ハイレゾ対応『CAS-1』ショールーム展示レポート 

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こんにちは、店員佐藤です。

昨日発表になったコンパクトオーディオシステム「CAS-1」が銀座ソニービルショールームで初日から展示開始になっているとのことだったので、早速、お邪魔してきました。

 

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久々のソニービルショールーム訪問です。いつもとは違って、来年の2月28日の東京マラソンで、ここの前の道をランナーとして走り抜けることになったので、ちょっといつもとは違った景色に見えます。

当日、ここを走り抜けるときは品川駅まで行って折り返してくる22km地点になります。ソニービルを見たら「あと半分」なんです。

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さて、その銀座ソニービルショールームですが今日から秋の装いになっています。2Fのカメラコーナーではこんな紅葉した木を見ながらの試し撮りができます。

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鉄道ジオラマも今日から紅葉バージョンに変身しています。最初に見たときにあれ?いつもとなにかが違う!?って思ったら全体に紅葉モードになっているんですね。

さて、目的のコンパクトオーディオシステム「CAS-1」ですが、展示は3FのVAIO、Xperiaコーナーと、4Fのハイレゾオーディオコーナーの2カ所に展示されています。

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こちらは3FのVAIO、Xperiaコーナーです。真ん中にセットされているのはXperia Z4 Tabletです。ノートPCかと思いきや、こんな風にタブレットとのセットでも使えるんですね。

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CAS-1の入力切替は「USB A」と「USB B」とBluetooth通信となります。UDA-1とは違いBluetooth機能を内蔵しているのでLDAC対応のウォークマンやタブレット、スマートフォンと合わせて使うのが楽しそう。

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入力切替はその3つがあるだけのシンプル構造。リモコンで切替をすることができます。

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BluetoothでタブレットとつなげてSongPalアプリを起動すればご覧のとおり、おなじみのメニュー画面が出のですが、MAP-S1などとは違ってCAS-1はWi-Fi機能を搭載していません。なのでnasneに貯め込んだハイレゾファイルをDLNAで再生とかはできず、あくまで聴けるのはタブレットやウォークマン本体の中に収納している楽曲だけとなります。

「USB A」と「USB B」の2つのUSB端子があるのもいつも通り。USB AはCAS-1側が親となっていて、つながった機器は単なるUSBメモリーとして扱われるためコントロールはCAS-1側で行うことになります。

「USB B」は接続された機器が親になってCAS-1は単なる出力機になります。この場合は接続された機器が再生コントロールをすることになります。

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タブレットの接続の場合はどうなるのか、アテンダントさんが試されていたのですが、どうやら「USB A」につないでも再生はできない様子。タブレットを有線で接続するなら「USB B」に接続することになる様です。(専用の変換アダプターなどが必要になります)

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「USB A」端子にメモリーを挿して、それを再生コントロールするときはタブレットに入れたSongPalアプリで行います。

フォルダー階層を開きながら楽曲を選んで再生することができて、見かけ上はタブレットが再生パネルみたいになります。

PCを使わなくてもこれで操作ができるならいいですね。

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さて、さっきから再生されて音楽が流れているんですが、なるほど、これは良いですね。ESシリーズを開発されたメンバーが取り組んだ製品という話ですが、このサイズのコンポで鳴っている音とは思えないくらい。

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「UDA-1」+「SS-HA3」の時にも感じたんですが、まさに出来の良いジオラマを見ているような感覚。デスクトップのこの小さな空間に音像がくっきりと浮き上がってきて、ミニチュア模型で精巧な町並みを完成させた様な嬉しさを音で感じることができます。

低域の音も歪まずにパワフルに鳴らしてくれてます。

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こうしたスパイクは普通3点支持にするものですが、これはおそらく仰角をつけても安定して置けるように4点にしているんでしょうね。指向性の高いスーパーツイーターが人間の耳に向けて上向きにする効果と、それと底面にあるバスレフが床面に影響しないように考えられているのかも。

スチールのスピーカーボードは机に貼り付けられているみたいで持てなかったんですが、これ、底面の素材とかを変えても音が変わりそう。いろいろチューニングを変えられるポイントがあって、面白そうです。

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背面をみるとターミナル端子のキャップが外されていてバナナプラグが挿せるようにしてありました。(製品版ではキャップが先端についているはずです)

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ここのケーブルを変更することでも音質の変化を楽しめそう。

UDA-1と比較するとアナログ音声入力がないのでデジタル音源しか鳴らせないというのが唯一のネックかもしれません。

ザッと聞いてみただけですが、すごく素性が良さそうな音がするので、こうしたチューニングをしていくことで音がガラッと変わっていくのを遊べそうです。イメージは大排気量のクルマをチューニングするのではなく、ライトウェイトカーでタイヤ、サスなどのチューニングを変更して挙動の変化を楽しむみたいな製品なのかも。

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ハイレゾ対応ヘッドホンの「MDR-1A」も一緒に展示されていて、ヘッドホン端子からの音も楽しめる様になっています。

スピーカーとヘッドホンの同時出力はできず、ヘッドホン端子を使うとスピーカーの音はミュートされます。

こちらもクセのないナチュラルな音が楽しめます。

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ギミックとして面白いのがボリューム表示です。ボリュームダイヤルを回すとダイヤルの奥に見えるLEDが点灯してボリューム音量を表示します。よく見るとボリュームの左右上の方にポッチが見えますが、この間でボリュームLEDが移動します。

この写真の状態だと出力は60~70%くらいということになります。

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そしてあとはリモコンで操作しますが「L.V.M.」というボタンがあります。「ローボリュームモード」の略で音量が小さいときに低域の音の感度が下がるのを防ぐため、ややボリュームアップしてくれる機能。昔、ラウドネス機能とか呼んでいたものに似たものの様ですが、あれほど大げさではなく、より自然な感じで効果を発揮してくれます。

スピーカー出力しているときだけ効果があり、ヘッドホン出力のときには変化がありませんでした。そういう機能になっているようです。

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さて、4Fに移動するとハイレゾオーディオコーナーでブラックカラーモデルのCAS-1の展示があります。

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こちらはVAIOが「USB B」端子に接続されていてUSB DACとして駆動しています。

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VAIOでは「Media Go」とハイレゾプレーヤーの「Hi-Res Audio Player」が開いています。こういう使い方があるのか!と、感心したんですが「Media Go」をエクスプローラー代わりにして、こちらでプレイリストを作って曲のリストを表示。

それをドラッグ&ドロップで「Hi-Res Audio Player」にコピーして再生をしていました。

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「Media Go」も今はASIO機器への出力ができるので試してみると「Sony Audio Driver」というもので再生ができました。この方法なら直接Media Goからハイレゾ楽曲の出力ができるはずなんですが、ショールームでの音質のこだわりがあるのか「Hi-Res Audio Player」での再生がデフォルトになっているようです。

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ブラックカラーの本体になるとリモコンもブラックになります。

以前、VAIOの時に聞いたことがあるんですが部屋の雰囲気に合わせて色を選ぶというのもあって、洋室だったらブラックの方が合いやすく和室だとホワイトの方がマッチすることが多いそうです。

合わせる家具にもよるんでしょうけど、個人的にはやはりブラックの方がオーディオ機器っぽい雰囲気で良いですかね。

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なお、持ち込みの音源についてうかがってみたのですが、USBメモリーで持ち込んだ場合、ウイルスチェックをする必要があるため直接「CAS-1」のUSB A端子に挿すのはご遠慮いただくことになるそうです。

一度PCに挿してウイルスチェックをすればPC経由で再生することはできるので、ご希望の方はアテンダントの方にご相談ください。とのことです。

音源を持ち込まなくても、ショールームで用意しているUSBメモリーにたくさんの楽曲が用意されているので、これでも機器の良さは充分わかります。お気に入りの楽曲はCAS-1を購入して自宅での再生の一発目にとっておくというのもありです。

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以上、コンパクトオーディオシステム「CAS-1」のショールーム展示レポートでした。

CAS-1が欲しいと言うよりも、これを買って自分の書斎も作りたくなるような製品でした。職場の机の上に置けないかなぁ。。

ソニーストアでの先行予約販売ですが、昨日は10月15日お届け目安だったものが、現在は10月中旬頃目安に変更されています。

もしかするとオーダーが盛り上がっているのかもしれませんね。

CAS-1.jpg  コンパクトオーディオシステム
ホワイト/ブラック

CAS-1
ストア価格79,880+税
 ソニーストア長期保証選択
 ・5年ワイド:8,000円+税
 ・3年ワイド:4,000円+税
 ・5年ベーシック:4,000円+税
 ・3年ベーシック:無償
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ソニーストアのご利用はこちらから
発売日:2015年10月17日
ソニーストア購入特典: 
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【当店のハイレゾオーディオ関連blog記事はこちら】

☆当店blog 15.9.29「全部入りのコンパクトオーディオシステム『CAS-1』発表&発売」 

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