騒音99%カットの新型ノイズキャンセリングヘッドホン「MDR-NC500D」発表
ソニーさんからノイズキャンセリング機能をデジタル化し、周囲の騒音を約99%低減する新型ノイズキャンセリングヘッドホン「MDR-NC500D」が発表になりました。
ノイズキャンセリングというのはヘッドホン使用時に、内蔵されたマイクで外部の騒音を集音。それと逆位相という、正反対の音をわざとヘッドホンから出力して騒音を打ち消してしまおう、ということをしてくれる技術です。
従来から多数のノイズキャンセリングヘッドホンがソニーから発売されており、最近ではウォークマンにもこの機能を内蔵したモデルがあるのですが、そのノイズキャンセリング機能をデジタルで信号処理することにより大幅に性能向上をしたモデルということになります。
なんせ、従来モデルでは「周囲の騒音を1/3程度に軽減」とか、上位モデルでも「1/5程度」としていたものが、今回は約99%と、ほぼ全部周りの音を聞こえなくしてしまうみたいです。
デジタル化されることによりフィルター回路をソフトウェアで制御することが可能になったそうで、環境によって使い分けられる3つのキャンセリングモードを搭載。
モードAでは主に航空機内、モードBでは主に電車やバス、モードCは勉強部屋、OA機器、空調機器の騒音を低減するそうです。
音の特性上、低域の音というのはノイズキャンセリングで打ち消しやすいんですが、高域の周波数の高い音にはあまり効き目がない、というのが従来のアナログ回路のノイズキャンセリング機能なんですが、デジタル化するとこれもかなり改善されそうな予感です。
スタミナ性能は内蔵のリチウム電池を使って約16時間、アルカリ単3電池で約10時間となっており、従来のアナログ回路モデルよりも電力消費はやや多いようです。
すでに開発者インタビューも掲載されており、開発秘話、その特性などが解説されているんですが、なるほど、やはりマイクとスピーカーを同時に搭載することでハウリングとかも起こるわけですね。そのハウリングを防ぐために今まではアナログのフィルターを使っていたのが、デジタル化することで、ピンポイントでハウリング周波数だけをカットすることができると、これが飛躍的にノイズキャンセリングした秘密になるみたいです。
発売日は4月21日。ソニースタイルではまだ受注をスタートしていないものの、製品ページはオープンしており39,800円での販売になります。
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