【レビュー】音楽を外へ持ち出そう! 新型ワイヤレススピーカー『SRS-XG300』『SRS-XE300』『SRS-XE200』実機レビューレポート
今日はソニーさんから3機種の新型ワイヤレススピーカーが発表になりました。2022年モデルの特徴は広いリスニングエリアを実現する技術の搭載。一昔前だと「このサイズで鳴らしているとは思えない重厚感のある音」というのが流行っていましたが、今や、このサイズのスピーカーで鳴らしているとは思えないほどのリスニングエリアの広さを演出してくれます。
実機の様子をレポートしたいと思います。私もこういう音は初体験でした。
こんにちは、店員佐藤です。
今回発表になったのは「Line-Shape Diffuser」を搭載した小型モデルの『SRS-XE300』『SRS-XE200』と、ドラム缶スタイルのMEGA BASS搭載『SRS-XG300』の3モデルです。
いろいろな環境で試聴してきましたので、実機の様子をレポートしていきたいと思います。
まずは、シリーズで一番小さなモデル「SRS-XE200」からご案内です。
小型と言っても質量は800g、高さ(この場合は横幅)は208mmと割と大きめのサイズ。
サイズ感を表現しようと思って、2リットルと500mlのペットボトルを用意してみたんですが、サイズ感はちょうどその中間くらいの1リットルサイズくらいのイメージです。
正直、鞄の中やリュックに入れておいて、その存在を忘れることができるサイズではなく、しっかりと存在感のあるサイズになります。
ただ、このサイズがあるので、音質はかなりしっかりしていて、この音質に、このサイズのスピーカーとして文句を言う人はいないんじゃないか?と思えます。
「Line-Shape Diffuser」は、奥にあるスピーカーの前にこうしてスリットを置くことで音の広がりを表現する技術となっています。
SRS-RA5000」の様に高さのある音、360度に広がる音ではなく、あくまで、このスリットのある側で音楽を楽しんでください、というスタイルになるのですが、よくあるパターンの真正面でないと楽しめない、という感じではなく、前半分なら音楽がどこででも楽しめる感じ。真正面がやはり一番良い音ではあるんですが、ストライクゾーンから外れても良い音が楽しめる、というもののようです。
サウンドは左右対称のスピーカー配置になっているため、縦置きにしているときはモノラルで鳴らして、横置きにしたらステレオで鳴らす、なんて使い方が可能。
モノラルとステレオの切り替えは専用アプリの「Music Center」でコントロールします。縦置きと横置きで自動で切り替わるとなっていれば良いんですが、そういう機能はついていませんでした。
スマートフォンで映画ソフトを楽しむときは、SRS-XE200と接続してMusic Centerアプリでステレオ再生にして、それでスマートフォンの背後に置いておくと、ミニマムシアターの完成です。
防水・防塵仕様になっているので、アウトドアに持ち出すこともできるし、お風呂で使うのもありかも。
音楽を聴くときはちゃんとステレオでなきゃ! 等間隔で聴けるように二つのスピーカーの真ん中の位置にリスニングポイントを置いて。。。なんて感じではなく、適当に空いている椅子にスピーカーを置いて、和やかに音を鳴らしておく、なんんて使い方に向いてそうです。
流行の車中泊などでも、お泊まり中はエンジンをかけるのは御法度なので、必然的にクルマのバッテリーを消費するカーステレオ、カーオーディオは使えません。
車内でまったりした時間を過ごすなら、スタミナ性能16時間のSRS-XE200とかなら安心して使い続けられます。寝落ちして電源をそのままにしていてバッテリー切れになっても特に支障はないし。w
スピーカー側に基本的な操作ボタンは搭載されています。バッテリー長押しでスタミナモードに切り替わるんですが、重低音が鳴らなくなるので、あまり音を響かせたくないな、というときに良いかも。
キャンプ場などで音楽を鳴らすときはやはり周りに気を遣いますからね。
マイクボタンが一番下にありますが、電話などの通話にスピーカーも使うことができるそうです。あいにく、私が利用している間に電話がかかってくることはなかったんですが、使ってみたかったなー。
スマートフォンとの接続は「LDAC」での接続が可能。ハイレゾ相当のデータも飛ばせます。知らない間にワイヤレススピーカーの進化も行くところまで行った感じになっています。
こういうの、アウトドアでの遊びに持っていくと、雰囲気がだいぶあがりますよね。
こうしたワイヤレススピーカーは出始めの時から使っていますが、防水・防塵仕様で16時間使えて、これで17,600円ですからねー。良い時代だなー。
続いてはクラス上のモデル「SRS-XE300」です。
ボディの高さが208mm→238mmに大きくなって、最大連続使用時間が16時間→24時間に延びて、重量が800g→1.3kgにボリュームアップしていますが、その特徴はSRS-XE200と同等。
「Line-Shape Diffuser」で広い範囲で高音質を楽しめるワイヤレススピーカーです。
サイズは2リットル、500mlのペットボトルを比べると、2リットルサイズのペットボトルに近いサイズになります。
胴体は2リットルペットボトルサイズで長さは500mlボトルくらい、というイメージです。一回り大きなSRS-XE200という感じでしょうか。
SRS-XE200では非対応で、SRS-XE300では「Fiestable」というサウンドエフェクトアプリを連動させて使うことができます。
以前のモデルの様なカラフルなライトが点灯してパーティー気分を盛り上げる、という機能は搭載されていませんが、DJプレイで音楽にエフェクトをかけたりすることができます。
こういうの、お酒を飲んで酔っ払ってるときにいじると楽しいんですよね。自分の音楽センスを磨く瞬間が訪れる(ような気がする)のを楽しめます。
スピーカー本体の操作ボタンはすべてシリコン皮膜の下にあるのでボタンに切れ目みたいなものはありませんが、エンボスがついているので触るだけでボタンのありかは手触りで感じられます。
ボディの両サイド(縦置きの時は天面と底面)の中にはパッシブラジエーターが内蔵されていて、それが裸で出ていると、縦置きしたときにラジエーターを塞いでしまうことになりますが、それもスリット構造になっているので縦置きも横置きもあまり気にせず使えるというのは利点なんですが、テーブルの上に立てて置くと、テーブル自体が共鳴してしまい、重低音が強めになります。
オープンな感じの音を楽しむときは、こうして椅子の上とかに横置きにした方が良いかも。
陽が落ちてからはテーブルの上でミニマムシアターをスマートフォンとセットで組む、なんてこともできます。
「Line-Shape Diffuser」のおかげで広がりのある音を楽しめるんですが、スリットは自分の方向に向けておく方が、最高音質は楽しめます。
再生音質はもちろん「ステレオ」がオススメ。
BGMを流すなどで遠くで聴くときはこうして縦置きにしてモノラル出力にしておくと広く、遠くまで音楽を届けることができます。
SRS-XE300もSRS-XE200もこれが基本の使い方です。
価格は24,200円です。ソニーストアの5年ワイドが3,300円で加入できるので、これも必須です。
最後はパワフルスピーカー、機能的にも上位機種になる「SRS-XG300」です。このモデルはSRS-XEシリーズみたいに持ち歩くときにはバッグに入れて。。。ということはせず、このままワイルドに裸で持ち歩くスタイルになるかと思います。
バンド部分を引っ張るとハンドルが出来るので、これでバッグのように持ち歩くことができます。音質もサイズがサイズだけに一クラス上の音質になります。
バッテリーは最長25時間の再生が可能。急速充電により約10分で70分の再生が可能。バッテリー満タンまでは5時間かかるので、遠方へのキャンプで使うならクルマの中で充電していけば1日中使えそうです。
サイズ感はこんな感じです。2リットルペットボトルを遙かに超えるサイズになります。
サイズは横幅で318mmあり、重量は約3kgあります。割と重いです。
底面にはスタンドになる脚がついているので、これでテーブルの上などでは転がらずにとどまってくれています。
フラップを開くと、そこに充電用のUSB type C端子があります。バッテリーボタンを長押しすると「バッテリーケア」という機能になるんですが、これはなにかというと、いたわり充電機能になります。
バッテリーを100%充電するのではなく、ゆとりを持たせることでバッテリーの劣化を抑えます。長く使いたい方にオススメ。
それとUSB type Aの出力端子も装備しています。ここから外部機器の充電ができます。
Xperia PRO-Iをこの端子から充電させてみたところ「急速充電」の文字はなかったので、5V 0.5Aの省電力での出力になると思いますが、SRS-XG300本体を充電しているときに限らず、バッテリー駆動時でもスマートフォンの充電ができるのは便利かも。
超大型ポータブルバッテリーとして使えます。
左右に搭載されたデュアルパッシブラジエーターもド迫力。低域のベースの音が効いた音楽を再生すると、このラジエーターの表面がこれでもかという動きをするのは見ていて気持ち良い。
さらに「Music Center」や「Fiestable」というスマートフォンアプリに連動していて「Fiestable」を使うとライトアクションも楽しめます。
「Fiestable」は対応するスピーカーがあると機能が増えて、ライトアクションのアプリ機能がSRS-XG300と接続すると登場します。
それほどまぶしいほどの光が出るわけではないのですが、いろいろたくさんの光のエフェクトが用意されています。
自分のミュージックセンスを磨く(磨いているような気になれる)という良い気持ちにさせてもらえます。
ハッキリ言って、これを大音量で使うと相当、音が響くと思うので使いどころがちょっと難しいんですが、車中泊などで密閉した車内で鳴らしたりするのであれば、それなりの音量が出せるかも。
あとは、面白い機能としてはSRS-XG300に限らず、最近のAndroidの機能のおかげでスマートフォンに登録したBluetooth機器を「デバイスを探す」機能で最後に使った場所が表示されるようになっていて、その機能にSRS-XG300も対応しています。
こんな大きなスピーカーを無くしてしまうことはないと思いますが、あれ!? どこに置いてきたっけ? 持ってくるの忘れた!?もしかして自宅!?というときに活躍するかも。
ということで「SRS-XE200」「SRS-XE300」「SRS-XG300」のそれぞれの紹介をしてきましたが、この3本のスピーカーが集まるとすごいことができるようになります。
「パーティーコネクト」というグループでくくって複数のスピーカーをまとめて同じ音を鳴らす機能がついているんですが、これを利用するコトができます。
世代ごとにこうした機能って搭載されていて、同じ世代のモデルでないとつながらないものなんですが、今回のモデルでは2021年モデルと共通化されていて対応機種が多いんです。
LSPX-S3/SRS-XG500/SRS-XP500/SRS-XG300/SRS-XE300/SRS-XE200/SRS-XB43/SRS-XB33/SRS-XB23 これが対応モデルです。
今回は自前のグラスサウンドスピーカー「LSPX-S2」を持ってきてしまいましたが、最新モデルの「LSPX-S3」があれば、グラスサウンドスピーカーもグループに加えることができます。
パーティーコネクトを、ここでは3台のスピーカーでセッティングしました。昔からこういう機能はソニーのワイヤレススピーカーには搭載されているんですが、実際に遊んでみるのはこれが初めてです。
ですが、やってみたらよくわかりました。これは楽しい。
キャンプしながらあちこちにスピーカーを置いて、音楽を鳴らしてみたんですが、これをやると、その場でどこにいても同じ音楽がなっていて、なんていうか、ドラマとか映画とかのワンシーンに自分が入り込んだような感覚になるんですね。
たき火をしたり、クルマに荷物を取りに行ったり、テントの中を整理したりしているときも同じ音質で音楽が聞こえます。
なるほど、これは新体験でした。こういうことだったのね、という感じ。
元になるスマートフォンのボリュームを操作すると全体の音量が調整できるんですが、個別のスピーカーごとのボリューム操作も生きていて、それで個別の音量バランスをそろえていくんです。
なので、どこにいても同じ音量で楽しめます。
SRS-XE300もSRS-XE200も「Line-Shape Diffuser」機構のおかげで遠くでも広く高音質が楽しめるとなっていますが、まさにこういうシーンで使うための機能だったのかも。
なるほど、パーティーコネクトは実際に自分で楽しんでみないと良さがわからないかもしれないですね。
友達同士でのキャンプであれば、事前にみんなでソニーのワイヤレススピーカーをおそろいで買っておいて、みんなで集まるとパーティーにできる、とか、家族であればそれぞれ、自分の部屋に自分のワイヤレススピーカーが置いてあって、キャンプの時はみんなで持ち寄ってパーティーコネクトをするとか、そういう楽しみが作れそうです。
もちろん、こういう使い方をするときに、密集したオートキャンプ場でやると、周りの方達に迷惑がかかってしまうので、人のいないキャンプ場や、十分距離がとれるところでないと使えないんですが、探せばそういう場所、ありますからね。時期を見て人のいないシーズンに楽しんでみるのも良いかも。
当店でレビュー用に紹介したモデルはモノトーンのカラーモデルだけになりましたが、アウトドアで楽しめるカラーモデルがそれぞれそろっています。
ソニーストア銀座でも本日より展示がスタートしていてこちらは「SRS-XE200」です。オレンジカラーがあるのはSRS-XE200だけなんですが、これ欲しー!
SRS-XE300はブラック、ホワイト、ブルーの3色展開です。ブルーカラーが目立って良いかも。
「SRS-XG300」はモノトーンカラーがそろっています。表面はファブリック地です。ライトグレーの方が暗いところでは光の演出が見えやすいかもしれないですね。
新型ワイヤレススピーカー「SRS-XE200」「SRS-XE300」「SRS-XG300」は本日よりソニーストアにて予約販売が開始で、7月8日よりお届けが可能になります。
購入前にMy Sony IDを取得することで10%オフクーポンを利用してお得に購入することができます。
この夏のアウトドア遊びにちょっとだけスパイスを加えるつもりでそろえてみてはいかがでしょうか?
【2023年2月1日 価格改定になりました】
ワイヤレスポータブルスピーカー SRS-XE200 |
ソニーストア価格: 19,800 円税込 |
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発売日 | 2022年7月8日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:2,200円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:1,100円(税込) 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ | |||
テックスタッフ 店頭入特典 |
3年ワイド保証半額クーポンプレゼント テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
【2023年2月1日 価格改定になりました】
ワイヤレスポータブルスピーカー SRS-XE300 |
ソニーストア価格: 27,500 円税込 |
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発売日 | 2022年7月8日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:3,300円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:2,200円(税込) 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ | |||
テックスタッフ 店頭入特典 |
3年ワイド保証半額クーポンプレゼント テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
【2023年2月1日 価格改定になりました】
ワイヤレスポータブルスピーカー SRS-XG300 |
ソニーストア価格: 39,600 円税込 |
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発売日 | 2022年7月8日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:4,400円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:2,200円(税込) 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ | |||
テックスタッフ 店頭入特典 |
3年ワイド保証半額クーポンプレゼント テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
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