南高尾の旅日記

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全国750万人のハイカーのうち、約250万人が登ったことがあるという高尾山。昨日はその高尾山の裏ルート?「南高尾山稜」に挑戦してきました。


もちろん、ソニーのデジタル一眼「α100」を持って行ってきました。今回は18-200mmの広い焦点距離をカバーしてくれる「SAL18200」を1本だけ装着。テーマはスナップ写真をαで撮る!です。




 


今回のルートはJTBパブリッシングのおとなのえんそくブック「奥多摩・高尾をあるく」でルートをみつけて、このルート通りに挑戦。


奥多摩・高尾をあるく

奥多摩・高尾をあるく



  • 作者:
  • 出版社/メーカー: JTB
  • 発売日: 2003/10/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


高尾駅からバスで15分の大垂水バス停をスタートし、歩行時間4時間25分、歩行距離8.7kmというルート。初級者向けのルートなんですが、なんせこの日は都内でも32度まで気温が上がった真夏日。


しかもルートを見ると有人の休憩所は1カ所もなく、トイレもないという、ちょっと苛酷な山道だったりします。初級者向けのルートとはいえ、私にはちょっとした冒険なんです。


さて、そんな山道ルートに「α100」を持っていきますが、今回のテーマはスナップ撮影です。特に「いい写真を撮ろう!」って感じではなく、旅の記録をαで撮影することを目的に行ってきました。


 


で、今回は出発からちょっとしたドラマがあります。妻が高尾までの電車の乗り換え案内を調べていたら、近所の駅まで直通で運行してくれる、夏だけの臨時特急を発見。


特急料金とかかからず、普通に乗るだけで4列シートの自由席にゆうゆう座って行けてしまいました。いつもなら最低2回、運が悪いと3回の乗り換えが必要になるのに、今回は1回だけの乗り換え。うーん、快適です。



高尾駅に着いたら、そこで京王線に乗り換えて高尾山口駅へ。大垂水峠まで、バスなら280円なんですが、午前中は1本しか運行していないなど、通行料の極端に少ないバスなので、ここはタクシーで移動します。


タクシー代金は2,420円。うーん、今回の旅でこれが一番の出費でした。


 


大垂水のバス停からはちょっと高尾に戻っていくことで、陸橋に出ます。この陸橋が今回の山旅の入り口。スタート地点です。さぁ、行ってみましょう!!


 


私の方は陣馬高原ハイキング以降、尾瀬の旅や、富士登山、嵐山渓谷遠足がったので、ちょくちょく山登りをしているんですが、妻にとっては久々の山登り。ちょっと苛酷な山道なんですが、ワクワクしながら登山をしていました。



最初の目的地は「大洞山」という標高536mの山。そこまではひたすら登り通し。でもこの大洞山さえ登ってしまえば、あとは下りが大半というらくらくコースの予定。


登り初めて30分で最初の休憩所につきました。やはりガイドの通りで、休憩所と言っても無人の広場でベンチがあるだけ。トイレなどはありません。


 


さらにここから10分ほど歩くと、大洞山の頂上に到着。山頂と言っても周りは木が茂みまくっていて特に景観が良いわけでもなく、やはりベンチがあるだけ。なるほど、このガイド本は本当にこういうところも正確に書いてくれていますね。



で、ここまではかなりの汗をかきまくって、登ってきたんですが、ここを過ぎると汗の出方がちょっとマイルドになってきます。ウォーミングアップ完了ってところなんですかね?



日差しは強いんですけど、緑のトンネルの中、たまに吹いてくれる風のおかげで、ちょっと涼みながらてくてくと第2目的地の中沢山を目指します。



標高図を見るとあとは下り一方に見えたんですが、これがどうして、結構アップダウンがあります。


小学生が書いた山とかって、山の稜線をギザギザにしていたりしますが、そのギザギザの稜線に沿って歩いているみたいな感じ。最初の大洞山までは道も綺麗に整備されていたんですが、それ以降はちょっと荒れ気味な道になってきます。



大洞山から歩くこと45分。中沢山に到着。ここまでガイドブックに書いてある予想時間通りのペース。特に時間を意識して歩いているわけではないんですが、後からこうして写真のタイムスタンプを見てみると1分もずれずに到着していたことに驚き。


ここも山頂には菩薩像があるだけで、特に景観もよくないので、素通り。ここから10分ほど歩いたところに景観が良いところがある見晴台があるとのことなので、そこでお昼にしたいと思います。



で、10分ほど歩いたところで、その見晴台に到着。


 


ここが確かにスゴイ! ずーっと木に覆われていたのに、ここだけ南面が開けていて、眼下には津久井湖、丹沢山塊などを一望できます。地図で標高差を見ると300mほどあるみたいなので、東京タワーのてっぺんから見下ろしているような絶景が楽しめます。


αに装着した「SAL18200」の最大望遠で見てみても、下の家がこんな豆粒みたいになります。


南高尾山稜ルートは、もうこの絶景を見るためだけにあるのかも!!


 


ということで、ここで昼食です。今回はコンビニのお弁当ではなく、妻が早起きして作ってくれたお弁当を持参。やはりハイキングにはおにぎりと唐揚げ系ですよね。


持ってきた飲み物ですが、さすがに今回は気温の高さに備えて、全部凍らせて持ってきています。が、もうココまでで半分くらいは溶けてしまっていました。次にこういう真夏日の登山をするときは簡易クーラーボックスとかを用意せねば。



ベンチはこんな風に設置されているので、絶景を正面に見ながらの食事ができました。うーん、最高です。



20分ほど昼食休憩をしたら、またてくてくと山歩きです。


 


この時期はあまり花が咲いているものでもなく、普段見ることができないやたら足の長いクモとか、これはあじさいなのかな?マクロ撮影の被写体は見つけられませんでした。


まぁ、今回はスナップ、スナップです。


ここには掲載していませんが、妻のポートレートばかり、やたら撮れています。



西山峠、泰光寺山、三沢峠などを経由して、次の絶景ポイントは草戸山です。ここまで昼食ポイントから1時間40分。これもガイドブックより5分早いだけのペース。このガイドブック、私の歩くペースにぴったりみたいです。


途中、やたら分岐ポイントがあるんですが、わかりづらいところはすべてガイドブックで注意が書いてあったし、超わかりやすいですね。



草戸山の見晴台からは、天気が良いと横浜のランドマークタワーなどが見えたりするらしいのですが、かすんでしまってそこまでは見えません。


あ、そういえば、今日も双眼鏡を持ってくるのを忘れた!とか言っていたんですが、心配ご無用。



αに望遠レンズを装着しておけば、デジタル一眼「α100」が望遠鏡代わりになります。



ワイドズームレンズ(DT 18-200mm F3.5-6.3)「SAL18200」販売価格56,280円


今日は望遠ズームができる「SAL18200」を持ってきて大正解でした。



草戸山を過ぎたら、あとは高尾山口駅を目指して山を下るだけ。。。の、はずなんですが、これが下り一方ではなく、またまたアップダウンの繰り返し。


草戸山山頂みたいに見晴台があれば登りもうきうきなんですが、特に何もなく無意味にアップダウンをすると本当に疲れますね。



また、3時を過ぎたら、急に夕方っぽい太陽になってきてしまい、心細くなってきます。


道中「高尾駅」はこちらみたいな看板がいっぱい出てくるんですが、それが京王線の高尾山口を指すのか、JRの高尾駅を指すのか、不安になっていたのですが、途中で分岐するようになっていますので、ご安心のほどを。



で、登山ルート最後はどうなっているのかな?と思ったら、こういうパターンは結構多いんですが、普通の民家の脇にでてきました。おしゃれなお庭のあるお宅の脇を過ぎると。。。



こんな感じで登山道の入り口が案内されています。


10時に大垂水バス停をスタートして、ゴールは15時半でした。ガイドブックでは4時間25分と案内されていて、それにちょうどプラス1時間。休憩時間を足すとピッタリという感じです。



帰りも臨時特急の「ホリデー川口湖」号の時間を調べておいたので、それに合わせて高尾駅へ移動。この電車に乗ってしまえば、地元の駅まで乗り換えなしのらくらく移動です。


この電車、夏だけでなく通年運行してもらいたい。。。(^_^;)



で、帰ってきてからは、ウイスキーでいっぱいやりながら、撮影してきた写真をチェックです。


ポートレートモードで撮影した妻の写真とか、背景が綺麗にぼけていたり、デジタル一眼ならではの写真写りになっていて、そういうことにイチイチ感激。サイバーショットと違い、持ち歩きは確かに大変なんですが、それ以上の感動を持って帰ってくることができました。


いやぁ、良いですねぇ。α100


ただ、今回撮ってきた写真で、尾瀬の時みたいに大判にプリントしたい!って写真がちょっと少なめ。


こういうスナップ撮影目的で持っていっておきつつ、ここぞ!という景色や被写体を見つけた時にシャッターをたくさん切ろう!と思える感性を身につける必要があるようです。


今週からはちょっと公私ともに忙しくなってくるので、しばらくハイキングに行けませんが、この思いをそのまま、次のハイキングに生かさなくっちゃな!!


 



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