【レビュー】航空機内で試す!ソニー『WH-1000XM4』実機試用レビューレポート
本日、発表&予約販売が開始になったワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホンの決定版『WH-1000XM4』の実機試用レポートを早速お届けしたいと思います。
絶賛大ヒット中のデジタル一眼カメラ“α7S3”同様、こちらも新機能&新規格テンコ盛りで登場。実際のところ、その音質やノイズキャンセリング性能の効果はどうなの!?を一足先に試させていただきました。動画付きで紹介したいと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
1週間前からテザー広告があり「4」というのがヒントになっていましたが、ソニーストアで「WH-1000XM3」が販売終了になっていたので、もう、半分分かっていた方も多いかも!?(^_-)
ヘッドホンでテザー広告をするのは、これが多分、初めてですよね。今まで、こうしたテザー広告があったのはVAIOだったり、aiboだったり、“α7SIII”だったり、VLOGCAMだったり、Rollyだったり、どれも大注目製品ばかりでした。
今回の「WH-1000XM4」も大注目間違いなし、というモデルになりそう。
見た目にもイヤーパッドの中になにか目新しいものがあって「なんだこれ?」ってすぐに目につきますよね。
さて、モデルの外観から簡単に紹介していきます。
デザイン自体はキープコンセプトで先代の「WH-1000XM3」とほぼ変わらないデザイン、パッケージとなっています。頭の形に添ったアームデザインなども引き続き踏襲しています。
同梱品は専用キャリングケースと、ステレオミニのケーブル、航空機用プラグ、USB type Cケーブル、そして本体となっています。
有線ケーブルのおかげで電池がないときは普通のヘッドホンとして利用ができ、USB type Cでの充電ができるので、最悪、Xperiaのtype Cからの充電をすることも可能。
そして、写真右側になりますが左ハウジングの溝の処に小さな穴が2つあるのが見えるでしょうか? これ、全部で3カ所に穴が空いているんですが、これもマイクになっています。新搭載のマルチ配列マイクで、これによりユーザーの声をクリアに拾うそうです。
これを使った機能として「スピーク トゥ チャット」が新搭載されています。
従来は左ハウジングを覆うことで、外音取り込み機能が働き、コンビニでの買い物の時に、一時的に会話ができるようにできましたが、今回は自分の声に反応して、音楽停止&ボイスフォーカス機能が働くとなっています。
何度か試してみましたが、周りの人の声ではこの機能は発動せず、自分の声で発動するのみ。飛行機の中ではなかなか働かなかったんですが、そういう時は感度を上げることで利用ができるようです。
これに加えて、毎秒700回以上のセンシングをしてノイズキャンセリングを行うという新しいアルゴリズムを搭載。従来モデルよりも中高域の音で効果が上がっているとなっています。
さらに、AI技術を使ったアップスケーリングを行う、2019年モデルのウォークマンA100シリーズ、ZX500 シリーズと同じ回路を搭載。「DSEE HX」から名称変更をして「DSEE Extreme」を搭載しています。
打楽器のハイハットや人の声、空間の響きなどをよりハイレゾに近い音にアップスケーリングするとなっています。
音質もノイズキャンセリング性能も非常に気になる!ということで、比較用に「WH-1000XM3」を持って比較試聴に出かけてきました。
ちなみに「WH-1000XM3」もソニーのワイヤレスヘッドホンのフラッグシップ最高峰モデルです。これに不満を持つ方もいらっしゃらないと思います。
これと比較して、差が出るようだったら相当なものですよ。まさに頂上対決です。頂上対決にふさわしい環境で試してみようということで、今回は騒音の王様とも言える、飛行機内で試してきました。
実際の航空機内で比較試聴してきたムービーが↓こちらです。
今回も電話録音用マイクの「ECM-TL3」を使って実際の環境でヘッドホンの中の音を録音してきました。
こちらの動画で重要なのは音です。是非、ヘッドホンを使って動画音声を聞いていただきたいのですが、WH-1000XM4のノイズキャンセリング効果が、これまた一段とスゴいことになっていることがおわかりいただけると思います。
というか、久々に飛行機に乗ったんですが、飛行機内ってこんなにうるさかったんでしたっけ!? いつもテストしている山手線とは桁違いの騒音で、この環境で数時間過ごすことになるんですよね。イヤーガード的な意味でも、これはノイズキャンセリングヘッドホン、なんでも良いので持って行った方が良いですね。
VLOG動画を撮影していないときでもずっと使っていました。
飛行機内で他にもいろいろ試してきました。キャリングケースは座席のポケットに入るかな?と、思ったら楽勝でスッポリ入りますね。
WH-1000XM3にもついていましたが、装着した具合に合わせてキャリブレーションをする「最適化機能」というのがあるので、これも試してみました。
気圧を測って最適化するとなっていますが、実際に巡航高度12000mでやってみたら気圧は0.7気圧で最適化されていました。
あいにく最適化しまくっていたので、どういう違いがあるのかわらかないままなのですが、表示がこうしてされているということはどこか調整されている音になっているんでしょう。
短時間でいろいろ試したいことがあったので、じっくりと動画を見る、ということはできませんでしたが、ま、特に問題なく視聴可能。Xperiaで動画を見ると音楽と比べてボリュームが小さめに感じるのですが、WH-1000XM4のノイズキャンセリングの効果の高さもあってか、全然充分です。
そうそう、WH-1000XM3とWH-1000XM4のノイズキャンセリング効果の決定的な違いは聴感上はあまり感じられないんですが、気がつけばWH-1000XM4の方がボリュームを小さめに設定している感じがします。
蛇足ながら「WF-1000XM3」も持ってきていて、こちらのノイズキャンセリング効果の威力は録音ができないものの、私の耳で聞く分には、こちらも消音効果は充分。WH-1000XM4に匹敵する・・・と、言いたいくらいの効果はある気がします。(^_^)
長時間使うとなるとインナーイヤーよりもオーバーヘッドの方がやはり楽だし、スタミナが違いますからね。国内旅行であれば「WF-1000XM3」でも行けるんですが、海外だと「WH-1000XM4」一択になってしまいます。
その他、従来モデルから進化したポイントとして、DSEE Extremeを使っていても、LDACで接続していても、ハイレゾ音源を伝送していても、どの状態でもイコライザー調整ができるというのもポイントです。
DSEE HXを使っているとダメなんだ、とか、LDACだとダメなんだ、とか、ハイレゾ楽曲だとダメなんだがありません。なにも考えずに全部使えます。
そして、これも新機能。
2台の機器と同時に接続が可能です。「HeadPhones アプリ」から2台接続の機能を入れておくと、同時に2台の機器に接続ができます。
例えばウォークマンとスマートフォン。音楽再生はウォークマンで行い、電話がかかってくるとスマートフォンに切り替わる、という使い方ができます。
先にウォークマンで音楽再生をしておき、スマートフォンでゲームアプリを始めても、ゲームの音はヘッドホンには入ってきません。音楽を純粋に楽しみながら、手持ち無沙汰解消にスマートフォンをいじる、という使い方も可能です。
PCとウォークマンというのも可能。テレワーク用にWH-1000XM4を用意して、テレビ会議の通話時にはPCと接続して、それ以外の時はウォークマンの音楽を聴く、ということができます。
ウォークマン以外のもので音楽を鳴らすことも可能で、たとえばスマートフォンとウォークマンをつないでいても、先にスマートフォンで音楽を鳴らしておくと、スマートフォンからの音楽再生が可能になります。
スマホの音楽再生を停止すると、自動でウォークマンの音楽に切り替わる、ということができます。
実際に試していませんが、最新モデルの4Kブラビアだと、Bluetooth接続でテレビ音声をヘッドホンに出力することができるので、4Kブラビアとスマートフォンという2台接続もできるかと思います。
うちだと、目の前が線路で、夏場、窓を開けているとテレビの音が聞こえなくなるんですが、それをWH-1000XM4のノイズキャンセリング機能で乗り切れないカナー、とか思っていたんですが、自宅のKJ-43X8000EはBluetooth非対応なんです。
次に4Kブラビアを購入する時はBluetooth機能搭載モデルを絶対に買いたいと思います。
ということで、これらの新機能をある程度試してみた動画がこちらです。実際の使用感が伝われば幸いです。
ちょっと短い動画になってしまっていて、これは再生試聴用に使っていた楽曲がYouTubeではじかれてしまった結果なんです。私のミスなんですがロケ前に、ちゃんとYouTubeで公開されている楽曲か、調べてから使わなければいけませんでした。古い洋楽なので大丈夫だと思っていたんですけどね。。。
新橋にある当店店頭ではフルバージョンをご覧いただけるようにしています。
短い時間でしたが「WH-1000XM4」を使わせてもらった結果、使用感が「WF-1000XM3」に近い感覚になります。
ヘッドホンの装着を感知するセンサーが搭載されたことにより音楽の自動停止や、15分後の自動電源オフなどが利用できるようになり、感覚的には左右完全独立のワイヤレスヘッドホンに近い使用感で利用ができます。使い始めはWH-1000XM4の電源を入れる必要がありますが、その後のしまうときは頭から外してそのまま。有線ヘッドホンを使っている様に運用できます。
こうしたオーバーヘッドタイプのヘッドホンは夏場は暑さがあるので、本来涼しいときに発売されるはずなんですが、これもコロナウイルス感染拡大の影響ですかね? 9月発売とのことですので製品を手にしたあとは徐々に涼しくなっていくかと思います。
是非、ご検討になってみてください。
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ワイヤレスノイズキャンセリング ステレオヘッドホン WH-1000XM4 |
ソニーストア価格: 40,000円+税 |
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発売日 | 2020年9月4日 |
メーカー商品情報ページこちら | ||
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