NEX-5と100mmマクロレンズ

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今日の午前中は月イチの土曜日会議で出勤でした。で、その帰りに会社から歩いていける公園、新宿御苑まで歩いて帰るのが恒例なんですが、今日は100mmマクロレンズをNEX-5に装備して行ってきました。

 

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新宿御苑は入場料が大人ひとりで200円。いつもは四ッ谷駅から丸の内線に乗って新宿三丁目駅で副都心線に乗り換えるんですが、会社から歩いて新宿三丁目駅まで向かうと途中に新宿御苑があり、200円を払ってここを通り抜けて帰ります。

今年の春から土曜出勤の時は雨でも晴れでもこのルートで帰るようにして、新宿御苑の四季を写真に納めよう、ということをしています。

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毎月、月替わりで園内の案内が配布されていて、これを12枚集めるのも目標でした。今月のものを手にして気づいたんですが、そういえば6月の土曜会議って上高地に行ってしまってパスしてしまっていました。

しかも今月のものは7・8月の合併号になっています。なんだ、どちらにせよ12枚はそろえることはできないのか。

そんなわけで、この園内地図を元に、7月に見られる花を探してみましょう。今日はNEX-5に100mmマクロレンズを装着してきています。お花メインで撮影を1時間ほど楽しむ予定。

本格的に撮影するなら三脚とか一脚とかを持ってくるところですが、今日はNEX-5にAマウントアダプターを装着して、Aマウントの100mmマクロを使ってみての感触を確かめにきました。

今までのα100、α350、α550だと100mmマクロよりも50mmマクロの方が使い勝手がよく撮りやすいんですが、プロのカメラマンさんのレンズ評を聞くと、みなさん100mmマクロの方がよい、と言われます。100mmの方が望遠が使えるので被写体が離れているときに寄れる、などのメリットがあるのはわかるんですが、撮影するのが難しいんです。

それがNEX-5のライブビューを使ったときにどんな感じになるのかテストです。

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まず、最初は大木戸門から入ってすぐのところの玉藻池にある「シロシキブ」に挑戦です。ムラサキシキブの果実が白い品種なんだそうです。

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まずはちょっと離れたところからマニュアルフォーカスで狙ってみます。背景をなるべく沈めて、花を明るくしたいので、露出補正をマイナスに。撮影モードは絞り優先にします。操作ボタンが少なく、なんの操作をするにもいったんメニュー画面を開かなければいけない印象があるNEX-5の操作ですが、絞り優先の場合はダイヤルを回すとそのまま絞りの調整ができるので、こういう時はほとんど、普通にα550を使っているのと同じ感覚で撮影ができます。

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そして、こちらが100mmマクロの真骨頂みたいな写真になるでしょうか? マニュアルフォーカスを最短撮影距離に合わせておいて、カメラを前後させて一番被写体を近づけた状態でシャッターを切っています。

シロシキブはものすごく小さな花なんですが、こんなふわっとした写真が撮れます。

撮像センサーを使ったライブビューで、しかも液晶もLEDバックライトを使って輝度が1.4倍も上がっている92万画素モニターです。もちろんチルトもできるので、無理な姿勢をとらずにベストアングルをさがせます。

撮影もしやすい。。。α550と比べるとボディのサイズも小さく、重量も軽いので自由度がすごく上がっています。マクロ撮影なんて、もともとあまりオートフォーカスに頼ることはなく、フォーカスロックをしてカメラを微妙に前後させて撮影していたので、マニュアルフォーカスでもほとんど違和感はありません。

もしかしたら、NEX-5でつかうAマウントレンズですが、100mmマクロが一番威力を発揮するレンズなのかも。 

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続いては「アガパンサス」です。広い敷地の中を、地図を持って花探しの旅をしていると、なにかのロールプレイングゲームで、モンスターや宝を探して歩いている感じ。

目的のエリアにつくと、その花を探して写真を撮ってコレクションしていきます。これ、結構楽しいです。

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このアガパンサスは南アフリカが原産とのこと。なるほど、土日に開催される3位決定戦、決勝戦を控えたワールドカップに合わせて咲いてくれている感じですね。

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花は青と白のものが2種類あるんですけど、案内看板やパンフレットをみると青い花が紹介されています。こちらの白いものは違う花なのかな?

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Eマウントレンズの場合は、絞りを操作すると実際にその絞りにしてライブビューで見ることができます。被写界深度などもモニターで実際に写る映像で確認ができるんですが、マウントアダプターを使ってAマウントレンズを使うときは、絞りは開放のままになります。

シャッターを切らないと設定した絞りにはならないので、被写界深度は浅いままになります。フォーカスが合わせやすいので、個人的にはこのままで良いと思うんですが、こういう写真を撮るときはちょっと時間がかかります。

もうちょっと被写界深度があった方が良かったですね。

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こちらが青いアガパンサスです。絞り開放でちょっと引いている図。背景の丸ボケとかは撮影する前に実際にライブビューで確認できるので、これも撮ってて楽しい写真。

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これも最短撮影距離にしておいてカメラを前後しながら撮影した1枚。今日はほとんど無風状態でしたが、それでもちょっとした風で花が動いてしまうのでぶれのない、ちゃんとフォーカスが合っている写真を撮るのは結構難しいんです。

マクロ撮影とか、屋外で撮影されている方はこういう風とはどういう風につきあっているんだろうなぁ。

 

地図に従って、続いては「ギボウシ」に挑戦。

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ここは道からちょっと奥に入ったところにしか咲いていなかったので、望遠マクロ、100mmマクロの独壇場です。50mmとか30mmではこんな写真は撮れません。

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これはたまたま道路から近くに咲いていた個体をみつけて撮影したもの。花を撮る、というよりは背景に緑とか暗いところを探して背景の色を優先でフレーミングします。そういうことをするときこそチルト機能付きのライブビューカメラが最大の威力を発揮するところ。

動画とかも撮りたかったんですが、さすがに100mmマクロの手持ち動画は無理です。手軽には撮影できません。最低でも一脚がないと厳しいです。

実は来週も下期経営計画発表会というのがあって、土曜出勤が続きます。来週は一脚を持ってきてマクロレンズでの動画撮影に挑戦してみようかなぁ。

 

100mmマクロの「SAL100M28」は、ソニーαレンズのマクロで用意されている3本の中ではもっとも高いレンズになります。73,920円になります。マウントアダプターがもしもAF対応になったとしてもレンズ内にフォーカシングモーターは内蔵していないので、どちらにせよマニュアルフォーカスでしか使えないレンズになります。

が、やはりライブビュー性能が高いNEX-5で使うと、α550でも使いにくい感じがした100mmマクロレンズが生き返りますね。

α700やα900などのボディが重いカメラで使うとしっくりくる感じがしていたんですが、NEX-5でこんなに使いやすく感じるというのは意外でした。まだ50mm、30mmのマクロレンズは試していませんが、たぶん、100mmマクロの楽しさにはかなわない気がします。

 

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私の通り道には「タイワンホトトギス」という花も見所として案内されていたんですがこれは花期が9月になってからとのことで、まだ何も咲いていませんでした。

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今日の撮影ルートです。右にあるのが大木戸門で、左に向かって歩いていき新宿門から出て、新宿三丁目駅に向かうというのが私の通勤ルート。

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とても暑い日でした。

今日の反省点としては。。。蚊にずいぶん刺されました。時間がないからとかではなく、蚊にさされてかゆくて早く帰ってきた感じです。夏場にここにくるときは虫除け対策をして、長袖のシャツを着てこないと大変なことになるようです。 

 

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新宿御苑撮影散策ガイド―季節の花と風景を訪ねる (NEWS mook)

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  • 作者: 木村 正博
  • 出版社/メーカー: 三栄書房
  • 発売日: 2010/03
  • メディア: ムック

 

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