ストリーミングウォークマンで聴く『mora qualitas』の話
今年は、あの伝説のウォークマン「WM-2」の発売から40年になります。一昨年ウォークマンの生誕40周年記念イヤーを迎えて、40周年記念モデル「NW-A100TPS」が発売になりましたが「ウォークマン」と言って多くの方が思い起こすのは「WM-2」ではないでしょうか?
あの大ヒットモデルの発売から今年は40年になります。で、今、ソニーのハイレゾ音源ストリーミングサービス「mora qualitas」をストリーミングウォークマン「NW-A100」で利用すると大変なことになるのはご存じでしょうか?
ウォークマンA100シリーズをお持ちで「mora qualitas」をご利用になっていない方にちょっとしたトピックスを紹介したいと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
2019年秋にウォークマン40周年記念モデルが発売になりました。初代カセットウォークマンの「TPS-2」を模した専用ケースをセットにして爆発的にオーダーが入り、最後の納品は2020年5月頃になったという、まさに記念すべきモデルが発売になりました。あれからもう1年半も経つんですね。
その当時「TPS-2」があるなら、、、ということで、当店店頭で自作ウォークマンケースを作るワークショップを開催。「WM-2」をはじめ、想い出のモデルの専用ケースを作るのがちょっとだけ流行しました。そのときに自分で作った「WM-2」ケースは今も、それほど劣化せずに私は使い続けています。
「TPS-2」ならばブルーのヘッドホンでしたが「WM-2」にはオレンジヘッドホンですよね。NW-SP800を組み合わせたり、ウォークマンA100シリーズの純正ヘッドホンである「IER-NW510N」のオレンジカラーをパーツで取り寄せて使ったりしています。
「IER-NW510N」ですが、付属ヘッドホンだからとバカにすることはできず、感度の高い6mmドライバーを搭載しており、なかなかの音質でハイレゾ音源を鳴らしてくれます。ウォークマンA100と組み合わせて使うコトでノイズキャンセリング機能も利用ができるので、ダイナミックレンジの広いハイレゾ音源の小さな音も聞き取りやすく鳴らしてくれます。
便利に快適に聴くときは無線ワイヤレスで、新曲をガッツリと高音質で聴きこみたいときは有線ヘッドホンでという使い方を楽しんでいます。
そして、ウォークマンA100シリーズの発売に合わせるかのようにサービスインしたのがハイレゾ音源のストリーミングサービス「mora qualitas」でした。
それまではハイレゾ音源をダウンロード購入するとアルバム1枚で3,000円前後するので何枚もいっぺんに買ってしまうと経済的な負担が割と大きかったんですが「mora qualitas」は月額1,980円でハイレゾ音源が聴き放題で利用できます。
まるでハイレゾ音源の販売サイト「mora」のサーバーをハッキングして自由に音源を聴きまくっている感覚で利用ができる驚きのサービスでした。
ストリーミングサービスなのでインターネット接続し続けて音楽データをダウンロードし続ける必要があるため、モバイル通信では利用ができないイメージがあるかもしれませんが、mora qualitasのアプリを使うと音源のダウンロードが可能になります。
自宅などでWi-Fi接続しているときに楽曲やアルバムを指定して、ウォークマンやスマートフォンの内蔵メモリーに楽曲データのダウンロードが可能。ウォークマンA100シリーズの16GBメモリー搭載モデルなどだとシステムデータがあるためデフォルトでは4GB弱のデータしかダウンロード出来ないんですが、拡張メモリースロットに、512GBのマイクロSDカードなどを挿しておけば、そこに500GB分のハイレゾ音源のダウンロードができます。
再生時はアルバムごとに再生させることもできるし、ウォークマンの高音質ソフトを使ってイコライザーやAIを使ったアップコンバート機能「DSEE Ultimate」、アナログ音源に近い再生をする「バイナルプロセッサー」を利用することも可能。
購入していたハイレゾ音源となんら変わらない音質で音楽再生を楽しむことができます。なんか悪いことをしているような錯覚に陥るほどの便利さで利用ができます。
その「mora qualitas」で昨年秋に面白いプレイリストが公開されました。それがこちら。
「ウォークマン」プレイリストです。
ウォークマンの各モデルの発売時期に流行していた曲を年代別にまとめたもので1979年から2009年まで30年分のプレイリストがズラッと公開されています。
プレイリスト検索で「Walkman」と入力するとズラッと並びます。
今からちょうど40年前の「WM-2」発売時のプレイリストがこちらです。寺尾聰の「ルビーの指輪」やシャネルズの「街角トワイライト」、松山千春の「長い夜」、南佳孝の「スローなブギにしてくれ」などが並びます。
すべてがハイレゾ音源というわけではないのですが、ハイレゾ音源でない曲もCD音質になっています。現時点で聴ける最高音質のフォーマットで再生ができます。
しかもこれらのプレイリストですがJ-POPだけではなく「OVERSEAS」ということで、洋楽のプレイリストも別に用意されています。
「J-POP」と「OVERSEAS」のプレイリストが用意されているのは1999年まで。2000年以降は邦楽も洋楽も合わせてひとつのプレイリストになっているんですが、ここまでの20年分が2つプレイリストを作ってくれているので全部で50種類のプレイリストが作られていることになります。
しかも、そのときに発売されたウォークマンが全部画像入りで用意されています。
1999年は12月発売で登場した「NW-MS7」という、メモリースティックウォークマンです。著作権保護技術でがんじがらめだった頃のモデルで白いメモリースティック「Magic Gate」対応が登場した時でもありました。64MBのメモリースティックにアルバムが1枚か2枚分くらいしか入らなかったのですが、これがソニーが世に出したシリコンオーディオの初号機になります。
宇多田ヒカルなどもこの年くらいから活躍が始まっています。懐かしーなー。
2005年はネットワークウォークマンが登場した頃です。香水瓶や石けん箱と呼ばれるデザイン的にもすごいモデルが登場しはじめた頃。ネットワークのデータベースを参照して再生楽曲とつながりのあるアーティストなどのリコメンドをピックアップするという機能なども搭載し、ソニーオリジナルの進化をはじめたころになります。
mora qualitasのプレイリストは楽曲再生ができるだけではなく、アーティスト毎のライブラリーにもリンクしています。
収録されているアルバムなども見られるので、ここで気に入ったアルバムがあったら「ダウンロード」でウォークマンにジャンジャンデータを移して行くことができます。
プレイリストは2009年までありました。ヘッドホン一体型のウォークマンなどもこの年から登場していたんですね。
上記のプレイリストはPC用のアプリでの画面になります。
ウォークマンA100シリーズで表示するとこんなサイズになります。ウォークマン各モデルの画像が小さくなってしまうのがちょっと残念?ですが、自宅にいるときに、ここでプレイリストから楽曲を選んでダウンロードしておくことで、外へ持ち出したときに「オフラインモード」にすることでダウンロード楽曲の再生ができるようになります。
先日、1時間くらいのジョギングのときにストリーミング利用でハイレゾ楽曲を聴いてみたらデータ通信が1.5GBくらいになってしまって驚いたことがあります。ハイレゾ楽曲のストリーミングはものすごい威力があるのでご注意を。
ウォークマンA100シリーズは本体単体で外出時に利用する以外に、テレワーク中のBGMマシンとして利用することもできます。
PCでの再生にすると突然のオンライン会議などの時に曲を停止するのが操作的にややこしかったりしますが、PCと別のシステムで再生しているなら再生停止やボリューム操作でとまどうこともありません。
「mora qualitas」の利用はストリーミングウォークマンを利用しなくても、ハイレゾ対応のスマートフォン「Xperia」でも楽しむことができますが、搭載されているアンプがアナログアンプなんですよね。デジタルアンプを搭載したウォークマンA100シリーズの方が有線接続で聴くなら数段上だと思います。
ということで、半年ぶりくらいに「mora qualitas」の契約をしてみたんですが、ウォークマンプレイリストが充実しまくっていて、ちょっと楽しかった、という話でした。
ウォークマン「WM-2」発売40周年記念ということで、ひとりでウォークマンイベントを開催している感じですが、ご一緒にいかがですか?
ウォークマンAシリーズ NW-A100シリーズ |
ソニーストア価格: 32,000 円+税~ |
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発売日 | 2019年11月2日 | 商品情報ページはこちら | ||
延長保証 | 3年ワイド:4,000円+税 3年ワイド/5年ベーシック:2,000円+税 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回払いまで分割払手数料【0%】 |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 店頭にて実機展示中 テックスタッフ店頭ご利用特典 |
【追記】
なんと、ソニー公式ホームページでも「WM-2」ケースのキャンペーンが始まりました。4月12日までにウォークマンA100本体と指定のヘッドホンを購入することでもれなくWM-2ケースがもらえます。
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