『DSC-RX1RM2』と旅する都電荒川線

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こんにちは、店員佐藤です。

3年ぶりの企画です。都電荒川線をまたまたサイバーショットで撮ってきました。2月19日発売のソニーストア価格:428,880円のサイバーショット・フラッグシップモデル「DSC-RX1RM2」で旅する都電荒川線です。

 

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毎朝通勤で山手線を使っているんですが、車両の前の方に乗っているため、大塚駅で泊まった時に運が良いと都電荒川線が見えるんです。いろいろな車両が走っているので、強は何が見えるかな?というのを楽しみにしているんですが、そういえば昨年秋に投入された新型車両をまだ見かけていません。

ちょっと久しぶりに都電荒川線を撮りに行ってみようかな。前の写真を見返してみると。。。

☆当店blog 13.7.22「サイバーショット『DSC-RX1R』試用体験レポート」
☆当店blog 13.4.10「サイバーショット『DSC-RX1』と旅する都電荒川線」 

そうそう、サイバーショット「DSC-RX1RM2」が発売されるたびに都電荒川線に乗っているんでした。

今回もサイバーショットの最強モデル「DSC-RX1RM2」を用意して行ってきました。

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大塚駅から乗り換えて、乗車。なんとなく気分的に終着駅から旅を始めたいところ。今までは早稲田から旅をはじめていますが、今回はいつもとは逆に三ノ輪橋から行ってみましょう。

たいてい、途中で疲れてしまって三ノ輪橋の周辺はおざなりになってしまうことが多いので、今回は集中力のあるうちに三ノ輪橋方面を攻めてみようと思います。

35mmフルサイズセンサー搭載で35mmの焦点距離をもつ単焦点レンズを装備するDSC-RX1RM2です。だったら今回は35枚の写真にまとめてみましょう。

ここから35mmのスナップ撮影開始です。

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DSC-RX1RM2 F5.0 1/250 ISO:100

都電荒川線のサイバーショットRX1旅のルールはひとつ。撮影する写真には必ず都電荒川線の車両が写っていること。

鉄道写真はなにかしら鉄道だと分かるテーマで写真を撮って行くわけですが、都電荒川線の場合は、かならずどこかに車両が写っている条件でシャッターを切っていきます。

大塚駅を出発してふり返るといつも乗っている山手線が見えるわけです。ここで運良く反対方向に都電荒川線が来てくれたので、記念写真をぱちり。ここから35枚の都電荒川線の旅です。

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DSC-RX1RM2 F2.2 1/200 ISO:100 クリエイティブスタイル:ビビッド

サイバーショット「DSC-RX1」を手にして、撮りたくなるのはやはりこういう写真です。

35mm単焦点 F2.0のカールツァイスレンズを絞り開放付近で撮ることで、強制的に立体感のある写真を撮って立体写真みたいだ!って1人ファインダーをのぞいて喜んでたりしてました。

それと、こういう車内での撮影にサイバーショットが向いている点があります。

シャッター音がほとんどしないんです。

フルサイズセンサー搭載のサイバーショット。デジタル一眼カメラ”α7R2″と同じセンサーを搭載しているにもかかわらず、シャッター音がほとんどしない、というのは”α”ユーザーからするとなんで? サイレントシャッターを使っているの?というところですが、シャッターの方式が違います。

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“α”シリーズではフォーカルプレーンシャッターと言って、こういうセンサー全体を覆うシャッター膜を使って光を遮ります。

対してサイバーショット「DSC-RX1RM2」ではレンズシャッターという絞り羽根のようなシャッターを使います。サイレントシャッターを使っているわけではなく、ちゃんとシャッターはあるんですが、音がほとんどしません。小さく「プチッ」という音がするくらい。

欠点としてはシャッター速度を高速にすることができないことで”α7R2″では1/8000秒までの高速シャッターが使えるのに、サイバーショットRX1RM2では解放時に1/2000秒までしか使えません。F5.6に絞ると1/4000秒まで使える様になります。

こういう知識は昨年の秋に受けた「フォトマスター検定」で身につけたことなんですが、そういえば、実際にフォーカルプレーンシャッターとかレンズシャッターとか動作している様子を見たことがありません。

昨年発売になったDSC-RX100M4に搭載された「ハイフレームレート撮影」を使うと最高で960fpsという1/40倍速の動画撮影ができます。これでサイバーショット「DSC-RX1RM2」と”α7R2″のシャッターの様子を高速撮影してみたものがこちらです。

“α7R2″のラスト2本のシャッターは電子先幕シャッターをオフにしている、いわゆる普通のフォーカルプレーンシャッターの動きになります。1/100秒ではちゃんとシャッターが全開になる時間がありますが、1/1000秒ではわずかに隙間があるような「スリット」状態で開くシャッターと閉まるシャッターが同時に動くようになるのがわかります。

対してサイバーショット「DSC-RX1RM2」では電子先幕シャッターのおかげでシャッターが開くところはなく、閉めるだけ。閉めた後は再びライブビューのためにシャッターを開く、ということをしているわけです。(RX1RM2で電子先幕シャッターをオフにしてみようと思ったのですが設定がありませんでした。常時、電子先幕シャッターを使う仕様になっています。)

ふーん、こんな風に動作していたんですね。

レンズシャッターの利点は他にもシャッター幕が動作することによるブレがなかったり、またフラッシュを高速で使うということもできるそうです。

 

だいぶ、話が脱線してしまいましたが、ま、そんなわけでサイレントシャッターを使わなくてもシャッター音がほとんどしないDSC-RX1RM2なんです。

こういうところも鉄道写真向きかも。

シャッター音が電車の中で鳴ると迷惑というか、注目を集めてしまいますからね。人のいるところでもより気軽に写真が撮れます。

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DSC-RX1RM2 F5.6 1/500 ISO:100 クリエイティブスタイル:ビビッド デジタルズーム:2.8倍

ここは梶原電停。ホームには本屋さんがある駅になります。まっすぐ三ノ輪橋へ向かうつもりだったのですが、後ろの電車がすぐ近くまできていたので、ここで乗り換えてひとつ後ろの電車に乗り移ってみました。

乗車賃は1回乗車で170円かかるのですが、最初の乗車のときに「都電1日乗車券でお願いします」というと、400円で乗り降り自由のチケットにしてくれます。

Xperia J1 CompactのモバイルSuicaでもそれをやってもらうことができたので、それでこういう無駄な乗り降りもできます。

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DSC-RX1RM2 F9.0 1/15 ISO:100 クリエイティブスタイル:ビビッド

乗り換えてみたら、梶原電停から荒川車庫行きのたった一区間だけしか乗れない電車がきました。

ラッキーなことに誰も乗っていなかったので、奇跡の無人状態の都電荒川線の車内撮影ができました。

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DSC-RX1RM2 F5.6 1/500 ISO:100 クリエイティブスタイル:ビビッド

荒川車庫に到着。都電荒川線の車両基地になります。道路を横切って基地から線路に出て行く様子はちょっとユニークです。

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DSC-RX1RM2 F5.6 1/250 ISO:100 クリエイティブスタイル:ビビッド

隣には土日祝日だけオープンする公園もあります。この日は平日なのでしまっていますが、よく見ると自動販売機も都電カラーになっていたり、楽しくなります。

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DSC-RX1RM2 F7.1 1/80 ISO:100 クリエイティブスタイル:ビビッド

ちょこちょこと乗っては降り、乗っては降りを繰り返しているウチに、見つけました。

新型車両の8900系です。乗ってみたかったんですが間に合わなかった。。ま、今日は1日荒川線の周りをウロウロしているので、またチャンスがあるかな?

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DSC-RX1RM2 F9.0 1/80 ISO:100 ピクチャーエフェクト:ミニチュア

うろうろしながらやっと三ノ輪橋に到着。終着駅はちょっとした広場になっていて、このあたり一帯がややノスタルジックな演出を施してあります。

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DSC-RX1RM2 F9.0 1/80 ISO:100 ピクチャーエフェクト:レトロフォト

ホーロー看板は懐かしのオロナミンCとボンカレーの広告。子供の頃はまだ、これが現役であちこちで見かけましたが、今はさすがにここでしか見ることがありません。

ここはお決まりでピクチャーエフェクトのレトロフォトです。

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DSC-RX1RM2 F9.0 1/80 ISO:100 クリエイティブスタイル:ディープ

反対側の降車ホームには小さなほこらがあります。ここはクリエイティブスタイル:ディープにしてやや重々しい雰囲気に。

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DSC-RX1RM2 F7.1 1/80 ISO:100 クリエイティブスタイル:ディープ

三ノ輪橋からそのまま狭い路地を直進して抜けると、梅沢写真館という、これまた歴史のありそうなビルが見つかります。ここは都電荒川線の前身、王子電気軌道の本社だった場所なんだそうです。

すごい密集感のあるところです。

ちなみにこのトンネルのところの先をよく見ていただくと停車中の都電荒川線が見えます。セーフ。

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DSC-RX1RM2 F13.0 1/80 ISO:100 クリエイティブスタイル:ビビッド

さて、ここまでしばらくの間、シャッタースピード優先で1/80秒にして撮ってきました。都電荒川線の頭についている電光掲示板なんですが、シャッタースピードが速いと、これがちゃんと写らなくて文字が切れ切れになってしまうんです。

前回もそれをやってしまっていて、思い出しました。可能な限り、今回はシャッター速度を1/80秒以下にして撮らないといけなかったんです。

やや遠目に都電荒川線を入れていますが、それでも1/80秒。シャッター速度優先にしておくと絞りが自動的にかなり絞り込まれますがスナップ撮影の場合は、それでフォーカスが合っている範囲が広がるし良い感じかも。

三ノ輪橋からしばらく歩いて沿線を歩いて行くのですが、こうして柵にも都電荒川線が描かれているなど、愛されている感じがすごくします。

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DSC-RX1RM2 F8.0 1/200 ISO:100 クリエイティブスタイル:ビビッド

商店街のマークも都電です。ここはシャッター速度を上げて写し止めてみました。

単焦点レンズを使っているとズームを使わないで良い分、他のところに気を回す余裕みたいなものが感じられます。サイバーショットを持っての街歩き、最高に楽しい。

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DSC-RX1RM2 F13 1/80 ISO:100 クリエイティブスタイル:ビビッド デジタルズーム:1.6倍

このあたりの自動販売機はなぜか価格が80円に統一されているみたいなんですが、どんな事情なんでしょうね。新橋ではこんな自販機はみかけません。

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DSC-RX1RM2 F6.3 1/80 ISO:100 クリエイティブスタイル:ビビッド

線路沿いに歩くことができなくて、やや離れたところから路地に入って戻ってくると、こんな狭い道がホームにつながっていたりします。

まさに都電荒川線ならではの風景です。

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DSC-RX1RM2 F14 1/80 ISO:100 クリエイティブスタイル:ビビッド デジタルズーム:2.3倍

フラフラ歩いて荒川区役所前まで来ました。いつもこのあたりに来る頃は疲れてしまっていてスッ飛ばしがちになるんですが、東京スカイツリーと都電をぱちり。

お、なんか望遠レンズを使って撮影していうみたい、と言う方は鋭い。これはデジタルズームを使って撮影しています。

35mm単焦点レンズのDSC-RX1RM2ですが、超解像ズームで2倍、デジタルズームで4杯までの撮影ができます。デジタルズームを使うくらいならあとからトリミングすれば良いじゃない、というのもわかりますが、写真ってそういうものではないですからね。

あくまでもその場で撮影して完結させたい気持ちがあります。気持ちのこもった画角で撮影しないと、逆に手を抜いているような気がします。

で、このDSC-RX1RM2でデジタルズームを簡単に使う方法というかセッティングを自分なりに見つけたのでやってみたのがこちら。

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カスタムキー設定でスクロールホイールの左右ボタンをデジタルズームに割り当ててしまうんです。

サイバーショット「DSC-RX1RM2」は左右下キーになんのマークも入っていないため、自分でここに好きな機能を割り振ってカスタマイズするようになっています。”α7″シリーズだと左に連写設定、右にISO設定が振られていたりしますがRX1RM2はこれが自由に使えるんです。

ここにデジタルズームを割り振ると。。。

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これがデジタルズームに入ったときの画面。そうなんですよ、左右キーを押すとそのままデジタルズームの操作に入ることができて、ほぼ、ズームレバー風に使うことが可能。これをやると、単焦点レンズカメラなのにズームレンズカメラの様な錯覚を覚える操作感で使えるんです。

基本、プログラムオートで、ホワイトバランスやクリエイティブスタイルなどを一度設定したらそのまま使い続ける私の場合は、こんな感じで使うのがはまりました。

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最近は普段使っているのがサイバーショット「DSC-RX100M4」なんですが(自分でカメラを買っちゃうとやっぱり、そればっかり使ってしまうんです)、それと比べると「本当は”α”を持ち歩きたいんだけどコンパクトさを優先させて、なんとかそれ風に撮ってる感」ではなく、デジタル一眼”α”をコンデジ風に使っている感が快感。

コンデジが頑張っているのではなくて、デジタル一眼を余力たっぷりで使っている感じ。

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DSC-RX1RM2 F13 1/80 ISO:100 クリエイティブスタイル:ビビッド

さて、町屋駅に到着しました。ここは京成電鉄とつながるターミナル駅。路地裏からのアクセスではなくて、ここはちゃんとステーションな感じになってます。

せっかく京成線と重なるところなので、京成電鉄の車両と都電荒川線の車両をいっぺんに撮ってみたいなぁ、どっちも5分間隔くらいでやってくるみたいなのでチャンスがあるかも。

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DSC-RX1RM2 F5.6 1/320 ISO:100 クリエイティブスタイル:ビビッド

ということで、駅前で今川焼きを買ってきて、これをお昼ご飯にしながら交差する瞬間をひたすら待ちます。

そんなに時間はないので、ここで待てて20分くらいかなぁ。

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DSC-RX1RM2 F5.6 1/320 ISO:100 クリエイティブスタイル:ビビッド

まぁ、それくらいの時間でうまいこと重なる事もなく、なんとか撮れたのがこんな感じです。

京成スカイライナーと都電がばっちり撮れたら最高だったんですが、踏切の向こうにチラッと見えるくらいのコラボレーションでした。

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DSC-RX1RM2 F8.0 1/80 ISO:100 クリエイティブスタイル:ビビッド

駅を挟んで反対側に行くと、こっちの方が都電を大きく撮ることができたみたいです。そのままテクテクと歩いて行きます。

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DSC-RX1RM2 F2.0 1/1000 ISO:100 クリエイティブスタイル:ビビッド

都電荒川線は時刻表などはなく5~6分間隔で運転されているので、沿線を歩いていると次から次へと車両がやってきます。

やってくるたびに撮影チャンスで、歩きながら被写体探しを常にしている感じ。こんなリアカー越しにも撮ってみるのですが、なんにも面白くない写真ですが撮っている本人は絞り開放で立体感のある映像がファインダー越しに見えてご満悦なんです。

写真撮るのが楽しー!

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DSC-RX1RM2 F5.6 1/250 ISO:100 クリエイティブスタイル:ビビッド

そして熊野前陸橋まできて、ここで1本目のバッテリー切れです。撮影枚数は92枚で約2時間半使ったところで満タンのNP-BX1が空になりました。

せっかく新型車両の8900系が来ているのに!!(1枚だけでも撮れてよかった)

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そういえば、3月5日のフルサイズの日に開催したポートレート撮影会でもバッテリーは大変なことになっていたんです。16台のサイバーショットDSC-RX1が揃って、それを40本以上のバッテリーでサポートしていたんです。3時間のポートレート撮影会をなんとかギリギリ持たせた感じでした。

ここから2本目のバッテリーに切り替えて、2本目のバッテリーでは結果119枚撮影できました。時間にすると約2時間半。スナップ撮影なので電源を入れっぱなしで歩いていた時間もあるんですが、それでもDSC-RX1RM2のバッテリーは湯水の如く消費されていきます。

カタログ数値ではモニター撮影の場合220枚、110分の撮影が可能となっていて、たいていはそれ以上の枚数が撮れるものなんですが、ことDSC-RX1RM2については、私の感覚では半分くらいになります。

フルサイズセンサーに加えて像面位相差AFを使うとすごい電力消費になりますね。

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DSC-RX1RM2 F4.0 1/100 ISO:100 クリエイティブスタイル:ビビッド

熊野前陸橋を越えて歩いて行きます。

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DSC-RX1RM2 F5.6 1/400 ISO:100 クリエイティブスタイル:ビビッド デジタルズーム:3.8倍

ふり返ると、舎人ライナーとのコラボカットが! すぐさまデジタルズームでぱちり。手電散歩は気が抜けません。

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DSC-RX1RM2 F5.6 1/500 ISO:100 ピクチャーエフェクト:トイカメラグリーン

尾久八幡神社でお参りして背後にやってきた都電をぱちり。大鳥居の向こうに都電というお約束カットだそうです。

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DSC-RX1RM2 F5.6 1/320 ISO:100 クリエイティブスタイル:ビビッド デジタルズーム:4倍

このあたりも昔は路面電車になっていたんだと思いますが、今は縁石で区切られて分離されています。今、路面電車風に自動車と一緒に走るのは飛鳥山のところだけです。

昔、免許を取るときに教習所で路面電車と併走する時の交通ルールとか教わったと思うのですが都内ではそこだけですね。実践ができるのは。

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DSC-RX1RM2 F5.6 1/320 ISO:100 ピクチャーエフェクト:ポップカラー

荒川遊園地前の交番にある銅像です。この日はあまり天気がよくないのでクリエイティブスタイルのビビッドと、ピクチャーエフェクトのポップカラーを使って派手目の色にしています。

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DSC-RX1RM2 F11 1/100 ISO:100 クリエイティブスタイル:ビビッド デジタルズーム:4倍

再び荒川車庫にて。

ガイドブックにはシャッタースピード1/90以下にしないと途切れると言う風にあったのですが、もうちょっと早くても大丈夫そうです。

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DSC-RX1RM2 F3.2 1/400 ISO:100 クリエイティブスタイル:ビビッド

そのまま歩いて梶原電停近くの和菓子屋さん「明美」に到着。残念ながらここだけは都電が映り込ませられないんですが許してください。よく見ると。。。

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DSC-RX1RM2 F2.0 1/100 ISO:125 クリエイティブスタイル:ビビッド

店内にはこうして都電もなかがありますので。ここのもなかが大好きで、いつもお土産を買って行っています。1両144円。中にお餅も入っていて美味しいんです。箱も可愛いし。

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DSC-RX1RM2 F2.0 1/1250 ISO:100 Pエフェクト:ミニチュア デジタルズーム:1.4倍

ここから2駅すすむと一番大きなターミナルになる王子駅になります。京浜東北線との接続ができる駅で、ここから一駅区間だけ路面電車になります。ここを進んだ先の飛鳥山公園のカーブのところの坂はかなりの急坂で、箱根登山鉄道並の急勾配になっていると、教えてもらいました。

ここで徒歩5分のところにある「北とぴあ」へ寄り道。地上17階のビルで最上階に展望フロアがあります。

そこから見下ろすと新幹線と都電荒川線のツーショットが撮れるんです。

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で、ここで試したいのがDSC-RX1RM2ならではの、可変ローパスフィルターです。

DSC-RX1RM2は電圧でローパスフィルターの効果を変更できる機構が搭載されていて、これによりよりシャープで高精細な画質にするか、モアレや偽色などを出にくくするかを選ぶことができます。

「ローパスフィルターブラケット」なる機能も搭載されており、これを使うとローパスフィルターの強度を「標準」「強」「オフ」の3種類いっぺんに撮ることが可能。

ちなみに、ここまでの写真はすべてローパスフィルター「標準」で撮ってきました。

ここで「ローパスフィルターブラケット」の試用です。せーの!

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DSC-RX1RM2 F8.0 1/100 ISO:250 クリエイティブスタイル:ビビッド ローパスフィルター:標準

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DSC-RX1RM2 F8.0 1/100 ISO:250 クリエイティブスタイル:ビビッド ローパスフィルター:強

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DSC-RX1RM2 F8.0 1/100 ISO:250 クリエイティブスタイル:ビビッド ローパスフィルター:無し

ということで3枚をいっぺんに撮れました。実は1枚目は若干ぶれてしまっています。ちょっと無理な姿勢で撮っているので仕方がないかなぁ。本当はこういう比較写真の場合は条件が変わらないように三脚とかに固定しないといけないんですが、ま、参考までに。

ローパスフィルター「強」と「なし」だとPCでみてもわかりやすい差が出ます。

まずは「偽色」の部分から。

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「偽色」というのは本来そこにはあるはずのない色が出てしまうもの。音でいうところのハウリングみたいなもので、等間隔で繰り返し同じ模様があるところに出やすいのですが、ここで試すと線路の部分にそれがでます。

写真右のローパスフィルターレスのものだと線路の枕木が赤とか緑に見える部分があって、これが偽色ですね。

それと「モアレ」

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こちらの建物の白い屋根の部分に虹色みたいな模様が出ているのがわかります。画面中央付近にあります。

私が気づいたのはこれくらい。

自然界ではこういう等間隔のものとかはあまりないので出にくく、こうした人工物が多いシーンだと出やすいということ。プロのカメラマンさんだとこういうのを上手く出るように撮ってきてサンプルを見せてくれるんですが、私みたいな素人が適当に撮ると、出そうと思って撮ってもこれくらいのものなんです。

そして、ローパスフィルターレスのメリットになる解像感の向上はこちら。

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全体にシャープ感が変わってきます。特に「ヘアカット専門店」の文字の抜けについてはだいぶ差があるかも。

こうして等倍にしてPCのモニターで拡大するとこうしたシャープネス感には大きな差がでるんですが、これを4Kブラビアで確認してみると、それほど大きな差でもなかったりします。

ブラビア側でややシャープネスを上げてしまうのかも。ローパスフィルター「標準」にすると、この中間値が出ますので、それを中心に使っておいて、シャープネス感を上げたいときだけ、このローパスフィルターブラケットを使って、気に入ったものをチョイスすると良いかもしれません。

しかし、さすが4240万画素。よく、こんな細かいところまで写りますね。

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DSC-RX1RM2 F8.0 1/100 ISO:400 Pエフェクト:ポップカラー デジタルズーム:2.6倍

と、ここで新幹線と都電、さらに京浜東北線のスリーショットも撮れました。

時間の関係で3回目のRX1都電旅はここまで。

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いつもとは違って交換レンズもなにも持たずに手軽に歩かせてもらってくる超楽な写真遠足でした。

最高画質のデジタル一眼”α7R2″と同等の画質で撮影ができ、さらには世界初の可変ローパスフィルターを搭載するスーパーコンデジ。どんな人が使われるんだろう?きっと凄腕のカメラファンの方が使われるんだろうなぁ、というところですが、私みたいな腕のない人間でもちゃんと楽しめるカメラです。

操作が難しいということもなく、絞りリングやマクロ切替リングなど、マニュアル間隔で使える部分も多々あるし、改めて使ってみると写真を撮る楽しさを教えてくれている様なモデルだと思います。

 

DSC-RX1RM2になって、チルト液晶が搭載されているのもスゴく撮りやすくなったと思います。今思えばDSC-RX1とか液晶がチルトしないので、結構体力勝負な撮り方とかをしないといけなかったりしたんです。楽になりました。

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それとEVFが内蔵されたのもありがたい。以前のRX1、RX1Rと比べるとよりスッキリと持ち歩けます。3年前と比べると、私の老眼もやや進んでしまっているみたいでついついのぞきたくなることもあったし、きっちりと構図を撮りたいときにはやはりファインダーをのぞいて外界の景色が目に入らないようにしたい、ということもありました。

ショールームではアイピースを装着して展示していましたが、これがあると収納ができなくなるのでアイピースはつけずに持ち歩いていたのですが、これでも全然普通に使えます。

 

初代「DSC-RX1」が236,190円なのでそれと比較して+20万円近いのは決してお手頃価格とは言えないんですが、デジタルズームを使ったりすることを考えると4240万画素の価値もあがるかなー。

いつか、自分のカメラとして所有をしたいのですが、普段使いにするのであれば初代DSC-RX1でも良いかも。

いろいろ夢を見てしまうカメラでした。

※このカメラは当店店頭では展示を行っていません。ご了承ください。

 

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☆当店blog 16.3.9「『35×35 光と影の撮影会』DSC-RX1RM2撮影会」
☆当店blog 15.11.20「『DSC-RX1RM2』ショールーム展示レポート」
☆当店blog 15.11.13「『DSC-RX1RM2』が明日からショールーム展示」
☆当店blog 15.11.6「サイバーショット『DSC-RX1RM2』がストア価格428,880円で登場」 

 

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