VAIO(株)製VAIO 開梱レポート
VAIO(株)製VAIOの店頭展示モデルが出荷になり早速、当店の店頭でも製品展示を始めます。8月8日(金)から解禁と言うことで今日の11時から当店でも展示をスタートしますが、その前に製品の様子を開梱レポートでお届けしたいと思います。
今年の2月にソニーから産業パートナーズにPC事業を委譲するという発表があり、もしかしたらこれでソニーショップの店頭でVAIOを展示することはなくなっちゃうのかも。。。と、寂しい思いをしていたんですが半年ぶりにやってきました。
VAIO(株)製のVAIOの初出荷、2014年夏モデルの3機種が当店に到着。
ここでは「VAIO Pro 11」のパッケージを開梱してみたいと思います。
ソニーロゴやサッカー・ワールドカップ・ブラジル大会のロゴが入っていないことに気がつきますが、それでもパッケージ自体は違和感ないですよね。
VAIO ProシリーズもVAIO Fit 15Eシリーズもソニー製VAIOの筐体デザインをそのまま利用したモデルではありますが、パッケージデザインもソニー時代のものを当面は踏襲していく感じになるんでしょうか。
8月4日の初出荷の際にはこれもひとつのマイルストーンとのお話があったようですが、こういうパッケージデザインなどが決まった時も少しずつ階段を上っていった感があるんでしょうね。
パッケージから出てきた新「VAIO Pro 11」がこちら。VAIO(株)製のVAIOということで、会社名とブランド名がそのまま一緒というのがシンプルで良いですね。
ちなみにこちらがソニー製VAIOのPro 11です。red editionモデルでど派手はカラーになっていますが、ヒンジ部分と天面の上部にSONYロゴが入っていました。
パッケージを開くと、キーボードを覆うクロスが入っているのも今までと一緒です。おなじみのVAIOロゴが入っていると、やっぱりこれだけで安心感があるというか、特別なPCという気がするのは私だけでしょうか。
せっかくなので店頭に持ち出して記念撮影。
画面下にあったSONYロゴがVAIOロゴになっていますが、2005年にあったVAIO第2章の時もVAIOロゴを全面に出す、というコンセプトで同様のロゴ配置になっていたことがあります。
それを知っているので私には違和感はありません。初代VAIO type T気分です。
ハードウェアはほぼそのままソニー製VAIOのままとなります。
唯一違いがあるのがVAIOロゴの配置とあとは「ASSISTボタン」がなくなったこと。従来モデルでは明るさ検知センサーの隣にASSISTボタンがあり、リカバリー時やレスキュー時に助けてもらうことがありましたが、それが無くなってしまっています。
背面もソニー製VAIOの時と同様のデザイン。背面にもVAIOロゴが配されています。
VAIO(株)製VAIOになってからVAIOアクセサリーが販売されていません。ソニー製時代には拡張シートバッテリーが用意されていて、背面の端子カバーを外してここに拡張シートバッテリーを装着していたんですが、VAIO(株)製VAIOになってもこの端子は生きています。
説明書を読むと「バッテリーオフボタン」がここに用意されていて写真の左下の丸い小さな穴がそれにあたります。ここをボールペンの先などで押し込むとバッテリーからの電力をカットすることができて、強制的なリセットをすることが可能。
このボタンの設置のために拡張シートバッテリーの端子もそのまま残ってしまったのかも。
試しに私が持っているソニー製のVAIOアクセサリー、拡張シートバッテリーを装着してみるのですが、装着はできます。
また、実際にバッテリーの利用をすることも可能で、まったく仕様上は問題がないんだと思いますが、ソニー(株)、VAIO(株)ともに動作保証はしていません。当店でも動作についての保証をすることはできないのですが、実際に使うことは出来る、ということだけになります。
すでに拡張シートバッテリーの販売も終了していますので、利用しようにも普通であれば方法はないのですが、VAIO史上最長のPeo 11で23時間、Pro 13で26時間のスタミナ性能は一度試してみたかったですね。
VAIO本体を取り出して、2層目にある同梱品をチェックします。
同梱品の全てがこちら。VAIO本体以外にクロスとACアダプター、VGAアダプター、取説類、メッセージカードとなっています。
こちらがメッセージカードです。VAIO株式会社のイメージカラーがこのややパープルがかったグレーカラーなんですが、これ、初代のVAIO 505ノートのカラーにそっくり。
VAIOの新しいイメージカラーとなっていますが、これが原点というカラーに感じます。良い色をチョイスしていますよね。やっぱりVAIOの好きな人たちで会社を作ってVAIOを作ろうとするとこういう選択をしてくれるんだなぁ、という安心感をこのメッセージカードで感じてしまいます。
「私たちは、あなたの期待に全力で応えていきたいと思います。」と、ありますがまさにその期待に答えてくれそうな期待をしてしまいますね。
裏はこちら。安曇野からのお手紙でした。
品質チェックを
徹底する「安曇野FINISH」が施されたVAIOとのこと。これで故障率が段違いに違っていたりしたらすごいです。
VGAアダプターはソニー製時代にはオプションアクセサリーになっていましたが、VAIO(株)製VAIOでは標準添付になります。代わりに予備が欲しいときにアクセサリーとして購入することはできません。
ACアダプターも同様で、現在のところ商品として予備のACアダプターの用意がないので、修理扱いみたいな感じでVAIO(株)のサポートセンターに部品注文をするような形になります。
会社用と自宅用と2つ用意をしたい、という方は現時点ではVAIO(株)のサポートへ直接ご連絡いただくことになるかと思います。詳しい案内が出来るようになりましたら、当店からもご案内をしていきたいと思います。
これもソニー製時代とVAIO(株)製時代で比較をしてみましょう。上にあるのがソニー製のVAIOに付属していたACアダプターです。下がVAIO(株)製。
仕様は一緒ですがSONYのロゴはやはり当然入っていないわけです。ですがVAIOロゴのおかげで本当にこういうモノを見ても違和感がないですね。
2月のPC事業譲渡のニュースを耳にしたときは「本当にVAIOがなくなっちゃうの!? VAIOがないPC生活なんて想像がつかないですけど!」と、心底思って恐怖していたんですが、なんか安心しちゃいます。
「VAIO」が存続してくれて本当に嬉しい。って、ACアダプターを見て実感してしまいました。
VAIO(株)製VAIOの初セットアップです。初電源投入!
さて、Windows 8搭載VAIOのセットアップ方法については当店blogでも再三ご案内をしてきているので、耳タコの方も多いと思いますが、今回も同様です。ちなみに私の案内しているセットアップ方法は当店のオリジナルのものではなく、ソニーストアの「ホームネットワークアシストプラン」通称「まるまるアシスト」で提唱しているセットアップ方法です。
メーカーが用意しているセットアップ方法なんて面倒で見てられない、なんてことはなく、ソニーの提唱するセットアップ方法はマイクロソフトの案内とは違うんです。
VAIO(株)製VAIOから「まるまるアシスト」が3ヶ月分、無料でついてくることになり本来は有料のプランに入らないと送られてこなかった冊子も簡易版が同梱されるそうです。(製品版には同梱されると聞いています。当店の展示モデルには入っていませんでしたが。)
それによると、すごく簡単な3行に集約されているんですが、大事なことが書いてあります。「ユーザー名は半角英数字で」「ワイヤレスネットワーク接続画面ではスキップ」。これが超重要。マイクロソフトのWindows 8.1の案内の通りに進むとこうはなりません。
PC名を入力すると、オンラインにすぐ接続したがるんですが、ここはスキップ。あとで接続します。
そしてお使いのアカウントを「英数字半角」で入力。
オンラインになっているとすぐにマイクロソフトアカウントの設定をしようとして、それをしてしまうとユーザーフォルダが全角文字になってしまうんです。Windows PCを長く使っている方でしたらユーザーフォルダの全角文字はなるべく避けた方がトラブルが少ないことはご存じですよね。
この手順でやらないとだめなんですよ。
ということで初期セットアップが終了して初回起動に成功しました。さすがソニー製アプリケーションがなにも入っていないだけあって、爆速で起動してきました。
いつもだったら入力が終わってからデスクトップ画面が出てくるまでに、いろんなアナウンスを見せられたり5~6分はかかっていたと思うんですが、数秒でデスクトップが出てきました。
モダンUIの方をチェックしてもシンプルです。ソニーのオリジナルアプリがなにもないのが寂しくもありますが、本当にこれだと素のWindowsですね。
試しに「VAIO」と入力してVAIOのオリジナルソフトを探してみるのですが、見つかったのは二つだけ。
「VAIO 電子マニュアル」と「VAIOの設定」の2点です。この潔さ、考え方によっては最高かも。オリジナルアプリがないだけで、こんなに動作が速くなるのか?というのはセットアップ段階だけで味わえましたから。
VAIOの設定を開くとここにバッテリーのいたわり充電機能などが見つけられます。うん、これだけあってもVAIOらしさを感じられますね。すぐにいたわり充電はオンにします。どこか遠出するときなどスタミナ性能が必要な時だけオフにして、あとは満タン充電をさけてバッテリーをロングライフ指向で使いたいと思います。
では、ここでやっとネットワーク接続をします。タスクバーにあるアンテナ強度のアイコンをクリックしてネットワーク接続でWi-Fi設定をしてインターネットにつなぎます。
つないだらすぐにWindows Updateをしてしまいましょう。ソニー製VAIOの際には先にVAIO UpdateでしたがVAIO(株)製VAIOではアップデートをしなくてはいけないのはWindows Updateだけ。こういうところもシンプル。
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Windows Updateをしながら取説を読んでみるのですが、ふむふむ、こちらもデザインはソニー製のときのままのレイアウトなので読みやすさそのまま。
ASSISTボタンがなくなってしまっているので、バックアップやリカバリーの方法を知りたかったのですが、それは取説に丁寧に説明されています。
ASSISTボタンはありませんが、起動時にF3もしくはF4を押しながら電源キーを押すことでVAIOレスキュー画面が表示されるそうです。
ソニー(株)製VAIOの時と同様にリカバリーデータは最初からSSD(もしくはHDD)ストレージの中に記録されており、そこから起動をすることもできるし、ストレージを交換した際などに備えて外部メディアにリカバリーデータを書き出すこともできるようになっています。
リカバリーメディアの作成の際はWindows 8.1のOSの機能を使います。「コントロールパネル」>「システムとセキュリティ」」>「ファイル履歴」を表示してその時の画面左下に小さく「回復」という文字があるので、それをクリック。そこに「回復ドライブの作成」というのがあるので、これを利用します。
なんでも8GB以上のUSBメモリーがあれば大丈夫とのことなので、試しに8GBのポケットビットを用意してみるのですが、なんと、これでリカバリーデータが作れてしまいました。
ソニー(株)製VAIOの最後のモデルで「VAIO Fit 15A」のフルスイングモデルを購入しているのですがそのときは32GBのポケットビットを用意しなくてはいけなかったのに、この軽さ! たった8GBでOK!!
なるほどこういうシンプルで軽いVAIOも良いかも。
ちなみに利用できるUSBメモリーはUSB 2.0のものとなっています。USB 3.0のUSBメモリーではリカバリーできない場合があるので、必ずUSB 2.0のモノを使ってください、となっています。
★ソニーストア ポケットビット(USB 2.0規格)「USM8GU」のご案内はこちらから
リカバリーデータが必要なのは緊急時になります。普段は使わないような色。。。男性だったらピンクとか、女性で黒いモノをあまり持たない方でしたらブラックとか、自分では普段選ばない色を選択しておくのもコツです。
そして、最後にマイクロソフトアカウントのサインインをしてセットアップは完了。
あとはソニーVAIOらしくしたい方は「PlayMemories Home」や「Media Go」「x-アプリ」等をインストールすればそれらしくなります。どこまでVAIO(株)製VAIOをソニーVAIOに近づけることができるか。。。は、ちょっとしたらやってみたいと思います。
あとは収録されている壁紙です。デザインはブラックのもの1種類だけしかなかったんですが、これは来たるべきタブレットスタイルのPC用ですかね? 正方形の壁紙がやたらと用意されていて最大サイズのものは「2880×2880」ドットとかになっています。
もしかしてVAIO Fit 15AのオーバーフルHDモデルを縦使いするとき用!? 実は来年に登場するであろうVAIO(株)設計の新型VAIO用の壁紙サイズだったりするかもしれません。
いろいろなところでワクワクしてしまいます。
ということで同様にVAIO Pro 13もVAIO
もセットアップをしました。
ここが販売店冥利につきるんですが、販促用にVAIOのオリジナルスクリーンセーバーとか、ブラビア用のオリジナルムービーファイルとかもいただいています。
それらをセットアップして。。。
いえーい。VAIOの展示コーナー完成です。
本日、8月8日11時からVAIO(株)製VAIOの当店店頭展示がスタートです。是非、新しくなったVAIOに触ってのご感想。これからのVAIOに期待したいことなどお話をお聞かせくださいませ。
VAIOフェアは本日より開催。先着20名様にVAIO(株)初のVAIOノベルティのプレゼントをいたします。(VAIOロゴ入りクリアファイルです。)
ご来店をお待ちしています。
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