何キロヘルツまで聞こえるかな? Wavテストトーン
先週土曜日に行われた当店の「ハイレゾ試聴体験会」の中で川崎氏が可聴帯域の話をしていました。用意したテストトーンでは14kHz付近の音源がありませんでしたが、その後、気になっている方とかいませんか?
自分でチェックする方法をみつけましたので紹介します。
人間の可聴帯域は20Hz~20000Hzで、年齢と共に可聴帯域は狭くなっていくという説明がありました。20代では20000Hz近くまで聞こえるけど30代になると18000~16000Hz、40代では14000Hzくらいまでと、だんだんと狭くなっていきます。
実際に実験してみると参加されていた20代の方は20000Hzでも音を感じることができて驚く一方、私も16000Hzの音がまったく聞こえないのがショックで。(>_<)
ただ、川崎氏の話では単音で聞こうとしても人間の耳は聞き取れないんですが、重要なのは再生機器がこれらの周波数にまで対応することでより波長が原音に近いモノを再現できるようになった事なんだ、と、お話になっていました。
そうそう、音楽を聴くのにこんな「キーン」というカン高い音を聞き取れる必要はないんですよ。ハイレゾ=音の鮮度ということで、ハイレゾでなければだめ、ということもなく、CD音源だからダメ、ということもない、というのが結論でした。
ただ、それでも自分の可聴帯域は知っておきたいなぁ。ということで、なにかチェックする手立てはないかと探してみたらありました。
フリーソフトで「Wav Test Tone Generator」というソフトです。自分で任意の周波数の音をWAVで書き出してくれます。
赤枠のところが周波数を指定するエリア。ここで「14000」と指定して「Write WAV」ボタンを押せば14KHzのWAVファイルを書き出してくれます。これで細かく自分の聞ける範囲のファイルを作って行けばギリギリ聞こえる周波数がわかります。
各周波数のWAVファイルを生成してそれをパソコンで鳴らしても、コンポで鳴らしても、ウォークマンで鳴らしても聞き取りテストができます。いきなり高い周波数で鳴らすのではなく、まずは可聴帯域である10000Hzアタリの音を作って鳴らして、大音響になっていないかどうかをテスト。それから聞き取りテストをしましょう。いきなり20kHzの音を鳴らして聞こえなくてボリュームをあげると、自分の耳では聞こえなくても大音量を鼓膜に当てることになりダメージを負う可能性があります。
私も早速試してみましたが、どうやら14400Hzが私の限界みたいです。
低域の20Hzの音なども鳴らせますがそのアタリの超低域の音は反響などをして倍音がなるとそれが聞こえて20Hzの音が聞こえた気になるそうです。私も聞き取れるのは30Hzくらいからかなぁ。
体験に参加された皆さん、お試しになってみてください。当店店頭でもファイルを用意しているので、その場でテストトーンのお試し試聴ができます。詳しくはご来店の際にどうぞ。
★ソニーストア マルチオーディオプレーヤー「MAP-S1」のご案内はこちらから
☆当店blog 14.5.27「CD搭載のハイレゾ対応システム『MAP-S1』開梱レポート」
☆当店blog 14.5.22「『SRS-X9』でDSEE HXの音の違いを聞き分けてみよう」
☆当店blog 14.3.19「ハイレゾプレーヤー『MAP-S1』発表」
たけだ
2015年3月21日 @ AM 4:40
早速やってみましたが、16900Hzまでは明確に分かりました。
17000Hzだと止まった時に鳴ってたのが分かる感じですね。
人間の耳は絶対的な音には鈍感で、相対的な音には敏感ですので、
Linear Sweepにしてみると、もう少し高周波まで聞ける気もします。
店員佐藤
2015年3月23日 @ PM 6:54
♪たけださん、こんにちは。
さすが、すごいですね!
先日の川崎氏のセミナーでそこまで上の方まで
聞こえていたのは20代の方だけでした。
私も14500Hz以上の音でも聞き分けられない
までも圧迫された感じはするので、きっと、こういうの
のが「気配」として感じられる音なんだろうなぁと思いました。
せっかくそこまで聞き分けられるなら、Z1ESを
使わないともったいないかも!