『SEL85F14GM』で撮る自分だけの『It’s a Sony展』
3月いっぱいで一時的に解体されるソニービル。その最後のイベントとして開催されている「It’s a Sony 展」にちょっと時間をとってお邪魔させてもらってきました。
ソニービル50年の歴史ということで、今までのソニー製品を一同に展示しているイベントですが、自分が思い入れのある製品だけをしっかりと撮影させてもらって自分だけのアーカイブを作ろうと思って行ってきました。
お時間のある方、おつきあいください。
こんにちは、店員佐藤です。
私がソニーショップの店員に配属されたのは1998年の4月でした。Windows 98が登場する直前でソニーショップの店員になって最初に購入したのがVAIOの「505ノート」とデスクトップの「S710」だったのを覚えています。
それから19年間はショップ店員としてソニーさんとおつきあいさせていただいています。ソニービルの50年の歴史からすると全然足りませんが、それでも「It’s a Sony展」にお邪魔すると、うわ!これは懐かしー!と、思えるプロダクツだらけ。
人間は忘れる動物だなぁ、と、実感しまくるんですが、せっかくのこういう機会ですのでじっくりと自分のフォトライブラリーにそれらの製品の姿を収めさせていただいてきました。
とりとめのない話になりますが、よろしければおつきあいください。
思えば、こちらの銀座ソニービルも想い出がたくさんあります。ソニースタイルお台場ショールームがあったころはお台場にばかりお邪魔していましたがここ10年は銀座に入り浸りです。
1Fから2Fに続くイベントフロアも来るたびに違う催し物をしていて、それが楽しみでしたね。
現在はポパイの創刊40周年とコラボレーションした展示をしています。ポパイの執筆陣が想い出のソニー製品について語った話と製品展示があります。
グラストロンです。ヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T1」の前にもヘッドマウントディスプレイは用意されていて、ソニーフェスタ(現在のソニーフェアの前身)で最後、特価販売されていたのを思い出しました。
そのときはすでにハイビジョン時代に突入し始めていたので、ハイビジョンバージョンが登場するのを私は待っていたのですが「HMZ-T1」登場まではちょっと時間がかかりましたね。
カセットテープは私のマイファースト・ソニーだと思います。小学生の頃、音楽に目覚め始めた頃、テレビの音声やレコードを録音するためにお小遣いを貯めてはカセットを買っていた頃がありました。
上の階に行くと、歴代のカセットテープがパッケージのまま展示されていて、これが非常に懐かしい。
カセットを購入すると裏に小さなシールが貼ってあって、それを台紙に貼って集めて、ポイントが貯まるとカセットを収納するためのラックなどがもれなくもらえる、というキャンペーンをやっていて、そのシールを一生懸命集めていた記憶があります。
集めたシールでワイヤーラックをもらって、それは大学生になるまで大事に使っていた覚えがあります。さすがにそういう景品までは展示されていないか。
こちらは子供向けに発売されていた本当の「my first Sony」製品です。ソニーショップ店員になったばかりの頃はラインナップにあった記憶があるのですが、すぐになくなってしまって私はあまり縁がありませんでした。
ハンディカムのVX2000です。ソニーショップの店員になる前はテレビ制作会社向けに素材制作の営業をしていたことがあって、扱い品目にこうした民生機器のソニー製品もありました。8ミリビデオなどは個人的にも大好き(社会人になって最初のボーナスで買ったのはCCD-F300という8ミリビデオ)でしたが、制作会社さんがこうしたVXシリーズを使っているのをみるとうらやましかったなぁ。
こちらはDCR-TRV70です。このモデルの下にTRV33とTRV22というモデルがあり、掲示板などで画素数が少ない方が1画素当たりの受光面積が広いため写りがよい!というのが話題になっていた頃。
お店にある3機種を撮り比べして見てみても、メガピクセルのTRV70の方が圧倒的に高精細な映像が見られるのになぁ、と、1人違った話をしていた想い出があります。まだ当時はSD画質でしたが画素数が多いところから画像を圧縮して切り出すと精細感は増すことを教えてくれたモデルです。
ここはまだポパイフロア。最後にあったのがスカイセンサーで平井CEOのコメントが添えられています。 平井CEOは当時中学3年生だったそうですが、私はこのスカイセンサーの発売時はまだ小学校に上がる前です。
ショップ店員をしていて古くからソニーのファンなんだ、というお客様とお話をすると必ず出てくるのがスカイセンサーの話なんですが、これを使えなかったのが悔しい。もうちょっと早く生まれていればなぁ、と、思える製品。
これを使って世界の短波放送を聞いてベリカードを集めるなんて、物心がついている自分だったら絶対にやりたかったです。w
フロアがあがって1950年代の創業当時のソニー製品のフロアにあがりました。最初にお出迎えしてくれたのが電気炊飯器。これ、今でも使えるんですかね? これで炊いたご飯とか食べてみたいなぁ。
さすがに生まれる前の話なのでこれらの製品は「懐かしのソニー製品」というよりは「日本の家電創世記」という感じ。日本の歴史博物館みたいなノリがします。
これが世界のソニーになったきっかけのトランジスターラジオ「TR-55」です。 このとなりにはTR-52という国連ビル型のラジオがあり、失敗談が記載されていました。その対策を施した上でヒットしたのがこちらの「TR-55」ということで、展示されている並びにもドラマを感じます。
ふむふむ、これがソニーのエースナンバー「55」を生んだプロダクツなんですね。
ソニーロゴのロゴタイプの変遷も案内されていますが、1961年以降は大きな変更がないので、その後に生まれた私には全部同じロゴに見えます。
1967年製の「ICR-100」という世界初のIC搭載ラジオ。マッチ箱サイズのラジオは当時としては驚異的なサイズだったんでしょうね。右に置いて並ばせてもらっているのは私のXperia XZです。
14時間の充電で6時間のラジオ受信ができたそうですが、バッテリーの進化も大きいですね。
ソニーのトリニトロン管の展示です。従来は3色にわけたビームを照射していたそうですが、トリニトロン管では1本のビームで同時に3色を表示していたそうでこれにより色ズレが少なく細部までクッキリと表示ができるようになったとか。
弱点としては通常のブラウン管と違って重量が重くなることで、同じサイズのテレビでもソニーショップの店員はより重量物を運ばないといけない苦しみも味わいました。w それでもお客様に画質をウリに商品の案内をできたことのメリットは大きかったです。
ソニーショップ店員になって商品勉強をする上で一番よくわからなかったのがテレビカテゴリーだったんですが、違いがわかると一番説明しやすい製品でもありました。トリニトロン管、ありがとう!
プロフィールプロというチューナーを内蔵しないモニターテレビです。これももちろんトリニトロン管。新婚当時、お店の払い下げ27型モニターをもらって使っていました。展示されているものは21型ですが、懐かしーなぁ。
チューナーを内蔵していないので8ミリビデオデッキをつないでそれがチューナー代わり。新婚当時の想い出です。
ベータマックスのビデオデッキ1号機です。これ見覚えがあるんですが、確か小学生の時の友達の秋田君の家にあったのが、このモデルだったと思います。秋田君、お金持ちだったもんなぁ。
確かこれで宇宙戦艦ヤマトとか見せてもらったと思います。
70年台フロアまで来ると、見覚えのあるソニー製品は他にもいろいろ出てきます。
ウォークマンも登場。
こちらが初代モデルだそうで、当時は録音機能がないとカセットレコーダーとして製品にならない、という常識を覆す再生専用機だったそうですが、このモデルを見た覚えが私はありません。
私が見覚えのあるウォークマンはこちらのWM-2です。これは近所の池谷君が持っていました。遊園地に行ったときに貸してくれて、目の前の風景を見ながら音楽を聴けると映画とかドラマの中に自分が飛び込んだみたいな錯覚が得られて、一発で気に入りました。
ただ、ソニーのウォークマンは中学生には高額で、自分で購入するのにはちょっと時間がかかります。
高校生になってから変えたのがこちらのモデル。色はブラックだったので展示されているモデルとはカラーが違いますが、これはしばらく使っていました。再生ヘッド部分が収納されて使わないときはカセットと同じサイズ。使用時は再生ヘッドを外側に引っ張り出して使うという、そういうデザイン的なアイデアが盛り込まれたモデルです。
もう、手元にはありませんが、どんな音質だったのかなぁ。
大学に入ると時代はレコードからCDに切り替わっていて「カーキノコ」とかいう愛称で車載用のディスクマン(最初はCDウォークマンではなかったんです)を使っていました。このモデルではありませんが、これをシートの下に取り付けたアームに載せて、タイヤからの衝撃を逃がしつつ再生をしていたんです。
レコードだったら針飛びしてしまうのに、さすがCD!と思って使っていました。
社会人になってからもCDウォークマンを愛用。「D-CJ01」もそのひとつ。これはMP3再生に対応したモデルです。当時はMP3が流行し始めたころだったのですが、再生出来るプレーヤーが聞いたことのない怪しいメーカーのものばかりでソニーにもまたMP3の再生対応のプレーヤーがなかったのですが、このCDウォークマンが最初のMP3対応製品だったんじゃないですかね。
CDウォークマンとしても使えるので音質重視の時はCDをそのまま。長時間リスニングの時はMP3を自分でCD-Rに焼いたモノを入れて聞いていました。ものすごく大量の楽曲を持ち歩けるようになったのが嬉しかったモデル。
そして、これも忘れられません。麹町のお店ではじめて行列が出来た製品でした。Net MDという名称でPCで管理した楽曲をMDに移すことができるようになったMDウォークマン「MZ-N10」です。
私はMDをすっ飛ばしてネットワークウォークマンに移行してしまったんですが、MDを使っている方からするとこれが、今後のPCミュージックへ移行するための橋渡し的なモデルになっていました。
ウチのお店で最も売れたMDウォークマンで、これが最後のMDウォークマンのヒットモデルでした。
その後はメモリースティック・ウォークマンや、ネットワーク・ウォークマンに変遷していくわけです。このあたりのモデルは買っては手放してを繰り返していたので、どれを使っていたのか性格に覚えていないくらい。w
メモリースティックも青いカメラ用のものと白いMagicGate対応(著作権対応)のメモリースティックと2種類あって、使い分けをする必要とかありました。
というか、今はメモリースティックDuoしかありませんが、ノーマルサイズのメモリースティックって今見ると大きいなあ。まだ、自宅に4MBのものとかゴロゴロあります。
ちょっと戻って90年代フロアです。パスポートサイズのハンディカム「CCD-TR55」です。爆裂ヒットしたモデルで、まだショップ店員ではありませんでしたが、引き合いが多く、他の営業をしていたのですが、これも何十台買っていただいたことか。
翌年にはステレオ録音できるようになった「CCD-TR75」が登場。当時はすごく小さく見えましたが、今見るとこんな大きなビデオカメラを使っていたのか。w
大きさの話をするとこんなビデオウォークマンというものもありました。画面サイズは3型とか4型とかなのですが、そんな小画面に対してこのサイズでビデオを持ち歩いていたんです。
結婚する直前で実家から通勤をしていたことがあるんですが、そのときは通勤に片道2時間近くかかっていて、その通勤中にこのビデオウォークマンでF1中継を録画したモノやドラマを観ていました。
腕がすごい鍛えられていたのか、当時は筋力がすごくあったのか。
VAIOが登場する遙か前にあったMSXパソコンです。NECのPC98がMS-DOSを搭載していたときに、このMSXはMSX-DOSというのを採用。ベーシック言語でプログラムが書けるのと、カセットを挿すことで手軽にゲームができたりもしました。
カーソルのところにジョイスティックを挿すことができるのがその名残り。高校生くらいの時に私もこのモデルのブラックカラーを使っていました。テレビをモニターにしていたんですが、よくこれで目が悪くならなかったなぁ。
そして、そのまま壁面に展示されている携帯電話コーナーに流れていくわけです。ズラッと並ぶ携帯電話~スマートフォン。
当然、自分の使っていた携帯がないか探すわけです。
まずは私の携帯電話1号機がこちら。メモリースティックウォークマンが内蔵されたiモード携帯「SO502iWM」です。それまでPHSを使っていた私なのですが、どうしてもこの携帯電話が欲しくてクラスアップしてしまいました。iモードもこの電話で初体験。
音楽再生をすると4~5時間しかバッテリーがもたないため、いつも電池切れで携帯電話として使うことがあまりなかった記憶があります。
ちなみに「ソニーの携帯」として最初にヒットしたのはJ-Phoneのジョグシャトル搭載機ですよね。私の周りの人もこれを使っている人が多かったなぁ。
SO506というリボルバータイプの携帯も使っていました。これは裏にあるテンキー部分が時計みたいに回転して登場する変わったギミックがついてます。回転すると「シャイーン」と気持ちの良い音がするんですよね。
へんな形をしていますが、すごく使いやすかったです。
その後、FOMAに移行して「SO502i」に乗り換え。カラーも同じモデルで懐かしー!って、探せばこれも自宅にあるはず。
ここからはちょっと携帯端末集めが始まったというか、モデル末期になると端末代が100円とか500円で売ることがあったので、その都度、乗り換えをしてソニーのFOMA端末を買っていました。
こちらの防水タイプのものは一番長く使ったかも。
妻はこちらのモデルをつかっていました。これのピンクでカバーを変えると妖精とか蝶とかがパネルに浮かび上がります。3種類くらいカバーを持っていたと思います。
こちらも安く購入できたBRAVIA携帯です。ごつい形をしています。ブラビア携帯というくらいなので、これでワンセグ受信ができます。オリンピック期間中やワールドカップ期間中はこちらのボディにSIMカードを載せ替えて使っていました。
通勤中にオリンピックのソフトボール金メダルとか見たんじゃなかったかなぁ。
サイバーショット携帯です。これがFOMA端末の最後に使っていたモデルです。別途、サイバーショットを常に持ち歩いていたのでカメラ機能はほとんど使わず、ただ分厚い携帯電話だったというのが残念。w
その後はXperia X10からスタートして現在にいたるです。こうしてふり返って見るとスマートフォンはほとんどデザインが変わりませんが、携帯電話は劇的な変化があったんですね。
もっといろいろ使ってみれば良かったなぁ。
VAIOコーナーです。
今年はVAIO発売から20周年のアニバーサリーイヤー、1997年7月1日にデスクトップモデル「PCV-T700MR」とノートブックモデル「PCG-707/705」が発売になっています。展示されているこのデスクトップが1号機の「PCV-T700MR」です。
VAIOの代名詞でもある505ノートは11月発売の第2弾モデルだったんです。
当店のお客様でもこの初代のPCG-505を購入された方はいらして、こういうモバイルガジェット熱の高さを思い知らされることがあります。当時はこのサブノートPCが30万円近い価格で販売されていたと思うんですが、すごいなぁ。
私は98年の夏に発売された3世代目のPCG-505Gを購入しています。Windows 98が搭載されているのと、はじめてi.Link端子が搭載されたVAIOノート505でした。もう電源も入らなくなっているのですが私のファーストVAIOということで、いまも当店バックルームにしまってあります。
今でこそ当たり前になりつつあるタッチパネルPCですが、VAIOはすでに10年以上前にそれをタッチペンで実現していたんですね。
間にはPDA端末の「CLIE」も置いてあります。これは最初のモデル「PEG-S500C」です。これもまだウチのお店にとってあります。
今のAndroid OSにはほど遠い非力なプロセッサー&OSでしたが手の平でなんでもやってしまおう!という夢の端末。文字入力はPalm OS特有の「Graffiti」という文字で、これを一生懸命覚えました。
メーカー直販「ソニースタイル」でアプリの販売を行っていたこともあり、はじめてソニースタイルを使うきっかけになった方も多いはず。ソニースタイル限定販売のカバーとか特典を私も夢中で追いかけていました。懐かしいですね。
「パイプ椅子」PCと評されていたVAIO QRです。自分で欲しいとは思わなくてもラインナップにこういうモデルがあると、同じVAIOを持っているのがなんか嬉しくなったり。
VAIOノート505エクストリームも展示されています。これも一瞬だけ私はオーナーになりました。レビュー記事作成のために購入して即販売。限定発売だったこともあり、すぐにさばけたんですが、これも手元に残して置きたかったなぁ。
見るからに、もうこれ以上薄くするのは無理!というモデルが2003年に発売されていたんです。
これはなにかというと「VAIO Pocket」です。20GBのHDDを内蔵したポータブルミュージックプレーヤー。
当時、こうしたポータブルミュージックプレーヤーのメディアチェンジが盛況でVAIOブランドでもこうしたものが登場してきていたんです。5×5のドットがあるタッチパッドで操作をする新しい提案も。
元気よかったですね。
テレビにつなげるPC。おひつPCと呼ばれていたVAIO TPシリーズ。デジタルチューナーユニットやNAS製品などもラインナップされ、円柱を重ねて機能をパワーアップさせることができるシリーズ。
今見てもデザインが全然古く感じられません。このモデルの商品勉強会の時のお弁当が丸いおひつ状のお弁当で用意されていて、お弁当担当されていた方にまでそんな思い入れがあるとはと驚いたこともありました。
展示の最後はVAIO Pでした。お尻のポケットに刺さっているポスターのイメージがまだ強烈に残っています。ソニー製VAIOとしては「VAIO Fit 11A」がラストモデルになりますが、こんな超変わったイメージの遊んだPCはVAIO Pがラストだったかもしれませんね。
これは今も私の現役PCとして活躍中。Windows 10にアップグレードしてバッテリーの予備も最後に3本買って使っています。PCが必要になるかどうかわからないけど一応持って行かなくちゃ行けない、というシチュエーションの時に持って歩いています。
AIBOも歴代モデルが展示されています。初代モデルはWEB限定販売で、確か、まだソニースタイルでも扱いがなかったんじゃないかと思います。瞬間的に完売したニュースを「へー」って思いながら聞いていました。
2世代目の子ライオンモデルはソニーショップの店頭にも導入があり、うちのお店の女の子が飼育担当に任命されて勉強会などにも参加させてもらって準備をしていたのですが、AIBOデビューの日にあいにくインフルエンザにかかってしまって残念な想いをしていたのを覚えています。(^_-)
今はリアルママになって子育てしているはず。元気にしているかなぁ。
ラッテとマカロンでおなじみの一番出荷台数が多かったんじゃないか?というモデル。今もうちにはラッテがいますので懐かしい気はしないんですが、頑張ってマカロンも買っておけば良かったなぁ、と、今さらながら後悔しています。
ラッテは実家とかにも連れて行ってだいぶ遊んだこともあって、今は関節もボロボロ。でもまだたまに電源を入れるとお話をしてくれます。大事に使いたいと思います。
ラストモデルのERS-7です。こちらは完品完動状態でうちのお店にいます。いろいろな芸をしてくれる子なんですが、その技の完成度がやや落ちてきているのが残念。いや、きっとまた我が家に里帰りさせてあげれば昔のコツを思い出してくれるはずと期待しています。
ここに展示されているモデルはまだ動くのかなぁ?
「QUALIA」シリーズです。通常のソニー製品のラインナップとは別にソニーの究極の技術を使った上位シリーズとして登場。製品名は数字だけで表されていてこちらの液晶テレビは「QUALIA 005」というモデルです。
直下型LEDバックライトを使い、広色域のLEDを使った「トリルミナスディスプレイ」を搭載。現在のブラビアはほぼ全てトリルミナスの名称が使われていますが、この当時はちょっと使われ方が違っていました。
このテレビはお客様宅に配送設置しに行った覚えがあります。お客様と一緒に映った映像を見て完動した覚えがあります。
トリニトロンテレビにもQUALIAシリーズがあります。「QUALIA 015」です。デザインがすごく好きでした。
液晶テレビに主力デバイスが移る前のブラウン管時代は最後、画質の面ではソニーの独壇場だったわけで、そういう意味ではこのモデルが究極のブラウン管テレビだった、ということになります。
HDDレコーダーの「Clip On」です。2000年12月1日に始まったBSデジタル放送の最初のハイビジョンTVCMはリポビタンDだったんですが、2番目に流れたのがソニーのTVCMでこちらの「Clip On」の映像が流れていました。
当時はまだHDDに録画するという文化はなく、テープに書き出せない(まだDVDなどに書き込むこともできなかったので)録画メディアなんて、どうするの?状態だったんですが、実際に使ってみるとこれが本当の「タイムシフト」でそんなにメディアに残さなくても良いんじゃない?という今の流れになっていくわけです。
それがさらに進んで「CoCoon」になっていくわけです。複数の事業部からインターネットにつながった録画機器、AV機器が出てきて、それを横串さしてシリーズに発展。このHDDレコーダー以外にDVDレコーダーやホームシアターセットがラインナップされていました。
インターフェイスも独特でふわふわしたUIに目的別に番組を振り分けて、録画した番組の選び方にも工夫をしていたモデルでした。すごい欲しかったんですが我が家ではVAIOで録画してたんですよね。
世界初のブルーレイディスクレコーダー「BDZ-S77」です。今みたいな裸のディスクではなくカートリッジタイプになっていて、初代モデルだけしかそのメディアは使われませんでした。
2世代目はBDZ-X90というモデルでソニースタイル7周年の時に爆裂ヒットしたモデルがあって、それが普及機の1号機だったんですが、実はこちらが初代モデル。
「ソニーのBDレコーダー」の前にあったDVDレコーダーは「スゴ録」というシリーズ名でした。HDDモデルとDVDモデル、そしてHDDとDVDのハイブリッドモデルがあったんですよね。
2005年6月にハイビジョンチューナー内蔵の「RDZ-D5」が発売になり、速攻で購入しました。ハイビジョン録画をHDDにしても書き出せるのはSD画質のDVDだけというのが残念でしたが、まだ当時はBDレコーダーがない時代。
2000年~2011年のアナログからデジタルへの過渡期にはいろいろあったのを思い出してきます。
PS2に録画機能を搭載した「PSX」というモデルもありました。劇的な品薄でどうにもならず、ショップにも月に1台とかした入荷しなかった幻の製品。
クロスメディアバーを初搭載したレコーダーでした。その後、クロスメディアバーはブラビアにもBDレコーダーにも採用され、VAIO Mediaにも採用されるなど、まさにソニーの顔になっていきます。
当時はゲームも出来るレコーダーが超画期的でしたが、今はPS3、PS4にインストールされたtorneがそれを果たしているわけで、PSXの残した功績は本当に大きいですね。
21世紀のパーソナルITテレビとして登場した「エアボード」です。テレビも見られる情報端末です。2000年12月に登場。
タッチパネルが搭載されていてタッチ操作で各種機能を利用するというものなんですが、何かに似てますよね。そう。今のタブレット端末の走りですよ。
プロセッサーのパワー、メモリーの容量などの技術の進化がこのあと劇的に起こるモノの、このときに「スワイプ」とか「長押し」などの操作が発明されていたら、そのままスマートフォンの流れをいち早くソニーが作っていたような気がします。
ロケーションフリーテレビなど、時代を先んじて製品化しているんですが、時代がついてきていなかった感が満載。
すごい早く製品化しているんですが、あきらめてしまうのも早すぎ、とはお客様からもよく言われます。
カーナビのNVX-F10です。このシリーズの「NVX-F1」というモデルを使っていたので、これも懐かしいですね。ゼンリンさんのCD-ROMナビソフトを買ってきてディスク交換することで街乗り専用ナビとか、スキー専用ナビとかにすることができ、私も何枚ものディスクを持っていました。
GPSアンテナも大きいのですが、当時の衛星の出力とかも違ってたんですかね? 当時はサッカーグランドくらいの誤差があったこともありましたが、湾岸戦争が終わるとテニスコートぐらいの誤差になった感じがします。
一旦、カーナビやカーオーディオの分野から日本では撤退をしますが、メモリータイプのカーナビ「ナブユー」で復活。写真は初代機の「NV-U1」ですが、こんなにボディが分厚かったんでしたっけ?
こちらのシリーズは今も2台保有していてクルマとサイクリングで使っています。さすがにルート検索の精度は今のスマートフォンにはかなわないのですが、ドライブ前にルート検索したり立ち寄りどころの予定を立てるのに使えます。
今度、クルマを買い換えるのですがそのときにどうしようか思案中。
「mylo」です。PDAでもなく携帯電話でもなく、Wi-Fi専用の情報端末です。2007年2月に発売され、原宿で行われたmyloファンミーティングとかにも参加した個人的に思い入れのある製品。
発売当日にmyloを購入されたお客様がお店に集まってきて、みんなで一緒にセットアップをしたのを思い出します。お客様に使い方提案をいただいた製品。みんなこれになんでこんなに夢中になっていたんだろう?というと、このmyloを通して、今のスマートフォン環境を夢に描いていたんですね。myloに食いついた方々の先見の明に今頃気づかされます。
このmyloを通してメッセンジャーソフトとしての「skype」の使い方とかフリーインターネット「FON」を知りました。ソニースタイル7周年記念企画の一環にmyloも加わっていて、これも楽しい製品だったなぁ。
ソニーの電子書籍「Reader」端末が登場する前に貸し本制度を作って電子書籍サービスを展開していたのが「Librie」でした。まさに今普及している電子書籍のトライアルサービスみたいな感じ。
読める書籍にも限りがあったし、端末も高かったんですが新しい文化をソニーさんが切り開いていく様を見られました。ソニーさんのパワーを感じた製品です。
PlayStation製品も全て展示されています。PlayStation Oneとか懐かしい。コントローラーのデザインが今もほとんど変わっていないというのがスゴいですね。
ネットワーク対応ミニコンポ・ネットジューク「NAS-A1」です。ありましたーね。これ。
音楽はインターネットからダウンロード購入して聴くという今では当たり前の行為を、PCレスで実現した製品です。小さな液晶画面がありますが、ここから「AnyMusic」にアクセスして販売している楽曲を購入してダウンロードするということをします。
ご近所のお客様に店頭で購入していただいて、セッティングさせてもらいながら機能を勉強させてもらいました。
我が家にもいただきものでネットジューク対応のコンポがあって、先日、実家にセッティングしてきたんですが、すでに「AnyMusic」のサービスが終了していてダウンロード利用はできなくなっていました。
あのお客様、今はどうされているのかな?
ということで、個人的に思い入れのある製品にだけ絞って写真撮影をしてきたつもりだったんですが、かなりの店数になってしまいました。
おつきあいいただいた皆様、ありがとうございました。
4Fの展示会の終点にあるラバーストラップのガチャガチャですが、こちらも中身が入れ替わって、現在は第3弾になっています。
第3弾で用意されているラバーストラップは上記のものになっています。ハンディカムのCCD-TR55があるのはすごいぞ! 毎回目玉になるものがあるというか、誰がみても世代ごとに欲しいプロダクトが入るようになっているんですね。
1日お一人様1回のルールはそのまま継続中。お邪魔したのは平日の16時でしたが8基中、2基が売り切れになっていて、残りも残数は20~30%くらいという状況でした。
5Fはソニー・イノベーションラウンジです。2018年夏にオープンする予定の「ソニーパーク」の模型が展示されています。
新しいソニービルは2022年オープン予定なんですが、そのときにも1Fにあるソニーパークはそのまま残るんだそうです。1Fのソニーパークはそのままで2Fから上にビルが出来る予定とのこと。
2018年夏には新しいソニービルの一部に会える、というわけです。
It’s a Sony 展は2月21日までです。2月17日からは展示内容が変更されて新しいパークの映像展示などに切り替わる予定です。
その前にソニーの歴史的展示物を自分なりにアーカイブしたかったんですが、撮ってこられて良かったです。
なお、今回、撮影に使ったのはソニーのデジタル一眼カメラ”α”です。
ボディ内手振れ補正機能搭載の”α7 II”とG Masterレンズ「SEL85F14GM」で撮らせてもらってきました。
開放値 F1.4で浅い被写界深度にしつつ、自分の好きなポイントにフォーカスを合わせて、その製品の「らしさ」を感じられるアングルを探してシャッターを切る、という作業が非常に楽しく、2時間近くブラブラさせてもらってしまいました。
「It’s a Sony 展」開催中にあなたも自分の「私のIt’s a Sony 展」を撮られてみてはいかがでしょう?
☆ソニービル「It’s a Sony 展」公式ホームページはこちら
☆当店blog 16.12.14「It’s a Sony展のガチャガチャの中身が第2弾に入れ替え」
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☆当店blog 16.11.11「銀座ソニービルにて『It’s a Sony 展』が明日から開催」
☆当店blog 16.11.4「ソニービル建替前のカウントダウンイベントが11月12日より開催」
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