Velbon 高伸縮比三脚 Ultrek『UT-53Q』
ソニー製ではないのですが、今回の上高地キャンプのために新たに購入した三脚の紹介です。
Vrlbon製の非常にコンパクトになる三脚でUltrekシリーズの「UT-53Q」というモデルを購入したので、その紹介です。
三脚について特別な知識を持っているわけでもなく、単に山に持って行くのにあたりコンパクトな三脚がないかなぁ。。。と、探していたところ、今年の1月に開催されたCP+のベルボンさんのブースで発見。
超軽量というわけではなく、重量はそれなりにあるんですがサイズがとにかくコンパクトになるウルトレックシリーズというのを見つけて、これを買ってみました。
比較しているのは以前、ソニーさんからサイバーショット用に販売されていたVCT-1500Lというコンパクト三脚なんですが、それと比べてもこんなに小さく折りたためます。
コンパクトに折りたためても広げてみたらテーブルサイズだったというのでは洒落になりません。ですが、この三脚は全高で1560mmまで伸ばせるのでミニ三脚とかではありません。その秘密は三脚の脚の開脚具合にあるんですが、上記の状態から足を下におろすとこんなことができます。
これが普通の三脚のしまっている状態の脚にしたところ。
普通の三脚と何が違うかというと、脚を180度回転させて折りたたむことができる点になります。そんなことができると足の固定ができなくなりそうですが、そこに工夫があります。
これは足を固定しているところです。開脚する角度を調整するレバーが見えますが、ここのユニット全体が上にずれるようになっていて、上にずらした上に回転させることができます。
これは60度回転したところ。開脚の角度を決めるレバー部分が脚と脚の間にきていて、この状態だと足を上に180度回すことができるようになります。この状態で折りたたむことにより、サイズを大幅に小さくすることが可能になっている、というわけです。
説明を聞かないと、これは普通の三脚の稼働部ではないので、使いこなせないです。
これは一番足を狭めた状態で普通にたてているところです。
脚は6段になっていて、すべて足をねじってロックと解除ができる仕組みになっています。この方法だと握力がないと伸縮が難しくなってしまうんですが、この三脚もそうです。繰り返し足の伸縮をしているとダンダン握力がなくなってきて回すのがつらくなってきます。
近い距離の移動のときはあまり伸縮をしないようにして使う工夫が必要。
身長170cmの私が普通に構えたところです。
高さも十分ありますし、しっかりと固定もできます。風が強いシーンなどでより安定させたいときは開脚する角度を広くしてカメラの高さを落としてあげると効果があるかもしれません。
ラインナップには4種類の製品があるんですが、私が選んだのは軽量モデルの自由雲台になっている「UT-53Q」です。
自由雲台の三脚って初めて買ったんですが、水平を出すための水準器も搭載されていて、これをあてにして使うとだいぶ楽に利用できます。本体重量は1400g、マグネシウム合金を使っていて強度も私には十分。
今回の上高地キャンプでは岳沢を目指しての登山の時も持って行ったし、大正池への早朝散歩にも利用。いつもの手持ち撮影ではあきらめてしまうようなシーンで三脚の利用ができたので、個人的に大変満足。
ちなみにどんな写真を撮ってきたかというと。。。
夜明け前の梓川と穂高連峰です。ISO感度を上げずに撮影することができました。絞り気味にしてISO感度をあげずに撮影しないと4Kブラビアで見るときに後悔しそうで、それもあっての三脚撮影です。
こちらも夜明け前の田代池です。それほど暗く見えないかもしれませんが、まだ夜明け前です。ぶれずにばっちり。
こちらはテント泊まりの時に夜中に目を覚まして撮影した写真。この日は月がまだ細くて月明かりもなく本当に真っ暗だったんです。手前のテントは手回し充電LEDライトの明かりだけなんですが、それでもこんなに明るく見えます。
三脚がないと、これも無理です。
満天の星空もしっかりと撮れました。写真で見ると天の川もしっかりとわかります。NEX-5Rで撮っているんですがバルブ撮影がしにくいのでシャッタースピードは30秒が上限。
荷物の軽量化のためにカメラもEマウントのもの1台しか持ってきていませんが、Aマウントのカメラも持ってくれば良かったなぁ。
そして、こういう集合写真、記念写真も三脚があればこそ。
サイズはテントや寝袋よりも小さなこのサイズです。大事に使って、ながーく利用をしたいと思います。
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