年末年始にPCソフト『PC TV Plus』『Advanced Pack』が人気なのはなぜ!?
年末年始ネタをまだ引きづるんですが、昨年も同様なんですがこの時期、ソニーストアで販売しているPCソフトウェア「PC TV Plus」と拡張機能の「Advanced Pack」のオーダーが激増するんです。うちにいる時間が長いからかな、と、思っていたらそうではなく、私も久々に「Advanced Pack」を購入しなくてはいけない羽目にあいました。
なにが起こったかというと、BDレコーダーの録画データに問題が起こったというかHDDが壊れちゃったんです。大ピンチに陥っていたのですが「PC TV Plus」のおかげで最悪の事態は免れたので、その顛末をレポートしたいと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
全国津々浦々の「家族に嵐ファンがいらした家庭」で行われていたと思うのですが、我が家も家族ににわか嵐ファンがいて、この年末年始は「嵐」を中心に回っていました。年末には嵐が出演するレギュラー番組の最終回が特番で連日放送され、年始にはあとを継いだ嵐のメンバーが出演する番組が放送され、櫻井翔君が出演するニュースZEROの初回放送も録画して、例年の倍以上の番組録画をしていました。
我が家のBDレコーダーはソニーの「BDZ-FT3000」です。4Kチューナーを内蔵した3TBのHDDを搭載。さらにそれに加えて、SeeQVault対応の外付けHDDを2TB追加で使っています。さらにこれ以外にnasneが2台ホームネットワークにつながっているのですが、全機種が録画している時間とかありましたからね。(ほかにまだブラビア本体でHDD録画することができるので最大6番組までいけます)
大量録画した後は、それを片っ端から観て、片付けていく必要があるわけですが、それが1月2日に問題発生します。
BDレコーダーで録画番組を再生しようとしたら「再生できないタイトルです。」という表示が出ました。
うわ!? なにそれ!? ちゃんと録画してたはずなんですけど! しかもひとつだけではなく、いくつも大量に観られない番組がでてきました。どうしたのかと冷静になって探していくと。。。
BDレコーダーの録画タイトルにある、このアイコンが表示されているものだけが再生できないことが判明。このマークがついている番組というのが。。。
こちらのBDレコーダーに外付けされているSeeQVault対応のポータブルHDD 2TBでした。
なんてことでしょう。昔、ソニーのBDレコーダーのパンフレットに川口春奈さんが登場したことがありましたがキャッチコピーは「おとうさん、あのライブ番組どうして最初から撮れてないの? ねぇ、どうして?」でした。悲しい顔をした川口春奈ちゃんの顔が思い浮かびます。
当時のBDレコーダーとしては学習機能を搭載したソニーのBDレコーダーなら番組が予定の放送時間を前後しても追いかけて録画してくれます、ということだったのですが、今回は単にHDDの不具合です。
HDDはやはり消耗部品でテレビ録画に1年以上使っているとダメになってくるのかな、という簡単な結論でもなく、実は心当たりがあるんです。年末に大掃除をしていてテレビの裏も掃除しつつ、HDMIケーブルも適正な長さのものに新調してすべてプレミアムハイグレードケーブルに入れ替えているんですが、その時にBDレコーダーの外付けHDDに触ってしまっていて、電源が入ったままの状態でUSBを抜き差ししているんです。
本来は外付けHDDはメニュー画面からHDDの取り外し操作をしなくてはいけなくて、運が良ければ何事もなく、その後も使えるんですが、運が悪いとこの時にファイルシステムを壊してしまうことがあり、どうやら今回はその後者にあたってしまった気がします。
ただ、運が良かったのは、接続している外付けHDDが普通のハードディスクドライブではなく「SeeQVault」規格に対応したHDDだったことです。SeeQVaultに対応していないHDDだと、接続したBDレコーダーでしか動作せず、他の機器に接続しても認識すらされないのですが、著作権保護技術を搭載したSeeQVault対応メディアだと、他の機器に持って行って再生させることができるんです。
ソニーのBDレコーダーの場合、背面と前面にUSB端子が搭載されていて録画用は背面端子、取り込み用は全面端子として使います。背面に接続していたSeeQVault対応ドライブを前面端子に持ってきて、これでつなぎなおすのですが、それでも再生はできませんでした。
そうすると、ここからは奥の手です。VAIOを使います。我が家のVAIOにはソニーストアで購入した「PC TV Plus」がインストールされているんです。
BDレコーダーに接続したSeeQvault対応のHDDはそのままでは読みだせません。ソニーストアで販売している「PC TV Plus」を使うと、SeeQVault対応HDDの中身を見ることができます。
うまくいきました。故障したHDDがどれでも全部、うまく再生できるわけではありませんが、BDレコーダーでは認識できなかった各番組のファイルが「PC TV Plus」から読み出すことができました。
ただ、全部うまく動作しているわけではなく、タイミングによっては認識したりしなかったりするので、やはりファイルシステムのどこかに不具合があるみたいです。うまく動作しているうちに救い出しをしたいのですが、SeeQVault対応HDDのデータをPCに取り込んだりBDドライブからディスクに書き出したりすることはできない模様。
PCでなら再生できるけど、テレビでは観られないというと、また川口春奈ちゃんが悲しい顔をしそうなのでそこをどうにかしたいと思います。
「PC TV Plus」はソニーストアで3,000円で販売されている基本的なソフトウェアです。ホームネットワークで接続されたソニーのBDレコーダーやnasneの録画データにアクセスして、PCディスプレイで番組再生ができたり、録画予約を行ったりすることができます。
さらに+2,000円で「Advanced Pack」を1年契約で追加購入するとPCをサーバーにして録画番組の配信機能を利用することができます。PCに接続したSeeQVault対応HDDについても配信機能を利用することができます。
「アプリの設定」画面で接続したSeeQVaultメディアの配信をするか確認する画面があるので、ここで配信設定をするとソフトウェアが再起動して、PCがホームネットワーク向けに番組配信を始めます。
あとはブラビアからアクセスして番組再生をするのみです。
世代によって画面が違うと思うのですが、我が家の2017年モデルのブラビアEシリーズではビデオアプリからPC TV Plusにアクセスして、中身を見るとサムネールこそないものの、SeeQVaultドライブに録画された番組に無事にアクセスすることができました。
ちなみにここまでやってみてダメだった、PC TV Plusの3,000円と、Advanced Packの2,000円がパーになった、ということが起こらないようソニーストアではPC TV Plusは2週間の無料試用期間を用意しています。Advnaced Packの配信機能についてもソフトウェア起動から15分間は無料で試用ができるようにしてくれています。
なので、私も「PC TV Plus」は持っているのですがAdvnaced Packを再契約するかどうか、迷っていたんですが、ブラビアへの番組配信機能を使って番組再生ができることを確認してから再契約をしています。
ちょっと特殊なソフトウェアで「Advanced Pack」はソニーストアで購入後、なにかライセンスキーが送られてくることはありません。購入した「My Sony ID」をPC TV Plusに設定して、それから1年間利用できるという権利を買うことになります。ちょっとややこしいのでご注意を。
おかげでSeeQVault対応ドライブに録画された嵐の一連の特番は全部、4Kブラビアで再生することができました。本当はこれらの番組をすべてBDドライブに書き出して永久保存版を作るつもりだったのですが、このままHDDごと永久保存版にする感じですかね!?
ということで、ソニーのBDレコーダーでSeeQVault対応ドライブを接続して録画している際の、リカバリー方法の一例の紹介でした。
調べてみると年末年始にかけて、一昨年も「PC TV Plus」と「Advanced Pack」のオーダーが多いようなので、こうした録画機のトラブル対応で購入されている方が多いのかもしれませんね。転ばぬ先の杖というか、SeeQVault対応ドライブに録画していたおかげで、救われたという話でした。
「TVer」などのアプリがあり、見逃し配信をしている番組もありますが、1回しか放送されない番組などもありますので、BDレコーダーでの番組録画をよくされている方はSeeQVault対応ドライブと「PC TV Plus」の導入なども検討されてみてはいかがですか?
※ELECOM製の「ELD-QEN」「ELP-QEN」シリーズはソニーBDレコーダー非対応になっていますのでご注意ください。
4Kチューナー内蔵 Ultra HD BDレコーダー 3番組録画対応 BDZ-FBT4000/FBT3000 FBT2000/FBT1000 |
ソニーストア価格: 78,000円~+税 |
|||
発売日 | 2019年11月16日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証 サービス |
5年ワイド:10,000円 3年ワイド/5年ベーシック:5,000円 3年ベーシック:無償 |
|||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回分割払手数料0%キャンペーン <セットで最大7万円キャッシュバック>ソニーおうちエンタメ応援キャンペーン |
|||
テックスタッフ 店頭購入特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 3年ワイド/5年ベーシック保証半額クーポンププレゼント テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
4Kチューナー内蔵 Ultra HD BDレコーダー 2番組録画対応 BDZ-FBW2000 BDZ-FBW1000 |
ソニーストア価格: 67,000円~+税 |
|||
発売日 | 2019年11月16日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証 サービス |
5年ワイド:9,000円 3年ワイド/5年ベーシック:5,000円 3年ベーシック:無償 |
|||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回分割払手数料0%キャンペーン |
|||
テックスタッフ 店頭購入特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 3年ワイド/5年ベーシック保証半額クーポンププレゼント テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
パソコンがテレビになる!『PC TV PLUS』で家じゅう好きなところからテレビを楽しもう!
「Video & TV SideView」アプリの無償バージョンがリリースになり、あわせてWindows 向けテレビ連携ソフト『PC TV Plus』が注目を集めています。そこで、改めてPC TV Plusについ […]
年末年始にPCソフト『PC TV Plus』『Advanced Pack』が人気なのはなぜ!?
年末年始ネタをまだ引きづるんですが、昨年も同様なんですがこの時期、ソニーストアで販売しているPCソフトウェア「PC TV Plus」と拡張機能の「Advanced Pack」のオーダーが激増するんです。うちにいる時間が長 […]
HDD容量どうする!? 新型4Kチューナー内蔵BDレコーダーのモデル選び考察レポート
先週からソニーストアで予約販売がスタートした4Kチューナー搭載の新型BDレコーダーのモデル選びなんですが、当店店頭でも悩ましい相談をいただいています。私もそうなんですが、チューナー数と、HDD容量はどれを選べば良いんだろ […]
【レビュー】『PC TV Plus Advanced Pack』試用レポート
Windows 向けテレビ連携ソフト『PC TV Plus』の機能を増やすことができる「Advanced Pack」が今週発売になりました。個人的に購入して使い勝手を試してみました。 どんなことができるのかはメーカーホー […]
DAI
2021年1月12日 @ PM 4:56
最後の欄外にソニーBDレコーダー非対応と書いてありますが、ウチのエレコムのSeeQVault対応ドライブ「ELP-QEN」2TBはBDZ-FT2000にUSBの外付けで繋いで普通にBRAVIAで観てましたけど、何か不都合があるのでしょうか?
そういえば今「PC TV Plus」から上記に録画した番組をみようとしてみたら再生出来ないからコレの事かな┐(´д`)┌ヤレヤレ
tecstaff
2021年1月12日 @ PM 5:01
DAIさん、いつもお世話になります。
エレコムさんのホームページで対応表を見るとソニーのBDレコーダーでは使えないとなっていて、それでご案内をしています。実際に自分で検証したわけではありません。
ブラビアですとSeeQVaultとしては利用していないと思うので問題ないのかもしれません。ブラビアには配信機能が搭載されていないのでPC TV Plusからは観られないはずです。
DAI
2021年1月13日 @ PM 2:44
「ELP-QEN」の外箱説明には対応製品としてnasne(PC経由)と書いてあるからソニー製品が全てダメって事は無いと思う上に、開発元はロジテックINAソリューションズになってるから販売のみのOEM商品ですね。
ちなみにBDレコーダーに接続してあるSeeQVault機器で「PC TV Plus」を使って番組の配信機能を利用するためは、アドバンスパックの購入が必要みたいでした。
tecstaff
2021年1月13日 @ PM 6:56
私が見たのはこちらのPDFファイルの6ページ目です。
https://www.elecom.co.jp/support/list/recorder/seagate/index.pdf
ソニー製品全部が非対応ではなく、4K対応BDレコーダーのお話をさせていただいています。
ブラビアに接続した際はSeeQVaultは関係なく、普通のHDDとして動作するかと思います。
DAI
2021年1月23日 @ PM 4:45
先日は電話でのアドバイスありがとうございましたm(__)m
その後OEM供給元のロジテックのサイトやエレコムのレコーダー対応表 [ハードディスク(HDD)、リモコン]でチェックしたところ、ブルーレイHDDレコーダーBDZ-FTB3000もSeeQVault「ELP-QEN」に対応してると出るのに、佐藤さんがURLを紹介してくれた一覧表には×となるのは何故だろうとエレコムのサービスに先ほど確認してみました。
結果、6ページ目は×なんですけど、16ページの方は〇(;゚Д゚)
その違いは何かというと6ページは「新4K/8K対応」ということらしいです。
でもSeeQVaultは4K対応規格がまだ決まってないのでは?と質問したら、通常の外部HDDとして使用した場合は録画出来るとの事。
そうなると先述のレコーダー対応表 で機種ごとの検索結果では対応状況に地デジ、BS/CSと並んで「8K」は-だけど「4K」があるのは何故なんだろう??とまた一つ疑問点が。。
担当者は一覧表にバグがあることも有りますと言ってました(^^ゞ
tecstaff
2021年1月23日 @ PM 6:08
ご指摘ありがとうございます。
なるほど、実際の動作は可能なんですね。
SeeQVaultでの4K録画ができないのは全モデル同様なんですけどね。
新しい規格だけに混乱があることがわかりました。