ソニースタイルのキャッチコピーが「妻と一緒に使える、頼れるニュースタンダードカメラ」となっているのが、こちら新型サイバーショット「DSC-W120」です。

 

昨年もそうですが、サイバーショットで同時に発売されるとプラットフォームがほぼ同じというか、基本機能は一緒で外観によって機能が微妙に違っていたりします。ただ、このDSC-W120は新型モデルDSC-T300と機能面もちょっと違っているようですので、そういうところをチェックしてみます。

まずは一番注目される「新スマイルシャッター」関連の機能ですが、これはDSC-T300と同等のようですね。大人と子供の顔を別に認識したりするのは一緒。ちなみに従来モデルでは多人数の顔を認識した場合、スマイルシャッターではどれか一人にセンサーを固定して、その人が笑わないとシャッターが切れなかったようですが、今回は認識している顔のひとつが笑えばそれで感知するようです。

 

で、個人的にこのDSC-W120の方がT300よりも良いんじゃない！？と、思えるのがこのモードダイヤルの搭載。DSC-T300はタッチパネルになっており、操作方法を一通り分かっている人であれば、操作は便利にできるんですが、こうしてハードウェア的にモード切替のダイヤルがついていると、より操作はしやすいはず。

そのモードダイヤルに見慣れないマークがふたつあって、ひとつが「EASY」マークです。T300にも搭載されているシンプル表示モードで操作できるのは撮影画像サイズとフラッシュ、タイマーのみと。操作方法がわかっていない人にカメラを貸してあげるときも「とにかく、このモードダイヤルをEASYにして使えば大丈夫！」で、とりあえず撮影はできるわけですね。

ちなみにオートモードでフラッシュの有無の操作方法を覚えるのとどっちがカンタンなんでしょうね。

そして、見慣れないモードその2が「スマイルシャッター」です。従来のT200、T70、T2ではモード切替からシーンセレクションに入って、そこでスマイルシャッターを呼び出す、という、ちょっと知識というかテクニックが必要というか、私も最初にいじったときは一発で呼び出すことができないところにメニューが合ったんですけど、これなら一撃で使えます。

ソニーのサイバーショットを使って、人前に持って行くと今は「スマイルシャッター」を使ってみたい！という人がわんさかいますから(^_^;)これなら操作を知らない人でもすぐに使えます。

これはT2ユーザーの私が見てもうらやましい機能です。

それと、このカラーバリエーションも品位を損なうことなく、なんか綺麗にまとめていますね。ボディカラーだけでなく、沈胴式レンズの根本部分がしっかりボディカラーと同一になっているみたいです。

その他、T300と比べると画素数がT300が1030万画素に対して720万画素。これは価格レンジ的にそういう設定になっている感じなんでしょう。

起動時間がT300の約1.9秒に対してW120は約2.0秒。電源投入のたびにレンズが競り出てくるW120がT300と比較してこれくらいの時間差で撮影可能になるというのは逆に早いのかも。T300では虫眼鏡モードというスーパーマクロモードがあるため1cmまでの近接撮影ができるんですが、沈胴レンズ搭載のW120では通常のマクロモードまでしか搭載されていません。そのため近接撮影は4cmまで。

あとはT300の3.5型液晶が2.5型液晶になるなどの違いがハードウェア面ではあります。

ソフトウェアでもT300の目玉機能である「おまかせシーン認識」がありません。その分、シーンセレクションの切替が可能なモードダイヤルがあるって考え方ができます。Dレンジオプティマイザーもプラスモードこそないものの、スタンダードモードは搭載。なので、DSC-T300と比較すると劣っている面が目立つモノの、DSC-T200に新スマイルシャッター、カンタン撮影モードが搭載されたモデルと考えるとわかりやすいのかも。

光学ズームは4倍ズームになっているので、上位機種のDSC-W200よりもより望遠が効きますし、なによりもこのモデル、スタミナ性能があり、T300の約260枚撮影可能に比べて、約350枚の撮影が可能というのが魅力。

価格差がT300と比較して2万円も違うモデルとは思えません。(^_^;)

 

ソニースタイルでは本体価格27,800円で販売予定。Camera Style Spring Campaign特典ではおそらく3,000円前後のソニーポイントがプレゼントされることになると思います。2月下旬から受注開始となっており、現在はメール登録を受付中です。

ソニースタイルサイトには製品ページの用意もありますので、T300よりもこちらのW120に気合いを入れているみたいです！

 

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