富士花鳥園とお宮横町の話

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DSLR-A350 SAL18250 F6.3 1/200秒 焦点距離250mm ISO:1600 プログラムオート WB:太陽光

現実逃避企画第2弾です。夏休みの旅行日記、2日目です。旅行2日目は富士クラシックホテルを出発して、浅間神社本宮のお参り、富士サファリパークでのα写真撮影散歩を予定してました。

 

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ですが、よりによってこんな時にこなくても良いじゃん!という最悪のタイミングで台風9号がやってきます。忘れもしないんですが、東京ディズニーシーのプレオープンの時も台風11号が関東上陸という当日に行ってきたし、旅行するとこうして台風がついてくる確率が非常に高い。

よっぽど普段の行いが悪いものだから、と思われても仕方がありません。

8月10日朝の段階ではまだ四国沖だし、まだまだ、と思いたいところなんですが、朝から大雨でした。

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本当であれば、たぶん、この方角に富士山が見えて、富士山越しに朝日が昇ってくるところも見られて。。。だったはずなんですけど、土砂降りです。

ホテルには露天風呂などもあって、朝一番で入ってきたんですが、台風の雨の中の露天風呂という貴重な体験ができました。

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その後、ゆっくりと朝食をレストランでいただきます。どうせ外は雨だし、急いで行くところもないので、もうチェックアウトの締め切り10時までゆっくりと過ごそうということになっています。

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さて、10時ぴったりにチェックアウトして、向かう先は「富士花鳥園」という施設。ホテルからそれほど距離もなく、10分くらいで着きます。

こういう旅行は当たり前のように、全部晴れの予定で行事をくみますが、そのウチの何日かは雨でも対応できるようにBプランを考えておくのが常。旅行前にガイドブックを見ながら、一応、雨でも遊べる施設などを探してはおくんですけど、それほど本気でBプランは考えないんですよね。

で、こうして台風が実際にやってきてしまったところで本気で考えるわけですが、土地勘のないところで距離と施設の期待度を測りにかけてさがすのに、このソニーのナブユーは本当に便利。

最寄り検索でズラッ出てきて、それが方角と距離で表示されるので、取捨選択が楽なんです。それら詳しい話は次のメルマガで詳しく語らせていただくとして、今回は、雨でも楽しめる、温室になっている花と鳥の展示施設へ向かいます。

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門構えがこんなことになっていて、これってなんの施設だ? 博物館なのかな?というところですが、いやいや、これが良くできているというか、外観とパンフレットと施設名からは想像ができないくらいのテーマパークでした。

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まずは、入り口をくぐって入場券を買います。大人一人1,050円。ここも割引券が使えたんですけどいくらに割り引いてもらえたのか忘れました。

で、この受付の笑顔の素敵な女性がとても気持ち良く応対してくださっていて、あ、これは良いとこにきたのかな?感がふくれてくるんですが、それよりも注目は↑写真の右側です。

単なる置物かと思ったら、これ生きている本当のフクロウさんなんです。名前はミルミルちゃん。ここで女性と一緒に受付をしているそうで、ここからとにかく、中はフクロウだらけになっていることに気づかされます。

なんせ、トイレの前にもフクロウがいる柵があるし、フクロウ館の中を見学していると柵無しでフクロウがたまにたたずんでいたりするし、信じられない空間がそこにはありました。

フクロウって、こんなに人なつこいものなんですか!?

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で、その受付館を抜けると大温室。向こうが見えないくらいの巨大な温室空間に花が咲き乱れています。

で、その温室の外は台風。ものすごい音で雨が屋根をたたいていて、すごい空間になっていました。こんな大雨の中でもエンターテインメントが楽しめるのか、すごいなぁ。

これ、富士山方面に遊びに行って、雨が降ったら立ち寄るBプラン的には最強の代替え案じゃないですか!?

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で、朝一番のフクロウショー。温室の中の広場があり、そこで30分ほどのショーを行ってくれます。

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フクロウは鳥類の中でも飛行速度がかなり遅くて、昼間に狩りをしても先に気づかれてしまってなにも捕れないんだとか。なので、音もせずに夜間に飛んで獲物を捕まえる夜行性になった鳥なんだそうで、確かに室内を飛ぶのには都合良く、ゆっくりと飛んでくれます。

これならデジタル一眼レフαを使って、私の腕でも鳥の飛行シーンが撮影できるのではないか?と、やっきになるんですけど、それでもやっぱり難しい。

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で、そんな私にもぴったりの被写体がやってきました。このアメリカワジミミズクさんです。

この子だけはバッチリ撮影ができました。

なぜかというと。。。

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この子はまだ幼くて飛べないんだそうです。もうちょっと大きくなると飛んでしまうそうなんですが、幼鳥のウチはこうして獲物を歩いて捕獲するそうで、飼育員さんめがけて一生懸命走っている姿がユーモラス。羽根を広げてバタバタしながら走っている姿がチャーミング。

フクロウって。。。飼ってみたい!

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ショーが終わると記念撮影タイム。こうして手に持たせて記念写真を撮影させてくれます。

なんだ、富士サファリパークよりもこっちの方が楽しいかもしれないぞ!

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つづいてはロリキートランディングという、超巨大な鳥小屋に入ります。ここに130羽のインコがいるそうなんですが。。。

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確かに、遠目に見たときになにか木にな
っていると思ったら、これが全部インコでした。

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みんなムクムクしていてカワイイですねぇ。ジッとしておとなしくしているので、背景だけ気にすれば、ちょっとカワイイ写真が撮れそう。つがいになっているのも多いので、これもα写真スポットにオススメです。

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入り口で100円払うとリンゴを細かく切ったえさを買うことができて、それを持って入ると人気者になれます。なくてもこうして肩に乗っかってくれます。

実は鳥が苦手な妻なんですが、一生懸命逃げながらこうして撮影をしてくれていました。背中にいるので何をしているのかわからずにいたんですが、後からこうして写真を見てみると襟からクチを入れて中にえさがないか探していたようです。

入り口にメガネをしている人は外すように書いてありましたが、なるほど、インコさん達が持って行ってしまうんですね。

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『池の花は採取株で不要になった雄花や落ちた花を浮かべたもので、水の流れに従ってゆっくりと回っています。

温室はオランダ製、遮光カーテンはスウェーデン製、換気メカニズムとコンピューターはデンマーク製、ドライフォグによる湿度調整システムはアメリカ製と、世界の最新技術を取り入れた冷暖房完備の完全環境制御の大温室は、夏は涼しく冬は暖かい快適空間を造り、見事な周年開園を実現させています。』

だそうです。確かに鳥ばかりではなくお花も見事。

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温室の片隅では花を買うこともできるようになっていました。なるほど、すべてがテーマパークということではなく、花の栽培所としても機能しているみたいです。マクロレンズとか持ってくれば良かったぁ。

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こちらはフクロウたちがいる長屋門。

ここのパンフレットももらってきたんですが、パンフレットは普通、場内案内とかになっているものなのに、富士花鳥園のそれは花とフクロウの名前と写真が書かれた、花鳥本になっています。

どこか怪しい感じのパンフレットになってしまっているんですけど、これ、ちゃんとした広告代理店とかにお願いして、まともなパンフレットにしたら大ヒットするんじゃないですかね?

日本にはまだたくさんの知らないスポットがあるんだなぁ、と思わされました。 

 

☆富士花鳥園のホームページはこちらから

 

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その後、妻の希望でお宮横町へ。ここは富士宮焼きそば発祥の地というか、富士宮焼きそばをテレビで企画として取り上げるときに絶対に紹介される有名スポット。ここのお向かいに全国にある浅間神社の総本宮「富士山本宮浅間大社」があり、そこと一体になった観光スポットになっていました。

富士山本宮浅間大社の駐車場は1時間で200円。特に周りに安い駐車場とかもないので、普通に浅間大社の駐車場を使うのが良いみたいです。通りを渡ってお宮横町に入りますが、ここに小さなお店が10軒ほどありました。

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で、B級グルメの塊と言われているこのお宮横町で最初にいただいたのが。。。静岡おでん。かつおぶしをふんだんに振りかけて、牛すじ、黒はんぺんをいただくのがスタイル。

なるほど、これだったらウチでも作れそうです。今度、牛すじと黒はんぺんだけ用意して、自宅で静岡おでん大会をやってみましょう。

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続いては養殖にじます日本一の土地柄ということで、鱒益分岐店にてマスバーガーをいただきます。トマトバジル味とからみそ味があって、トマトバジルが人気のようですが、鱒にはやはりミソでしょう、ということで、からみそ味をいただきました。

これ、鱒がおいしいというよりもバンズが異常にうまい。焼きたてパンの味でした。このバンズではなにをはさんでもうまいぞ。ずるいなぁ。

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そして、富士宮焼きそば学会の焼きそばを20分待ちでいただきました。もう一店、焼きそば屋さんがあったんですが、そっちは40分待ちとかになっていて、とてもそんなに待っていられないって、という状況。

なるほど、これが本場「富士宮焼きそば」か。。。大盛りにすればよかったなぁ。(普通で450円、大盛り600円でした。)

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その後、富士山本宮浅間大社にお参りをすると。。。あれ?もしかしてあの黒い大きな塊は富士山では!? なんか、山頂の方が切れ切れながらも見えてきています。

もしかしたら、五合目とかまで上がれば、富士山って見えるのかな!?

ということで、ここから1時間ほどのドライブになるんですが、須走五合目まで行ってみることに。吉田口と御殿場口は行ったことがあるんですが、須走口はまだ見たことがありません。どうせなので、富士山を見に行ってみましょう。

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えー、到着しました。が、ご覧の有様です。霧だらけで何も見えません。ちょうど五合目は雲の中みたいです。

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この須走口には1kmほどで「小富士」という、富士山のおなかのところにある山へ楽にたどり着ける歩道が用意されています。

なんちゃって登山ですが、妻にも富士山登頂の喜びを味あわせてあげようと思って密かにこの小富士遊歩道の散策を夢見ていたんです。この霧では、小富士についてもなんの景色も楽しめません。また天気の良いときにきましょう。

富士山の姿は見えませんでしたが、足下は間違いなく、これ富士山本体ですので、富士山を見たことにもなりましたし。(T_T)

 

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そして、2泊目のホテルに向かいます。富士裾野にあるビジネスホテル「昴」です。2週間ほど前にホテル探しをしていたんですが、都合良く富士山が見えるホテルが空いていなくて、あまり選択肢が内中で決めたホテルがこちらでした。

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決め手はやはり窓から見える富士山。あ、ホテルに入ったらちょっと晴れてきましたよ。悔しいなぁ。今だったら五合目でも晴れているんだろうなぁ。

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で、またしても夕飯の用意がありません。今日はどこかのレストランで食べたいねぇ、という話をしつつ、ホテルに荷物を降ろしてからナブユーに入れてきたガイドブックデータで最寄り検索をしてみると、なにやら中華でおいしそうなお店を発見。というか、この場所にかなりたくさんのレストランが密集しているので、なにかと思えば。。。

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御殿場高原ビールさんが運営するホテルとレストラン街だったんです。これはナイスアイデアというか、ビジネスホテルに泊まりながらも、近所のもっと豪華なホテルのレストランを利用して、豪華気分だけ味わうという作戦なわけです。

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ここで中華のハーフバイキングというのをオーダー。中華のメインディッシュを一人で2皿オーダーしてそれ以外の副菜などはすべてバイキングというコース。エビチリがうまかった。。。

御殿場高原ビールさんだけに、クルマで移動するとビールが飲めないのが残念なんですけど、ま、その分、夜が長く楽しめるから良いですね。

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その甲斐あって、台風で荒れた空模様なんですが12時くらいになって一瞬だけ晴れ間が出て、富士山がこんな近くで丸見え状態になりました。明かりが見えるのはすべて山小屋の明かり。感激です。

三脚を使いシャッタースピードを30秒にして、映りを見ながら何度もシャッターを切ります。

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500mmレフレックス「SAL500F80」を使うと、五合目の駐車場の電灯までこんな風に映ります。きっと、これってさっき行ってきた霧だらけの須走口五合目なんですよ。素敵な富士山の写真を撮る事は出来ませんでしたが、台風の中、これだけ遊ばせてもらえたことに感謝です。

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夏休み旅行2日目の行程はこちらです。富士山左上の富士クラシックホテルを出発してすぐ隣の富士花鳥園で午前中をすごして、お昼には左下の富士宮お宮横町へ。そして富士山右の須走口まで行って、右下の富士裾野市に戻ってきています。

なお、撮影に利用したレンズですが、ほぼ9割がズームレンズ「SAL18250」です。

やや重いレンズなんですが、35mm判相当で広角27mm~望遠375mmまで撮影出来てしまうのは便利過ぎ。去年まで単焦点レンズ野郎だったのが、ウソみたいにズームレンズ頼り切り男になってしまっています。

その望遠ズーム野郎の真骨頂を試すべく、さぁ、明日は午後には晴れるらしいので、天気次第で富士サファリパークに挑戦するぞ! と最後のホテル宿泊を過ごすのでした。

 

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