【レビュー】よくばり派イヤホン『LinkBuds S』ショールーム展示レポート 新アプリ「Auto Play」と「Endel」をチェック!
6月3日発売のソニーのワイヤレスイヤホン最新モデル「LinkBuds S」のショールーム展示機を取材させていただいてきました。
先日、当店にて実機レビューレポートを公開させていただいていますが、試用当時はアプリの用意がなく「LinkBuds S」の真価を発揮させることができなかったのですが、ショールーム展示と同時にアプリが公開されていて、現在は「LinkBuds S」本来の使い方がショールームでだけ、試すことができます。
実機のレポートをしたいと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
先日、試用レポートを掲載させていただきましたが2点ほど、謎が残っていたので、それを確認してきました。
まず、第一の謎がこちら。
新色「エクリュ」です。初めて聞く単語だし、商品ページで見るとプラチナゴールドっぽかったりするんですが、実際にはどんな色なのか謎のままだったので、それをまずはチェック。
なるほど、思っていたよりも色が濃く、黄色っぽく見えますかね? 私がショールームで見た記憶色に近いところに調整して写真掲載しています。
LinkBuds Sは外音取り込みマイクにメッシュをかぶせており、これで風切り音を元から絶つということをしているんですが、そのメッシュ部分を見るとゴールドな感じに見えます。
穴あきLinkBudsのホワイトと比べると、これくらいの色の濃さになります。人肌に近い色になるので、装着時にこの方が目立たないのかもしれませんね。
ソニーストア銀座さんではこんなポスターを用意していて、WF-1000XM4、LinkBudsとの聞き比べができる演出がされていて、その感想をシールで投票するということをしています。
それぞれの立ち位置は上記の様に紹介されているんですが、うーん、なんか違うんですよね、これだとWF-1000XM4と初代LinkBudsの中間モデルみたいになってしまうんですが、この3機種は3トップですよ。
外音取り込みモードでの聞きやすさは、初代LinkBudsを超える、ソニーイヤホン歴代最高音質になるのが「LinkBuds S」だと思います。3並びではなく3角形の頂点にそれぞれあるようなモデルになると思うんですけどね。
ノイズキャンセリング | 外音取り込み | 音楽再生時 の音質 |
||
人の声 | ファンノイズ | |||
LinkBuds S | 8 | 10 | 10 | 9 |
WF-1000XM4 | 9 | 8 | 8 | 10 |
LinkBuds | non | 9 | 9 | 6 |
.
こちらは私が試聴したときの個人的な感想というか得点付けをしたものになるんですが、イメージは上記の様な感じです。
外音取り込みについては、シーンによってはオリジナルの音よりも聞きやすくなる場面がありました。ノイズキャンセリング性能についてはWF-1000XM4の方が上、ということにはなっていますが、イヤーピースをWF-1000XM4で使っているものに変更したら、もっと良くなるんじゃないかとさえ思えます。
ネーミングが「LinkBuds S」という穴あきイヤホンの弟分みたいな名前にされてしまっていますが(^_-)、メーカーさんの狙いとしてはWF-1000XM4とツートップを組むような意気込みなんです。
これから大々的なプロモーションも始まると思います。
そして、まだ当店記事では未紹介だった内容がこちらです。
LinkBudsの時から専用アプリ「HeadPhones Connect」に「サービス」というタグが新設されて、ここに「Locatone」と「Spotify Tap : Quick Access」というアプリの設定画面が用意されていました。従来のワイヤレスヘッドホンでは利用ができない機能で、LinkBudsを接続したときにだけ表示されるメニューだったんですが「LinkBuds S」ではそこにさらに2つの新しいサービスが表示されます。
その一つが「Sony | Auto Play」です。
この新しいアプリはすでにGoogle Playで公開になっていて、Androidユーザーさんでしたら誰でもダウンロード&インストールすることが出来るようになっています。(iPhone向けは6月公開予定となっています)
近日中に初代「LinkBuds」も対応するようにアップデートされると聞いていますので、もしかするとLinkBuds Sの発売よりも先に「LinkBuds」ユーザーさんの方が体験ができる機能になるかもしれません。
ですが、これがまだ、当店では紹介が出来なかった「LinkBuds S」の新機能となります。
「Sony | Auto Play」は何ができるかというと「ヘッドホンを装着したとき」「歩き始めたとき」「通話を終えたとき」をトリガーにして指定した音楽アプリの再生をさせることができたり、スマートフォンの通知を読み上げるということをします。
スマートフォンの操作をして音楽再生を行い、音声を再生するというのがヘッドホンとしての役割ですが、スマートフォンの操作無しにユーザーのアクションだけであらかじめ設定しておいた操作が行える、というものになります。
事前に、決められたアクションがあったときに、どのアプリを起動&再生するのかを設定しておくのですが、音楽再生ができるのは「Spotify」と「Endel」というアプリになっていました。
Spotifyはご存じの通りのソニーが出資しているストリーミングサービスで、広告が入るものの無料で音楽が無限に楽しめるサービスです。
Endelというのは私も初めて聞くんですが、これは集中、リラックス、眠りを誘うヒーリング音楽を再生するアプリで、AIによるパーソナルサウンドの生成を行うんだとか。
なにやら面白そうなものなんですが無料で使えるのは7日間、その後は月額580円の課金になるそうです。初回設定の際に「ディスカウントプラン(2,500円/年)」が購入できるそうなので、これを使うと安く利用ができそうです。
どんなヒーリングサウンドが楽しめるのか、製品版がやってきたら私も試してみようと思います。
Auto Playの設定は、どのAndroid端末ででも行えるのですが、最後の最後にヘッドホンとの接続が求められ、これが今日の時点では「LinkBuds S」しか対応していない、というわけです。
※上記のスクリーンショットは私のXperia PRO-Iで撮影しています。接続するヘッドホンがないので接続の手前まで試せました。
こちらはショールーム展示のLinkBuds Sで試したところ。Auto PlayでLinkBuds Sの接続ができました。
こちらがAuto Playの設定画面で、ちょっと設定が変ですが、ヘッドホン装着時、通話終了時にSpotify再生が行われ、動き出すとEndel再生が行われるとなっています。
この設定でLinkBuds Sを装着したら、ちゃんと装着の直後にSpotifyの自動再生がスタートしています。
「ながら聴き」の究極の姿というか、近未来のヘッドホンの利用スタイルがやってきた感じがします。
新製品「LinkBuds S」だけの新機能ではなく2月発売の穴あきイヤホン「LinkBuds」ユーザーさんも楽しめる新機能になります。
「LinkBuds S」の発売が楽しみになる体験でした。
先日試用させていただいて、私も気に入っていて、LDAC接続が可能で音質も良いし、外音取り込みも史上最強に具合が良いし、そしてなによりも本体サイズがWF-1000XM4よりもさらに小型になっている感じで、装着感も良かったのでちょっと早いんですが「LinkBuds S」に乗り換えようと思っています。
迷っているのはボディカラーで、どの色にしようか判断がつかずにいます。新色エクリュも気になるし、一番人気になりそうなブラックにしたくなりそうなんですが、ホワイトも清潔感があって良い感じなんですよね。
うわー、どの色にするのがいいかなー。
ワイヤレスノイズキャンセリング ステレオヘッドセット LinkBuds S |
ソニーストア価格: 26,400 円税込 |
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発売日 | 2022年6月3日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:3,300円 3年ワイド/5年ベーシック:2,200円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回払いまで分割払手数料【0%】 |
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テックスタッフ 店頭入特典 |
発売後、当店店頭にて実機展示予定です テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
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