【レビュー】USB-C接続の新定番!ソニー『IER-EX15C』を使ってわかった音質・使い勝手・便利ポイントまとめ
遅ればせながら先週発売になった新製品でUSB Type Cに対応したヘッドホン「IER-EX15C」の実機レビューレポートをお届けします。久しぶりの有線ヘッドホンの試用記事になりますが、これがなかなかいい感じなんです。
こんにちは、店員佐藤です。
ソニーから新しいスタイルのヘッドホンが発売になりました。USB Type C搭載のステレオヘッドホン『IER-EX15C』です。
iPhoneやXperiaをはじめとするUSB Type C端子搭載のスマートフォン、Windows PC、タブレット、ゲーム機などと接続して使えるお手軽ヘッドホンです。
USB Type C端子を採用していて「USB Audio Class 1.0」に対応する機器と互換性があるとのこと。USB Audio Class 1.0は「UAC1.0」と記載されることが多く、ほとんどの機器で広く互換が取られています。規格としては1998年に策定されているそうで、音声はデジタルで入力されヘッドホン側でアナログ音声にして聴かせてくれます。※後継規格にUAC2.0もありますが、多くのスマートフォンは1.0対応です
規格としてはUAC 1.0は24bit/96kHzまで対応するようですが『IER-EX15C』の仕様を見たところ、有効周波数帯域は20Hz-20,000Hzとなっているのと、Hi-Resロゴが使われていないので一般的な44.1kHz/48kHz 16bitまでの対応になります。
2019年にはXperiaブランドで「STH50C」というモデルが発売されていて、こちらは税込だと7,568円で販売されていました。Hi-Resロゴの記載があるので「STH50C」はハイレゾ帯域の再生までカバーしていたと思うんですが、現在は生産終了になっています。
オークションサイトで売ってるかな?と、探してみたところ、なんと、現在はプレミアがついて倍以上の価格で取引されているみたいです。なるほどー、ハイレゾ対応のUSB Type Cのソニー製ヘッドホンだとそんな扱いになるのか! いやー、それだったら買っておけば良かったなー!と、思うこと山のごとしです。
新型の「IER-EX15C」もワイヤレスヘッドホンのバッテリー切れとか、電波が途切れがちなシチュエーションなどで使うための予備のヘッドホンとして持ち歩くのに便利だし、なんせ、今時価格が3,190円という買いやすさの新製品です。これも人気炸裂になりそうな予感がします。
【開梱】プラスチックフリーのエコパッケージ
それでは、実際に製品を開梱してみましょう。プラスチックフリーで紙素材だけでパッケージが作られています。
同梱されるアクセサリーとしてはXS、M、XLサイズのハイブリッドイヤーピースと、ケーブルアジャスターがついてきます。
【ケーブル長】125cm→65cmまで自在に調整可能
「IER-EX15C」本体のケーブルをそのまま使うとすると、ヘッドホンの先からUSB端子の先までで実測で125cmほどあります。
そういえば、ここ最近はワイヤレスヘッドホンばかり使っていて、たまにウォークマンを有線ヘッドホンで使うくらいなので、スマートフォンのヘッドホンとして使うにはこれくらいの長さで良いんだっけ?という感覚。125cmもあると、やや長すぎる感じなんですが、スマートフォンをズボンのポケットに入れたり、カバンに入れて持ち運ぶ際はこれくらいは長さが必要ですかね。
手持ちで使ったり、胸ポケットに入れるときは長すぎる、というときは付属のケーブルアジャスターを使います。
セレーション(溝入り)ケーブルという平べったいケーブルになっているので、アジャスターへ巻き付けるときに面を気を付けないと、アジャスターがすぐに太ってしまいます。丁寧に面を合わせて巻いていくと、たくさん巻き付けられます。
丁寧に巻き付けて、大体「これでいっぱい!」というところまで巻いたところが上記の写真の感じです。これで長さはUSB端子の先からヘッドホンの先までで約65cmほどとなります。
使ってみると、胸ポケット使いだとこれくらい。スマートフォンを手持ちで使っている分にはこれくらいで邪魔にはならないくらいの長さになります。
人によって快適な長さは違ってくると思いますが、65~125cmの幅で調整ができるので、これでほぼ全員が満足できる使い方にできるかと思います。
ちなみにアジャスターはUSB端子側に寄せておいた方が使いやすいのは言うまでもありません。ヘッドホン側にアジャスターを使ってしまうと装着時に耳にかかる負担が大きくなり抜けやすくなりますから。
【リモコン&マイク】通話品質も十分実用的
リモコンにはマルチファンクションボタンとマイクを内蔵しています。実際に耳に装着しているとボタンは全然見られないんですが、プラスマイナスとアクションボタンが真ん中にあるだけなので、ボタンは見なくても操作可能。
一度だけ、着信があって、このヘッドホンを装着した状態で通話をしましたが、特に先方が聞き取りにくいという感じはしていなかったので、通話品質も大丈夫そうです。
イヤーピースはXS、M、XLサイズの3種類が同梱されていて、内側の筒部分と外側のスカート部分で別素材を使ったハイブリッドイヤーピースが採用されています。
芯のところは固めのシリコンで、スカート部分は柔らかくなって耳にフィットします。
音質は価格以上の満足感があります。5mmドライバーと言うことで、普段使っているワイヤレスヘッドホンよりも小径なドライバーユニットになっていますが、キャビネット自体が小さいので、耳の奥まで入れられる感じがとても安心。
ノイズキャンセリング機能などはないんですが密閉性が高いので、それほど電車内の騒音とかも気にせずに音楽が楽しめます。音楽自体の音質も不自然な感じはなくパワーのある音を聴かせてくれました。
【音質チェック】価格以上の高コスパサウンド
ワイヤレスヘッドホンと比較すると、やはりコードがついているので、コードを触ってしまったときにゴソゴソという音がしてしまったり、通勤電車でなにかにケーブルをひっかけると抜けてしまったりする危険はあるので「やっぱりワイヤレスがいいよねー」という話にもなってしまうんですが、これ、スマートフォンだけではなくPCでもなんでも使えます。
PCを使ったテレビ会議の時とかは音声のトラブルがあった時用に、私は絶対に有線ヘッドセットを近くに用意してバックアップしているんですが「IER-EX15C」は今までのステレオミニ端子のヘッドホンの代わりになります。
接続がUSBを使ったデジタルなのでノイズは聞こえないのがメリット。ステレオミニ端子の場合、プラグの抜き差しで「バツッ」という音が鳴ることがありますが、「IER-EX15C」の場合、それもないようで音楽再生中に抜き差しをしても音は聞こえません。
予備の有線ヘッドホンとして持っておくと安心だし、これをメインで使うのもアリじゃないですかね。
【まとめ】バックアップにも最適なUSB-Cヘッドホン
ソニーストアでは3,190円(税込)で発売しています。My Sony IDを取得してからの購入でAV商品10%オフクーポンが利用できますので、My Sony登録後のお買い物だと2,871円で購入可能。※価格は2025年10月時点。最新情報はソニーストアでご確認ください。
発売日前には全色が「入荷次第出荷」ステータスになり、初回出荷分が完売か!?というほどの人気ぶりでしたが、現在は普通に購入できます。
4色のカラーバリエーションから好きなカラーでお買い上げいただけます。
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密閉型インナーイヤーレシーバー IER-EX15C |
ソニーストア価格: 3,190円 税込 |
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発売日 | 2025年10月10日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
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