VAIO Fシリーズ(3D)搭載のUSB 3.0を試してみました

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月末進行があって、なかなか今日はまとまった時間が取れず、ちょっとずつしか遊べなかったんですが、昨年から一部モデルで搭載がはじまった新しい規格の「USB 3.0」というのを試してみました。

従来はUSB 2.0という規格で転送速度480Mbit/s、500mAの電源供給というものでしたが、USB3.0ではパワーアップして5Gbit/s、900mAにパワーアップ。そういう単位で言われてもよくわからないし、実際にUSB 3.0ってどんなものなの?というのをレポートです。

 

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規格としては昨年の春モデルくらいのときから話題にはなっていたので、技術的に新しいモノではありません。転送速度が早いモノを必要としている方はボードを買ってきてすでに使っている方も多いでしょうし、VAIOの昨年モデルから搭載している機種があります。

今回新発売のVAIO Fシリーズ(3D)は2つのUSB 3.0端子と1つのUSB 2.0端子を装備。違いは端子を見るとわかります。一番最初の写真に写っている青いプラパーツが見えるのがUSB 3.0です。そして黒いプラパーツがUSB 2.0。VAIO Fシリーズの向かって右が2.0で左が3.0ということになります。

完全な上位互換になっているので、USB 3.0対応の製品をお持ちで無い場合は普通にUSB 2.0のケーブルで製品を接続してしまえば、従来通りのUSB 2.0での利用ができます。

 

で、肝心のUSB 3.0対応製品を私はひとつも持っていないモノですから、今回は実験用に買ってみました。

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まずはUSB 3.0とUSB 2.0の両対応になるHDDドライブです。

シリコンパワー USB3.0/2.0対応 耐衝撃 防水仕様 Armor A80 ポータブルHDD 640GB Blue SP640GBPHDA80S3B

シリコンパワー USB3.0/2.0対応 耐衝撃 防水仕様 Armor A80 ポータブルHDD 640GB Blue SP640GBPHDA80S3B

  • 出版社/メーカー: シリコンパワー
  • メディア: エレクトロニクス

amazonさんで7,000円を切る価格で買えました。防水仕様というのは特に必要はないんですが、会社と自宅の間でデータを運ぶストレージとして使おうかなと。

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シリコンパワーさんのHDDの同梱品はこんな感じです。USBケーブルがUSB 3.0ではだいぶ太くなるみたいでほとんど曲がらないくらいの固いケーブルになっています。長短があるのにはわけがあって。。。

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こんな感じで短い方のケーブルを本体に挟み込んで収納することができます。ノートPCとかでUSB端子が床面に接している様であれば、この短いケーブルだけで運用ができます。

 

それともうひとつ。

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こちらは32GBのフラッシュメモリーです。こちらもUSB 3.0規格になっています。

BUFFALO 転送速度71MB/s USB3.0用 USBメモリー 32GB RUF3-S32GS-BK

BUFFALO 転送速度71MB/s USB3.0用 USBメモリー 32GB RUF3-S32GS-BK

  • 出版社/メーカー: バッファロー
  • メディア: Personal Computers

本当はちょっと待てばソニーさんからポケットビットのUSB 3.0対応版が出てくるでしょうから、それを待ちたかったんですが、ま、実験です。こちらは5,980円でした。

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特にこちらも特筆する点はなく、USB2.0に比べて約3倍の高速化!と、なっています。小さな文字で付属ソフトの「Torbo PCを使用の場合」とありますが、今回はそれは使いません。純粋にハードウェアとしての性能を見てみたいので、この2製品で比較してみます。

 

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USB 3.0での転送を試すときはこんな向きで。

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USB 2.0での転送を試すときはこんな向きで行います。

最初はUSB 3.0での接続ができなくて、何度やっても「フォーマットしますか?」というのが表示されます。シリコンパワーさんのホームページで「Armor A80」というのを検索してみるとファームウェアのアップデートプログラムが見つかりましたので、それをHDDに転送。

ファームウェアのアップグレードをしても当初は動いてくれなかったんですが、翌日試してみたらなんてことなくサクッと認識されました。USB 3.0ってドライバ類が特殊なのかな?とか思っていたんですが、使い方はUSB 2.0の時と一緒です。つなげば使えます。

 

で、今回は簡単に1.5GBの大きなファイルをひとつ用意して、それをどれくらいの時間で転送できるのかを手動計測。いくつかのテストは2回やっていますが、ほとんど誤差の範囲内での違いみたいだったので、今回は時間もないので各1回ずつしかテストしていません。手動計測ですのであくまでも目安なんですが、それぞれの転送時間は下記の通りでした。

   640GB HDD  32GB フラッシュメモリ
 USB 3.0 書き込み  19.2秒  42.6秒
 USB 3.0 読み出し  19.2秒  24.8秒
 USB 2.0 書き込み  61.6秒  60.7秒
 USB 2.0 読み出し  51.0秒  48.4秒

製品の性能差もあるんだと思いますが、意外にもハードディスクストレージの方が読み書きが早い結果になりました。

ま、どれを見てもUSB 3.0の方が優位性は高く、特にHDDの時に転送速度が90MB/秒とかで表示されたのはちょっとびっくり。さすがに3倍モノ高速転送になると体感上でもわかりますね。

なるほどー。こういう差ですか。無理して周辺機器を買い替えていく必要はありませんが、これから製品を買い足すんであれば、USB 3.0対応かどうかはかなり気にした方
が良いみたいですね。

 

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さて、今日はお客様からちょっと良いヒントをいただいてしまいました。もしかして、テレビチューナーを搭載しているVAIO Fシリーズって、計画停電でもテレビ番組が録画出来ちゃうんじゃないですか!?と言う話。

あ、そうか。ノートPCだったらバッテリーを内蔵しているから停電でも動作するんですが、なるほどテレビ録画までは頭が回りませんでした。

よし、それ、いただきです。明日、実験してみます!

 

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