新型VAIO Pシリーズ開梱とVAIO Location Search

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今朝ほど届いた新型VAIO Pシリーズの開梱レポートと、まず最初に使ってみたかった、新しくなった「VAIO Location Search」のセッティングまでを紹介してみたいと思います。

新型VAIO Pシリーズも早い方だと土曜日には納品されると思います。開梱を楽しみにしている方は今回のblogエントリーは読み飛ばしてください。

 

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さて、パッケージを開けてみたいと思います。今日はなんとか「VAIO Location Search」という地図ソフトを使うところまでをなんとか試してみたいんです。というのも、こういう地図系のソフトは私は大好きで、今回も勉強会の時に真っ先に試してみようと思っていたのに、「VAIO Location Search」はweb回線につながっていないと使えないソフトなため、インターネット回線につないでもらえていなかった勉強会の時の試用機では試すことができなかったんです。

ということで、この新しいソフトウェアを今日、初めて触ることができるんです。どんな事ができるのか楽しみです。

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ということで、あっという間に開梱してしまったんですが、まずは一番人気のカラーでブラックモデルです。

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同梱品はご覧の通り。シンプルに取説、本体、ACアダプターなどが入っています。バッテリーは通常は本体とは別に入っているんですが、今回は最初からVAIO本体に装着された状態で届きました。

今後はこういうスタイルで届くんでしょうか?

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VAIO Pならではの同梱品がスティックポインターの予備とこのハンドストラップです。モバイルグリップスタイルで使う際に手首に通すことで落下防止を狙っています。ストラップの装着部は電源端子のすぐ隣。ここにストラップホールがあるので左手首に巻く感じで使います。

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ACアダプターは従来のVAIO type Pと電気容量などは同じもの。ACアダプター本体に通電ランプがつくようになりました。写真左が新型、右が従来型です。

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コネクターの形も違っていて、新型は左側、従来型は右側。従来型ではここに通電ランプがあったわけですが、他のモデルと同様にACアダプターに通電ランプがつくようにした、という話です。

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VAIO Pシリーズを店頭でご注文いただくときに、よく質問にあがるのがこのウォールマウントアダプターです。06年頃から登場しているアクセサリーだと思うんですが、確かに初めて耳にすると、この単語ではわからないですよね。

これはACアダプターを直接、コンセントにつなぐための部品なんです。通常は↑写真の左にあるコードを使ってACアダプターとコンセントをつなぎます。

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こんな感じで利用して、ACアダプターからでるもう一方の線がVAIOにつながります。

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ウォールマウントアダプターではご覧の通り、ACアダプターに直接コンセントへ挿せるようにコードなしで、このブロックだけで使える様にするもの。折りたたみ式で持ち歩くときは出っ張りもなくせます。

部品取りで後から買うと2,300円もするところが、VAIOオーナーメードモデルで最初に購入するとたったの500円です。これは買っておいた方がオトク。

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ということで、今回はソニースタイルさんから3台のVAIO Pシリーズをお貸し出しいただきました。さて、今回はどれをメインに使わせてもらおうかな。。。と、スペックを調べてみたら、なんと驚いたことにこの3台とも、ワイヤレスWANも、WiMAXも内蔵していません。ワンセグチューナーも搭載していないしWWANがないということはGPSもついていません。

お借りしているものに文句を言うわけではないんですが、これじゃ、VAIO Location Searchとか試しようがありません。(>_<) うわー、これは参りました。VAIO Pシリーズの地図ソフトは一番の目玉だったのに。

まさか3台とも同じ仕様になっているとは思いませんでした。

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とはいえ、このブラックモデルだけはプロセッサーがZ550になっていて、SSDも128GBにアップグレードされています。通信系の機能は載っていないもの、これが一番速く動きそうなので、このブラックモデルからセットアップ開始。

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これも一番人気の128GB SSDです。約7GBのリカバリー領域をもっているということでしたが、初期状態ではご覧の様子です。追い出しリカバリーをすれば空き領域は100GBが確保できるようです。

これだけ空いているようであれば、リカバリー領域の追い出しとかそんなに気にしなくても良いですよね。

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さて「VAIO Location Search」を試してみたくて、ちょっとしたものを引っ張り出してきました。こういう使い方をしている人なんて、世の中にいるのかなぁ?という気がします。あまり参考になる話ではないんですが、こういう仕様で来てしまったので仕方がありません。

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まずは通信回線ですが、イーモバイルさんのデータ通信を利用します。これは会社で持っている線。臨時で月曜日の朝までレンタルしてもらってきました。

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使い方は簡単でUSB端子に挿してソフトウェアをインストールしてしまえば、すぐにweb回線が使える様になります。

本当でしたらFOMA回線を使えるb-mobile SIMを用意してあったので、当然WWANを使った高速&広エリアでのVAIO Pの使い勝手をためすか、今やイーモバイルと同じくらいの通信エリアになったという高速通信WiMAXを試すか、という悩ましい選択をするつもりだったのが、まさかイーモバイルで通信するとは。。。

ま、これでモバイル通信ができるようになったので、よしとしましょう。

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続いてはVGP-BGU1という、VAIOブランドのGPSユニットを使います。これは2006年に発売になったVAIOアクセサリーで、VAIO type UなどにGPS機能を利用させるためのユニットでした。スタミナ性能がやや短いものの受信感度はなかなかのもので、列車、バスなどの窓際に置いて、Bluetoothで接続したVAIO type U、VAIO type Tで地図遊びをすることができる楽しいアイテムです。

すでに生産完了になっている製品なので、もう入手することはできないんですが、GPSを内蔵していないVAIO PでGPSを利用するにはこれしか手がないんです。

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まずはVAIO Pにbluetooth接続をします。VGP-BGU1はパスキーの入力を求める機器になります。パスキーは0000とか0001とかではありません。取説を見てお調べください。

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Bluetooth接続ができると、デバイスドライバーのインストールが自動で始まります。ちょっと時間がかかりますがドライバーのインストールを待って、終わったところですぐにプロパティを開き、使っているCOMポートを調べます。

私の場合はCOMポート6を使っていることがわかりました。これを調べないとセッティングができないんですよ。

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COMポートの番号が調べられたら、続いては「VAIOの設定」を開き、位置情報・GPSの設定を変更します。全般のところに「詳細設定」というボタンがあるので、これをクリック。

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ここでGPSのポート設定という項目があるので、先ほど調べた「COM6」を選択します。非常に面倒というか階層の深いところで何をやっているんだ?というところですが、VAIOってたいしたものなんですよ。

ワイヤレスLANの電波から位置を割り出す「Place Engine」という技術を使っていて、ワイヤレスLANの電波が飛んでいるところであればだいたいの位置がわかるようになっているんですね。それとGPSの信号を一緒にミックスしてCOMポート3に流してくれる「VAIO Virtual COM Port」というものを用意してくれているんです。

これによりGPSからはCOMポート6で入ってきて、それにPlace Engineの情報を加えてCOMポート3により正確で測位の速い位置情報を流してくれているんです。

ソフトウェア側では両方を混ぜたCOMポート3のデータを利用することでGPSがだめならワイヤレスLANを使った位置情報を利用することができるようになるんです。仕組みがわかっていると超便利。

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ということで、セッティングが終わったところで「VAIO Location Search」を起動。いきなり私がいる場所、四谷2丁目の地図が表示されました。GPSの信号をまだつかんでいないのに、Place Engineで位置がわかったわけです。

地図情報はインターネット経由でPetaMapから取得しているため、インターネット回線につながっている事が前提で利用できるソフトウェアになります。

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オフラインでも利用できるソフトウェアとして「プロアトラスSV5」というソフトウェアもインストールされています。

このソフトウェアもGPSを利用できます。COMポートは3を指定してあげるんですが、測地系というのが初期設定のままだとずれます。初期設定では「Tokyo97」になっていますが「WGS84」に変更すればこれでプロアトラスでもGPSが使える様になります。

私も理屈はわかっていないんですがVAIO type Uの時からのお約束です。しかも、これらの設定方法ってVAIOの公式ホームページとか説明で聞いたのではなくて、VAIO type Uの時に一時的にオープンした担当者Tさんのblog「type U:担当者が語る」で教わった内容です。

このblogエントリーがなかったらGPS機能とか私も使いこなせていなかったと思うとぞっとします。

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で、うまく接続ができて、GPS衛星を補足して自分の位置がわかると3つあるランプのウチの一番左のGPSの緑ランプが点滅するようになります。これでばっちりです。

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早速、VAIO Pを持って出かけてみます。あいにくの雨ですがそこは根性です。傘をさして右手にはサイバーショット、左手で新型VAIO Pシリーズです。まずは徒歩で四谷三丁目駅を目指しながら、二つの地図ソフトを比較してみます。

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どちらか一方を拡大表示すれば良いじゃないか、という話もありますが、使ってみてびっくりしたんですが「VAIO Location Search」って画面サイズが固定なんです。これ以上小さくもできなければ大きくもできません。このサイズでしか使えないんです。

ブラウザから独立して使いやすくなったと聞いていたんですが、こ、これは。。。(^_^;) プロアトラスSV5の方は画面サイズは自由。最大化してしまえば、もちろん全画面表示にもできます。ま、今日は使い勝手がどんなものか知りたいのでこうして二つ並べて利用。

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四谷三丁目駅からは新宿三丁目まで地下鉄を利用します。東京メトロの駅では公衆無線LANサービスが行われているのでワイヤレスLANの電波が必ず飛んでいます。それを捕まえるとPlace Engineが位置を補足できるので、こうしてGPSの信号が届かないところ、室内でも利用ができるんです。無敵状態。

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ということで、目的の新宿三丁目に到着しました。さらにここからとあるお店を探したいと思います。

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ま、こういう時に便利なのが「VAIO Location Search」のはずで、ここで検索ワードに「JTB」と入れてみました。が、出てくるのはJTBが紹介できるホテルとかだけで、私が行きたいJTBの営業所は出てこないんです。

PetaMapはユー
ザーや企業がスポット情報を登録する地図サイトで、グルメ情報とか遊びスポットの情報には強いんですが、単純に場所を探したい、お店を探したいになると登録されているかどうかで出てくる、出てこないが起こってしまい、使い物にならないことがたまにあります。

が、安心してください。

従来のVAIO Location SearchではPetaMapしか利用ができませんでしたが、新型ではGoogle Mapの利用ができるんです。右上のドロップダウンメニューを切り替えて、JTBと検索してみると。。。

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一発で出てきました。JTB新宿支店さんが。そうそう、今日はそこに行きたかったんです。

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ちなみに、こんな地図ソフトを使わなくてもブラウザがあれば、そこでJTBとググるだけじゃない?という話もありますね。(^_^;) でも、それだと自分がいる場所がわからないじゃないですか。VAIO Location Searchは自分のいる場所もわかるし、地磁気センサーのおかげで向いている方向までわかるようになっています。

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ということで、無事にJTBさんにたどり着けました。VAIO Pにはローテート機能もついていることを到着直前に思い出して縦にして使っています。

かえすがえすも、このVAIO Location Searchですが、ウインドウサイズが変更できればなぁ。。。これ、なにか理由があるんでしょうけど、なんて固定サイズなんだろうなぁ。

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ということで、JTBさんで旅行チケットをゲット。土曜日に、このVAIO Pを持ってレビュー旅行をしてみたいと思います。どんなところに行くのかは。。。内緒。

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ということで、今日のVAIO Pシリーズの試運転は終了。使っていてわかったことは。。。USB端子にイーモバを挿しながらだと、自慢のモバイルグリップスタイルができません。というかやると手首が変な角度になるので、とても使う気になれません。

あと、GPSユニットを別に持って歩かないと行けないのがつらいです。傘も今日は持って歩いている上に、写真も撮らなくてはいけなかったので。。。

新型VAIO PシリーズにワイヤレスWAN機能だけ搭載していれば、こんな風にいろんなものをくっつけて使う必要はないわけで、本来であればVAIO P本体だけでやれることなんです。ワイヤレスWAN機能は絶対に内蔵しておいた方が良いぞ。。。ということが、今日はわかりました。(T_T)

 

こうして短時間でも自分でセッティングして、自分で持ち歩いてみるとわかることもかなり多くて、モバイルグリップスタイルでのマウス操作ですが慣れてくるとすぐに思い通り使える様になるのがわかりました。

それと同時にスライドパッドエリアがアクリルパネルになっていて、どこからどこまでがセンサーエリアなのか手触りではわからないんです。これが自分のVAIOだったらちょっとキズをわざと入れるなりして、タッチパッドエリアがわかるようにするのになぁ。。。なんてことを思ったりして。

さて、通信機能が搭載されていなかった店頭展示機ですが、Evernoteとか、PS3の連動機能とか、まだいろいろ新しいものが搭載されています。それもこれから試して紹介してみたいと思います。

 

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