【レビュー】PS5の“Tempest” 3Dオーディオで使う『WH-1000XM4』サイレントホワイト実機レポート
昨日発表になったソニーの最強ノイズキャンセリングヘッドホン「WH-1000XM4」の新色モデル「サイレントホワイト」モデルの実機レポートをお届けします。
日常空間で存在感を発揮する『サイレントホワイト』モデルを写真中心で紹介します。
こんにちは、店員佐藤です。
5月28日発売の新色「サイレントホワイト」モデルの紹介です。このモデルはシリーズもそうですが外装パッケージと本体カラーがマッチするようになっています。
一昔前まではパッケージは共通デザインのものを使われていたのに、現在はこうして本体カラーによってパッケージが違っているのが普通になってきていましたね。「サイレントホワイト」はデザイン自体も変更されていて「LIMITED EDITION」という記載があります。
特別感はパッケージだけではなく、持ち運ぶためのキャリングポーチも本体カラーに合わせて特別色のホワイトになっています。
ノーマルモデルのプラチナシルバーと比較すると、この白さです。
すべてが「サイレントホワイト」のためのパーツになっています。
付属品を取り出してみました。航空機用プラグや充電のためのUSBケーブルなどはプラチナシルバーモデルでもブラックモデルと共用パーツを使っているんですが「サイレントホワイト」ではUSBケーブルなどまでホワイト仕様に変更されています。
まさに限定モデルです。
ヘッドホン本体もすべてのパーツがホワイトで構成されています。よくあるパターンでベルト部分は他カラーと共用などもなくまさに「LIMITED EDITION」というこだわりようです。
端子が二つ見えますが一つは本体充電のためのUSB type C端子です。
もうひとつはアナログ入力のためのステレオミニプラグになります。付属のアナログケーブルでウォークマンなどと接続して使うコトができます。
ワイヤレスヘッドホンの弱点で、本体バッテリーが切れてしまうと使えない、ということはなく、アナログケーブルを使うコトで普通にハイレゾヘッドホンとして使うコトができまあす。
キャビネットの中には装着を検知するためのセンサーが見えますが、なんとネット部分までホワイトカラーに変更されていました。
外音取り込みのマイクの縁取りやソニーロゴのところにはゴールドが使われています。抑えめに他カラーが使われていて、高級感が感じられます。
据え置きの家電製品には黒いものが多いのですが、ホワイトを使うコトで和風テイストにもマッチするという色使いをすることがあります。こうして木目調の背景に白いものだと確かに自然な感じがします。
こうしてシルバー系の製品と合わせて使う際も違和感がありません。
もっとも、ここまで真っ白なものは今までなかったので存在感はかなりのものになるかも。
先週から出荷が始まった「レトロWalkmanケース」と合わせるのも良いかも。
※2月から行われていたウォークマンA100シリーズのプレゼントキャンペーンでしたが先週末からプレゼントの出荷が始まっています。
そして、もうひとつ、この輝くようなホワイトカラーが似合うソニー製品があります。
PlayStation 5です。
昨日から2回目の繰り上げ当選のメールが配信されているそうで、ゴールデンウイーク前に発送されるとのこと。当選者の購入可能時期は2日ほどしか設定されないので、PlayStation 5をソニーストアの抽選販売で申し込んでいる方は今すぐメールチェックをどうぞ。
合わせてみると、若干PlayStation 5本体の方が色温度の高い?青っぽいホワイトを採用しているようですが、色の感じや質感はかなり近いモノがあります。
なんか無理矢理、色だけで合わせてみただけではなく、実はPlayStation 5と「WH-1000XM4」はかなり相性が良いんです。
というのも、PlayStation 5で新たに搭載された技術「Tempest 3Dオーディオ技術」がWH-1000XM4で利用できるんです。
☆PlayStation.blog 2020.9.1『PS5の「超高速SSD」と「“Tempest” 3Dオーディオ技術」が実現する未来のゲーム体験とは? PS5™ゲーム開発者が語る』
☆PlayStation.blog 2020.10.6「PS5の“Tempest” 3Dオーディオ技術は対応ヘッドセットで発売日から体験可能! テレビ用バーチャルサラウンドサウンドも今後実装予定」
PlayStation 5では、機能を搭載したワイヤレスコントローラーが目新しいんですがオーディオも3Dオーディオ化されています。
現在はヘッドホン音声のみなんですが、専用の3Dヘッドホンを使うほか、ワイヤレスコントローラーに搭載されているステレオミニプラグに手持ちのヘッドホンを接続しても3Dオーディオが楽しめます。
WH-1000XM4 サイレントホワイトに付属するアナログケーブルをPlayStation 5のコントローラーにあるステレオミニプラグに接続するだけ。これで3Dオーディオが楽しめます。
PlayStation 4の時にも一部の対応ゲームで3Dオーディオを実現していて「アンチャーテッド」などで専用の3Dヘッドホンを使うコトで3Dオーディオを実現。それとPlayStation VRでも3Dオーディオを採用していたそうです。
次世代ゲーム機PlayStation 5では全タイトルが3Dオーディオに対応していて、現在はヘッドホンのみとなっていますが、将来的にはスピーカー再生時にも3Dオーディオ対応をする予定となっています。
いち早く3Dオーディオを体験するなら手持ちのヘッドホンをワイヤレスコントローラに挿せば体感ができます。
「WH-1000XM4」ならカラーマッチングまでされています。実機で試してみました。
PlayStation 5のサウンド設定を見直してみましたが最初から3Dオーディオの機能は入っていて、ヘッドホンをつなげばすぐに利用ができます。
「3Dオーディオを調整」という項目があり、ここには5つのプリセットがあります。音の高さ(周波数ではなく位置的な高さ)が変わる5段階のプリセットが用意されていて、ここでテストトーンを聞いて、自分の耳の高さと同じところにくる音を選択します。
これは耳型が違う代表的な5つの音のプリセットなんでしょうね。ソニーオーディオでもこの春から「360 Reality Audio」のプッシュが始まりましたが、あちらはスマートフォンで耳型の写真を撮って解析していますが、それを擬似的に行うことになります。
なお、これをするとヘッドホンから流れる音声のボリューム調整がテレビなどのボリュームではできなくなります。
PS5のワイヤレスコントローラーからPlayStationボタンを押して、サウンド設定を呼び出し、ここにある「ヘッドホン」にて音量調整を行います。
ちなみにワイヤレスヘッドホンに3.5mmステレオミニプラグを挿した瞬間にテレビからの音声はミュートされてしまいますのでご注意ください。
PS5用ゲームソフト「Marvel’s Spider-Man: Miles Morales」ではオーディオモードに「ヘッドホン」まで用意されています。
対応ヘッドフォンでのTempest 3Dオーディオ技術:街が耳に流れ込んでくる。『Marvel’s Spider-Man: Miles Morales』の3Dオーディオは、屋上から街路まで周囲のあらゆる場所の音がしっかりと聞こえる。マーベル世界のニューヨークの息吹を感じられるサウンドでスパイダーマンらしい大迫力の瞬間を味わえるのがPS5のTempest 3Dオーディオ技術。
ゲームソフトの紹介コンテンツにも3Dオーディオのことが掲載されています。
従来のサラウンドでは水平方向だけ。ドルビーアトモスでは上方向の音までのドーム型でしたが、ソニーの「360 Reality Audio」もPS5の「Tempest 3Dオーディオ技術」も下方向を含む球状の音場を再現するモノとなっています。
このスパイダーマンでは「Tempest 3Dオーディオ技術」をいかんなく発揮。
なんせ、このゲームではスパイダーマンが糸を吐き出して、それでビルとビルの間を飛び抜けていくシーンがふんだんにあります。自分の足下から聞こえてくる街の喧騒などを感じるのには一番良いソフトになりそうです。
ローンチソフト「ASTRO’s PLAYROOM」でも主に頭上から聞こえてくる音というのが多数あるので、それを感じる事ができます。
この上下感がいまいちというときは、先ほどの「3Dオーディオを調整」で別のプリセットを試すと良いかもしれません。
現在、ダウンロードソフトでは一番人気となる「デーモンズソウル」などは背後からの音がしっかりと伝わってくるので倒し忘れていたゾンビなどからの攻撃に対応することができます。
恐怖感がかなり増します。
「コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー」のキャンペーンモードではストーリーに沿った銃撃戦を繰り返していくのですが、こうしたカフェなどのシーンでは、まさに本物のカフェの様な臨場感が伝わってきます。
移動していくことで変わっていく音場が忠実に再現されていて、なるほど、これは確かに新体験です。
「WH-1000XM4」にはノイズキャンセリング機能の搭載と、外音取り込み機能の搭載があります。周囲のノイズが邪魔なときはノイズキャンセリング機能を使い、逆に自宅にひとりでいるときなどで、話しかけられたり来客がある際に気づけるように周りの音を聴きたい、という時はアンビエントサウンドモードにすることで、外の音を聴きながらゲームをすることもできます。
まさに、PlayStation 5のために用意されたヘッドホンとも思えます。
ちなみにPlayStation 5純正の3Dヘッドホンは体験をしたことがないものの、PlayStation 4用の3Dヘッドホンはお店にあるので、それで聴き比べをしてみました。3Dオーディオならではの定位感はPlayStation用の3Dヘッドホンの方があるかもしれませんが、全体的な音のバランスについては「WH-1000XM4」はかなりのものです。
もっとも音質の良い3Dオーディオが楽しめるかもしれません。
もちろん、PlayStation 5 専用ヘッドホンとして使うのではなく、キャリングケースに入れて持ち運べば、通勤時の音楽も楽しめるし、コロナウイルスの感染拡大が収まった折には、飛行機での長時間フライト時にノイズのない空の旅を楽しむことができます。
あまり知られていませんが、Bluetooth搭載のソニーの4Kブラビアと組み合わせればテレビ音声をワイヤレスで楽しむヘッドホンとしても利用可能。
全方位で楽しめる最強ノイズキャンセリングヘッドホン「WH-1000XM4」の、まだ誰も使っていない新色「サイレントホワイト」モデルの紹介でした。
ソニーストアでは5月28日からの出荷になります。
ワイヤレスノイズキャンセリング ステレオヘッドホン WH-1000XM4 |
ソニーストア価格: 44,000円 税込~ |
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発売日 | 2020年9月4日 |
メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:4,400円 3年ワイド/5年ベーシック:2,200円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回払いまで分割払手数料【0%】 |
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テックスタッフ 店頭入特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
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