【レビュー】連続再生50時間 自由なワイヤレスヘッドホン『WH-CH520』実機レポート
ソニーのワイヤレスヘッドホンのベーシックモデル「WH-CH520」が発表になりました。早速ですが実機の様子をレポートしたいと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
ノイズキャンセリング機能などを搭載していない、ベーシックモデルのワイヤレスヘッドホンが登場しました。マイクを搭載していないわけではなくスマートフォンと接続することでハンズフリー通話が可能。
また専用アプリ「Headphones Connnect」に対応したことで、イコライザー機能が使えるのと、専用アプリならではのヘッドホンと楽しくお付き合いできる機能が満載となっています。モデルチェンジにより一番違うのが、このアプリ対応かもしれません。
さて、商品パッケージですがサステナブルなプラスチックフリーの梱包になっています。すべて燃えるゴミとして出すことができます。
同梱品はワイヤレスヘッドホンを充電するためのUSB type Cケーブルが1本付属するのみとなります。
写真左はノイズキャンセリング機能を搭載した上位モデルのWH-CH720Nです。CH720Nは耳全体を覆う様にして遮音性を高めるデザインがされている一方、WH-CH520は耳の上に載っかる形でコンパクトなイヤーパッドとなっています。
着け心地は軽く、快適な装着感が得られます。イヤーパッドは低反発ウレタンフォームを採用しておりシワがなく滑らかな感触になっています。また頭頂部にあたるところにはヘッドクッションがついており天頂部で支える形で使う時も快適な装着感が得られるようになっています。
ヘッドホンの右ハウジングにUSB端子と再生/停止ボタン、ボリュームの増減ボタンが配置されています。ボリュームボタンは長押しすることで曲送り、曲戻しができるのと、再生/停止ボタンも長押しすることで電源のオンオフができるようになっています。
ひとつのボタンに複数の機能が与えられていますが、ボタンの数が多いよりもこの方が使い勝手は良いかと思います。(ボタンの配置を覚えないですみます)
Android OSのFast Pairに対応しており、電源ボタンを5秒長押ししてペアリングモードに入れて、スマートフォンのすぐ近くに置くとペアリングモードに入ります。
スマートフォンのBluetooth機能でペアリングするだけでもスマートフォンのワイヤレスヘッドホンとして使うコトはできるのですが、ソニーからリリースされている専用アプリ「Headphones Conncet」を使うとさらにヘッドホンの機能を多数利用するコトができます。
こちらがアプリのホーム画面になりますが、ここでバッテリー残量が数値化して見えたり、イコライザーを使って好みの音質に調整することなどができます。
また、2台の機器と同時に接続する、という設定も利用ができて、例えばPCとスマートフォンに同時接続して、PCの音声を聞きながら、電話に着信があるとすぐにスマートフォンに音声が切り替わる、という使い方ができます。
逆も可能でスマートフォンで音楽再生をしながら、PCでズーム会議が始まったらPCに音声を切り替える、ということが可能。
メディアの音声再生については先に再生した方の音を流してくれていて、そこに着信通話があるとそっちを優先するということが可能。設定によりPC固定、スマートフォン固定などもできるし、2台のスマートフォンとつないで使うコトもできます。
一度接続設定をすると、次からはヘッドホンの電源を入れるだけで自動接続してくれるので、いつでも2台の機器の同時接続ができます。
イコライザーは複数のプリセットが用意されているので、その中から好みの音のバランスのものを選んで聞くのと、カスタムですべての音を自分でバランスを取ることもできます。
ただ、WH-CH520はそのままの音でもかなり素性の良い音がなりますので、そのまま使っていただくのも良いかと思います。
そして専用アプリの最大の武器?がこちら。360 Reality Audioです。最近はあちこちのストリーミングオーディオサービスでも「立体音響技術」として音響処理した楽曲の配信をしていますが、ソニーの立体音響システムはひと味違っていて、個人個人の耳の形を解析した上で、その耳の形から計算処理した立体音響を聞かせる、という仕組みをとっています。
耳はふたつしかないのに、なぜ前後の音を聞き分けられるかというと、この複雑な耳の形により、個人個人で音の反響が代わり、それを脳が聞き分けて前後感を出す、ということをしています。一般的な立体音響は一般的な耳の形でシミュレーションして音を作っているわけですが、ソニーの360RAは実際に耳の形に合わせた音をだします。
そのため、最初の使い始めで耳の形の撮影をします。スマートフォンで設定画面に進むと正面にスマートフォンを構えて、左右の耳を撮影するようアナウンスがあるので、それに従って自分の耳の撮影を行います。
どうしても左右を向いているときにスマートフォンが動いてしまうので机の上に肘をついて撮影すると良いようです。
今回は撮影のために撮り直しをしましたが、一度撮影するとアプリ上でソニーアカウントに登録してくれて、スマートフォンを乗り換えても、同じソニーアカウントでログインすればずっと同じデータを使うことができます。
撮影したデータはソニーのサーバーに送られて耳の形を測定され、聴感特性データとして送り返されてきます。これでヘッドホン「WH-CH520」を使えば、個人の耳の特性に合わせた、自分だけの360 Reality Audioが手に入る、というわけです。
Artist Connectionという別アプリでデモ音源などを聞くことができるのですが、聞いてみると、今までとは全然違うヘッドホン音声体験ができます。
ヘッドホンの音というと自分の頭の中に音場がミニチュアでできて、それを楽しむ感じですが、360 Reality Audioでは、普通に自分の頭の外の音が聞こえてきます。左からしか音が出ていないとき、普通だと耳元でなっている感じになるのですが、360 Reality Audioでは距離のある左側の音声に聞こえます。
これで音楽が楽しめるというのは、ちょっとした不思議体験。エフェクトでこういう音になっているわけではなく、制作者側で音を作らないといけないので、なんでもかんでも立体音響になるわけではないのですが、ライブ音源などがあるとすごい臨場感が味わえると思います。
と、ここまで専用アプリ「Headphones Connect」を使うと、難しい事ができそうだな、と、思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、もっと簡単でヘッドホンが楽しく使える機能もアプリに装備されています。
「アクティビティー」という、ソニーがヘッドホンの使用歴をみて使いこなし度によってバッジをくれるシステムがあり、自分のヘッドホンとの付き合い方をレベルで可視化してくれる様な面白いこともしてくれます。こういうのを観ると、ついついバッジ欲しさに条件をクリアしようとしてしまうんですよね。
それと使用ログを取ってくれていて、ヘッドホンをどれくらいの時間使ったのかを記録してくれる機能もあります。毎日、どれくらい使っていたのか1日の振り返りも出来るし、年間でどれくらい使っていて、何月にどれくらい使っていたのか、という使用時間の長さをグラフで見せてくれる機能もあります。
機種ごとのログも取ってくれているので、ワイヤレスイヤホンと併用している方は、どっちの方のヘッドホンをたくさん使っているんだろう?という記録も取ってくれます。
DSEEというMP3などの圧縮音源で失いがちな高域の音を補完してくれる機能も搭載しているし、連続音楽再生時間は50時間にもなるモンスター級のスタミナ性能も搭載しています。クイック充電が可能で3分充電で1時間半の駆動が可能。10分で5.5時間分の充電ができるなど便利さもこの上なしです。
新しいあなたの相棒として「WH-CH520」はいかがでしょうか? 購入前にソニーストアの「ラッキー抽選会」の応募もお忘れなく!
ワイヤレスヘッドホン WH-CH520 |
ソニーストア価格: 7,700 円税込 |
|||
発売日 | 2023年3月3日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
|||
テックスタッフ 店頭入特典 |
テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
★ソニーストアご利用感謝 最大10万円分のお買い物券が当たる!ラッキー抽選会のご案内はこちらから