『Xperia 1 V』でドコモ新料金プラン「irumo」の550円コースを契約してみました
7月1日からスタートしたドコモの新料金プラン「irumo」「eximo」なんですが、私も早速、ahamoから乗り換えてみました。
新型SIMフリースマホ「Xperia 1 V」で設定をしているのですが、もっとも現実的になりそうな楽天モバイルとirumoの550円プランでのデュアルSIM運用を試していますのでレポートします。
こんにちは、店員佐藤です。
毎日、家と会社の往復でさほど外出先でのモバイル通信というのはなく、主に通勤時にしかスマートフォンは使っていないため、以前からお話ししているとおり通信費については我が家はかなりケチです。
なんとか通信費を抑えるべく、いろいろ工夫はしているんですが、面倒なのもいやなのでほどほどに通信費の節約をしています。
現在はドコモの「ahamo」をメイン回線にして、お店のイベント用に「povo 2.0」や「楽天モバイル」を使っています。メイン回線の「ahamo」が20GBまで使えるので他の回線はできるだけ通信量を減らして運用しているところなのですが、昨年秋あたりからドコモ回線に異常が起きている感じがしています。
この春頃から特にそうなんですが異常に通信スピードが遅く、通信ができないときもあります。京浜東北線を使って通勤していますが川口駅と赤羽駅の間にある荒川を渡る鉄橋の上では必ず通信が途絶えてしまい、運が悪いと再接続ができなくなってしまいSIMカードの再接続をしないといつまで経っても通信ができない状態になります。
思えば妻の実家だけなぜかスマートフォンのスピードが遅かったんですが、それが全国に蔓延してきている感じがしています。決してドコモさんをディスるつもりもなく、むしろ昔から使わせていただいているドコモさんには好意を感じているんですが、これはちょっと困った。
そんなこともあって先月6月から再び楽天モバイル回線を契約して複数のスマートフォンを使ってあちこちで回線スピードの測定をしているんですが、調べて見ると私の環境ではドコモよりも楽天モバイルの方が全般的にスピードが速いことが判明しました。
これは我が家の部屋の中での測定ですが「Network Cell Info」アプリでのスピード測定によると、電波が届きにくいという楽天モバイルの自社回線バンド3での通信の方が速かったりします。これは時間は平日の夜21時くらいです。割と家に人が多い時間ですが、そういうのに関係なく、楽天モバイルの方がスピードは速い様子。
こちらは新橋にある当店、ソニーショップテックスタッフの店内での計測ですが、ここでも楽天モバイルの方が圧倒的にスピードが速く、たまたまかもしれませんが、楽天モバイルの測定中に90Mb/sまでスピードが出たこともあります。
高層ビル群の中ではありませんが、周りに高いビルがある中の1階店舗内でも楽天モバイルの方がスピードが出ています。(時間は平日の18時頃)
こちらは地元駅での計測です。楽天モバイル全勝ではなく、場所と時間によってはドコモ回線の方がスピードが出ることも多いし、楽天モバイルでまったく通信ができない場所もあります。
直近で言うと日曜日に東武動物公園の売店でアイスクリームを決済しようとしたときにd払いの画面が表示出来ず、しかたなくモバイルSuicaで決済をしたこともあります。ただ、その場所でのドコモ通信もできなかったので場所によるんですよね。
こちらは有楽町線、副都心線、東武東上線のターミナルになる埼玉県・和光市駅です。ここが楽天モバイルにとっては陸の孤島になっていたことがあり、auのローミングも出来ず、楽天モバイルの自社回線も届かず、楽天モバイルではまったく通信ができないエリアでした。
サービス開始から1年くらい通信ができず、楽天モバイルに問い合わせたところ、私が使っているのは楽天モバイルのサポート外の機種(Xperia 1 auモデル)だったため、問い合わせに応じてさえくれなかった苦い想い出があるところなんですが、今ではご覧の通り、しっかりとスピードが出ています。楽天モバイルの自社回線でつながっています。
こちらは土曜日に開催されたソニーフェアin池袋の会場で測定した値です。西武鉄道の本社ビルの4Fにある会議室の中で測定したモノですが、ここは電波状況もすごく良かったんですけど、楽天モバイルもちゃんと通信ができています。
ということで、1ヶ月にわたる、なんとなく比較してきたドコモ回線と楽天モバイル回線なんですが、現時点では楽天モバイル回線の方がスピードが速いんです。全国的にそうなっているかどうかはわかりませんが、少なくとも私の生活圏内でそれが確認できたので、今回は楽天モバイルにメインのデータ通信を移してみようかな、となりました。
ドコモさんのサービスについても「dアカウント」を使ってどっぷりサービスを利用しているのでそのまま回線は残しておきたい、というところに「irumo」という最低月額550円のサービスが登場したので、これでドコモ回線を残しつつ、楽天モバイル回線をメイン回線にしてみよう、というわけです。
・ドコモ回線 ahamo 2,970円(月間20GB+5分以内通話料無料)
↓
・ドコモ回線 irumo 550円(月間0.5GB)+楽天モバイル 2,178円(月間20GB+通話料無料)
という作戦で、月々の支払いも若干ですが安くなります。
なお、私の月間通信量ですが大体10GB以内で6~9GBくらいをつかっています。irumoに3GBや6GB、9GBのコースがありますが、これらはドコモ光などの固定局の契約がないと価格が下がらないサービスになっています。安くすべく契約できるのは0.5GBの550円コース一択になります。(マンションインターネットなので光回線はどうしても必要がありません)
さて、まずは楽天モバイルをXperia 1 Vに入れるところからなんですが、Xperia 1 IIIまではSIMカードを2枚入れることができるデュアルSIM仕様で、SIMカードを入れ替えるだけで通信ができるようになっていました。
新型Xperia 1 VではSIMカードは1枚、eSIMというダウンロード型のSIMさーびうの契約をするデュアルSIM仕様になっていて、今までほど気軽に差し替えができなくなっています。
eSIMの場合は、入れ替えをする際にキャリアに申し込んでeSIMの再発行をしてもらう必要があります。
楽天モバイルのSIMからeSIMへの変更は私も初めてだったので恐る恐る手続きしてみたのですが・・・超簡単でした。
「my 楽天モバイル」アプリから「サービス・各種お手続き」を選び「SIM再発行を申請する」を選び、あとは指示に従って申し込むだけです。
メールでeSIMのプロファイルダウンロードのためのリンクが連絡されるので、そのリンクをタップすれば、それで自動でインストールされてすぐに楽天モバイルがeSIMで使える様になります。以前、povoのeSIM契約をしたことがあって、そのときは使える様になるまで1時間弱待っていた気がするんですが、SIMの引越って瞬時なのかも。
これだったらSIMカードを入れ替えるのと同じくらいの感覚でeSIMの載せ替えもできそうです。
これでXperia 1 VのeSIMの方に楽天モバイルが入ったので、続いてはSIMカードの方で契約しているドコモ回線を「ahamo」から「irumo」に変更します。
irumoで検索するとドコモの公式ページが表示されるので、そこからログインして契約の申し込みをしていきます。
ahamoとirumoの大きな違いはドコモショップ店頭で手続きをしてくれる(irumo)かしてくれない(ahamo)かなんですが、こうしてオンラインで手続きしてしまうとなんの違いも感じられません。
irumoの月額コースがこれまたドコモ光とセットだと価格が違うとか複雑なものになってしまっていて、一瞬で理解ができないのですがよく読めばさほど安くはないことがわかります。ドコモショップ窓口を利用しないで済むのであればirumo 550円か、ahamo2,970円、ahamo大盛り4,950円のいずれかになるような。。。
なお、550円コースの場合は5Gが使えなくなるため、ahamoで契約していた5G SA契約は解除されます。5G SAは5Gの高速通信をするための契約で無料で使えるんですが、電波接続が高速でもその先が今みたいにパケットが詰まっている感じで全然高速通信ができないのでは意味がありません。
また550円コースではそもそも5G通信ができなくなり、4Gのみで通信速度も3Mbpsという激遅契約になります。本当にいざと言う時用の回線になります。
なお、店頭にてお客様から「SPモード コンテンツ決済サービス」などのSPモードでの通信ができなるためdアカウントの認証ができなくなり、d払いやdポイントの利用ができなくなると言われたのですが、それは誤解です。
SPモード コンテンツ決済サービスはdメニュー掲載コンテンツやGoogle Playなどのコンテンツ代金を携帯電話料金で支払うサービスで、そもそも、これはahamoでも使えなくなっています。
ahamoを使っていて不便に感じていないのであればirumoの550円サービスに移っても問題なしです。
とはいえ、irumoに契約を移したところで、すぐにdアカウント設定を確認したら認証エラーにはなりました。
これは回線契約の種別が変わったため、認証が切れただけのようで「irumo」に契約を移してから、Wi-Fiを切ってirumoのモバイル回線でドコモのサービスの認証設定をやり直せば、全て元に戻ります。
irumoに切り替えたあともd払いはできたし、dアカウントの認証もできました。私もそう言われてしまうとちょっと不安だったんですが、問題なく使えています。
なお、請求料金ですが7月1日に切替の申し込みをしているんですが7月はahamoの分だけの請求だけしかこないそうです。翌月の8月になるとirumoの550円での請求に切り替わります。回線のスピードや通信量は申し込みをした時点で切り替わるので、ahamoからirumoに乗り換える際は月末に手続きするのが得策のようです。
さて、デュアルSIMの切替についてですが、Android OS 13になってからOSの操作が変わっていて、以前は便利に使えていた「SIM切替スイッチ」アプリが使えなくなっていたりします。
いずれ、OS13対応のSIM切替を簡単に行うアプリが登場するとは思いますが、現時点ではOSの「設定」>「ネットワークとインターネット」>「SIM」>「キャリアSIM選択」>「モバイルデータ」のスイッチオンという作業を必要とします。
設定の呼び出しから数えて5階層もの深いところのスイッチで切り替える必要があり、いちいちこれをいじるのは面倒です。
今のところ、一発で切り替えることができるアプリが見つけられないのですが「Shortcut Maker」アプリを使うと少しだけ手間を省けます。
これは自分で開きたい設定メニューを呼び出すことができるショットカットを作ることができるアプリです。これで「ネットワークとインターネット」が開いたところまでの状態を作ることができます。そこから作業すれば1階層開くだけで設定が可能になります。
こちらは「Shortcut Maker」アプリの操作の様子です。
さほど難しいアプリではないので使えばすぐに理解できると思いますが、これで設定メニューの中の「ネットワークとインターネット」を開いたところのショートカットを作成できます。名前を「モバイル切替」とかにしておくとわかりやすいかな?と思います。
他にももうひとつ下の階層まで行けるショートカットも作れるんですが、そうするとショートカットをドコモと楽天の2種類作らなくてはいけなくなるので、これが正解かな?と思います。
ホーム画面に「モバイル切替」のショートカットが作れました。これをタップすると「ネットワークとインターネット」が開くので、ここでSIMを選択。そして使いたいデータ通信のキャリアを選んで「モバイルデータ」のスイッチをオンにすれば、データ通信が移ります。
以前のOS12までは「通話の設定」「SMSの設定」と同列でデータ通信も扱われていたのですがOS13になってから変更されているのでご注意を。
以上、Xperia 1 Vで使うドコモ「irumo」と楽天モバイルのデュアルSIM利用方法でした。
☆iT media Mobile『ドコモの「通信速度が遅い問題」、2023年夏をめどに解消へ 「瞬速5Gのエリアを伸ばす」』
ドコモの通信速度が遅い問題はニュースでも伝えられていて今夏までに改善するということになっているので、間もなく、こうした体感上の遅さも解消されると思うので、それが改善されてからまた「ahamo」に移るのと、サブサブ回線で持っている「povo 2.0」を、今度はeSIMの方に入れても良いかも。
山に行くときはやはり通信キャリア2社は便利ですからね。
お使いになる環境次第ですが、ソニーストアのSIMフリースマートフォンであれば、自由に2つのキャリアを使うことができます。
「Xperia 1 V」の到着をお待ちの方も、それ以外の機種をお使いの方も、参考にしていただければ幸いです。
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