ハンディカム『NEX-VG10』店員の声 その0.1

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こんにちは、店員佐藤です。試用機の貸し出しがなくようやく実機を買って遊んできた土日です。いつもであれば、ここで新型ハンディカム「NEX-VG10」の魅力的なポイントを伝えられるレポートをしないといけないところなんですが、今回は無理です。

だって、最近、動画撮影にハンディカムとか使ってないし、大体、これ世界初の民生用レンズ交換式ビデオカメラですよ。私もこんなカメラは初体験なんです。

なので、今回からしばらくの間、NEX-VG10を私が使いこなせるようになるまでの体験記風に、これから起こる出来事をその都度、レポートしていきたいと思います。今回は腰をすえてじっくりと体験させてもらうつもりです。そのうち、ホームページの方にちゃんと解説した「店員の声」レポートを掲載したいんですが、できないかもしれません。

よろしければ、おつきあいください。1回目の今回からいきなり話が長いです。

 

さて、レンズ交換式ビデオカメラの「NEX-VG10」ですが、前評判はそれほど高くありません。α55&NEX-VG10の体験会でいろいろなお客さんとお話をしていますが、α55の方は思い切り評価が高いのに反して、それと比較して、というのもあるんでしょうけど、NEX-VG10はもうちょっと、というポイントが多いみたい。

せっかくのレンズ交換式ビデオカメラなのに、AマウントレンズではAFが効かない。ハイエンド機として考えると操作ボタン少ない。でかい。リモコン端子が無い。上部ハンドルに操作ボタンがない。マイナスGAINがない。などなど。

そうか、みなさん、求めているものがもっとハイスペックなものなんですねぇ。(価格もハイスペックですしね。)

 

私はソニーからEマウントのレンズ交換式ビデオカメラが出てくる、って聞いたときの興奮がいまだに忘れずにいます。その発表の時に思ったのはハンディカムのレンズが交換できる、というよりは、αレンズを使える動画に強いカメラが出てくるのか!ということでした。

ソニーが出すんだから当然「ハンディカム」ブランドではあるんですが、これ、実機を最初にソニースタイルさんで触ったときの印象としては中身がデジタル一眼カメラ「NEX-5」そっくりじゃん!というところ。

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ハンディカム然としているのではなく、デジタル一眼αの動画強化モデルになっていてこれは遊んでみたい!と思えました。

先ほどの「AマウントレンズではAFが効かない。ハイエンド機として考えると操作ボタン少ない。でかい。リモコン端子が無い。上部ハンドルに操作ボタンがない。マイナスGAINがない」という話ですが、これらの話って「NEX-5」の時には全然問題になっていないことなんですよね。(あ、たしかにAマウントレンズがAFで使いたいというのは私も一緒ですが。)

な、もので、私の中ではNEX-5の上位機種、動画に特化したNEX-5のビデオカメラバージョン的に使えるものを期待していたりします。

 

で、そのNEX-5で動画撮影をする際に一番のネックになるのがイメージャーの30コマ読み出しではないでしょうか?

記録はAVCHDに則(のっと)って60i記録ですが大きなAPS-Cサイズのイメージャーでは現在のところ60iでの読み出しができず、出力が30pになってしまいます。NTSCの60i映像を見慣れている私たち(テレビ放送はほぼすべて60iです)にすれば、やはりなめらかさが違い、どうしてもパタパタした感じがしてしまいます。

これはまだハードウェアの問題でしばらくは解決しないだろうなぁ。。。と、思いつつ、それを軽減する方法はないかな?と、相談したところ、α55&NEX-VG10の体験会、およびソニーディーラーコンベンションで解決、というか、それを軽減する手段について教わってくることができました。

5時間あまりいた、ソニーディーラーコンベンションですが、そのうちの1時間くらいはNEX-VG10の説明をしてもらっていて、実は私は、このNEX-VG10についてはかなり夢をふくらませてしまっていたんです。(^_^)v

で、聞いたところではシャッタースピードが実は重要で、通常は1/60~1/100くらい。早めても1/125くらいまでで撮影するものなんだそうです。これ以上シャッタースピードを速くすると1枚1枚の画が動きを表現していない、紙芝居の画になってしまい、パタパタ感が強調されてしまうと。

写真の場合はブレをなくすためにシャッター速度は速い方がたいていの場合は良いんですが、そうか、動画の場合は独特のシャッター速度の話が出てくるんです。ちなみに「デジタル一眼」っぽい写真を撮るためには被写界深度の浅い、背景ぼけぼけの写真とか撮るために絞りを思い切り開きますね。そうすると光量が増えてシャッター速度がすごく速くなります。

そう、NEX-VG10の場合、そうやってシャッター速度を遅くすると結果、絞りを思い切り絞る必要が出てくるんです。絞ると背景がぼけず、パンフォーカス、全体にピントが合っているように見える絵になってしまいます。

なるほど、そういうバランスを取りながら動画って撮るのか! ハンディカムでは全然気にもしていない機能でしたが、すべてをマニュアルで撮影出来るNEX-VG10の場合はそういう操作ができるようになるですね。

なんか、NEX-5でオールドレンズを使い始めたときの様な気分になってきました。

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ということで、NEX-VG10を持って帰って、まず最初に試してみたかったのが、このシャッタースピードと、絞りの関係だったんです。

どんな見え方をするのかな?と、いうことで、シャッタースピード優先にして、1/30、1/60、1/125(プログラムオート)、1/1000(絞り開放)の4段階でコスモス畑越しの電車の走行シーンを撮ってみました。

つなげて編集してみたものがこれです。

Youtubeにアップロードした映像がどういうフレームレートになるのか、私はよくわかっていないんですが、これで雰囲気がわかるでしょうか?

結果、1/125まではそんなにパタパタ感が感じられなくて、1/1000秒だとパタパタ感が際だつ感じがすると思います。1/30秒でカメラのパンニングとかも試してみたんですが、あ、これは映画館でみるフィルム映画の感じだ!と、自宅のブラビアを見ながら錯覚してしまいました。 

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ちなみに、自宅視聴の話ですが、今回はわざわざPS3経由で動画再生をしています。ウチのブラビアはX1というモデルなんですが、これには120Hzのモーションフローが入っているんです。ソニーのブラビアの場合、モーションフローを使うとコマの間のつなぎの映像を自動で生成してつなげてしまい、パタパタ感がなくなってしまうんです。(^_^)v なんだ、これだ
ったら全然イメージャーの30コマ読み出しとか気にしないで良いじゃん、というのが実は結論だったりするんですが、そうもいかないですよね。

撮影した動画はブラビアだけでしか見るわけではないんですから。

なので、視聴する際はCGモードになっているPS3経由にして、モーションフローを使っていない状態で見ている、というわけです。

これで感じはわかったので、これでもうちょっといろいろな映像をシャッタースピードを変えて撮ってみて経験値をあげていきたいと思います。

 

そして、NEX-VG10を手にしたらやってみたかったこと、Part.2は。。。

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100mmマクロレンズでの撮影です。

今までのハンディカムではデジタル一眼で使う様な極端なマクロレンズの撮影は難しかったはず。NEX-VG10でないとのぞけない世界がここにはあります。α55ならAF使ってマクロ撮影ができるということになりますが、NEX-VG10の場合はシャッタースピード、絞り、ゲインがすべてマニュアルコントロールで利用できるわけです。

これもちょっと足を踏み入れてみたかった世界。

で、デモ映像とか見てやってみたかったのが。。。

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背景から被写体に向かってフォーカスが変わっていく、という図。これこそオートフォーカスでも出来なくて、マニュアルフォーカスならではの撮影方法になります。

これ、まずはやってみました。シャッタースピードは先ほどの1/1000のままで、ピントの合う場所が徐々に手前に来て、ぼけというかにじみが綺麗になっていく様子。最初のシーンに入れています。

こういう撮影は初めてなので、本当に手探りでやるんですが、絞りをどれくらいにすれば良いものなのか検討がつきません。アテにするのはデジタル一眼の時の勘。被写界深度が浅すぎるとこういうお花のアップは何を撮っているのかわからなくなるので、F8。。。よりももうちょっと絞ってF13くらい?とか思いながら撮影。

撮って帰って来たものがこちらです。

酷暑が続いてしまって、近所のコスモス畑もかなりくたびれてしまっていて、あまり良い個体がみつかりませんでした。枯れてしまっているお花も多く、そういう時でもこうして寄ってぼけを使って撮影すれば、だいぶごまかしが利きますね。

花の撮影のために三岳山へ行ったりしたことがありますが、お花をこうして動画で撮るというのは初めて。写真で見るのも良いですが、こうして季節の花を撮り集めるのも楽しそうです。

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なお、取り込んだ動画なんですが、PMBで見てもデジタル一眼みたいに撮影データが表示されません。あらら、いろいろと設定を変えて撮影してきてはいるんですが、データが見られないと何をどうするとこうなる、がわからないぞ。。。なんて、思っていたんですけど、カメラ本体で再生をすると、こうして撮影カットのデータを見ることができます。

これで助けられましたが、次のPMBのバージョンアップでは是非、動画の撮影データ表示にも対応してもらいたいなぁ。。。(と、ここでつぶやくと、いつもPMBの機能として実装されるので今回も期待しています。) 

 

さて、午後はやってみたかったことPart.3として、野鳥撮影に持って行きました。

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昨年から趣味として始めた野鳥撮影。夏場は鳥の姿を見つけにくいのでお休みしているんですが、久々にカワセミさんに会いに光が丘まで行ってきました。

まずは純正のSEL18200を使って、カワセミさんの撮影です。

三脚で固定してSEL18200でズームいっぱいにしてプログラムオートで撮影しています。ま、こういう撮影をするなら別にNEX-VG10が必要ではなく、おそらく普通にハンディカムのHDR-CX550Vあたりを使った方が幸せになれるはず。

あっちの方がボディは小さいし値段もお手頃です。

じゃあ、何がNEX-VG10の特徴になるのかというと。。。

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やっぱりレンズ交換ですよねぇ。先月生産終了になってしまいましたが、当店の秘密兵器、おなじみの500mmレフレックスレンズの登場です。

うわ、さすがにこれは寄れる! 焦点距離750mm相当ですから、ハンディカムで言うところの光学20倍ズーム機くらいになります。

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ただし、フォーカスはマニュアルになります。これでオートフォーカスだったら最強なんですが。。。あ、そういう時はα55の方が便利ですね。それは否定しません。m(_ _)m

NEX-VG10がこの場合に利点を発揮するのは長時間撮影ですかね。チョイ撮りだったらα55の方が良いとは思いますが、ま、試しに撮影。

動画をご覧になるとおわかりの通りなんですが、これ、マニュアルフォーカスなんです。しかも動く被写体を私が一生懸命追って、手で合わせているんです。

初めてにしては上手くないですか!? デジタル一眼でもあまり意識してMFを使うことはなかったので、どっちに回せば近くにきて、どっちに回せばピントが遠くにいくのかわかっていないで操作しているんですが、それにしては上手く撮れてるなぁ。。。これ、もうちょっと練習したら意外とフォーカスが合わせられるかも。 

 

AF以外に、もうひとつα55にかなわないところがあります。それは何かというと手ぶれ補正です。悔しいんですけど、α55だとAマウントレンズのAF使いができる上に、動画撮影時には手ぶれ補正もできちゃうんです。(さらに言うとAFもTTL位相差方式なので正確&スピーディ。現時点では世界最強の動画AFカメラです。)

NEX-VG10の場合、レンズ内に手ぶれ補正機能が搭載されているSEL18200なら手ぶれ補正アクティブが効くんですが、Aマウントレンズでは手ぶれ補正が一切使えないんです。

なので500mmのレフレックスレンズなんて手持ちで使おうものなら、ぶれまくって使い物にならなくなるところなんですが。。。秘策があります。

こちらの動画をご覧になってみてください。

はい、そうなんです。Windows 7搭載のVAIOユーザーさん(Atom搭載モデルなどのぞく)でないと使えない技になりますが、PMB VAIO Editionに搭載されている手ぶれ補正機能を使ってしまうんです。

これがあるとものすごい手ぶれ軽減が可能になるんです。見ての通り!

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相変わらずAFは使えませんけど、望遠レンズ、マクロレンズでの手ぶれもこれである程度は補正ができてしまうんです。

NEX-5を使う時に特に不便は感じずに使えているならば、NEX-VG10もその延長線上で使えるはず。この秋は、ちょっとこのNEX-VG10で遊んでみたいと思います。

 

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★ソニースタイル レンズ交換式HDビデオカメラ「NEX-VG10」のご案内はこちらから

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☆当店ホームページ「NEX-VG10 ファーストインプレッション」はこちらから

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☆当店blog 10.8.27「『NEX-VG10』の製品勉強会レポート」 
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