【5分で分かる】シリーズ初!「AIプロセッシングユニット」と「チルト式EVF」を搭載したCinema Lineカメラ『FX2』登場! 先行モデルとの違いとは
ソニーのニュースリリースにて「映像制作を本格的に目指すクリエイターに向けた、フルサイズイメージセンサー搭載Cinema Lineカメラ『FX2』発売」と発表がありました。
「FX2」はFXシリーズ初となる「AIプロセッシングユニット」を搭載しました。また、チルト式のEVF(電子ビューファインダー)を搭載し、角度を調整しながらモニタリングできます。
メーカー希望小売価格は416,900円(税込)となっています。ソニーストアでの先行予約は、6月3日(火)10時より開始予定です。
こんにちは、店員よねっちです。
映像制作用カメラ商品群Cinema Lineシリーズの新商品としてフルサイズイメージセンサーを搭載した「FX2」が発表になりました。
Cinema Lineのルックと操作性を備えた本カメラは、15+ストップのワイドラチチュードによる階調豊かな映像記録で、編集自由度の高い映像表現が可能です。
FXシリーズ初となる「AIプロセッシングユニット」搭載により、「リアルタイム認識AF」や「リアルタイムトラッキング」の性能が向上したほか、小型軽量のデザインで手持ちやジンバル撮影に適し、高い機動性を有します。
また、チルト式のEVF(電子ビューファインダー)を搭載し、角度を調整しながらモニタリングできます。
さらに、映画制作業界で高く評価されているデジタルシネマカメラ『VENICE』シリーズと同様に、撮影時によく使用される絞りやISO、フレームレートなどの情報を集約した「BIG6(ホーム画面)」のUIを採用しています。
動画と静止画の切り替えスイッチを備え、Cinema Lineならではの動画撮影性能を有しながら、動画と静止画の撮影モードをシームレスに切り替えることができます。
■Cinema Lineカメラ「FX2」詳細
![]() FX3 |
![]() FX2 |
![]() FX30 |
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発売日 | 2025.6.6 | 2025.8.1 | 2022.10.14 |
価格 | 581,900円 | 希望小売価格 416,900円 |
297,000円 |
センサーサイズ | 35mm フルサイズ | 35mm フルサイズ | APS-C / super35mm |
センサータイプ | Exmor R CMOSセンサー 裏面照射型12M |
Exmor R CMOSセンサー 裏面照射型33M |
Exmor R CMOSセンサー 裏面照射型26M |
画像処理エンジン | BIONZ XR | BIONZ XR + AIプロセッシングユニット | BIONZ XR |
シャッター方式 | メカニカル / 電子 | メカニカル / 電子 | 電子 |
電子ビューファインダー | – | 〇 | – |
ラチチュード |
15+ ストップ | 15+ ストップ | 14+ ストップ |
リアルタイム認識AF |
人物:瞳/ 顔 その他:動物 |
人物:瞳/ 顔/ 頭/ 体 その他:オート、動物/鳥、昆虫、車/電車、飛行機 |
人物:瞳/ 顔 その他:動物/鳥 |
手ブレ補正 | 動画:アクティブモード 静止画:5.5段 |
動画:ダイナミックアクティブモード 静止画:中心5段/外周5段 |
動画:アクティブモード 静止画:5.5段 |
レンズ協調補正 | – | 〇 | – |
4Kオーバーサンプリング | フルサイズ:4K相当 Super 35mm:- |
フルサイズ:7K Super 35mm:4.6K |
フルサイズ:- Super 35mm:6K |
4Kハイフレームレート | フルサイズ:最高119.88p Super 35mm:- |
フルサイズ:最高29.97p Super 35mm:最高59.94p |
フルサイズ:- Super 35mm:最高119.88p |
4Kスローモーション | フルサイズ:5倍 Super 35mm:- |
フルサイズ:1.25倍 Super 35mm:2.5倍 |
フルサイズ:- Super 35mm:5倍 |
4Kクイックモション | フルサイズ:120倍 Super 35mm:- |
フルサイズ:30倍 Super 35mm:60倍 |
フルサイズ:- Super 35mm:120倍 |
常用ISO感度(動画) |
80~102400 80~409600(拡張) |
100~51200 100~102400(拡張) |
100–32000 2100–32000(拡張) |
ベースISO感度 | 800/12800 | 800/4000 | 800/2500 |
連写速度 | 最大約10コマ/秒 | 最大約10コマ/秒 | 1枚のみ |
フラッシュシンクロ速度 | 1/250 | 1/160 | フラッシュ非対応 |
Log撮影設定(静止画) |
– | 〇 | – |
ショットマーク から静止画 |
– | 〇 | – |
フォーカスマップ | – | 〇 | 〇 |
メディア | CFexpress Type-A/SD×2 | CFexpress Type-A/SD×1 + SD×1 | CFexpress Type-A/SD×2 |
サイズ | 129.7 × 77.8 × 84.5 | 129.7 × 77.8 × 103.7 | 129.7 × 77.8 × 84.5 |
質量 | 約714g | 約679g | 約646g |
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まずこちらがFXシリーズを比較した表です。
「FX3」がフルサイズ、「FX30」がSuper 35mmに特化しているのに対し、「FX2」はフルサイズとSuper 35mmを臨機応変に対応したモデルになっています。
分かりやすい変更点としては「FX2」では「AIプロセッシングユニット」と電子ビューファインダーを搭載しています。
FXシリーズとして初搭載になる、AIプロセッシングユニットは、ディープラーニングを含むAI処理で、人物の骨格や姿勢などの詳細に基づいた人物認識に加え、動物や昆虫、乗り物など、人物以外の被写体認識にも対応します。
これにより、「リアルタイム認識AF」と「リアルタイムトラッキング」の性能が向上し、「FX3/FX30」と比較して人物の瞳の認識精度が約30%向上しました。
また、リアルタイムトラッキングの設定を「タッチトラッキング」にしておけば、狙いたい被写体をモニター上でタッチするだけで追尾でき、検出枠を表示することも可能です。
注目の電子ビューファインダーはチルト式で約368万ドットの高精細OLEDを採用しています。
倍率は0.70倍で、画角とアイポイントは動画撮影用に最適化されています。ファインダーは撮影スタイルに応じて0度から上方向に90度まで回転させることができるので、あらゆる角度からも見やすく、ウエスト位置にホールドしながらの撮影にも対応できます。
アイピースカップは必要に応じて取り外しが可能で、左右反転させることができるため、左右どちらの目にも合わせる事が出来ます。
カメラに内蔵した高精度な手ブレ補正ユニットとジャイロセンサー、最適化されたアルゴリズムによる電子式手ブレ補正機能と、光学式5軸ボディ内手ブレ補正を併用した手ブレ補正モード「ダイナミックアクティブモード」を新搭載。
従来の「アクティブモード」より手ブレ補正の効果が約30%向上しました。これにより、小走りをしながらの撮影でも安定した動画撮影が可能となり、よりスムーズな映像表現を実現します。
2つの基準ISO感度(ISO800とISO4000)に切り換え可能なデュアル・ベースISOに対応。
ISO800とISO4000のノイズレベルがほぼ同等で、撮影環境の明るさに合わせて基準ISO感度を使い分けることで、ノイズを抑えたクリアな映像撮影が可能です。
また、シャドウからミッドトーン(18%グレー)にかけての階調特性を重視した、S-Log3を搭載。S-Log3設定時は、15+ストップという再現域を確保しています。
色域はS-Gamut3、S-Gamut3.Cineに対応し、VENICEやBURANO、FX6、FX3およびFX30などのCinema Line カメラと合わせた撮影、編集がさらに容易になりました。
Cinema Line上位機種と共通したワークフローを実現する「Cine EI」、選択したExposure Index(EI)に連動してカメラが自動的に基準ISO感度を切り換える「Cine EI Quick」の2つのモードから選択可能。さらに、ISO感度を調整して露出を設定する「Flexible ISO」も選択できます。
数値上だとややサイズが大きくなったように感じるかもしれませんが、それはファインダーの長さが含まれているからで、ボディサイズ自体は既存モデルとほぼ同等です。また、質量もファインダーを搭載しているにもかかわらず約679gとFX30の約646gから30gほどの増量で済んでます。
小型軽量ながらも操作性はCinema Line カメラとしての妥協のないものになっており、左手でしっかりレンズをホールドしたまま、さまざまな操作ができるように、使用頻度の高い操作部材をグリップ側および上面に集約。
RECボタンをはじめ上面の各ボタンはストロークが深く、しっかりと確実な操作ができます。また、電源スイッチは動画撮影中の誤操作を防止するデザインを採用しています。
さらに、動画撮影と静止画撮影のモードを瞬時に切り換えできるスイッチがボディ背面に搭載されています。
REC/STANDBYの状態が一目でわかるタリーランプを、カメラ前面(上面)と背面に配置。カメラのRECボタンも、背面ランプと連動して点灯します。加えて、モニター画面に赤枠を表示させて状態を一目で確認することができます。タリーランプは、全て点灯/前面のみ消灯/全て消灯から用途に合わせて選択できます。
冷却ファンと放熱に配慮した構造を採用。液晶モニターを閉じた状態でも十分に空気を取り込める画期的な設計により、熱のこもりを防ぎ最大4K 60pの長時間動画収録を実現。
また、スマートフォンなどにも用いられる熱伝導性に優れたグラファイト素材を手ブレ補正ユニットに組み込みました。この構造により、手ブレ補正時の動作を妨げることなくイメージセンサーからの発熱に対して高い放熱効果が得られます。
さらに、膨大なデータ処理を行う画像処理エンジンやイメージセンサーを含む、カメラ全体で発生する熱の放熱経路を最適化しています。冷却ファンの動作モードは、撮影条件に合わせて、オート/最小/記録時Offから選択できます。
ホーム画面はCineAltaカメラ「VENICE」などのハイエンドCineAltaカメラと同等の操作性を継承した「BIG6」を採用。FPS(フレームレート)、ISO、シャッター (スピード/角度)、IRIS(絞り)、ルック、ホワイトバランスの6つの重要なパラメーターをに集約し、タッチ操作で直感的に可変/固定パラメーターをすばやく確認・変更が可能です。
■お得な購入方法
「FX2」の発表と同時に発売記念キャンペーンも発表になっており、FX2と対象レンズ・アクセサリーを同時購入することでキャッシュバックが受けられます。
XLRハンドルユニットはなんと25,000円のキャッシュバックです。82,500円の製品が5万円台で購入できるのは大きいです。
他にも22本のレンズのうち、使い勝手の良い「SEL2070G」や「SEL24105G」が2万円のキャッシュバックになるなど盛りだくさんの内容になっています。
対象カメラと対象レンズ・アクセサリーを同時購入した場合、対象商品ごとに定めた金額がもれなくキャッシュバックされるので、ぜひ合わせ買いもご検討下さい。
なお、ソニーストアではラッキー抽選会が開催されており、これを使うことでお得に購入することができます。
このキャンペーンでは最大10万円、最低でも最大4,000円のお買物券がもれなくプレゼントされます。(キャンペーンの詳細は上記参照)
もっとも当選者が多いボリュームゾーンは「大ラッキー賞」で10万円のお買い物で使える5,000円クーポン、4万円で使える2,000円クーポン、2万円で使える1,000円クーポンのセットになるかと思います。
注意点は抽選した翌日のクーポン発行になるため、お買い物する当日に抽選してもすぐには使えない点です。6月3日(火)10時開始となるCinema Lineカメラ「FX2」の先行予約に備えて今のうちにチャレンジをどうぞ!
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Cinema Line カメラ ILME-FX2 |
メーカー希望小売価格: 416,900円 税込 |
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![]() 6月3日(火)10時より予約販売開始 |
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発売日 | 2025年8月1日 | メーカー商品情報ページはこちら | ||
延長保証 |
5年ワイド:**円(税込)
3年ワイド/5年ベーシック:**円(税込) 3年ベーシック:無償 |
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