ダイエットするぞ! 『Smart B-Trainer』で心拍トレーニング

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3月6日に発売になったソニーのスマートスポーツギア『Smart B-Trainer』の試用レポートです。

今回はB-Trainer「SSE-BTR1」の心拍計を使った心拍トレーニングに自分なりに挑戦してみました。効果のほどを試すために今日は30kmウォーキングをしてきました。

 

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さて、Smart B-Trainer「SSE-BTR1」なんですが、これで使うのは4回目になります。どんな使いかってなのかは下記の開梱レポートと、店員レビューでご覧いただくとして。。。

☆当店blog 15.3.6「最強トレーニングマシン登場『Smart B-Trainer』店員レビュー」
☆当店blog 15.3.5「『Smart B-Trainer』開梱レポート」 

簡単に言うと、スマートフォンと連携して使うトレーニング機器になります。スマートフォンで専用のアプリを使ってトレーニングメニューを選び、それをB-Trainer「SSE-BTR1」に転送。

B-Trainer「SSE-BTR1」はプログラムされたトレーニングメニューに従って設定された心拍数などになるように音楽を使ってユーザーのペースをコントロールする、ということをします。

B-Trainer「SSE-BTR1」にはGPSを始め、高度計、心拍計、Gセンサー、電子コンパスなどで走行データを取得し、トレーニング後にはスマートフォンにデータを転送してトレーニングを見直す、ということまでやってくれます。

今までスマートフォンのマラソンアプリでやっていたこと、以上の機能がB-Trainer「SSE-BTR1」本体に全部収録されているという、全てのマラソンファン、ジョギングファンにお勧めしたい本体になっています。

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で、数回使ってみて思ったんですが、このB-Trainer「SSE-BTR1」に搭載されているGPSなんですが異常にGPSが正確なんです。私が今まで使ってきたパーソナルナビ「NAV-U」や、Xperiaのスマートフォン、タブレットと比べても尋常ではないほどの正確さで記録されます。

道の右側を走ったとか左側を走ったとかもわかるし、信号待ちで交差点のところでグルグルしているときもその様子がわかるほど。私の感覚では誤差は1mくらいしかないんです。

どうしてこんなにGPSが正確なんだ? と、思ってヘルプファイルなどを調べてみたら謎が解けました。これです。

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GPS設定のところに「オン」「スタミナ」「オフ」という3段階があります。オンにするとGPSに加えて新しい天頂衛星「みちびき」を利用するのと、それと「GLONASS」という耳慣れないシステムも利用をするそうです。

「GPS」はご存じの通りアメリカの軍事衛星で位置情報を取得するために使っている24個の衛星の信号。戦時になると精度をわざと下げて運用されるのですが、今は高精度な運用をしてくれています。

「みちびき」は日本で打ち上げた衛星で日本の上空を8の字を描いて飛んでいます。3つの衛星で運用されているそうでビルなどの多いところでも上空からの衛星で位置を捕捉しやすくするための補助的な役割を果たしてくれています。

「GLONASS」というのはなにかというと、これは旧ソ連が飛ばした衛星なんですって。冷戦後、しばらく運用されていなかったそうですが、現在は再び運用されるようになっているそうで、ロシア版のGPSも使って位置を捕捉しているとのこと。

 

なお、B-Trainer「SSE-BTR1」ではGPS設定を「オン」Bluetoothを「オン」にしているときが一番電力を消費する状態になり、その状態での使用時間は3.5時間ほど。GPS設定を「スタミナ」にしてBluetoothを「オフ」にすると約5.5時間のスタミナ性能になるそうです。

3.5時間だとレースによっては全部の記録ができないなぁ、という方も多いと思いますが、5.5時間でしたら一般的なランナーさんでしたらフルマラソンまで計測ができますね。私には7時間必要なのでフルマラソンはあきらめなくてはいけないんですが、30kmくらいまでならOKかな?

今回はGPS設定を「スタミナ」にして使ってみようと思います。ちゃんと5.5時間使えるかどうか検証です。

 

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それと、今回挑戦する「心拍トレーニング」の話です。前回も挑戦をしましたがトレーニングメニューの中にある「効率的に脂肪燃焼」というのがあって、これが心拍トレーニングの最たるものになります。

心拍トレーニングについて書かれている本ってamazonで探してみてもあまりありません。私はたまたま雑誌「ターザン」が特集していたときのものを持っているのですが、なかなかこれが奥が深いんです。

Tarzan (ターザン) 2012年 6/28号 [雑誌]

Tarzan (ターザン) 2012年 6/28号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2012/06/14
  • メディア: 雑誌

簡単に言うと、心拍数って年齢によって運動強度で決まるモノで「スタミナを増やしたい」とか「脂肪燃焼したい」という目的があって運動をするのなら、それに最適な心拍数で運動をするのが良い、という話になります。

簡単な説明はB-Trainer「SSE-BTR1」のヘルプにもあります。

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そういうわけで、私の場合は体重を減らすためにジョギングをしているわけで、それだったら、脂肪燃焼に最適な心拍数で運動する必要があり、それ以上の無理をしても効果は薄くなるだけ、ということになるんです。

そうか、それは思いつきませんでした。

実際にB-Trainer「SSE-BTR1」を使ってみるとしょっちゅう「目標の心拍数より高くなっています。ペースを落としてください」というアナウンスばかり出るんですが、それは自分が無理をしすぎているということみたいです。

よし、そういうことなら今日はジョギングではなくてウォーキングで心拍トレーニングをしてみます。お客さんでウォーキングに使ってみたら心拍数が低すぎるって言われてばかり、という話を聞いているんですが、その方は心臓が強い方なんですよね。普段からスポーツ
されている方だとそういうことになるんでしょうけど、私みたいな運動不足野郎はウォーキングだけでも負荷が高いのかも。

運動強度が足りなかったら、そのときだけちょっと走ればいいか。

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ということで、年末に買ってもらったランニング用のリュックがあるので、これに飲み物や行動食、Xperiaの予備バッテリー、おサイフ、鍵を入れて、いざ出発!

30kmを目標5時間でウォーキング&ラインニングしてきます。

B-Trainer「SSE-BTR1」のトレーニングメニューは「脂肪燃焼コース」を選んで距離も時間もフリーにして、いざ出発!

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いつもはすぐに川に出て川の支流から本流へ、リバーサイドジョギングをするんですが、今日は別の目的があって近所のバイパスを歩いて行きます。

ふむふむ、ウォーキングだけではやはり心拍数がやや足りないみたいです。ストライクゾーンを下回ったらちょっとだけジョギングして、あとはまたウォーキングに戻って、というのを繰り返していきます。

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ほどなくして到着したのがこちら。4月10日開業の大型ショッピングモール「ららぽーと富士見」です。昔は近所にららぽーとがあって自分の街で映画をみることができたんですが、だいぶ前になくなってしまい寂しかったんですが、こうして歩いて来られる距離(と、言っても1時間くらいかかりますが)にまたららぽーとが復活!

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開業当初はメチャ混みになると思うんですが、こうして歩いて来ちゃえば渋滞に並ぶよりも早いかも!?

で、ここのららぽーとの映画館には日本初のシステムが入ります。

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☆ソニービジネスソリューションズ プレスリリース「MediaMation MX4Dシステムで国内の4Dシアタービジネスを展開 ~TOHOシネマズ株式会社に初納入~」

先月プレスリリースがあったんですが、座席が動き、ミスト、香り、ストロボ、煙などで演出をする映画鑑賞スタイルが実現するシステムです。ディズニーランドにあった「キャプテンEO」と「ミクロアドベンチャー」を足した様なものなんでしょうね。

それの1号館がここに入ります。ソニーが開発したシステムではないんですが(映像システムはソニー製)、始まったら、これ、速攻で体験しに来ようと思います。

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その後、おなじみの荒川に出て、リバーサイドウォーキングです。サイクリングでよく走っていたので道は大体わかります。

自転車だと流れる景色をただ目で追っていくだけでしたが、ウォーキングだと発見もいろいろ。例えば。。。

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こちらのラグビー場ですが、雪が降ったら北海道の「マイルドセブンの丘」みたいな写真が撮れそうだなぁ、とか。

いろいろな気づきがあります。

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前半は心拍数が足りなくてジョギングを入れてみたりしていましたが後半戦はやたらと心拍数が上がってしまい、ウォーキングだけでも心拍数が目標値をオーバーしてしまったりしていました。

都度、歩くペースを落としたりしていたんですが、20km過ぎからはジョギングのときもそうなんですが足首から先が全部疲れてしまって痛くなる現象が起きます。単純に体重が重くてこんなことになっているんですが、それを解消するために心拍数はオーバーしますが、ちょっとジョギングしたり(かかる体重のバランスが変わって痛みが取れます)して、5時間29分で30kmを完走。

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歩行中はたまにB-Trainer「SSE-BTR1」とスマートフォンを接続して心拍数をモニターしたりしていました。グラフでみるところのあのピンク色のところに心拍数を入れておけば良いのですが、運動強度は結構低め。

たぶん、登山でゆっくりと山を歩いているときくらいの強度なんだろうなぁ。いつか、山歩きの時にも持っていってみようと思います。

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トレーニング終了後にはB-Trainer「SSE-BTR1」に記録されている走行ログデータをスマートフォンに転送します。B-Trainer「SSE-BTR1」のスタミナ性能ギリギリの5時間半を歩いて来ましたが、ちゃんとログは全部取得できました。

ただ、転送には結構な時間がかかった(ちゃんとはかっていませんが2分くらいかかったかもしれません)のと、データを展開するのにこれまたかなり時間がかかりました。ちゃんとはかっていないのですが、いつもの通りに走行記録を見ようとしても全然開かなくて、おおげさではなく15分近くかかってデータを開いています。

うまくデータが取れなかったのかと思っていたんですが、気長に待っていたらデータが展開してくれました。

そして、今回の30kmウォーキングの結果がこちら。

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取得したデータを使って5つの記録のうち、2つを同時にグラフ表示することができます。ペースと心拍数を一緒に表示したのがこちら。私の心拍数の今回のストライクゾーンは120~137の間なので、ピンクの帯のところに赤いグラフが来ていればOK。

うん、私にはジョギングよりもウォーキングの方が脂肪燃焼に向いているみたいです。長い目で見てみるとペースは徐々に下がってきているのに、心拍数はだんだん上がっていっています。自分の体を知る、というか、なんか科学の実験をしているみたいな気分です。

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他にもいろいろなグラフが表示されるので、これも楽しめます。一番左のグラフは高度計なんですが、気圧で測定をしているので今日みたいに天気が下り坂でだんだん気圧が下がっていくと、こうしてだんだん高地を走っているみたいになります。

紫とピンクのグラフはストライド(歩幅)とピッチです。帯にしているところは自分で我慢できずにジョギングしてしまっているところですが、ストライドもピッチもあまり差はないものなんですね。元気なときと疲れているときで。どちらかというとストライドでペースが決まっているのかな?

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他にも普通のマラソンアプリみたいにkmごとのスプリットタイムが表示出来たり、あとはコース中に流れていた曲の記録も残ります。あそこのコースのあのときにかかっていた曲ってなんて曲だっけ?というのが探せます。

今回もペースを下げなさいばかりで聞いていたのはクラシック楽曲ばかりでした。今日1日でだいぶ同じ曲を聴かされたので、また楽曲を増やしたいと思います。

 

そして肝心の体重測定ですが出発前が「86.8kg」で帰ってきたときが「84.6kg」です。マイナス2.2kg! 途中、水分補給を我慢してとかはしていなくて、500mlくらいは補給しています。なんせ脂肪燃焼に必要なのは「水分」だそうなので、出発前もしっかりと水分を入れています。

水分と心拍トレーニングで、今年は体重を落とすぞ!

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ということで、帰りに買ってきたドリンクで乾杯。うーん、この2年ほどマラソン頑張ってきたのに体重がなかなか落ちなかったんですが今度の心拍トレーニングこそ成功する気がするぞ!

 

今回はフリーメニューの「脂肪燃焼コース」を試しましたが、次回はスペシャルトレーニングメニューにある金哲彦先生のトレーニングメニューをお届けします。金さんがパーソナルトレーナーになってくれる夢の体験ができるんです。

 

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☆ソニープレスリリース「ランニングログの記録、心拍数と連動した音楽再生や音声によるパーソナルトレーニングを実現“Smart B-Trainer”(スマートビートレーナー)発売」 

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☆当店blog 15.2.13「金哲彦コーチがトレーナー!『Smart B-Trainer』発売」 

 

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