本体780g 新タブレットPC『VAIO Tap 11』発表

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こちらもまたすごいインパクトのモデルになります。本体重量780g、ユニークなワイヤレスキーボードが320gの新型タブレットPC「VAIO Tap 11」が発表になりました。

 

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シリーズとしてはデスクトップモデルの「VAIO Tap 20」と同じシリーズになりますが、画面サイズが面積比で1/4ほどになると全く性格の違うモデルになるんですね。

まるでXperia Tablet Zにカバーキーボードを用意したようないでたちですが、これでしっかりとWindows 8が入ったVAIOになります。

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本体だけで使うタブレットモードで9.9mm、約780g。キーボードをセットにして14.1mm、約1.1kgになるボディ。

数字で比べるとVAIO Pro 11が約770g、VAIO Duo 11が約1.29kgとなっているのでPro 11並みの軽さでタブレット利用ができるモデル、ということになります。

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完全にキーボードがフリーで使えるスタイルになると、どんな使い方になるんでしょう。今まではモバイルPCというと画面のすぐ近くにキーボードがあるもの、というのが普通でしたが、こういうスタイルだと自由度が高すぎて、私なんかにはちょっと想像がつきません。

電車の中でちょこっとだけ文章を入力したいときとか、調べごとをするときとか、両手で本体とキーボードを持ってしまうとキー入力できないなぁ、とか、思ってしまったんですが、そういうときはあれですね。ディスプレイ本体だけを持って、それでXperia Tablet Z風に入力をすればよいのか。

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VAIO Duo 11が登場した昨年秋からVAIOがこだわっているデジタイザーペンによるペン入力操作。従来は空気層があり、それにより人間の目に視差が生まれてしまい、ペンタッチしたところにちゃんと線が書けない、ということが起こっていたんですが、VAIO Tap 11のタッチパネルでは空気層のところにジェルを入れてペン先と映像の距離を近くする工夫をしているとのこと。

今年の2月に長野ビジネスセンターさんへお邪魔させてもらってペン入力の技をいくつも見せていただきましたが、その思いがTap 11にも詰まっている感じ。

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VAIOの発表よりも先に専用アプリはすでに公開されており「VAIO Paper」という手書きアプリもついにVAIOブランドのアプリとして登場。Windows 8登場から1年経ちますがデジタイザーペンを使ったVAIOオリジナルアプリもいよいよ揃ってきています。

と、そんなわけで、この新型モデルですが、早速実機で紹介をしてみたいと思います。

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これがVAIO Tap 11本体の実機の様子です。これはキーボードを本体ディスプレイをカバーする形でドッキングしているところになります。

このドッキングのためにマグネットが四隅に入っているんですが、それ以外にもドッキングを感知させるためのマグネットや、ほかの目的のマグネットも入っていて、さらに地軸センサーなどもこの小さなボディに入れなければいけないため、それらのマグネットの影響を受けないように綿密な設計をしているんだとか。

単なるボードに見えますが、中は例によってぎっしりといろいろな事情が詰まっているというわけです。

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カバーにもなるキーボードを裏返すと、そこにはフルピッチキーボードが登場します。11型サイズのPCでフルピッチのキーボードが搭載されているって言うのはちょっとすごいことになります。サイズ的な制約があって実現できないことがこのモデルではできちゃいました。ストロークも1.1mmあるそうで、そんなに極端に短いストロークでもありません。

パームレストにはタッチパッドも装備。

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キーボードの厚さは4mmとのことですが、こうなるとほとんど高さを感じなくて、紙の上でタッチタイピングをしているかごとく、新鮮なタイピング感を味わえます。

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本体とキーボードはマグネットで装着されるんですが、面白いものでSN極が合わないとちゃんと合体しません。正しくはSonyロゴを左上で重ねてあげると上手くくっつきます。

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そして意外なところにもマグネットが利用されており、背面にあるスタンドにもマグネットがついているんだそうです。

本当はトルクのかかるヒンジを用意して、それでスタンドが本体に折れる直前で引き込むようにパタンとしたかったそうですが、本体の真ん中にそういうパーツを入れることができず、引き込む感触を得ることができなかったそうです。

そこでこのスタンドの部分にもマグネットを使って、最後の引き込む感じのパタン、だけをマグネットで実現したんだとか。

是非、これは実機を触るときに試してみてください。最後のパタン、という感触はマグネットによるものだそうですよ。

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なお、このヒンジの強度がなかなかのもので、こうして持ってみても全然グラグラした感じがしません。カーボンでも使っているのかと思って聞いてみたんですがカーボンは使っていないそうです。

こういう持ち方ができると。。。

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電車の中で使うときとかも、こうして取っ手代わりにできます。これだと画面の端を持つことがないので画面全体が見られるし良いかも。

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キーボードのバッテリーは通常利用で約2週間ほど使えるとのこと。キーボードの電源はVAIO本体から給電してもらう仕組みになっており、良く見るとカバーとして重ねたときに充電端子がくっつくようにできています。

こういうのもこだわりの部分で、端子は普通は金メッキされていたりして、いかにも端子がここにあります、というものになるんですが
、デザイナーさんからの要望で金端子ではなく、黒い端子を採用しているそうです。

はい、見ると黒いんです。

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こうしてキーボードをカバーとして装着すると充電開始。キーボード自体の電力はそれほど多くはないそうで、キーボードのバッテリーがすっかり空になった状態でVAIOに装着してもVAIO本体のバッテリー消費は5%未満とのこと。

それでまた2週間使えるわけですから、キーボードの電力はほとんど計算しなくて良さそうです。

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さて、VAIO Tap 11もスタイラスペンを使ったペン入力ができます。スタイラスの視差は約0.9mmを実現。その数値がどんなにすごいものなのか全くわからないんですが、有名な製品としてワコムさんのDTZ1200Wという製品があるらしいんですが、それで視差が2.2mmなんだそうです。

ペン入力をワコムさんの製品で慣れている方がVAIOのスタイラスペン入力を試すと大抵は驚いてくれるとのこと。

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書き心地の改善も行われていて、開発現場ではVAIOの上にカーボン紙をしいて、そこに文字を書き、同じ字が書けているかどうかを試したりしているそうです。

写真撮影はできませんでしたが、明らかにそのタッチは改善されていて、うちのお店でもこれは実験をしてみなくては!と、思えました。実機が来たら手書き選手権をやってみたいと思います。

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VAIO Tap 11でペン入力をすることの最大のメリットはやはり本体の薄さによるところになります。

同じタブレットスタイルのPCでDuo 13が19~15mmほど、Duo 11が18mmという高さになるそうです。机からタブレットの表面までの高さがですよ。

VAIO Tap 11では、それを9.9mmまで低くしていることで、限りなく紙に近い手のポジションを作れるそうです。

そうか、確かに試し書きしていても手のひらを置くポジションとか自然に感じます。手書きアプリ、使いこなせるようになりたくなってきました。

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スピーカーボックスは左右合計で6.2cc用意しており、タブレットとしてはかなり大きめのスピーカーボックスを採用しているとのこと。

限らせたスペースにパーツを詰め込んでいくわけですが、どうにもならないところは専用パーツも作っているそうです。例えば、こうしてボディの隅にあるUSB端子ですが本体の隅っこにあって底面のアールが端子の口金にかかってしまうため、アールを大きなものにする必要が出てきたんだそうです。

ですが、そこは専用の口金のパーツをこのモデルのために作って、それで当初のデザイン通り、緩やかでスリムなボディラインを実現したんだとか。あちこちキテますねぇ。このモデルも。

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DC端子はこちら。VAIOとしては初めて採用する形のプラグになるそうです。かなり細身の端子なんですが、それでもデザイン的にはラインからはみ出てしまっている感じがして、制作側では、ここがちょっと納得していない部分なんだそうです。

だったらマイクロUSB端子を使ってスマートフォンやタブレットと同じ様に充電できるようにすればいいのに、という話もあったそうですが、やはりPCの場合は消費する電力も大きく、タブレットの倍以上の時間がかかってしまうため実用的ではないそうです。

確かに一晩かかって満タン充電にならなかったら、それは使い物にならないしなぁ。

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そんなわけで、ACアダプターは新しい新製品のタイプのものが使われます。VAIO Duo 11やPro 13などと共用はできません。

Fit 13AとTap 11専用ACアダプターとして「VGP-AC19V73」が新発売です。

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NFCも装備しているし、各端子のカバーもこれものでついているので、ついつい、これってもしかして完全防水?とか勘違いしてしまいそうなんですがXperia Tablet Zとは違って防水仕様にはなっていません。

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あとは価格が気になるところ。オーダー開始は10月下旬予定となっていて、まだソニーストアでは販売がスタートしていませんが、シミュレーション画面が用意されていて、ここで価格シミュレーションはできるようになっています。

ライトな使い方をするTap 11を目指して。。。と、言いつつもやはりWindows 8です。Core i7にしてメモリーは4GB。SSD 256GBにしたとして。。。

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なるほど、こういう価格ですか。ベースモデル価格が109,800円~となっていますが、タブレットだからこそ、高速にサクサク動いてもらいたいですしねぇ。

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VAIO Tap 11は10月下旬より先行予約販売を開始します。ホワイトボディはソニーストア限定カラーになります。

モバイルノートに求めるものがすべてここには詰まっているかもしれませんよ。

 

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☆ソニーストアのメールサービス

※VAIO Tap 11専用のメール登録はありませんのでソニーストアのメンバーメールを受信するのがおすすめです。

 

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