デジタル一眼カメラNEX-7が発売になってから1ヶ月が経ちました。まだ、どこにもちゃんとした写真遠足に行けていないんですが、1ヶ月経ったところでの私のNEX-7のカスタマイズを紹介してみたいと思います。

決して「このセッティングがおすすめです！」という様な自信を持った内容ではないんですが、こうやってblogエントリーで公開すると、お客様からいろんなアドバイスをいただけるので、それを今回も狙いつつ、こんな使い方をしています、というお話をさせてください。

 

さて、これが私の普段持ち歩いているときのセッティングです。これを見て、ふむふむ、とNEX-7ユーザーさんだったら大体わかるでしょうか？　普段はほぼオートに近い使い方になりますがプログラムオートで使っています。

私の基本はカメラ任せです。

で、必要に応じてカメラの設定をいろいろやっていくんですが、NEX-7のナビゲーションボタンがよくできているんですよ。

まずは最初にこの画面で画角と大体の露出、あとは絞り、シャッタースピードなどを決めておきます。で、ナビゲーションボタンを一押しすると。。。

まずは「フォーカスセット」になります。ここで正確なピント合わせができるようにフォーカスの設定を調整します。基本はフレキシブルスポットフォーカスにして、合わせたいところにポイントを持って行きます。

コントロールダイヤルLでフォーカスのモードを決定し、コントロールダイヤルRとホイールでスポットを移動するというのは、ちょっと使いにくいんですが、これ、十字キーも普通に使えるので私は直感的に使える十字キーを使ってスポットを移動させています。

で、ここからはナビゲーションボタンを1回ずつ押して、ファンクションセットを順に使っていくんです。

次はホワイトバランスセット。コントロールダイヤルLを使って光源を決めて、次はイメージに合わせてカラーフィルターを設定。どんな色の写真にしたいのかをイメージして、これもダイヤルは使わないで十字キーを使って設定。ピンクのものが多いし、ここはちょっとピンクっぽい写真にしたいなら、こうして十字キーでちょっとだけピンク方向に振ってあげれば、これでOKなんです。

ナビゲーションボタンをまた1回押すと「Dレンジセット」になります。一番利用することが多いコントロールダイヤルLにDレンジ設定を持ってきたい場合はカスタムセットを使うことで設定を変更素事ができます。これはどっちが使いやすいか、ちょっと今のところは思案中。

Dレンジ設定は使用頻度が高いのでこれ、結構重要です。

そして最後にクリエイティブスタイルセットで、ビビッドにしたりします。トライダイヤルナビのおかげで、今までのモデルではオプションボタンを押さないと操作ができなかった彩度、シャープネスの設定などもいきなりホイールに割り当てられているので、これで直感的に操作が可能。

トライダイヤルナビの操作ってすごいな、と思ったのはこのクリエイティブセットでした。

ということで、ナビゲーションボタンを一回り押してみることで、NEX-C3などのマイ・フォト・スタイルちっくに効果を重ねて設定をすることができます。

メーカー側で用意した初期設定の順番でも使いやすく利用できる様に工夫されているんです。

なお、プログラムオートの標準設定でのコントロールダイヤルLの働きなんですが、これを回すとオートモードから絞りとシャッタースピードをコントロールできるようになります。“α100”のころにはこうした機能がついていたんですけど、いつの間にかコントロールできなくなってしまい残念に思っていたんですが、この世代でこれが復活。

これがあるから絞り優先とかシャッタースピード優先にしなくてもプログラムオートのままで絞りをいじることができるわけです。

 

で、昨日のtwitterでちょっと問題になったのがコントロールホイールです。

私も経験があるんですが、NEX-7を使っていると知らず知らずのウチにコントロールホイールを触ってしまってISO感度が意図しないものに設定されてしまっていたりするんです。

ISOオートのつもりで撮っているのに明るいところで無駄にISO6400とかの高感度にしてしまっていたりして、帰ってきてからガッカリ、というのを何度か経験しています。

このコントロールホイールをなにか別の機能に割り当てるとか、なんとか勝手に回らない様にできないものか困っていたんですが、その方法はありました。

「メニュー」＞「セットアップ」の項目で「ダイヤル／ホイールロック」というのがあるんです。

これを設定すると「全て」と「コントロールホイール」の2つが選択可能。全てにするとトライダイヤルで使う3つのダイヤルがすべてロックされてしまいます。コントロールホイールを選ぶと、私の臨み通りでISO感度設定だけがロックされます。

ここではコントロールホイールを選択。

撮影モードに戻ったらシャッターボタン横のナビゲーションボタンを長押し。

2秒くらいナビゲーションボタンを押しっぱなしにすると「ロックしました」という表示が出るので、これでコントロールホイールだけを使えなくできます。

画面を見ると「Ev」という表示の下にダイヤルがロックされているというアイコンがでていますね。この状態になっていればコントロールホイールを回してもISO感度は変わらなくなります。

ラッキー♪

とい
うことで、これで1枚ぱちり。モモちゃんを可愛く撮れました。

 

他にも見えないところのカスタマイズはいろいろしています。

これはEVFになってからおなじみですがグリッドラインを表示して、これで水平を見ています。“α700”や“α900”の時はフォーカシングスクリーンを交換してもらったりして、それで使っていたのに、デジタルって楽ですよね。

レンズ補正機能も3つともオートにして入れています。標準では周辺光量と倍率色収差だけがオートで歪曲収差は切になっています。歪曲収差だけは、これをいじったときに画角が微妙に変わってしまうので、それで切にしているのかもしれません。

すっきり、歪みのない写真が撮れる様になるし、これは使わないと損！って私は思っています。設定はオートでしょう。

そして、カメラ上級者の方からは邪道！とか言われそうですけど、美肌効果をONにしています。普段、風景とか小物ばかり撮っているので、この機能は全然恩恵を受けないんですけど、妻と出かけたときに記念写真を撮ったりするときだけ、知らないうちに美肌効果を発揮してもらっています。

肌がツルツルになるので、これはお勧め。

顔認識も常時ONにしてはいるんですが、先日の東京マラソンなどの時には顔認識をしてしまうとAFがあっちこっちに行ってしまうし露出も意図しないものになってしまうため、そういうときは顔認識機能自体をオフにしてしまいます。

スマイルシャッターに始まったサイバーショットの機能ですが、これ、NEX-7でも使えるのって結構意外です。

他、カスタムキー設定では「プレシジョンデジタルズーム」と「ピクチャーエフェクト」をコントロールBキーやホイール右キーに割り当てています。こうして考えてみると設定はかなりいじくりまわしているんですね。＞自分。

あとはディスプレイ表示も背面モニター、ファインダーでそれぞれ設定ができます。普段使っているのは全情報表示にしていて、これと情報表示なしと行ったり来たりくらいです。

ということで、まだどこにも出かけられていないんですが、ちょっとずつ普段使いをしながら操作方法だけ研究しています。

こういうのは手になじむまで使いまくるしかないので、もうちょっとがんばって使い込んで春に備えたいと思います。

こうやって年始に新しいカメラを手にすると、桜が咲くのが本当に楽しみ。今年はどこか遠出してお花見写真遠足をたっぷりしてきたいです。

 

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