ウクレレでスローライフ気分 第2回
2日目はいよいよウクレレの組み立て作業開始です。
以前、こういう感じでプラモデルの組み立て工程を連載でやろうとしていたことがあったんですが、途中で塗装に失敗して尻切れトンボになったことがあります。今回はそうはならないように、慎重にゆっくりと作業中です。
組み立て開始にあたり、まずは本の中に入っている部品材料のチェックです。キットの中に入っているモノは上記の通りでした。
ウクレレを自分で作ると言ってもボディ自体はすでに見ての通りできあがっているし、ネックの部分もちゃんと成形されています。(ちゃんとと言っても、左右非対称だったりしているので、本当にちゃんとしていると言っていいのかどうかは微妙。)
フレットも別のパーツとしてあるし、ペグなども部品として組み立て済みのパーツが入っています。
要は組み立てるだけの状態にはなっているんです。パーツを作るところは省かれています。
それはそうですよね。木工の工作には素人の人間が説明書だけを頼りに組み立てていくんですから、それなりに簡単になっていないと問題があります。ということで、気楽に思いながら、先の工程をチェックしながら作っていきます。
最初にした製作作業はネックとボディに鉛筆でセンターの線を描くこと。
あとで消しゴムで消せる程度に薄く線を引いておき、これで組み立てる際にセンターを出しやすくして狂いがないようにするんだそうです。こんなのなくても見た目で良いんじゃないの?というところですか、いやいや、このセンター出しはすごく重要でした。ここでちゃんと線を引いておかないと後々の作業にすぐ影響がでます。
説明の通りに慎重に作業します。
そして、いきなりここで木工ボンドが登場。ネックにたっぷりとボンドを塗ってこれをボディに接着します。
なんかギターとかこういうウクレレとかの楽器ってすごく高い精度で作られている様な気がするんですが、こんなに手軽に作ってしまうものでいいんでしょうか!? というくらいなんかアナログな作り方です。
とにかく、説明にあるとおりにたっぷりとボンドを塗って、先ほど引いたセンターの線にしたがってボディとネックを接着します。
で、こういうのをやったことがある人でしたらわかると思うんですが、ボンドって瞬間接着剤ではないので貼り付けても直後はヌルヌルしていてうまくつかないんです。全然固定されません。
なるほど、これは接着剤が乾くまで、しばらく正しい位置で固定をしなくてはいけないわけですか。これはちょっと大変。
まさか自分でずっと持っておいて固定されるのを待つわけにもいかないし、ボディの正面とネックの表面が一直線に高さが合わないといけないとか、制約もあるんです。
ということでボディを下向きにして固定するわけですが、この向きで床に置くと、せっかく表面に書いたケガキの線が見えないし、ひっくり返す時にちょっとでも左右にずれてしまってはセンターが出なくなってしまいます。
説明書の通りに作りたいんですがいきなりここで不可能な指示が出ているじゃないですか。
さぁ、どうする? 自分!? というところだったんですが、今回のこの作業テーブルがすごくよかったんです。こうしてテーブルに置いておいて。。。
で、テーブルの裏からみると、テーブルの継ぎ目からウクレレが見えるので、これでセンターの線がずれていないかをチェック! ばっちり、センターがでました。
ちなみに今思えば、最初にセロテープでセンターを出した際に固定しておき、それでひっくり返せばよいのかと気づきました。
これで制作2日目が終了。ネックが固定されるまで一晩放置しておきます。3連休で一気に作り上げたいんですが、ゆっくり、じっくりと間違いなく作っていきます。
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【ウクレレ関連blogエントリーはこちらから】
☆当店blog 12.12.2「第5回 ニス塗装」
☆当店blog 12.12.1「第4回 ヤスリがけと『との粉』」
☆当店blog 12.12.1「第3回 埋め木を削ってブリッジ接着」
☆当店blog 12.12.1「第2回 ネックってボンドでつけるの!?」
☆当店blog 12.12.1「第1回 ウクレレ製作に必要な工具、材料」
pooh2000gt
2012年12月2日 @ PM 2:21
最近、1号づつパーツがついてくる本あるじゃないですか?あれに挑戦したいなといつも思うのですが、不器用さと面倒くさがりやの性格でプラモより完成したミニカーを買ってしまいます。自分には出来ない完成までの道程、楽しみにしてます♪
店員佐藤
2012年12月3日 @ AM 11:01
♪pooh2000gtさん、こんにちは。
ディエゴスティーニですよね。あれもいつか挑戦して
みたいんですが、冷静になってみるとすごく金額が
はるんですよね。(^_^;)
ウクレレ作りは塗装を考えなければ、1日で
カンタンに作れてしまうと思います。
そこをゆっくりと作るところに意義があるというか。。。
お金をかけずに手間だけかけて作っています。