スゴ録「RDZ-D97A」の新機能全部紹介
さて、さかのぼること、今週の火曜日に到着したコレ。今日になって、やっと開封できました。
開封したものは「VAIO Media」Ver.5.0と「VAIO Media デジタル放送プラグイン」をパッケージしたVAIO用ソフトウェアで「HNPD-VM5」というディスクです。ホームネットワークに接続したハイビジョン・スゴ録「RDZ-D97A・D77A」とハイビジョン再生に対応したVAIOを使って、デジタル放送コンテンツをVAIOで楽しめるようにしてしまう、すんごいソフトなんです。
これを使って、VAIOとスゴ録の接続、ついでにPSP転送や、携帯電話での番組予約とか、スゴ録のセットアップを一挙に全部試してみましょう!
はっきり言って、ソニースタイルさんで「RDZ-D97A・D77A」が発売日を前に受注終了してしまったので、あんまりやる気がないんですけど(^_^;)、携帯電話での予約機能とかは、まだ受注受付中の「RDZ-D87」にも搭載されていますしね。
また、今後、発売されるであろう、スゴ録のブルーレイ版の時とかも、これらの機能が利用できる可能性もあるし、参考にしていただければ幸いです。
さて、このパッケージ、入っているモノはディスクと、説明案内書のみ。スゴ録とVAIOをネットワークにつないでおけば、あとはVAIOのセットアップだけで行けてしまいます。
VAIOにディスクを入れると2つのプログラムがあるんですが、一つは「VAIO Media」の最新版、もうひとつはデジタル放送再生のためのプラグインです。「VAIO Media」自体はVAIOにインストールされていたりするんですが、このデジタル放送再生のためのプラグインが「VAIO type X Living」だったり、その他のデジタル放送チューナー内蔵VAIOに付属するだけで、普通には入手することができなかったわけです。
無償配布してくれたりすると助かるんですが、さすがにそれはなくて、こちらで2,500円で購入するわけです。
インストールが終了すると、普通にVAIO Mediaで、RDZ-D97Aにアクセスができた上に、デジタル放送コンテンツの再生ができるわけですが、デジタル放送コンテンツの再生をしようとすると。。。
こんな画面が出てきます。
説明書にはシールが貼って記載されている「アクティベーションキー」という30文字のパスワードを入力します。ハイフンまで間違いなく入れるように書いてあるので、それを入力して。。。
あれ? アクティベーションキーが正しくありません。とか出ます。入れ間違えていないか確認するんですが、うーん、間違えていないはずなんですよね。
スゴ録の方の状態を見ても、特に問題はなさそう。
というか、スゴ録「RDZ-D97A」にはアクセスが出来ているので、単にアクティベーションキーがはじかれているだけみたいなんですよね。
では、ものは試し、ってことで、今度は私のtype Sにインストールして同じ事をしてみます。
アクティベーションキーを入れてみると。。。
あれ? さっきとは違うメッセージです。「お使いのコンピュータがデジタル放送を録画したコンテンツの再生に対応していない。。。」とか書いてあります。あれれ、SZノートは対応モデルだったはずなのになぁ。
と、思ったら、理由がわかりました。外部ディスプレイが対応していないんですね。HDCP対応のディスプレイを使っていない場合は、こうした著作権保護コンテンツが表示できないんですよ。
気をとりなおして、今度はディスプレイをはずし、type Sの画面に表示させることにするんですが。。。あれれ、それでもやっぱりダメですねぇ。
ちなみに著作権保護されていない、アナログ放送の番組は再生が可能です。やはりアクティベーションキーだけが受け付けてくれていない感じ。
もう、ここからは意地になってくるんですが、続いてはtype L 15.4型にインストールして、挑戦してみるんですが。。。
うわ、これもダメだ。。。っていうか、元々、type L 15.4型は対応モデルではないので、無理もないんですけど、エラーの出方がなにか間違ってますよね。
もう、こうやって、何度も確認をしているんですが、全然ダメですね。
あ、そうだ。理由が考えられるとしたらあとはノートンインターネットセキュリティーとかですね。
これも、保護設定をすべてオフにしてみて、それで試してみると。。。
うう、もう解決策が見つかりません。
VAIOカスタマーリンクで情報検索しても、特に今日の段階ではなんの解決策も用意されていないようです。
ここで、あきらめて、VAIOカスタマーリンクに電話して、サポートを請うんですが、実際に先方で動作検証をしてくださるということで、今日のところはサポートなし。明日以降にまた、ご連絡くださることになりました。
アクティベーションキー自体に問題があるような気がするんですが、このソフトウェア、VAIO1台のみのインストールが許可されているだけで、このアクティベーションキー自体が2,500円の価値があるものってことになるわけで、おいそれとは代替えのキーとか発行してくれないんでしょうね。
ということで、これはひとまず、置いておくことに。。。
続いては携帯電話でのスゴ録への録画予約に挑戦です。はっきり言って、セッティングは難しいことは全然ありませんでした。特に説明書を見なくても、勘が良い人でしたら携帯とインターネット接続されたスゴ録があればOKでしょう。
私の持っているSO902iの場合、最初から「Gガイド番組表リモコン」というのが入っています。これをまずは起動させて。。。
最新版のソフトをダウンロード、インストールします。
これがアップデートした「Gガイド番組表リモコン」です。メニューを選ぶと「リモート録画予約」という項目が出てきますので、ここをクリック。
リモート録画予約に対応している機種を選択、とあるので、ソニーのRDZ-D97Aを選びます。
で、ここが唯一、わかりづらかった(取説を読んでいないので、当たり前ですが)んですが、こうして登録パスワードが携帯電話から出てきます。これをスゴ録に登録する、それだけで自分の携帯とスゴ録がリンクするようになるとのこと。
今度はスゴ録の方を操作して、ネットワーク設定の中の「携帯電話録画予約設定」というのを開きます。
予約を行う携帯電話をここでスゴ録に登録するわけですね。12桁の番号をここで入れるもよしなんですが。。。
携帯電話の赤外線機能で、この登録番号をスゴ録に送ってしまうことが可能。
ぴょっと送ってしまえば、これでスゴ録と私の携帯電話はインターネットを通してつながるわけです。
で、早速、携帯電話からテストで番組予約をしてみます。明日放送するダヴィンチ最大の。。。ってのを予約してみましょう。ここで番組を選択しておき、メニューから。。。
リモート録画予約>「*予約」というのを選択。
そうすると、おやおや、録画モードの選択とかできちゃうんですねぇ。では、ここではハイビジョン画質で録画できるように「DR」を選択しておきましょう。
あとはデータを携帯から送信するだけ。
次の瞬間にはスゴ録「RDZ-D97A」に瞬時に記録されています。おお、このスピードは早いですねぇ。
ウチのネットワークって、会社社内LANにぶら下がる形でルータを設置しており、2つのゲートをくぐってインターネットに出て行くんですが、へぇ~、これ、どういう仕組みでデータを取りにいっているんでしょうね? ちょっと不思議です。
で、携帯から予約した番組には、この通り、携帯マークで録画予約が入っているし、
携帯電話の方で予約一覧を見ても、ちゃんと、録画番組を見ることができたりします。うーん、これは素で便利ですね。
なんかセッティングが面倒そうだったので、躊躇していたんですが、これは助かりますねぇ。VAIOのリモート予約みたいに「何時にサーバーに見に行くから、それまでに録画予約をしなきゃ!」とかがなく、瞬時みたいなので、放送直前でも間に合いそうだし。
さて、お次はPSPへの動画転送ですね。
これは、もう、以前試したことがあるんですけど、なんてことはありません。単にUSBケーブルを持ってきて、スゴ録とPSPをつなぐだけ。
PSPをUSB接続モードにしておき、あとはスゴ録から全部の操作を行います。
おでかけ転送って項目に入っていき、
転送するタイトルを選択します。ここで若干クセというか、制約があったりします。
まず、カタログにあるような「1時間番組を3分で転送」みたいなのは、高速転送をするしかありません。高速転送というのは録画時に同時でPSP用のファイルを作らせるモードで、おそらく初期設定ではそうなっているはず。これで出来上がったファイルをそのまま転送すると、この高速転送になります。
一カ所でもカット編集をしたり、ビットレートを変更したり、ダイジェスト転送とかをさせると、ほぼ放送時間分のレンダリング時間がかかると思った方が良いみたい。
なので、カット編集してからPSPに転送したいとか、ダイジェストを転送したい場合は転送にそれ相応の時間が必要。
この場合は30分番組を2本と、1時間のドラマを転送させたんですが、ドラマだけダイジェストの「長め」設定にしたため、転送時間に1時間10分かかりました。
見ていると30分番組2本の転送はすぐに終わるんですが、ドラマのダイジェストがまるまる1時間、転送にかかります。
なるほど、そういう仕組みかぁ。。。って、感じですね。
なので、単に見たら消す、ってことだったら、おとなしく高速転送を使うのが便利なんです。PSPならCM飛ばしもラクですしね。
で、転送された番組がこれです。
メモリースティックビデオレコーダーの「MSVR-A10」と違い、番組名がちゃんとファイル名についているのが、超嬉しかったりしますね。
で、先日、ダイジェスト再生で感動してしまった「世界銘酒紀行」を見ても「MSVR-A10」同様、16:9のワイド画角でパッケージソフトみたいに楽しめるのが、かなりGOOD。
ダイジェスト転送「長め」で転送したドラマの方も、うまくコマーシャルカットしてくれていて、タイミングもドンぴしゃ。一カ所だけ、一瞬CMのロゴマークが見えてしまったところがあったんですが、コマーシャルカットのタイミングもフレーム単位でほぼピッタリ。
転送に時間がかかるものの、テレビ放送を意識させない動画にしてくれます。
これは、先日WOWOWで放送していた「オーシャンズ12」です。こんな風に映画ソフトを16:9のワイド画面で楽しめる様になったってのも、嬉しいですねぇ。
WOWOWの場合は、CMが入らないので、頭とお尻をカットするだけでパッケージモノみたいになりますが、それをやってしまうと、高速転送が効かなくなるので、転送には2時間ほどかかってしまいます。
これも素直に高速転送が良いわけですね。
以上、新型ハイビジョン・スゴ録「RDZ-D97A」の新機能を紹介したわけですが、あいにく、ソニースタイルでは「RDZ-D97A」も「RDZ-D77A」も完売してしまっています。
「ホームサーバー機能」とPSP転送の「おでかけスゴ録」機能を搭載していないRDZ-D87でも、この携帯電話録画予約機能は搭載されています。VAIO、PSPとの接続を考えないのであれば、400GBで128,000円のRDZ-D87も魅力的ではあるんですよね。
このモデルも予想外に販売が早く終わってしまう可能性がありますので、購入を検討されている方は、是非、お早めにご注文ください。。。m(_ _)m