今朝10時からソニーストアで受注がスタートし、たった1時間で初回出荷分が完売してしまったショットガンマイクロホン「ECM-B10」の展示が本日からソニーストア銀座でスタートしています。

早速ですが実機の様子を拝見させていただいてきましたので、レポートしたいと思います。

 

こんにちは、店員佐藤です。

オーダーが多いだろうな、とは思っていたのですが、まさか瞬殺でなくなってしまうほどの盛り上がりになるとは思っていませんでした。

上位機種になる「ECM-B1M」が部品供給の問題で受注を一時停止したのは2021年2月18日で、9月16日には受注を再開して在庫販売にまで復活していたのですが、11月19日に再び受注の一時停止になって、今に至っています。

その後、フルサイズEマウントレンズでVlog向けの超ワイドズームレンズ「SELP1635G」が発売になり、その後もAPS-C用の「SELP1020G」「SEL15F14G」「SEL11F18」などのVlog向けレンズが続々と発表＆予約受注開始になっています。

当店店頭でもαを使った動画作品作りの相談は日増しに増えていて、Vlogユーザーさんの盛り上がりは肌で感じるところです。

そんなところに激品薄状態の「ECM-B1M」の廉価版でさらに小型コンパクトになった新製品が投入されているんです。売れないわけがないというか、相当な争奪戦になるとは思っていたんですが、Vlogユーザーさん、やっぱりコレをかなり待たれていたんですね。

サイトでの納期表示は11時50分くらいまでは発売日お届け目安になっていましたが、私が気づいたところでは11時過ぎにはカートの中で「入荷次第出荷」の案内が出ていました。発売日に届くのは10時台にオーダーされた方のところだけかもしれないですね。

それでも、まだ今日のうちなら入荷次第出荷ステータスになった直後のオーダーになります。早めの到着になると良いのですが。。。

※翌朝になって在庫が復活して発売日の7月29日お届けに戻りました。ここまでにオーダーされた方のところへは発売日到着になるかと思います。

 

という、そんな状況なのでレビューレポートで、さらに盛り上げてしまっても仕方がないんですが、どんな製品なのか紹介させてください。

「ECM-B10」は、いつものレンズの先行展示とは違い、テーブルの上での常設展示にはなっていません。タッチ＆トライ用のECM-B10はひとつしか届いていないそうで、レンズカウンターの中でショーケース展示を行っていて、スタイリストさんにお願いしてショーケースから出してもらって試用をする、という展示になっています。

写真左が新型の「ECM-B10」で、写真右が2019年9月発売の「ECM-B1M」になります。

丸いものが一つずつカプセルマイクになっていて、これが直列で配置されデジタル処理により指向性をもったマイクになる、という仕組みです。

8つのカプセルマイクを使った「ECM-B1M」の方が鋭い指向性を持っているのはもちろんなんですが、新型「ECM-B10」ではマイクの数を減らして軽量・小型化をしたマイクとなります。

指向性の切り替えスイッチが右上にある吹き出しみたいな形のもので、これで鋭指向性、単一指向性、全指向性の切り替えをします。

以前、展示会で「ECM-B1M」を試させてもらったことがあるんですが、指向性の高さは従来のものとは段違いで、本当に向けた方向の音を狙い撃ちして収録が出来ていました。

Vlog撮影で自撮りをする際は、自分の声だけが綺麗に録れるのが理想で、周囲の音、特にノイズなどは、その場で消してしまいたいところですが、それができるマイクロホンです。残念ながら音声はモノラルになってしまい、ステレオ収録はできないのですが、そうした環境音は別途、PCMレコーダーなどで録音しておいてミックスすると良いかも。

本当は8つのカプセルマイクをもったECM-B1Mが欲しいところですが、一時的とは言え受注が停止されていて、次回販売の予定も半年経った今でもまったく不明。そこにECM-B10が出るんですから、もうこれはつなぎでもなんでも良いので使いたい！という方もいらっしゃるかと思います。

それに加えて、ソニーのVlogカメラはボディもレンズもドンドン小型＆軽量化されてきているので、マイクなどの周辺機器もそれに合わせて小型のものを選びたい、という方も多いと思います。大注目のアクセサリー製品なわけです。

ちなみにECM-B1Mが手に入るまでの「つなぎ」ということであれば、ハンディカムのアクセサリーとして発売された「ECM-GZ1M」というショットガンマイクロホンもあります。

こちらはアナログインターフェースしかないのですが、非常に安価に購入することができます。ECM-B1Mが購入できるまでのつなぎで、その後はバックアップ用の予備マイクとして使うのであれば、これも良いかも。いずれもソニーαのマルチインターフェースシューから電源供給されるので、電源用のコードや音声入力のためのケーブル接続などは必要ありません。シューにセットするだけで使えます。

 

本体マイクのサイズを比較するとECM-B10は2割くらいの小型化を果たしています。

ハンディカム用アクセサリーの「ECM-GZ1M」と比較しても2割強の小型サイズになっています。

スペックを比較すると下記の様になります。

	ECM-B10	ECM-B1M	ECM-GZ1M
価格	27,700円	37,675円	10,868円
発売日	2022.7.29	2019.9.6	2014.1.24
サイズ	24.4×81.7× 長さ79.3mm	27.4×81.8× 長さ99.3mm	28×57× 長さ106mm
質量	72g	77.3g	45g
デジタルオーディオ インターフェース対応	○	○	×
バッテリー＆ ケーブルレス	○	○	○

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ちなみにこうしたショットガンマイクロホンはすべてモノラル音声になります。ステレオでの録音はできませんのでご注意を。（店頭でご相談いただくときに、割と多くの方が勘違いされているようなので）

サイズ的には2割くらい短くなるのが大きなメリットです。

ショールームでマイクをお借りして、いろいろな機種に装着してみました。

α6400に「ECM-B1M」を装着してみました。レンズは新発売の「SEL11F18」です。

広角レンズだからマイクの先端が見切れてしまう、ということはなさそうですが、割と前の方までマイクの先端が伸びます。これだと真上からの光線があるとレンズに影を落としてしまうことがあるかもしれないですね。

新型の「ECM-B10」に入れ替えてみました。

大型マイクがついている、という感じもなく、外観上の見た目のバランスが良くなりましたね。

こちらは「ZV-E10」にECM-B1Mを装着したところです。レンズは新型のSELP1020Gです。レンズフードがあるので影響はなさそうですが、この場合もレンズの先端にマイクの先端がかぶる感じです。

新型の「ECM-B10」を装着してみました。これなら大丈夫そうですね。

α7 IVに新発売のSELP1635Gを装着した展示セットがあったので、ここにECM-B1Mをつけてみました。

特にバランスが悪いこともないですし、これからVlogカメラの主流になりそうな出で立ちです。

新型ECM-B10を装着してみました。よりコンパクトになります。これで音質に大きな差がないのであれば、こうしたセットで使いたいかも。小型軽量コンパクトは正義です。

 

広角レンズで見切れることはないと思いますが、自分の背に灯りがあるときなどは、こうして影が出やすくなる、というのはあるので、小型マイクにすると、そういうシーンで有利に使える可能性はありそうです。

その肝心の「音質」なんですが、ソニーストア銀座さんのショールームの片すみでテストをさせてもらってきましたので参考までに。

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ソニーストア銀座さんの片隅に、今はスタジオスペースがあるのでそこでテストしてきました。こうして比較してみるとECM-GZ1Mよりもデジタルの力で指向性を発揮させているECM-B1M、ECM-B10の効果はさすがにすごいですね。

ナレーション録りとか、ピンマイクを使うよりもこの方が自然な音質で録れるような気がします。

 

ということで、ソニーVlogでは、リモコン機能付きのシューティンググリップ同様に、今後のスタンダードアイテムになるかもしれないショットガンマイクロホンのレポートでした。

すでに入荷次第出荷ステータスになっていますが、早めにオーダーすれば、早めの出荷になる可能性があります。購入をお考えの方はとりあえず、オーダーをどうぞ♪

※翌朝になって在庫が復活して発売日の7月29日お届けに戻りました。ここまでにオーダーされた方のところへは発売日到着になるかと思います。

 

ショットガンマイクロホン ECM-B10		ソニーストア価格： 27,700円税込
発売日	2022年7月29日	メーカー商品情報ページこちら
ソニーストア 購入特典	ソニー提携カード決済で3%オフ
テックスタッフ 店頭ご利用特典	サマーフェア開催中 ☆テックスタッフ店頭ご利用特典

 

 

【とりあえずのつなぎ、ということであればこちらもあります】

ガンズームマイクロホン ECM-GZ1M		ソニーストア価格： 10,868円+税～
発売日	2014年1月24日	メーカー商品情報ページこちら
ソニーストア 購入特典	ソニー提携カード決済で3%オフ
テックスタッフ 店頭ご利用特典	サマーフェア開催中 ☆テックスタッフ店頭ご利用特典

 

 

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