クリップオンLCDモニター『CLM-V55』展示レポート
1月13日プレスリリース、3月10日発売予定。ソニーストア価格37,800円のαアクセサリーの新製品、クリップオンLCDモニター「CLM-V55」のソニービルショールームでの先行展示が始まっています。土曜日に、その様子を早速見てきましたので、ここでレポートしたいと思います。
プレスリリースの文章があるだけで、ほとんどその内容が知られていないクリップオンLCDモニターですが、これが展示の始まった金曜日からひっきりなしにお客様がご覧になりに来ているとのこと。
αアクセサリーのショーケースに入って展示されているんですが、お願いすればケースから出して実際に触らせてもらうことができます。
基本的な使い方はα55のアクセサリーシューに装着して付属の45cmのHDMIケーブルをα55に挿します。これでα55本体の液晶モニターの映像がそのままクリップオンLCDモニターに映ります。
α55本体付属の液晶モニターの代わりに表示されるため、内容はまったくそのまま一緒。
本体内蔵の液晶モニターが3型なのに対してクリップオンLCDは5型。面積比で約2.7倍になるんですが感覚的にも3倍くらいの大きさになっている感じ。
なるほど、これは大きく見ることができます。解像度はWXGAとのことで800×480ドット。かけ算してみると384,000画素ってことになり、本体内蔵モニターの92万画素と比べると実はかなり解像度が下がる理屈なんですが、パッと見たところではそれほど気にはなりませんでした。(実際にじっくり使ってみると、また私のことですから違うことをいうと思いますけど。)
それを補う意味で搭載されているのかどうかわかりませんが、いろいろデモをしてくれて、そのうち「オッ!」と、思えたのがこちらのピーキング機能。フォーカスの合っているところにこうして輪郭を表示してくれるそうです。
なるほど、これがあればどこにフォーカスが来ているのか、内蔵モニターよりもはっきり見ることができそうです。撮影シーンを選ぶとは思いますが、この機能使ってみたいです。
ピーキング機能の他にもトリミングしたりズームしたりする機能が搭載されています。タッチパネルではないので操作はボディ右サイドのボタン類で操作することになります。
こちらは拡大表示をしたところ。マフニファイアーみたいな使い方ができそうです。
他にも色温度の調整項目があるんですが、これはどんな時に使うんでしょう? モニターの方で色温度を変えてしまって、ちゃんとした色で撮影をすることができるのかな?と、不安になってしまうんですが、これは外光によって変えてください、というものなんですかね?
折りたたみの液晶フードはこんな形で折りたたんでコンパクトに持ち運ぶことができます。バッテリーを装着している状態なんですが、非常に軽く、それほどデジタル一眼α55の機動性を大きく損なうモノではないと思います。(それなりの大きさではあるので、持ち運びの時には邪魔になるとお思いますが。)
付属するスタンドアタッチメントは二つ。アクセサリーシュー用のものと三脚に装着するためのネジを切ってあるものと2個同梱されるそうです。
バッテリーは背面に装着されます。使えるバッテリーがMタイプということでα350、α380、α550、α700、α900で使っていた伝統のバッテリーパックがそのまま利用できます。従来からのαファンの方には嬉しい仕様です。
そのバッテリーの上には格子状の穴が見えますが、これが内蔵スピーカー。HDMIから入ってくる音の再生も可能。
ヘッドホン出力もありますので、その気になればPS3とつないでPS3用のモニターとして使うこともできなくはありません。
というか音も出してくれると言うことは普通に液晶ディスプレイとして使うことができるわけで、BDレコーダーのための簡易モニターとか、サイバーショット、ハンディカムの再生用モニターとして使って、旅先で動画の確認をすることなども出来るようになります。
どうやら、このαアクセサリーもかなり受けが良いみたいです。発売当初は争奪戦になりそうな気配がしてきました。
3月10日発売なんですが、受注開始はいつからになるでしょう? 追加情報がありましたら、また当店blogで報告したいと思います。
★ソニーストア クリップオンLCDモニター「CLM-V55」のご案内はこちらから
K
2011年1月17日 @ PM 8:02
おじゃまします
バッテリーはこういう形で装着されるんですね^^。
今度α900を持っていって、いろいろ試してみたいです^^。
sherpa
2011年1月18日 @ AM 11:06
こんにちわ。
レビューありがとうございます。最近視力が衰えてきているので、この商品は待ちに待ったって感じです。プロ用や海外製のものはあるのですが、バッテリーの問題や価格の面でなかなか手がでませんでした。
ただ、この商品のバッテリーでの駆動時間が不明なので、メーカーさんも詳細情報を公開してほしいですね。
自分は、EOSユーザなのですが、風景撮影やマクロ撮影に活用したいと思っています。
ちなみに、WVGA(800×480)は、画素数ですと384,000画素ですが、ドット数ですとRGBで1画素になりますので1,152,000ドットとなり、α55の921,600ドットよりも少し高精細となります。カメラ業界はドット表記と画素数表記と混在しており、紛らわしいですよね。詳しくはCIPAガイドラインをご参照ください。
店員佐藤
2011年1月18日 @ PM 1:13
♪Kさん、こんにちは。
まだ、なんの資料も出てきていないモノで
私もバッテリーの装着位置が気になっていました。
使い方から考えてもバッテリーはNP-FM500Hで
利用する事になりますよね。
α900だとAVCHD動画の撮影はできませんので
ご注意を。(どうも動画用のモニターに見えてしまって。)
店員佐藤
2011年1月18日 @ PM 1:18
♪sherpaさん、こんにちは。
ご指摘ありがとうございました。画素とドットの件で
誤った理解をしていました。今年の年末には
フォトマスター準1級を受験する予定もあり、こういう
規格についての知識を今年は深めるようにしたいと
思います。
バッテリー駆動時間はまだ公表値がないようですね。
販売店向けの製品データベースをみても掲載がないので
まだ測定中ということなのかもしれません。