今夜の皆既月食撮影 最新情報

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“α7S” LA-EA3+SAL70400G2 F5.6 1/8秒 ISO3200 焦点距離400mm(トリミング) 2014.10.8撮影

1月31日の今夜は皆既月食が楽しめます。いつもとは違った月がお手持ちのデジタル一眼カメラ”α”やサイバーショットで撮影できます。

簡単に撮影の目安をご案内します。

 


☆アストロアーツ「2018年1月31日 皆既月食」特集ページはこちらから

こんにちは、店員佐藤です。

皆既月食撮影ですが、当店でご案内するよりもアストロアーツさんのコンテンツで詳しく紹介がありますので、そちらで情報確認をお願いします。

時間的なスケジュールをピックアップしてみると。。。

20:48 部分食開始
21:51 皆既月食開始
23:08 皆既月食終了
24:11 部分食終了

となります。

なんと皆既月食という完全に地球の影に入っている状態が1時間以上も続く、かなり好条件の皆既月食となります。

21:51~23:08の間に望遠レンズを装着したデジタル一眼”α”、サイバーショットがあれば、三脚を使って撮影することで影に隠れた赤い月が撮影できます。

ちなみに天気予報によると今夜は18時頃から曇り予報になっており、雲の隙間から皆既月食が見られたらいいなぁ、という状態になりそうです。

かなり気合いを入れて、今回の天体ショーを全部タイムラプス撮影するぞ!と、気合いを入れていたのですが、そうではなくて、一瞬だけでも撮れたら良いなぁ、という軽い気持ちで臨むのが良さそうですね。

 

なお、撮影についてはマニュアルモードが使えるデジタル一眼”α”、サイバーショットRXシリーズなどがオススメです。

フォーカスはマニュアルフォーカスにして露出もプログラムオートや絞り優先ではなくマニュアルモードで撮影をします。ホワイトバランスは太陽光が基本です。夜空の撮影ですが月に当たっている光は太陽の光ですからね。

露出をオートにしてしまうと周りが暗いので月は真っ白にしか映らないのですが、マニュアルモードにして月面に露出を合わせることで月らしい写真が撮れるようになります。

なお月撮影の際には目安があるそうで、絞り「F11、1/100秒、IOS:100」で撮ると大体露出が合う、という定番の設定があるそうです。

アストロアーツさんのページにも月食の露出表というのが掲載されていて、なるほど絞りF11の際にISO400で1/500秒というのは大体合っていますね。

ただ、今回は皆既月食の撮影ができます。皆既中の露出を見るとF11だと120秒にもなるそうで、これだと普通の三脚での撮影だと相当ぶれると思います。地球の自転があり天体は動いていますからね。おおよそ5分で月1個分動いていくので2分も露出すると月は半分近く動いてしまいます。

なので赤道儀などをお持ちでない方はなるべくシャッタースピードを上げる必要があります。絞り開放でISO感度も上げて撮られた方が良いでしょうね。上の表を見ると絞り開放F4、ISO400で撮影をすれば15秒の露出で済むそうです。

今回は皆既時間が1時間もありますので、いろいろ試すことができると思います。(雲の切れ目がどれくらいあるかによりますが)

 


“α6500″+SEL70200G F4.0 1/4000 ISO400 焦点距離300mm相当 2018年1月30日撮影

また、撮影に関してはフルサイズ”α7″シリーズよりも今回は”α6500″などのAPS-C機の方が良いかも。APS-Cセンサーであれば焦点距離が1.5倍になるので単純に撮影像が1.5倍の大きさになります。

“α7R3″をAPS-Cサイズにクロップして撮影すると1800万画素相当になりますが”α6500″であれば2400万画素での撮影ができるので、こちらの方が有利、という計算になります。後からトリミングする際も”α6500″の方が有利ということになります。


“α7S” LA-EA3+SAL70400G2 F5.6 2秒 ISO100 焦点距離400mm 2014.10.8撮影

皆既月食中に15秒までの露出時間は必要ないと思うのですが、この辺りはその場で撮ってみてからですね。雲の厚さでも変わってくると思います。

 

タイムラプス撮影をしようという方の参考になるかどうかわかりませんが、こちらは先日、自宅のベランダで試した月のタイムラプス撮影です。4時間ほど撮影しました。

カメラはアクションカムの「FDR-X3000」です。広角いっぱいで地平線を入れて撮る予定だったのですが、今回は割と高いところでの皆既月食になります。皆既月食の全工程を撮影するなら24mm相当の画角があれば大丈夫みたいなのですが、地平線を入れての撮影になるととても24mm相当では足りなくなりそうです。12㎜とか16㎜くらいは欲しいですね。

雲がかかると月は全然見えなくなってしまうのがこれでもわかると思います。今夜もせめてこれくらい雲の切れ目があるといいですね。

 

こちらもアストロアーツさんのホームページに掲載されていますが、今回がだめでも皆既月食は今年、あともう1回あります。7月28日にもあるそうです。

数年に一度楽しめる皆既月食です。ぜひ、今日は早めに帰宅してチャンスにかけてみてください。

当店も今日は店員よねっちと遅番、早番を入れ替えていて、店員佐藤は18時で退勤させていただきます。毎週水曜日の夜は4K HDRソフト体験デーになっていますが、本日はお休みさせていただきますのでご了承ください。

【追記】

12時過ぎの最新の天気予報によると関東地方はかなり難しそうです。(T_T)

 


☆アストロアーツ「2018年1月31日 皆既月食」特集ページはこちらから

 


☆ビクセン「77分間の天体ショー 1月31日は皆既月食を楽しもう」特設ページはこちら


☆国立天文台「皆既月食」特集ページはこちらから

 

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