SONY最高峰の技術を詰め込んだイヤホンは何が違う?!Signatureシリーズ『IER-Z1R』総まとめレビュー!
Signatureシリーズのイヤホン「IER-Z1R」に関する当店の記事をまとめたページになります。機能や実機の様子などをご覧いただけます。
4.音質について
■「IER-Z1R」の機能まとめ
- 3つの異なるドライバーの長所を組み合わせた新しいHDハイブリッドドライバーシステムを搭載
- 低から中高音域を再生する12mmダイナミックドライバー
- 100kHzの超高音域再生を実現する5mmダイナミックドライバーユニット
- 高音域を再生するマグネシウム振動板採用BAドライバーユニット
- 今までにない音の分離感を実現するリファインドフェイズ・ストラクチャー
- 自然な音の繋がりを可能にするサウンドスペースコントロール
- タッチノイズを軽減するシルク編組採用
- さまざまな機器と接続して高音質を楽しめるΦ4.4mmバランス標準プラグ採用
- ハウジング素材にジルコニウム合金を採用
- 新開発プリフォームドイヤーハンガー
- ジルコニウム合金フェイスプレートのペルラージュ加工
- 合計13種類のイヤーピースを付属
- 専用ハードケース&独自設計のシリコン製ケーブルホルダー付属
■「IER-Z1R」詳細
ソニーのフラッグシップモデルSignature Series(シグネチャーシリーズ)のイヤホン「IER-Z1R」は妥協のないデザインにより、量産を前提とした工業製品でありながらも、ジュエリーのような工芸としての魅力も兼ね備えている製品です。
現段階で考え得る最良の方法を妥協なく模索し、コストから考えない取り組みに高い評価が集まり、グッドデザイン・ベスト100に選出されたこともあります。
本体には3つの異なるドライバーの長所を組み合わせた新しいHDハイブリッドドライバーシステムが採用されています。
3つのドライバーシステムを1つのインナーハウジングに搭載し、経路内の音の伝わり方を緻密に調整。位相を最適な状態にすることで、楽器本来の音色を再現すると同時に、今までにないような音の分離感を実現します。
また、インナーハウジングにはマグネシウム合金を採用。それにより各ドライバーユニットの不要な振動を徹底的に抑えます。
低から中高音域を再生する12mmドライバーは軽量・高剛性が求められるドーム部に、薄膜のマグネシウム合金を採用しており、エッジはしなやかさを担保しつつ、内部損失の高いアルミニウムコートLCPを採用することで、沈み込む低音域と繊細な中高音域を両立し、微小な音も余すところなく再生します。
高音域を再生するマグネシウム振動板採用BAドライバーユニットの振動板にも実用金属中でもっとも比剛性が高く、かつ高い内部損失を誇るマグネシウム合金が採用されています。
また、ボイスコイルに伝送効率の高い銀コート銅線を採用し、端子部には金メッキを施すことで、駆動力を向上。入力信号に対して忠実に動く振動板が、微小な音をしっかりと捉え、再生します。
ドライバーユニットの後方に設けた空間に極細の音響管を接続することで、振動板背面の通気を精密にコントロール。最適なバランスの豊かな中音域と、低音域から高音域にかけての自然な音のつながりが可能になり、広がりのある音場が再現されます。
外観の大きな特徴であるキラキラしたフェイスプレートには高級腕時計にも用いられるペルラージュ加工が施されており、高級感のあるデザインになっています。
ハウジング部分には非常に高い硬度と耐食性を持つジルコニウム合金を採用。傷つきにくくさびにも強い耐久性を実現しています。
ケーブルには銀コートOFC線や非磁性体金メッキプラグ、ツイストペア構造のほかに、タッチノイズを軽減するシルク編組が用いられています。
耳の部分は新開発のプリフォームドイヤーハンガーになっており、従来のアジャストフリーイヤーハンガーの持つ快適で安定した装着性はそのまま、より簡単に素早く装着することが可能になっています。
■「IER-Z1R」実機開梱レポート
「IER-Z1R」を開梱してまず驚くのはそのパッケージ仕様です。製品パッケージ自体がものすごい凝ったものになっており、お重のような箱にすべてが収まっています。
こちらが「IER-Z1R」本体です。プロ用製品で培われた厳しい品 質管理の元、熟練作業者により手作業で一つ一つ丁寧に組み立てられ、厳しい検査をパスし たのち出荷されるとのこと。
イヤホン本体のフェースプレートには高級腕時計にも藻散られるベルラージュ加工が施されており、鏡面加工されたハウジングはまさに宝石のようです。
非常に高い硬度と耐食性を持つジルコニウム合金を採用しておりキズやサビにも強い耐久性があります。
従来のハイブリッドドライバーユニットではダイナミックドライバー1基と、複数のバランスド・アーマチュアドライバーで構成されていましたが、ソニーのイヤホンでは初めて2基のダイナミックドライバーユニットを内蔵。
箱の引き出しをあけると、プリフォームドイヤーハンガー仕様になっているヘッドホンケーブルとイヤーピースがそれぞれ収納されています。
イヤーピースは2種類のシリコンを使ったハイブリッドイヤーピースと、より密着度の高い肉厚のシリコンフォー素材を使ったトリプルコンフォートイヤーピースが用意されています。
ハイブリッドイヤーピースはS、M、Lサイズの直径の違いに加えてスカート部分の長さを変えたサイズも用意され全7サイズが付属。
トリプルコンフォートイヤーピースも6サイズが収納されています。肉厚になるトリプルコンフォートイヤーピースは耳に入れる際にぎゅっと潰してから入れて、耳の中で広がって密着させる、という使い方をします。低域の音がより強調された聞こえ方がします。
個人的な使い勝手ではトリプルコンフォートイヤーピースを選ぶ際はいつもより1サイズ小さめにした方が装着感が良い気がします。そうした場合も、これだけのサイズがあるのでいろいろ試すことができます。
2種類のケーブルは3.5mm径のステレオミニプラグのものと、4.4mm径の標準バランスケーブルです。
4.4mmの標準バランスケーブルはSignature Seriesの登場時に普及が始まった新規格の端子で端子は5極あり1極がシールド、4極を使って左右を完全に独立させた信号伝送をするケーブルになっています。
通常のステレオミニケーブルでは3極端子になっており左右の音の信号が混ざり合ってしまう部分があるのですが、バランスケーブルではそれがありません。ウォークマンWM1シリーズと、ZXシリーズなどのウォークマンの高音質モデルでは必ず採用されています。
金属パネルを使ったハードケースは耐久性も考えられた作りになっていて、その中にシリコン製のケーブルホルダーが入っていますので、これにケーブルを巻き付けて持ち運ぶ事になります。
ウォークマン本体にケーブルを巻き付けて持ち運んでらっしゃる方をお見かけしますが、あれはケーブルを痛める原因になります。ケーブルは断線したら使い物になりません。音を大事に持ち運ぶことにも手が尽くされています。
ケーブルには銀コートOFC線や非磁性体金メッキプラグ、ツイストペア構造のほかに、タッチノイズを軽減するシルク編組が用いられています。
今回、いろいろと手持ちのケーブル(と、言ってもソニー純正のケーブルしか当店にはないのですが)を付け替えて試聴してみましたが、このクラスのインイヤーヘッドホンになるとケーブルの違いによる音の変化もしっかりと聞き分けられます。
IER-M7やXBA-N3などの付属ケーブルと比較してみても、かなり透明度の高い音を伝送してくれます。さすがケーブル自体も良いものを使っているんだな、という感じです。
■音質について
さて「IER-Z1R」をウォークマンWM1シリーズなどと接続して鳴らしてみるのですが、第一印象は「音が盛ってある感じがするのにヌケがすごくいい」というイメージ。インイヤーヘッドホンのおかげでダイナミックレンジが広がった様な印象を受けます。
こんな音がインイヤーヘッドホンで聴けるの?!というくらい、スピーカーで聴いているような感覚。
というのも、低から中高音域を再生する12mmドライバーのエッジ部分にはアルミニウムコートされた液晶ポリマーを採用しています。液晶ポリマーというのはソニーの高級ヘッドホンで採用されることが多い素材なんですが、これを使うと特定の周波数の増幅みたいなものが抑えられて、ヘッドホンっぽい音がなくなります。
それをベースに、ドーム部に薄膜のマグネシウム合金を採用して軽量・高剛性にするなど、ソニーが今まで培ってきたヘッドホン技術の集大成と言っても過言ではない仕上がりになっています。
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どこまででも音量を上げられる感じがするのですが、これはヘッドホンの抵抗値が高いせいもあるようです。インイヤータイプのヘッドホンでは「IER-M9」がありますが、こちらの抵抗値インピーダンスが20Ωです。
それに対してIER-Z1Rでは40Ω。オーバーヘッドタイプの最高峰MDR-Z1Rが64Ω、MDR-Z7M2が56Ωとなっています。
ウォークマンWM1シリーズで再生するならハイインピーダンス対応のためのハイゲインに切り替えをして鳴らした方が良さそうです。設定からステレオミニ出力とバランス出力でゲイン設定を切り替える事ができます。ハイゲインで聞くべしです。
2018年秋のアップデートでNW-WM1シリーズでも「バイナルプロセッサー」というエフェクトが利用できるようになりました。
これはアナログレコードを再生している時の音を再現できる機能です。「アナログレコードの音」というとヒスノイズやプチノイズなどを加えるのかと思いきや、実はそうではありません。
ターンテーブルを動く針を思い出してほしいのですが、レコード盤の上を動くトーンアームの動きに合わせてスピーカーは常に動いていて、これにより常にアイドル状態になっているのだそう。
静止している状態から動き出すとどうしても最初にパワーがいるし動きが遅くなるところなんですが、微妙に動作しているところからだったら音の立ち上がりがよくなる、という理屈です。そこで人間の耳には聞こえない部分のノイズを加えることで、常にドライバーユニットに動きを与える、などの事を行っています。
つまりバイナルプロセッサーはアナログレコードっぽく聞こえるのではなく、アナログレコード再生時の音の良さを加えるエフェクトになっています。IER-Z1Rでこの違いを試すと、その効果も大きくなるように思えます。
発売時に多くの方が店頭で聞き比べをした「NW-WM1Z」と「NW-WM1A」の音質の違いですが、こうした聞き比べも「IER-Z1R」があるとより鮮明になります。
歪みがほとんど感じられないため、知らず知らずのうちにボリュームをあげてしまうので注意したいところですが、これは手持ちの楽曲を全部聴き直したくなるほど。
出力にゆとりがあるTA-ZH1ESを使うと、音質はさらに豊かになります。プレーヤー、アンプ、ヘッドホン、ケーブルの純度が上がると、にごりというか抵抗がなくなり、それぞれが影響する部分がはっきりしてくるようになります。
まだメーカー商品ページに対応製品としての掲載はありませんがキンバーケーブルの「MUC-M12SB1」も接続して利用することができました。
外部ノイズを遮断し、ワイヤー間の相互作用に伴うオーディオ信号の劣化を最小限に抑制する8芯Braid(編み)構造を採用したケーブルですが、これを使うとさらに音が近くなる透明感を感じられます。
ケーブルの違いでこんなに音が変わるんだ!?というのを味わうのには、この組み合わせで試すのが最高かもしれません。
■イヤホン購入前に!ソニーストアおすすめサービス
インナーイヤーヘッドホン「IER-Z1R」の購入に際して、メーカー直販ソニーストアで購入する大きなメリットがあります。
メーカー直販ならではの長期保証サービス、ワイド保証サービスの利用ができる点です。
ヘッドホンははっきり言って消耗品です。使用頻度が高ければ高いほど断線や落下による破損などの可能性が高まります。20万円近くするヘッドホンなのに使えなくなってしまったらショックですが、ソニーストアでは通常1年のメーカー保証を3年に延長する「3年ベーシック保証」を無償でつけてくれています。
さらに商品価格の5%にあたる+10,000円で「3年ワイド保証」にアップグレードできます。
ワイド保証では通常使用範囲内での故障だけではなく、外傷がある落下による破損などについても無料で修理をしてもらえます。
修理回数や修理金額の上限などはなく何度でも利用ができる非常に強力な保証がついてきます。
持ち歩くことが多い、インナーイヤーヘッドホンで、こうした保証が使えというのはかなり大きな魅力になるかと思います。
なお、当店店頭では3年ワイド保証を半額にするクーポンを3月末まで店頭でプレゼントしています。+5,000円で3年ワイド保証にアップグレードができます。
また「IER-Z1R」本体購入時に「My Sony ID」というソニーグループで使えるIDを取得すると、その場で10%オフにできるクーポンが発行されます。ゲスト購入するよりも10%お得に購入出来ます。IER-Z1R なら19,998円安くなりますので、おすすめです。
購入前にまずはMy Sony IDの取得からどうぞ!
■『IER-Z1R』の分割払い手数料0%と、残価設定クレジットのご案内
ソニーストアでは手軽に購入ができる分割払いクレジットも用意をしています。キャンペーン期間中は24回までの分割払いを手数料0%でご利用いただけます。
商品価格:199,880円の『IER-Z1R』をAV商品10%オフクーポンを使って購入する場合、消費税込みで計算すると初回払い10,283円で月々8,000円×23回にて購入が可能になります。
また2年後に下取りに出すことを前提にした「残価設定クレジット」では、同様にAV商品10%オフクーポンを利用すると、初回が6,783円で月々6,500円×23回とより手軽に購入する事ができます。
25回目に38,000円を支払うと返却せず自分のものにできて、そのときに新型のヘッドホンが登場しているようであれば、それを頭金にする計算にして新型に乗り換えることもできます。
ソニーストアお買い物券 (1000円分) COUPON-1000 |
ソニーストア価格: 1,000 円+税 |
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・一度に購入できるお買い物券は20点(20,000円)までとなります ・電話料金合算払いは月額最高5万円までとなります 5万円以上の利用の際はクレジットカード決済に変更が必要です ・dケータイ払いプラスでのクレジット決済はVISAカード、マスターカードのみ |
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頭金を用意することができるのであればソニーストアの「お買い物券」を購入しておき、残金を分割クレジットにする、ということもできます。金利は0%ですのでかかりませんが月々のお支払額をもっと小さくしたいという方にはそういう方法もあります。
購入時に一気に20万円用意するのは大変ですが、これだったらなんとか手が届きそう!と言う方は是非、シミュレーションをしてみてください。
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また、東京、新橋にある当店テックスタッフでは、店頭にてソニー製品のご購入相談を頂いた方へ様々な特典をご用意しております。特典内容は上記リンクからご覧いただけます。
時期によって特典内容も変わってきますので、ぜひお得にお買い求め下さいませ!
ステレオヘッドホン IER-Z1R |
ソニーストア価格: 199,880円+税 |
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発売日 | 2019年3月23日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
5年ワイド:20,000円 3年ワイド/5年ベーシック:10,000円 3年ベーシック:無償 |
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