第2回 宇宙ステーションを撮るぞ!
昨日に引き続き、今日も宇宙ステーション撮影に挑戦してみました。
JAXAにある「ISSを見よう」のコンテンツをみると、今日も関東は見所の時間があるんです。時間は20:06頃から20:10までの約4分間。広島・四国上空を宇宙ステーションが通過するそうで、それの撮影タイミングがやってきます。
宇宙ステーションは自分で発光するものではないので夕暮れ、夜明け前の数時間で空が暗いところを太陽の反射を受けて明るく見えるときがチャンスというもの。さらに天気がよくて、なるべく関東上空を飛んでくれるときに撮影チャンスがあるんですが、今日もまぁまぁのコンディションです。
急いで自宅へ帰って準備をしました。
用意したのはα550+SAL500F80の望遠レンズセットと、α350+SAL1118の広角レンズセットです。α350は懐かしいですね。α550が昨年の秋にやってきてからはすっかり防湿庫でじっとしている日を過ごしているんですが、α550がなんらかのトラブルを抱えた時のために、バックアップで待機しているのと、今日みたいな日にどうしても2カメ体制にしたいときに登場してきます。
今まで使っていたカメラのボディですが、下取りに出してもあまり値段はつかないし、それよりはこういうときのために残しておいてあげた方が役に立つんですよね。
α350の方は三脚に固定してISSの航跡を記録。α550の方は手持ちで使って連写して宇宙ステーションの形をなんとか記録してみたい! 今日はちょっと遠くて条件が悪いんですが、まぁ、練習です。練習。
宇宙ステーション撮影は流れ星と違って運に頼って撮影するわけではなく、確実にスケジュール通りに予定通りの航路を通るのがおもしろいんですよね。天気さえよければ絶対に見ることができます。
今回も20時にベランダに出て練習撮影。昨夜は一発本番だったため、露出があわずに大失敗でしたが、意外と明るいこともわかったので、今日は暗めの露出にして、また30秒露光で広角撮影。その結果がこれでした。
わかりずらいですねぇ。本当にうっすらとなんですが画面中央部に細い横方向の線が入っているのがわかるでしょうか? これが宇宙ステーションの航路です。西の空から南の空へ3~4分かけてゆっくりと移動していきます。
明るい点がゆっくり移動するので、これなら撮れるだろうと、ISO感度100まで下げて、絞りはF8、30秒じっくりと撮っているんですが、どうやらISO感度を下げすぎたみたいですね。あまり航跡は残っていませんでした。もうちょっと感度を上げた方がよいみたいです。
それと、もうひとつ。望遠レンズの方ですが、こちらも前日の反省を生かして、より高速シャッターを切ってぶれなくすること。それとフォーカスをマニュアルにしておいて、シャッターを連写で切りながら、ちょっとずつフォーカスをマニュアルで調整して、偶然、ばっちりピントが合っている瞬間を探してみよう、という作戦。
シャッター速度は手ぶれしないように1/320秒と1/500秒で途中で切り替えて撮影してみます。
その結果、撮影できたのがこちらです。
少しモヤがかかっていたのと、これは1/500秒なんですが、まだ明るすぎるみたいです。1/1000秒くらいにシャッターを早めても良さそうです。まだこれでは明るすぎて宇宙ステーションの形に見えません。
うまくすればアトランティス号がドッキングしている様子も見えるんじゃないか!?と、淡い期待をしていたんですが、そうはうまくいきませんでした。
でも、この写真。ちょっと色のついたものが飛び出ている様に見えます。この上のちょこんと出ているものがスペースシャトルなんですかね?
ちなみに人工衛星なんて撮れるのか?という話ですが、下記のリンクは一昨日の宇宙ステーション撮影です。機材はやはりさらに焦点距離の長いものを使っているんですが、運さえよければ、うちの500mmレフレックスでもなんとかなりそうな気がします。
なんとか、宇宙ステーションの形を自分で撮ってみたいです。
これくらい形がわかるような写真を撮りたいなぁ、と望遠レンズでの撮影に挑戦中。
こんな写真の楽しみ方ができるのもデジタル一眼レフならでは。たった3分ちょっとの飛行時間ですが、私のα550には300枚の写真が記録として残っていました。次のチャンスがいつになるかわかりませんが、また条件の良さそうな時に挑戦をしてみたいと思います。
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ともやす
2010年5月18日 @ AM 1:02
お疲れ様です
軌跡、ちょっと暗いですけどちゃんと見えますね
夜景もきれいです
本当は星景写真は絞り開放でって感じで言われるんですが
ISSのときは夜景なんかもきれいに写るので、F6~F8くらいが好きです
あんまり開くと光害とかで空が真っ白になってしまうので・・・
ちなみに、ISSの軌道情報はこちらもおすすめです
http://astro.ysc.go.jp/orbitron.html
Ysohiyasu
2010年5月18日 @ AM 1:03
軌跡を撮影するときのポイント。
背景と衛星のコントラストが低いときは、感度を上げるまたは絞りを開ける。そして、SSを短くする。
これで、背景は同じ明るさで、衛星が明るくなります。
背景が明るすぎるときも同様ですが、全体の露出が下がるようにします。
うまく撮れますように。
店員佐藤
2010年5月18日 @ PM 5:22
♪ともやすさん、こんにちは。
コメント&アドバイス、いつもありがとうございます。
見た目にはかなり明るいので、ばっちり映るだろうと
思っていたんですが、意外と暗いものなんですね。
これで感じがだいぶつかめてきました。すこしずつ
自分でステップアップしていける感じが楽しいです。
店員佐藤
2010年5月18日 @ PM 5:25
♪Ysohiyasuさん、こんにちは。
コメント&アドバイスありがとうございます。
確かにこうなると衛星だけを明るく撮影したくなりますね。
シャッタースピードを上げることで全体の光量が下がるんですが
それを感度と絞りで補うわけですね。わかりました。
次は連写モードにしてレリーズでシャッター押しっぱなし、
で、シャッタースピードを半分以下に落として撮影して
みます。
私を見ているとおわかりになるとおり、自分でこういういう
失敗をしていかないと、どうも技術が身につかないような
気がして。。。カメな私ですがご指導、ありがとうございます。
あるば
2010年5月18日 @ PM 7:51
佐藤さんのブログを読んで、夕べ大急ぎで帰って家族と空を見上げました。
撮影にもチャレンジしましたけど、惨敗でした。
(時間が間に合わず、手持ちでしたが、やはりダメでした・・・)
初めて見ましたが、結構見えるものなんですね。
次回のタイミング、もう一度狙ってみたいと思います。
ともやす
2010年5月19日 @ AM 2:12
自分もまだまだ、全然です。
かなり試行錯誤して失敗も多いです。
Ysohiyasuさんのおっしゃているように、シャッタースピードを短くすればISSの明るさそのままで空を暗くできますね。
これを複数枚フォトショップで比較明合成すれば、ちょっととぎれとぎれですが、軌跡が長い写真にできます。
仰角20度前後と低く、距離も700km以上と条件が厳しいですが、今夜19時20分ごろにも1等級以上の明るさで見えるみたいです。
店員佐藤
2010年5月19日 @ PM 4:07
♪あるばさん、こんにちは。
私も大慌てで見ているんですが、どうやら今に限らず
前からISSは飛んでいますので、いつでも観察ができる
みたいです。
梅雨に入ってしまうと曇り空の時が増えてしまうでしょうし
今くらいがちょうどよい観察時期ですね。
一度見つけると、これは楽に観察ができることだと理解
できるので、くせになりますね!?
店員佐藤
2010年5月19日 @ PM 4:09
♪ともやすさん、こんにちは。
飛行軌跡の写真は何度かがんばればうまく行きそうな
気がするんですが、望遠レンズでの直接宇宙ステーションを
撮影するというのはどうでしょうね!? なんかできそうで
できなさそうで。。。条件が本当に良いときがきたら
群馬の山の方にでも行ってみようと思います。
ともやす
2010年5月19日 @ PM 5:19
すみません、望遠レンズ撮影はやったことなくて・・・
今でも太陽電池パドルらしきものが飛び出ているのがわかるので、しゃったスピードを1,2段あげてみるともうちょっとはっきりしそうです。
明るい看板やネオンサインを対象に試してみるといいかもしれないです。
計算してみたら、ISSまでの距離が400kmと条件が良ければ
α550では19×26ピクセル程度の大きさに写るみたいなので、佐藤さんならできると信じてます。