10月下旬発売予定の『VAIO Tap 11』の話

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10月8日に発表になった2013年VAIO秋モデルですが、10月下旬より先行予約販売開始予定のこのモデルがまだ販売開始になっていません。

そうです。タブレットスタイルの「VAIO Tap 11」です。10月下旬というともうあと2日しかないんですけど!という状況ですので、ここでもう一度、モデルについて振り返ってみたいと思います。

 

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VAIO Tap 11についてもご購入相談をいろいろいただいています。ご相談くださった皆様、ありがとうございます。

このモデルの購入をお考えの際に比較して考えられるのが「VAIO Pro 11」と「VAIO Duo 11」になります。一時期、11型モバイルノートがほとんどシリーズからなくなってしまっていたことがありましたが、今は3つのモデルから選択ができるありがたいシーズンとも言えます。

軽さで比較するとTap 11本体だけで780g。VAIO Pro 11の場合はキーボードを含む本体で770g。

キーボードを装着したTap 11フルセットで約1.1kg。キーボードを内蔵したDuo 11が約1.29kg。

タブレットスタイル同士で比較するとDuo 11よりもTap 11に軍配があがりそうなんですが、バッテリー性能ってどうだったっけ? と、VAIOのモバイルノートで比較できるモデルが今回は多いので、そういうのを考えるのが面倒。

というところで、ソニーストアさんが便利なコンテンツを用意してくれていました。

 

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★ソニーストア「今、買うべきモバイルVAIO徹底比較」はこちらから

ソニーストアで現在ラインナップされている2013年秋モデルのモバイルVAIOの比較一覧をしてくれています。あいにくVAIO Duo 11だけは夏モデルのままモデルチェンジせずに継続販売になっているため比較対象になっていないんですが、まぁ、Tap 11の一番のライバルはPro 11でしょうからね。

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重量比較ではご覧の通り。Tap 11は液晶画面とキーボードがわかれたセパレートタイプのモデルになるんですが、ここでは液晶画面のある本体のみの重量で比較しています。意外にもVAIO Pro 11の方が軽い、というのが意外です。

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本体の厚みもここではキーボードをのぞいて本体のみで比較をしています。でも、キーボードの厚みも4mm程度しかないので、ここではキーボードを装着しても薄さはナンバー1になりそう。

サイズもこうして比較してみるとほぼA4ファイルと同じサイズになるのか。

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そしてスタミナ性能ですが、ここも本体のみで比較。VAIO Proシリーズは拡張シートバッテリーを装着することができるので、それを使うとPro 13で約26時間。Pro 11で約23時間となりとんでもないスタミナぶりを見せてくれます。

それでも一番非力なTap 11でも約8時間とのこと。メーカー公表値は省電力設定にして計測しているものなので実際の利用状態で計測すると5~7割程度の性能になるんですが、それでも5時間程度は使える目安になります。

ニューヨークまでのフライトが12.5時間とのことですが、せっかくの飛行機旅ですしVAIOにかじりついてないで、旅を楽しみましょうよ♪ ちなみにVAIO Tap 11はキーボードをワイヤレスで利用しますので、飛行機の中ではタブレットモードでないと使えないんでしょうね。

 

そして、もうひとつ、使い勝手を考えて学生さんのPC利用シーンをシミュレートしたコンテンツがあります。

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★ソニーストア「コレ1台で、大学生活が充実。勉強も遊びも就活も、VAIO Tap 11におまかせ!」
 

私が学生のときはまだこんなにPCは普及していなくて、学校にあるワークステーションか、もしくはMSXとかPC9801とかの時代でレポートを書くのもワープロがやっと、という頃でした。

今の学生さんとか、いきなり個人でPCを持って歩けるわけでそれはもう羨ましい限り。勉強がはかどるんだろうなぁ。。。と、言いつつ、はかどってできた時間は勉強には費やすことは自分はないと思っています。そう、PCは自分にとってのワープロであり、テレビであり、コンポである可能性があるんですよね。

せっかく使う自分だけのPC。勉強道具にだけ使うなって考えられません。そういう選択からいくとAV機能、アプリが豊富なVAIOを一番に選択するんだと思います。

で、VAIO Tap 11とVAIO Pro 11で比較をしたときに、一番大きな差がこれかな。。。

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ポイント1と3はともかく、ポイント2ですよ。タッチペンが使えるというのがVAIO Tap 11の一番の威力。

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本体の厚みが9.9mmとシリーズ中一番薄いのでこうして机に広げたときも紙のノートに書いているような感触で記入が可能。VAIO Tap 11は書き心地を考慮した視差の少ないディスプレイを採用しているので、まさに紙に近いペン記入を実現しています。

VAIO Pro 11って商品情報ページを見てもデジタイザスタイラスペンの対応について書かれていないし、そもそもクラムシェルスタイルではペン入力はちょっと難しく、これがTap 11とPro 11を選ぶときの一番の差になるかも。

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その代わり、Pro 11にはキーボードがついているのでキーボード入力に関してはPro 11の方が使いやすいかというと、実はTap 11にはフルピッチキーボードが採用されていたりします。これもデザインの自由度から来ているのかもしれませんが、セパレートキーボードのおかげでヒンジ設置などの制約がなく本体上面をすべてキーボード配置できるのが利点として働いているのかも。

フルピッチキーボードを11型で採用しているのは、このTap 11くらいのものと思われます。

実はキーボード入力もVAIO Tap 11の方が上なのかもしれません。

 

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VAIO初のタブレットPCとして登場する「VAIO Tap 11」ですが、先行予約販売の開始予定は10月下旬となっています。明日か明後日には販売開始になるはず。

ということで、オーナーメード項目を簡単に案内しておくと。。。

 

 【モデル】選択
選択項目 Tap 11
ベースモデル価格 109,800円

すでにモデル発表時からVAIO Tap 11の販売価格などは公開されています。本体価格は109,800円~となっていて、このベースモデル価格に各種、搭載パーツをアップグレードして自分だけのVAIOオーナーメードモデルを組み立てていきます。

 

 【カラー】選択
選択項目 Tap 11
ホワイト(ソニーストア限定) +0円
ブラック +0円

ボディカラーの選択についてホワイトとブラックから選択ができて、ホワイトカラーはソニーストアのオーナーメードモデルのみの限定カラーになります。

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こちらが店頭で販売されるリテールモデルと共通のブラックカラー。希少価値がないならちょっといまいち。。。ということではなく、一応、リテールモデルで選択されるカラーはもっともセールス的に人気の多いカラーを選択しているはずです。

今までもいろいろなカラーのVAIOが発売になっていて、特にホームノート系ではかなりカラフルなラインナップになっていたことがありますが、結局、一番オーダーが多いのはブラックとかホワイト、シルバーというベーシックなカラーなんだ、という話を聞いたことがあります。

ブラック、良いじゃないですか。

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そして、こちらがソニーストア限定モデルのホワイトになります。これはこれでなかなか。

タブレットPC Tap 11本体のデザインもXperia Tablet Zをかなり意識したデザインになっているので、お使いのスマートフォン、タブレットとカラーを合わせてそろえる、というのも良いかもしれません。

カラー変更による販売価格の差はないので、お好きなカラーで選択ができます。

 

 【プロセッサー】選択
選択項目 Tap 11
Core i7-4610Y(1.70GHz)  +38,000円
(▲5,000円)
Core i5-4210Y(1.50GHz)  +18,000円
(▲5,000円)
Core i3-4020Y(1.50GHz)  +13,000円
Pentium 3560Y(1.20GHz)  +0円

さて、ここもVAIO Proと比較するとちょっと弱くなる部分、超低電圧版のCoreプロセッサーを採用しており、しかもベースモデルではなんとPentiumプロセッサーを採用。なるほど、それでベースモデルの価格が低めに抑えられているのかな?と、勘ぐってしまうんですが、これがそうでもないんです。

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こちらは発表当初に銀座ソニービルショールームへ見に行ってきた時のVAIO Tap 11の展示モデルなんですが、搭載しているプロセッサーは最低グレードのPentiumプロセッサー。それでもブラウザを起動したり、Windowsアプリを使う分には特にストレスもなく、普通に使えてしまうんです。

タブレットスタイルで使う場合はストレスなく利用するためにちょっとスペックは上げておいた方が快適に使える、なんて思っていたんですけど、メモリーを4GBに増設してSSDにしておけば、快適に使えるものなんですね。

もっとも、このVAIO Tap 11をメイン機種にして写真編集でも動画編集でもなんでもこれ1台でやる!というのであれば、負荷がかかった時の性能差はちゃんとあるはずなので、Core i7、もしくは価格的にパフォーマンスの高いCore i5を選びたいところ。

Core i7とCore i5ではプロセッサーキャンペーンで5,000円お得な価格設定になっています。

 【プロセッサー】比較
プロセッサー ターボブースト 3次キャッシュ
メモリー
グラフィックス
Core i7-4610Y(1.70GHz) 最大2.90GHz  4MB インテル HD
グラフィックス
4200
Core i5-4210Y(1.50GHz) 最大1.90GHz  3MB インテル HD
グラフィックス
4200
Core i3-4020Y(1.50GHz)  3MB インテル HD
グラフィックス
4200
Pentium 3560Y(1.20GHz)  2MB インテル HD
グラフィックス

プロセッサーの性能の違いは上記の通りです。

表の見方ですが、簡単に説明すると「ターボブースト」というのは計算量が多いときに一時的にプロセッサーの性能以上の高速動作をさせる処理でCore i5、i7にだけ搭載されている機能になります。普段は消費電力を少なくして利用して動画再生や編集などの時にだけ高速処理をする機能でこれがあると見かけ上、パワーのあるPCとして利用をすることが可能。

3次キャッシュメモリーはプロセッサーが演算処理をするときに一番近いところにおくデータの保管庫でこれも容量が多ければ多いほど処理が高速化します。

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グラフィックチップについては第4世代コアプロセッサーではGT1、GT2、GT3と区分けされておりCore iプロセッサーを搭載するとGT2クラス。Pentiumプロセッサーの場合はGT1クラスとなり、グラフィック性能にも差が出る、ということになります。

中身を見ると、ちゃんと値段なりの差がついているわけです。

 

 【メモリー】選択
選択項目 Tap 11
4GB(4GBオンボード)  +5,000円
2GB(2GBオンボード)  +0円

メモリー搭載は上限が4GBとなっています。Windows 8を使うのに2GBメモリーではとても心元ありません。OSが起動するだけで2GBくらいのメモリーは消費してしまうので、ここはもう手数料だと思って5,000円払って4GBにした方が幸せになります。

逆に私は個人的には4GBもメモリーがあればそれほど大量の写真ファイルを同時に開いたりしなければ、動作が重くなることってないと思うんですが。。

 

 【ストレージ】選択
選択項目 Tap 11
SSD 512GB +55,000円
(▲5,000円)
SSD 256GB +15,000円
(▲5,000円)
SSD 128GB +0円

ストレージ選択も512GBと256GBがキャンペーン価格で5,000円お得になっています。悩ましいのはこのVAIO Tap 11はタブレットスタイルで使いたいので、外付けHDDとかを増設して利用するとかいうことをあまりしたくないんですよね。

できれば512GBのSSDをガツンと搭載してなんでもデータを入れて持ち歩きたいところなんですが、価格のアップグレードがかなりのものなので、価格を落として買いたい、となると真っ先に節約したくなるところ。

256GBあれば相当量の写真データも持ち歩けるし、これで節約して、あとはnasneを自宅に置いて、そこにデータを逃がすしかないですね♪

 

 【その他】選択
選択項目 Tap 11
英字配列キーボード +5,000円
VGAアダプター +1,780円
ワイヤレスルーター +3,580円
長期保証サービス3年ワイド +8,000円

VAIO Tap 11のキーボードですが英字配列のものが選択できます。日本語のかなが印字されていないスマートなデザインのキーボードなのですが、記号の配列などが日本語キーボードとは一部違っています。慣れてしまえばどうということはないんですが、今まで日本語キーボードしか使っていない、とか、カナ入力をされている方はご注意を。

VGAアダプター、ワイヤレスルーターは後からでも購入が可能です。VAIO Tap 11は有線LANのジャックがありませんので、無線LANを使ってネットワーク接続をするしか方法がありません。有線LANでの利用をする場合はワイヤレスルーターを購入するか、もしくはサードパーティ製のUSBアダプターなどを利用すると良いと思います。

 

あとはofficeの選択なんですが、学生さんでしたらソニーストアで購入せず、アカデミックパックなどを別途購入した方が
安くなるはずです。

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そして一般の方でもVAIOにプリインストールされているOfficeは購入したVAIOでしか使えません。もしも2台以上のPCをお使いになるようでしたらパッケージ版のOfficeを購入された方が良いかもしれません。

ソニーストアではすでに昨年のうちに完売してしまったんですが、amazonさんなら数量限定のアップグレード優待パッケージが今でも購入ができます。ソニーストアで51,000円のOffice Professional 2013が28,000円ちょっとで購入できます。しかもこのパッケージは2台までのPCにインストールが可能。かなりコストパフォーマンスが良くなると思います。

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具体的な販売開始日がまだ発表になっていませんが、間もなくソニーストアでオーダーの受付を開始すると思われます。

タブレットスタイルで使う際の一番の弱点はキー入力だと思っていました。ですが、このモデルはそこをフルピッチキーボードにすることで逆に最大の利点にしてしまっているような感じ。

デジタイザースタイラスペンの利用もこのモデルが一番使いやすそうです。これを使いこなせたらかなりカッコ良さそうです。

こだわりのメカニズムの話はこちらで紹介しています。是非、ご検討になってみてください。

 

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★ソニーストア VAIO初のタブレットPC「VAIO Tap 11」のご案内はこちらから

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★ソニーストア「今、買うべきモバイルVAIO徹底比較」はこちらから

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★ソニーストア「コレ1台で、大学生活が充実。勉強も遊びも就活も、VAIO Tap 11におまかせ!」 

☆当店blog 13.10.9「新型VAIO 銀座ソニービルショールーム展示レポート」 
☆当店blog 13.10.8「本体780g 新タブレットPC『VAIO Tap 11』発表」  

 

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