオが一生懸命計算をしてくれています。
他にも「climateprediction.net」というプロジェクトも現在進行しており、あまり意味はよくわからないのですが、世界の天候の予測データを計算させてもらえるみたいです。
お互いに混んでいるとなかなかデータをもらえないので、ちょっといらいらしたりするんですが、この2つを併用して参加することにより、ほぼ全部の無駄な時間を世の中のために提供できることになります。
どこにもその道のプロというか、がんばってらっしゃる方はおりまして、これら分散コンピューティングの計算量も提示されているため、何台ものコンピュータを使ったりして計算量を競っているシーンもあります。
またチームという概念もありますので、好きな人たち同士で合計計算量を出して、それで世界に挑むことも可能。私もチーム「Buta-san」っていうのを一人で作ってみました。
ちなみにこの予想天気プロジェクトの方は2.80GHzのP4で1パックのデータ処理必要時間が550時間くらいになります。かなり処理には時間がかかりますのでお気をつけください!!
Fgmt
2004年11月18日 @ PM 9:45
おお、すごいですね。
新しいモジュールもカッコイイ・・・。
でも、本当はグラフィック無しのタイプが、一番早いんですよね。
daizo
2004年11月18日 @ PM 10:06
BOINCにしてスクリーンセーバーを無しにすると早いかも。
自宅の「VAIO type M」にインストールしたらモバイル
Pentium 4 のファンがすごい勢いで回り始めたので
使うのをやめました。
HT対応のパソコンで使うと2つの計算を同時進行で
行ってくれるみたいです。