動画でわかる最強のノイズキャンセリング!ワイヤレスヘッドホン『WH-1000XM3』総まとめレビュー!
最強のノイズキャンセリングを搭載したワイヤレスヘッドホン「WH-1000XM3」に関する当店の記事をまとめたページになります。機能や実機の様子などをご覧いただけます。
■「WH-1000XM3」の機能まとめ
- 業界最高クラスのノイズキャンセリング性能
- ソニー独自開発の「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1」搭載、内蔵のDACとアンプによりワイヤレスでも高品質な音を表現
- ノイズキャンセリング機能をユーザーの装着状態や環境に合わせて最適化する「NCオプティマイザー」
- より静かな環境で音楽を楽しめる「デュアルノイズセンサーテクノロジー」
- ワイヤレスでもハイレゾ音質で楽しめるLDAC対応
- DSEE HXでハイレゾ相当の解像度にアップスケーリング
- ヘッドホンを外さず瞬時に周囲の音を聞ける「クイックアテンションモード」
- 音楽を聴きながら、周囲の音も聞ける「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」
- 専用アプリ「Headphones Connect」に対応。サウンドエフェクトを自分の好きなようにカスタマイズ可能。
- 専用設計40mmHDドライバーユニット
- 最大30時間のロングバッテリーライフ
- 音声アシスタント機能に対応
■「WH-1000XM3」詳細
ソニー独自開発の「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1」を新たに搭載。前機種「WH-1000XM2」に比べて約4倍の信号処理が可能になっています。
これにより飛行機などの低域のノイズはもちろん、人の声や雑踏の音など、これまで打ち消しづらかった中高域のノイズを大幅に低減できるようになり、業界最高クラスのノイズキャンセリング性能を実現しています。
◆専用設計40mmHDドライバーユニット
ハイコンプライアンス化により低域再現性を高めつつ、可聴帯域を超える40kHzまでの高域再生が可能な40mmHDドライバーユニットを専用開発。軽量CCAWボイスコイルを用いることで高域でのリニアリティの高いレスポンスを実現します。
振動板材料として理想的な特性を持つLCP(液晶ポリマー)にアルミニウム薄膜をコーティング。LCPとアルミニウムの相互作用により全帯域で高くフラットな内部損失特性を実現し、色付けのないクリアな中高音を再生します。
また、QN1はヘッドホンの音質にも大きく寄与。QN1による32bitオーディオ信号処理と、ポータブルオーディオ向けとして最高クラスのS/N比(信号対雑音比)と低歪率をあわせ持ったD/A変換回路、そして高品位なヘッドホンアンプが、これまで以上にクリアな音楽再生を可能にしています。
イヤーパッドには新たに低反撥ウレタン素材を採用。側頭部への追従性が高くなり、接地面積が前モデル対比で約20%向上しています。それにより側頭部にかかる圧力が分散されるので、長時間の音楽視聴でも快適な装着性を実現します。
さらに、低反撥ウレタンフォームを立体的に縫製したイヤーパッドと、イヤーパッドが内側に倒れ込む構造を採用することで、ドライバーユニットを人間の角度にあわせて配置します。耳を包みこむような快適な装着性と高い気密性をにより、音漏れを低減し、重低音域の迫力をあますところなく再現します。
◆ヘッドホンを外さず瞬時に周囲の音を聞ける「クイックアテンションモード」
今回も右側のハウジングにタッチセンサーコントロールパネルを搭載。全面を手で触れている間のみ、一時的に音楽の音量を絞り、周囲の音を取り込む「クイックアテンションモード」に対応しています。さらに、タッチ操作で音楽再生/一時停止、曲送り/曲戻し、音量調節、ハンズフリー通話などが可能です。
また、ヘッドホンの外側に配置しているマイクで周囲の音を取り込むことで、音楽を楽しみながら周囲の音も聞く事ができ、音楽は聞いていたいけど、周囲の音に注意したいシーンに最適な機能です。
可動部のガタつきを低減するサイレントジョイントは装着時のメカノイズを低減。ヘッド部分は独自のハンガー構造を採し、ハウジングの回転軸を内側に向けることで装着安定性を向上しています。
バッテリーは最大30時間の連続再生可能(Bluetooth接続/NC ON/DSEE HX OFF時)です。さらに10分充電で5時間の再生が可能なクイック充電にも対応。突然の外出時も安心です。
◆Bluetooth未接続時の自動電源オフ設定をカスタマイズ
Bluetooth接続が切れた際、自動で電源OFFにするか否かの設定をカスタマイズすることが可能。自動で電源OFFになるまでの時間の選択も可能です。
電源の切り忘れが心配な場合は自動で電源OFFの設定に、音楽は聴かずにノイズキャンセリング機能だけ使いたい場合は電源OFFにならない設定に、シーンに応じてカスタマイズをすることができます。
■「WH-1000XM3」実機開梱レポート
パッケージをあけると、キャリングケースと説明書が現れます。キャリングケースは以前はどちらもブラックの本体で、ジッパー部分のところで色分けしている形でしたが、今回はそれぞれの本体に合ったカラーに変更。より一体感が増した感じがします
キャリングケースの中にはヘッドホン本体と付属品が収まっています。コード類をしまえる仕切りも装備しており、より使い易く、よりスマートに進化を遂げました。
キャリングケースの裏側はメッシュのポケットがあるのでメモなどを挟むことも出来ます。ちなみに当店の紹介カードは店頭にてお配りしていますのでお気軽にお申し付けください♪
付属品はバッテリーが切れたときも安心の有線視聴用のヘッドホンケーブルや、USB Type-Cケーブル、そして航空機用プラグアダプターとなります。
航空機用プラグアダプターはコンセントに挿しての利用は出来ませんのでご注意ください。
1000XM3では新たに「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1」を搭載し、プロセッサーの処理能力が前モデルに比べて4倍もアップしています。それによりノイズキャンレリング効果がさらにアップされ、さまざまな環境においてもノイズを気にせず楽に浸ることが出来るようになっています。
NFCを搭載しているので、ウォークマンやNFC搭載のスマートフォンとワンタッチで接続できるのも便利なところ。
装着性の面でも改良が加えられており、新たに低反撥ウレタン素材を採用することで側頭部への追従性が高くなり、接地面積が前モデル対比で約20%向上しています。
実際に装着してみると確かに密閉感が増した感じです。頭頂部にあたるクッションもよりふんわりとしたものになり、フィットするようになりました。
可聴帯域を超える40kHzまでの高域再生が可能な40mmHDドライバーユニットは耳の向きに合わせて直角になるように斜めに配置されています。こんなところにまでこだわりの設計が為されているのですね!
ヘッドホンを引き延ばした時に見えるパーツもちゃんと本体のカラーに合せた色味になっています。
前モデルの1000XM2(写真右)と比較してみるとアーム部分の形状も変更されいるのが分かります。M2はアーム部分の形状が真ん丸といった感じで、装着すると側頭部にやや大きな空間が空いてしまっていたのですが、M3ではアーム形状が楕円形になり、より頭に沿う形になりました。
個人的にここは凄く気になっていた部分でしたので、今回のモデルで凄くスマートになっていて嬉しいです。
そして、充電端子は従来はマイクロUSB端子でしたが、WH-1000XM3ではUSB type Cになっています。スマートフォンも2016年11月発売のXperia XZからUSB type Cを採用しており、デジタル一眼カメラ”α”でも2017年11月発売の”α7R3”からはUSB type Cもデュアル搭載しています。
ソニーのポータブル電源でもUSB type C対応のものが発売されていますし、続々とUSB type Cへシフトしていますね。ヘッドホンでは「Xperia Ear Duo」に続いてこれで2つめ。USB type Cは向きを気にせずに挿せるのが便利です。
クイック充電対応になっており、10分の充電で5時間の再生が可能というモンスター級の急速充電が可能。満タン充電までは3時間(従来モデルは4時間)で、連続音楽再生は最大約30時間になっています。
スマートフォンとの接続の場合はSBCの他、LDAC、AAC、aptXに加えaptX HDにも対応します。
MP3やCD音源をハイレゾ相当の音にアップコンバートする「DSEE HX」機能を搭載していますが機能が働くのはSBCとAAC接続のときのみとなっていて最大96kHz/24bitまで拡張します。LDAC、aptX、aptX HD接続や有線接続の場合はDSEE HXは働きません。
MP3音源のものを聴くときにLDACよりもAACの方が高音質になるの?という疑問がでてきますが、ハイレゾ音源をスマートフォン、ウォークマンに入れている方はLDAC接続にしておき、sptifyなどのストリーミング音楽を聴く場合はAAC、もしくはSBC接続でDSEE HXを利用するというのが良いかもしれません。
ノイズキャンセリング効果は、スマートフォンを使って最適化させてから使います。装着したときの具合、はさみこんでしまっている髪の具合などで装着状態が微妙に変わるところを、都度、最適化させて使うことができます。
電子音がいくつか鳴って調整をしてくれて10秒ちょっとで調整が終わります。ショールームではそれほど騒音が大きいわけでもないので従来モデルとの効果の違いがはっきりわかる、という感じではありませんが、装着したときに耳が若干「キーン」となる感覚を久々に味わいました。
昔のノイズキャンセリングヘッドホン(特にアナログ式)では気圧が変化したときみたいな感じでキーンと圧迫感を感じることがありましたが、あれは聞こえなくてはいけない音までキャンセルしてしまっていて違和感を感じているからなんだと聞いたことがあります。聞こえなくてはいけない音は聞こえるようにすることでそれを防いでいるという話をMDR-1000Xの頃に聞いた覚えがあるのですが、それよりもノイズキャンセリング効果を上げてきたので、こうしたことが起こったのかもしれません。
確実にWH-1000XM2よりはノイズキャンセリングの効果はあがっていると思います。
「NC/AMBIENT」切り替えボタンはGoogle Assistantボタンに変更することが可能。試してみようと思ったのですが接続されているスマートフォンにGoogle Assistantがセットアップされていないようなので試せませんでした。
通勤電車で使っている限りはGoogle Assistantよりも外音取り込みの方が使う機会は多いかなー。とも思えます。
自動電源オフの設定もありました。音楽を聴くために使う様であれば、Bluetooth通信の切断とともに本体電源がオフになってもいいのですが、勉強や仕事に集中したい、サイレント環境を作りたい、という目的で利用される方には、そのままノイズキャンセリング機能だけずーっと働いていてもらいたいわけで、そういう時にこれは利用ができます。
「オフにしない」にしておけばいつまでもノイズキャンセリング機能だけが利用できます。
■動画でわかる最強のノイズキャンセリング
ノイズキャンセリング性能の向上をお伝えしたいのですが、なにか良い方法がないかと探していたところ、こんなものを見つけました。電話用のコンデンサーマイクロホンで「ECM-TL3」というマイクです。
イヤホンに見えますが、これは電話の受話器に耳をあてて録音をするためのマイクなんです。これをICレコーダーのマイク入力に挿して録音すれば普通に音声録音ができます。周波数特定も20-20000Hz対応となっています。
実際に試してみたところ割と良い感じで録音ができたので、通勤途中にWH-1000XM3を装着する前に自分の耳にECM-TL3を入れて効果のほどを録音してみました。ICレコーダーの録音レベルを固定して収録していますので、わりと実際に聞いた感じに近いと思います。
最初にちょっと大きな音がでますのでボリュームに注意して再生をしてください。
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ご覧いただいたように装着するとその瞬間に別世界です。喧噪の中にいて、自分だけプライベート空間に浸れる感覚が味わえます。
インナーイヤーヘッドホンで遮音をして音楽を大きめにかけて、作るプライベートな音空間ではなく聞こえるはずの音が聞こえない感覚はすごい不思議です。
こうして騒音をぐーっと下げてくれると音楽でそれらの音をかき消す必要もなく、音楽再生のボリュームを下げられるというのもメリットです。ハイレゾ音源などは小さな音まで再現してくれるのが魅力なわけですが、WH-1000XM3はLDACでの伝送ができるので96kHz/24bitの音を聴かせてくれます。
まさにハイレゾとノイズキャンセリングを組み合わせた鬼に金棒モデルといっても過言ではないでしょう。
■「1000XM2」「1000XM3」比較表
1000XM2 | 1000XM3 | |
ドライバーユニット | 40mm | 40mm |
カラーバリエーション | ブラック グレーベージュ |
ブラック
プラチナシルバー |
パッシブ オペレーション |
○ | ○ |
ハイレゾ対応 | ○ | ○ |
S-Master HX | ○ | – ※QN1内蔵アンプ |
DSEE HX | ○ | ○ |
ノイズキャンセリング | ○ | ◎(QN1搭載) |
Bluetooth 対応コーデック |
aptX/SBC/LDAC/AAC | aptX HD/aptX/ SBC/LDAC/AAC |
Bluetooth 対プロファイル |
A2DP/AVRCP/HFP/HSP | A2DP/AVRCP/HFP/HSP |
Headphones Connect |
○ | ○ |
連続再生時間 (BT接続/NC ON/DSEE HX OFF時) |
約30時間 | 約30時間 |
クイック充電 | 10分充電70分再生 | 10分充電5時間再生 |
充電時間 | 約4時間 | 約3時間 |
質量 | 約275g | 約255g |
付属品 | マイクロUSBケーブル キャリングケース ヘッドホンケーブル 航空機用プラグアダプター |
USB Type Cケーブル キャリングケース ヘッドホンケーブル 航空機用プラグアダプター |
・
上記は前モデル1000XM2との比較表になります。実はさりげなく20g軽量化もしているんです。より強力になったノイズキャンセリングをぜひお試しくださいませ。
■イヤホン購入前に!ソニーストアおすすめサービス
ワイヤレスヘッドホン「WH-1000XM3」の購入に際して、メーカー直販ソニーストアで購入する大きなメリットがあります。
メーカー直販ならではの長期保証サービス、ワイド保証サービスの利用ができる点です。
ヘッドホンははっきり言って消耗品です。使用頻度が高ければ高いほど断線や落下による破損などの可能性が高まります。20万円近くするヘッドホンなのに使えなくなってしまったらショックですが、ソニーストアでは通常1年のメーカー保証を3年に延長する「3年ベーシック保証」を無償でつけてくれています。
さらに商品価格の5%にあたる+10,000円で「3年ワイド保証」にアップグレードできます。
ワイド保証では通常使用範囲内での故障だけではなく、外傷がある落下による破損などについても無料で修理をしてもらえます。
修理回数や修理金額の上限などはなく何度でも利用ができる非常に強力な保証がついてきます。
持ち歩くことが多い、インナーイヤーヘッドホンで、こうした保証が使えというのはかなり大きな魅力になるかと思います。
なお、当店店頭では3年ワイド保証を半額にするクーポンを3月末まで店頭でプレゼントしています。+5,000円で3年ワイド保証にアップグレードができます。
また本体購入時に「My Sony ID」というソニーグループで使えるIDを取得すると、その場で10%オフにできるクーポンが発行されます。ゲスト購入するよりも10%お得に購入出来るので、おすすめです。
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ワイヤレスノイズキャンセリング ステレオヘッドホン WH-1000XM3 |
ソニーストア価格: 39,880円+税 |
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発売日 | 2018年10月7日 |
メーカー商品情報ページこちら | ||
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もんち
2020年8月11日 @ PM 9:43
今更ですが動画での比較がとてもいいです
これはxm4が楽しみですねw
tecstaff
2020年8月13日 @ PM 4:03
YouTube動画までご覧いただきありがとうございます。
新型モデルの「WH-1000XM4」でも同様に商品紹介をしていますので是非、こちらもご覧ください。
【レビュー】航空機内で試す!ソニー『WH-1000XM4』実機試用レビューレポート
https://tecstaff.jp/2020-08-07_wh-1000xm4_review.html