NV-U2レポート その4 マーク作成・前編

LINEで送る
Pocket

ソニーのポータブルナビ「NV-U2」のレビューレポート第4話です。今回はちょっと話が長いんですが、ちょっと魅力的な使い方、というか、私はこれがやりたくて、実は1ヶ月くらいまえから仕込みを初めていました。なにをしたいのかというと。。。「オービスマップを入れちゃおう!」ってことなんです。

 

本屋さんに行くとオービスガイドマップがあったり、Web上でもオービスの設置場所を案内してくれているサイトがあります。これらの情報を元にして、自分のポータブルナビ「NV-U2」でオービスの情報を登録したいなぁ。と。

あ、ちなみにオービスというのはスピード違反の自動取り締まり機です。これの場所が事前にカーナビに入ってくれていればいいのに、というのは誰でも思うはず。

特に私はスピードを出すとかいうことはなく、ここ20年くらいスピード違反で捕まったことなどはないですし、法定速度を守って運転しています。だったらオービスとか警戒しなくても良いんじゃない?ってところですが、いやいや、おまわりさんも、オービスで金儲けしようとしているわけではないんですよ。スピード違反はあくまでドライバーさんに安全運転をさせるのが目的で取り締まっているんです。逆の考え方をすると、オービスを設置している場所はスピードを出しやすい場所ということになるわけで、それが事前にわかれば、ここはスピードを出しがちなところだから注意しなくちゃ、と思えるはず。

で、今回のソニーのポータブルナビ「NV-U2」はソニースタイルの地図サイト「PetaMap」との連携ができるカーナビなんです。で、あれば、まずはその地図サイト「PetaMap」上にオービスマップを作って、それをメモリースティックに移して、NV-U2に流し込んでしまえば、良いのかな?

ただ、PetaMapに地図情報を書き込むのってすごく大変なんですよね。地図画像を扱う上に、膨大な数のオービスの位置を入力する必要があるわけで。。。というところに便利なモノが登場してくれたんです。昨年末に。

それがこれ。ソニースタイルで無料配布してくれている地図ソフト「PetaMap スポットビューワ」です。地図サイト「PetaMap」と連携して、PetaMapのスポット情報を表示できるのと、それとは逆にスポットビューワで作成したデータを「PetaMap」にアップロードすることもできます。

本当はスポットビューワで作成したデータをそのままポータブルナビ「NV-U2」に流し込めればそれで済むんですけど、データ変換のためには一度「PetaMap」にアップロードする必要があるんです。

 

ということで、まずはWeb上でオービスの情報を探してきて、自分で地図上にペタペタとデータを貼り付けていきます。貼り付けてはアップロード、貼り付けてはアップロード。

で、地図サイト「PetaMap」にアップロードしたオービスのスポット情報はそのままでは持ち出せません。今度はリスト化する必要があり、ここで3つのリストを作成。とにかく全部のスポット情報を集めた「全オービスリスト@全国」、それと高速道路だけを集めた「みんなの高速道オービス@全国」、さらに関東地方の一般道オービスだけを集めた「一般道オービスリスト@関東」です。

リストのダウンロードのためには、PetaMapへの会員登録が必要になります。ダウンロードしたデータを指定の方法でメモリースティックDuoへ取り込み、PSP「みんなの地図2」で見てみるとしっかりとオービスデータが入ります。

PSP「みんなの地図2」上で、このオービスデータを表示すればそのままオービスマップは完成なんですが(^_^;)それをやはり「NV-U2」でも利用したいじゃないですか。


※蛇足ながら、現在、PetaMapでは、こんなキャンペーンを行っています。毎日5名様に抽選でQUOカードがスポット作成者に当たるということなので、私はこれの当選を狙って、毎日ちょっとずつスポット作成をしています。(^_^;)

なお、PetaMapにアップロードしたスポット情報ですが、私が入力している情報はかなりいい加減です。場所もかなりずれている可能性があるのと、他のユーザーさんに正しいデータにしてもらおうと、編集可能ステータスでアップロードしていたんですが、一部、いたずらがあったみたいで逆に関係のない場所に移されてしまったスポット情報もあります。あま
り使い物にはならないかも。。。(私はずれる前のデータももっているので問題はないんですが、早めにダウンロードしたほうがよいと思います。)

 

そのPSP「みんなの地図2」で使っていたメモリースティックをそのままポータブルナビ「NV-U2」に移します。ポータブルナビ「NV-U2」のメモリースティックスロットは本体の下にあります。ちょっと上向きにしてスロットにメモリースティックDuoを挿入。

メニューから「ガイドブック」を呼び出してあげると、メモリースティックにダウンロードしておいた各種ガイドブックが表示されます。よしよし。この中から「全国オービス全リスト」を呼び出します。

一応、私がこの時点で入力しているのは高速道路で235カ所。関東の一般道で40カ所程度です。右上に「1/60」とありますが、これは60ページにわたりデータが入っているということになります。

適当なオービススポットを呼び出してこれを「地図へ」ボタンで地図表示させると。。。

はい、こうして地図上にオービスの場所が表示されますよ。やった!! と、思いつつ、ここでちょっと誤算が生じます。

NV-U2を使っている人ならおわかりになるかもしれませんが、このガイドブック情報というのはあくまでもガイドブック情報なんです。こうしてメニュー画面から検索して場所を表示したり、スポットの情報を読み出すことはできるんですが、通常の地図表示をしてナビモードで使っているときは、このガイドブックのスポット情報は地図上に表示がされないことを、今更ながらここで発見!!

こ、これではオービスマップとして使い物になりません。(>_<)

できることならカーナビとして使っているときに画面上に表示されて、それで注意を引きつけたいんです。ああ・・・、ここ1ヶ月くらい、時間さえあればオービス情報をスポットビューワで入力して、PetaMapに登録をしていたのに、これはもしかして無駄な努力になってしまうんでしょうか。。。(T_T)

 

ちなみに、ポータブルナビ「NV-U2」側には常時表示できるスポット情報として「マーク登録」という機能があります。このマーク登録というのはメモリースティックではなくて、NV-U2の本体側のメモリに記録するスポット情報で、こちらの場合は常時ナビ上にスポット表示をすることができる情報になっています。

ガイドブックの情報をそのままNV-U2のマーク登録データにする方法はないようですが、先ほどのガイドブック情報表示の地図画面で「マーク登録」というのがあります。これをちょっと試してみましょう。

マーク登録を始めると、その地点にスポットデータを入力するモードに切り替わります。名称はNV-U2側で地名をそのまま取り込んでくれるみたいですね。グループというのがありますが、これはNV-U2の中でデータを整理するためのフォルダの様です。親戚、友達、遊び、ショッピングなどのフォルダがありますが、ここにとりあえず「オービス」と言うのを作成。

まずはこのスポットを「オービス」という枠で作ることにします。

アイコンを自由に設定することもできるんですが、むむむ? なんかいかにも、こうやって使ってください!状態でオービス風のアイコンとか「POLICE」なんてアイコンもあります。

やはり考えることはみな一緒というか、私も14年前のカーナビで最初にマーク登録をしていたのは、オービスの場所でしたからね。ここでは「POLICE」の左隣にあるオービスマークを選択。

さらに「サウンド設定」なんてのもあります。これはマーク登録ごとに設定ができるようです。

「再生開始距離」なんてあって、これを開いてみると「100m」「200m」「300m」「500m」「700m」「1km」なんてのがあります。これもなんかいかにもオービスの警戒用に用意された機能としか思えません。(^_^;) そんなにスピードを出すわけでもないので、ここでは一般道は100m、高速では300mとかに設定してあげます。こうすることでマークの場所に近づくと音がする、とかだと、かなり嬉しい機能になりそう。

サウンドの種類も6種類用意されています。高速の場合はサウンド2、一般道の場合はサウンド1とかにしておくと、高速の下の道を走っているときも勘違いをしないで済むのかも。

ということで、これを繰り返してガイドブックからのスポット情報を、マーク登録に切り替えて行きます。ちょっと時間のかかる作業ではあるんですが、日曜日にぺこぺこと情報登録をして行ってみたら、80個くらいのデータの移し替えが終わりました。

これ、真面目に作業したら1日で関東近県のデータをスポットデータからマークデータに入れ替えることができそうです。(というか、そのつもりで作業をはじめてしまいました。)

縮尺をひいてみると。。。おお、あちこちにオービスのアイコンが出始めましたよ。よしよし、これならオービスデータが自分の「NV-U2」の中で作れそうです。データの移し替えが超面倒なんですが、それさえ乗り切れば、自分だけのオービスデータ付き「NV-U2」が作れそうです!

ちなみに、これらのオービスデータの移し替えですが、クルマの中でやっているわけではありません。ポータブルナビ「NV-U2」はバッテリーを内蔵しており、通常モードで約2時間の駆動が可能。家に持ち帰ってテレビを見ながらぺこぺこと作業を進めています。バッテリーの充電はパソコンのUSB端子からできるので、休んでいるときはこうしてVAIOに接続。

そうそう、入力したマーク情報ですが、これの整理をするのにPCが利用できます。オービスマップ作成の後編では、PCとの接続についてご案内してみたいと思います。

 

■話の続きはこちら

 


★ソニースタイル パーソナルナビゲーションシステム「NV-U2」のご案内はこちらから

★ソニースタイル PSP地図ソフト「みんなの地図2」シリーズのご案内はこちらから

 

☆当店blog 07.10.10「パーソナルナビ『NV-U2』発表&ミニレビュー」
☆当店blog 08.1.30 レビューその0 「ナブユー買いました」
☆当店blog 08.2.3 レビューその1 「開梱編」
☆当店blog 08.2.3 レビューその2 「装着編」
☆当店blog 08.2.4 レビューその3 「基本操作編」

 

LINEで送る
Pocket