ソニーマーケティング主催『星空フォトコンテスト2024』作品募集中! 星空撮影のオススメレンズと撮影のコツ
ソニーマーケティング主催の天体を主題としたオープンフォトコンテスト「星空フォトコンテスト2024」が行なわれます。
スマートフォンを含めた撮影機材の制限を設けないコンテストで、受賞者にはソニーポイント最大5万円分がプレゼントされます。応募期間は2024年10月31日(木)までとなりますので、ぜひ参加してみて下さいね。
こんにちは、店員よねっちです。
今年もソニーマーケティング主催で「星空フォトコンテスト2024」が開催されます。
賞は大賞(1名)、特別賞(1名)、αユーザー賞(1名)、「アストロアーツ/星ナビ」特別賞(1名)、入選(12名)が選出されます。
また、受賞者の方には上記特典に加えて、星空撮影におすすめなソニーのカメラ本体やレンズを無償で2週間レンタルできる権利が提供されます。
さらには、全国各地のソニーストア内にあるαプラザで受賞作品展を実施予定となっています。(2025年春を予定)賞品は以下の通りです。
<賞品>
- ■大賞(1名)
- ソニーポイント 50,000円分
- ■特別賞(1名)
- ソニーポイント 30,000円分
- ■αユーザー賞※(1名)
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ソニーポイント 30,000円分
※「α」で撮影された作品が審査対象。「α」システムの性能や特徴が最大限活かされており、「これぞα」という1枚に与えられる賞です。
- ■「アストロアーツ/星ナビ」特別賞(1名)
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ステラナビゲータ12+ソニーポイント 15,000円分
※「ステラナビゲータ12」は、ウィンドウズPC用の天文シミュレーションソフトです。※審査は株式会社アストロアーツ天文雑誌「星ナビ」編集長の川口雅也氏が実施。
- ■入選(12名)
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ソニーポイント 3,000円分
審査員は天体写真家/イラストレーターの沼澤 茂美氏です。
天文宇宙関係のイラスト、天体写真の仕事を中心に、内外の天文及び写真雑誌や書籍の執筆、NHK天文宇宙関連番組の制作や海外取材などを行っている方で、パラマウント映画社「スタートレックDeep Space9」のポスター制作なども担当されているそう。2004年には環境大臣賞受賞しています。
■沼澤先生によるおすすめレンズ
α1,FE 16-35mm F2.8 GM II 16mm,F2.8,20秒,ISO2500
コンテストのページには沼澤先生による「おすすめレンズ特集」が掲載されており、「SEL1635GM2」と「SEL14F18GM」の名前が挙がっています。
「SEL1635GM2」はGマスターブランドのズーム全域開放F値2.8の明るさで焦点距離16mmから35mmをカバーする大口径広角ズームレンズです。
2017年に発売されたI型レンズから20%軽量化。
サイズなどのスペックを比較すると全長が10.1mm短くなっているだけと感じてしまいますが、実物を見るともう少し小ささを感じられる部分があります。
レンズフードを装着してワイド端にしてレンズを延ばして並べてみたところがこちら。数値以上に見た目のサイズ感は小さく見えます。
沼澤氏によると常用レンズとして常にアイドリング状態で携帯できる利便性があり、星空の急変が見せる予測不可能なシーンにも即応できる点がとても頼りがいのある存在になっているそうです。
画像をクリックしていただくとFlickrでオリジナル画像をご覧いただけます。焦点距離16mmでの絞り開放の際の周辺解像度が大幅にあがっているとのことだったので、開放F2.8 で撮影してきました。
確かに周辺部でも流れてしまう感じはなくビシッと解像しています。レンズ中央部分も高い解像度です。風景撮影で威力を発揮しますね。
こちらもオリジナル画像をFlickrにアップロード。三脚を持って言っていないので手持ちでの比較撮影になりますが、II型とI型で撮り比べしてみました。黄色枠のところを拡大して比較してみます。
左がSEL1635GM2で右がSEL1635GMです。
ちょっと差が出すぎ?ですが、全体にやはりII型の解像度はあがっています。
α1,FE 14mm F1.8 GM 14mm,F1.8,30秒,ISO2500
「SEL14F18GM」は超広角14mm、開放F値1.8を約460gの小型・軽量設計で実現したレンズです。
沼澤氏によると14mm F1.8のスペックのレンズが出ることを初めて知ったとき、これはまさに星空風景のためのレンズではないかと、興奮を隠せなかったそう。
広い画角とF1.8の明るさ、そして何よりもそのMTFデータの内容には目を見張るものがあり、さらに開放での画角全面の画質の優秀さを示していたからです。
初に手にしたとき、そのコンパクトさに驚いたとコメントされています。
上記は写真左からF4通しで使えるズームレンズ「SEL1224G」と、「SEL14F18GM」、そして広角レンズ「SEL20F18G」を並べたところです。
レンズフードまで含めるとSEL20F18GよりもSEL14F18GMの方が短いレンズになりますね。
ただし、レンズの前玉については「SEL1224G」同様に「SEL14F18GM」も大きく飛び出ており、フィルター装着などはできません。レンズフードもレンズと一体型になっているため外す事ができません。
NDフィルターの装着は前面フィルターではなく自分でカットして入れる「リアフィルターホルダー」方式になっています。
市販のシートタイプのフィルターを付属のフィルターテンプレートで線引きをして切り取って使います。
「SEL14F18GM」で撮りたいのはやはりこういう画角の画です。F1.8まで開くことができるとシャッタースピードを速める、もしくはISO感度を下げることができるわけで、これで星景写真撮影の自由度がかなりあがると思います。
作例のこの一番端の方を拡大してみてみても驚異的な映りです。これだけ画角の端を見ているのに映像が流れず、サジタルフレアなども出ていません。
■夜空の星を撮るコツ
星空を綺麗に写すには、まず何よりも撮る環境が重要です。
大きな都市部では、夜間照明による人工の光が夜空を照らしてしまうため(これを一般に「光害」と呼びます)、星自体があまり見えません。
星をきれいに写すには、光害が少なく空気の澄んだ高原や山中まで足を運ぶのが理想ですが、まずは街灯が視界に入らない近くの公園などで撮り方を試してみるのがおすすめです。
また、月明かりも星を撮る上では光害になります。なるべく新月の日や、月が沈んだ後の時間帯に撮影すると良いと思います。
星空を写すには長時間シャッターを開ける必要があるため、夜景撮影などと同じく三脚でカメラを固定して撮影をします。
三脚を使った撮影ではリモートコマンダーがあると便利ですが、無い場合はセルフタイマーを2秒に設定することで代用もできます。これにより、シャッターを押し込んだ際の振動によるブレを防ぐことができます。
また、三脚を使用する際は、誤作動を防ぐため手ブレ補正機能をオフに設定しておきます。
■カメラ設定をする
「星を撮る」と言っても、星を見た目通りに点で写したり、時間とともに動いていく軌跡として写したり、望遠で星雲を大きく切り取ったりと、様々な撮り方があります。
まずは最も手軽にチャレンジできる「星を点で写す」撮り方をここでは解説します。
まず、撮影モードをMモードに設定し、絞り、シャッター速度、ISO感度の3つをそれぞれ調整します。
絞りはなるべく開いて撮ることでカメラにより多くの光を取り込むことができ、星がより写りやすくなります。
シャッター速度は使用するレンズにも依りますが、8秒前後がおすすめです。止まっている夜景を三脚で撮影する場合と違い、星はゆっくりと動き続けています。そのため、あまりシャッター速度を長くしすぎると、星が線状になったり写りにくくなったりしてしまいます。
ISO感度適切なISO感度は光害の度合いや月明かり、使用しているレンズなど、撮影する場所や日によって大きく変わるため、一概には決められません。まずはISO400を目安に撮影し、撮影結果を見ながら最適な値を探してみると良いかと思います。
上記の3つを設定したらピントを星に合わせる必要があります。
夜空のような暗いシーンではオートフォーカス(AF)が合わないため、ピントはマニュアルフォーカス(MF)で合わせます。
しかし、液晶画面をそのまま見ながら小さな星にピントを合わせるのは難しいので、MFアシストやピント拡大を使い、明るい星を液晶画面で拡大しながらピントを合わせます。
拡大する場所は操作ボタンで移動できるので、ピントが合っているかどうか分かりそうな明るい星を探し出すのが先決です。
明るい星を見つけたら、フォーカスリングを回して星の輪郭がはっきりと見えるピント位置を探します。ピントは必ずしもフォーカスリングを回し切った位置(無限遠)で合うとは限らないので、必ず拡大して確認することをお勧めします。
もし画面が真っ暗で、星や風景が見えづらい場合は、一旦ISO感度を3200や6400等まで上げて、画面に写る画を明るくしてからもう一度探してみると良いです。一度ピントを合わせたら、撮影を終えるまでピントを動かさないように注意。ピント位置はレンズをズームさせたり、[AF]に切り替えたりした場合も変わってしまいます。
なお、星空撮影での構図確認にはブライトモニタリング機能がおすすめです。
これは周囲が暗い状況下で露光時間を延ばすことにより、ビューファインダー/モニターで構図の確認ができる機能です。
ブライトモニタリングを使用するには、[ブライトモニタリング]の項目をカスタムキーに設定する必要があります。
これから夏季休暇を迎える方も多いと思いますが、コンテストも開催されますし、星空撮影にチャレンジしてみてはいかがでしょう。
☆ソニー「星空フォトコンテスト2024」のご案内はこちらから
デジタル一眼カメラα [Eマウント]用レンズ SEL1635GM2 |
ソニーストア価格: 346,500 円 税込 |
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発売日 | 2023年9月22日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証 サービス |
5年ワイド:35,200円 3年ワイド/5年ベーシック:17,600円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ | |||
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当店店頭にて実機を展示中 10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
14mm超広角単焦点レンズ SEL14F18GM |
ソニーストア価格: 209,000 円税込 |
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発売日 | 2021年5月28日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証 サービス |
5年ワイド:20,900円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:11,000円(税込) 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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テックスタッフ 店頭入特典 |
当店店頭にて実機を展示中 10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
デジタル一眼カメラα7S III ILCE-7SM3 |
ソニーストア価格: 504,900円 税込 |
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発売日 | 2020年10月9日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:45,100円 3年ワイド/5年ベーシック:23,100円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
当店店頭にて実機を展示中 ☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |