【Tips】デジタル一眼カメラ『α』で始める動画撮影 カメラワーク編
近年では動画に対する需要や発表の場が増えてきています。そこで、魅力的な動画作品作りに欠かせない基本のカメラワースについて、おすすめのシーンと撮影するときのポイントをご紹介したいと思います。
■カメラワークとは
カメラワークとは、動画を撮影するときの「カメラの動かし方」です。さまざまなカメラワークの特徴を理解して撮影に取り入れれば、より相手に伝わりやすい動画作品をつくることができます。基本的なカメラワークには、次のような技法があります。
■カメラを固定して撮る
・フィックス
フィックスはカメラを固定して動かさずに撮る技法です。撮影者も動きません。
撮影時はブレないように三脚を使用するのがポイント。自然な揺れを表現するために手持ちで撮影する場合は、脇を締めて呼吸を止め、ブレないように気をつけます。
また、表現によっては例外もありますが、水平がとれているかなど構図づくりも入念にする必要があります。撮影をスタートしたらフォーカスにも注意します。被写体が動いている場合には、トラッキングによる被写体追尾を活用するのがおすすめです。
撮影シーンとしては、安定した印象を与えたいときや、動きのある被写体に注目させたいとき、動作や表情のわずかな変化を捉えたいとき、インタビュー映像などに向いています。
■カメラを振って撮る
・パン
パンはカメラを左右に振って撮る技法です。撮影者は動きません。カメラを左右に振ることを「パンニング」といいます。
パンニングは一定の速さで行います。カメラは急に動かさず、最初と最後はゆっくりと、被写体が動いている場合は、被写体がフレーム内の一定の位置に収まるようにしながらパンニングするのがコツです。
撮り始めと撮り終わりに5秒程度のフィックスを入れると、見やすく編集しやすい動画になります。また、撮影中はシーンの明るさが変わらないように、マニュアルで絞りとシャッタースピードを設定します。
撮影シーンとしては、広大な風景の広さを表現したいときや、列車など横長の被写体の全容を見せたい・長さを表現したいとき、列車など横長の被写体の全容を見せたいときや、長さを表現したいとき、横方向へ移動する被写体を追いかけるときなどに向いています。
・ティルト
ティルトはカメラを上下に振って撮る技法です。撮影者は動きません。下から上へ振ることをティルトアップ、上から下へ振ることをティルトダウンといいます。「縦パン」と呼ばれることもあります。
パンと同様に、一定の速さでカメラを動かし、最初と最後はゆっくりと撮影するのがコツです。撮り始めと撮り終わりに5秒程度のフィックスを入れると、見やすく編集しやすい動画になります。
また、空からメインの被写体にティルトダウンするなど、場所や環境を伝えるためにティルトダウンを用いるときは、最初にメインの被写体を見せ過ぎない構図づくりも重要です。
撮影シーンとしては、高い建造物など縦長の被写体の全容を見せたいときや、高さを表現したいとき、縦に並んだ複数の被写体の位置関係や全容を見せたいとき、縦方向へ移動する被写体を追いかけるとき、心情を表現したいとき(ティルトアップは希望、ティルトダウンは絶望)などに向いています。
■レンズの機能を生かして撮る
・ズーム
ズームはレンズの焦点距離を変えながら撮る技法です。被写体に寄ること(広角→望遠)をズームイン、被写体から引くこと(望遠→広角)をズームアウトといいます。
ズームインでは手ブレが起きやすいため、三脚などでカメラを固定して撮影します。ズーム速度は一定に保ち、被写体からフォーカスが外れないように注意です。また、ズームアウトしたときに不要なものが映り込まないよう、構図にも気をつける必要があります。
ズームインは特定の被写体をクローズアップして注視させたいとき、ズームアウトは被写体の周囲の状況を見せたいときに使用するのがおすすめです。
・フォーカス
フォーカスはレンズの絞り値を変えながら撮る技法です。ぼけた状態からピントを合わせることをフォーカスイン、ピントが合った状態からぼかすことをフォーカスアウトといいます。
ピントを合わせたり、ぼかしたりする速度は、ゆっくりと行います。撮り始めと撮り終わりに5秒程度のフィックスを入れると、見やすく編集しやすい動画になります。フォーカスアウトでは、フォーカスを外す方向にも注意。被写体の手前側へ外すのが一般的です。
フォーカスインは目覚めや覚醒を演出したいとき、フォーカスアウトは意識が遠のいていく演出をしたいときや 回想シーンに切り換えるときなどにおすすめです。
■移動しながら撮る
・トラック
動く被写体にカメラと撮影者が追従しながら撮る技法です。
被写体に近づきすぎず離れすぎないよう、一定の距離を保ちながら撮影します。手持ちで撮影する場合は、カメラが上下にブレないよう、中腰でカメラを構えます。被写体がフレーム内の一定の位置に収まるように注意しながら撮影しましょう。カメラの手ブレ補正機能を使って撮影すると、手ブレを抑えたスムーズな映像になります。
被写体が歩いたり走ったりするシーンや、スピード感や躍動感を演出したいときにおすすめの撮影方法です。
手ブレ補正「アクティブモード」搭載のミラーレス一眼”α”(α1、α7R V、α7S III、α7 IV、FX3、FX30)と純正レンズの組み合わせにより、強力に手ブレを抑えた動画撮影が行なえます。
また、ZV-E1は「ダイナミックアクティブモード」を搭載しており、従来の「アクティブモード」より手ブレ補正の効果を約30%向上。小走りをしながらのVlog撮影でも安定した動画撮影が可能となり、よりスムーズな映像表現を実現しています。
・サークルショット
動く被写体にカメラと撮影者が追従しながら撮る技法です。
サークルショットでは、フレーム内の被写体の位置を固定することが必須となります。使用するレンズは広角から標準(焦点距離16~50mm)が一般的です。
カメラの手ブレ補正機能を使って撮影しましょう。市販のジンバルを使用することで、さらに手ブレを防ぐことができるうえ、プロが撮影したような映像になります。また「スロー&クイックモーション」でスローモーション映像にすることで、手ブレを目立たなくすることができます。
臨場感を表現したいときやぐるりと取り囲まれているシーンを撮るときにおすすめです。
スローモーション映像は、通常は60pや120pなどのフレームレートで撮影した映像をPCなどの編集機材を使って作成するため、手間がかかりますが、αにはスロー&クイックモーションが搭載されているので、カメラだけで手軽にスローモーション/クイックモーション映像が撮影できます。
モードダイヤルを「S&Q」に合わせて、記録設定やフレームレートを選ぶだけなので、操作も簡単です。
・ドリー
メインの被写体に、カメラを近づけたり遠ざけたりしながら撮る技法です。
被写体に近づくことをドリーイン、遠ざかることをドリーアウトといいます。手持ちでも撮影可能ですが、より安定させるためにカメラを台車などに載せて撮影する場合もあります。
手ブレや台車の振動によるブレに影響を受けないよう、できるだけ平らな場所で撮影します。被写体に寄ったり離れたりする速度を一定に保つことが重要です。被写体が人物の場合は、カメラが決まった距離まで近づいたらポージングしてもらうなどの演出を加えると、より魅力的な動画になります。
ドリーインは視点を集中させたいときや乗り物などが前進しているシーンなどに、ドリーアウトは遠近感や立体感を表現したいときや被写体から遠ざかるシーンなどにおすすめです。
「カメラワーク」は手持ちやジンバルで歩きながら撮影するイメージが強いと思いますが、トラック、サークルショット、ドリーは難易度が高く、手ブレで見にくい動画になりがちです。動画初心者の方は、まずは三脚に固定してフィックスやパン、ティルトから試してみることをおすすめします。
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デジタル一眼カメラα7S III ILCE-7SM3 |
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発売日 | 2020年10月9日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
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デジタル一眼カメラ Vlogcam ZV-E1 |
ソニーストア価格: 328,900円 税込~ |
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発売日 | 2023年4月21日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:33,000円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:16,500円(税込) 3年ベーシック:無償 |
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