「x.v.Color」の提唱。。。って何?

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新年早々ですが、ソニーさんから報道資料として『動画用広色域色空間「xvYCC」の普及を目指して新名称「x.v.Color」を提唱 対応製品の拡充・業界での名称統一を推進』というものが発表されました。




「xvYCC」とか、それなに!? とか、私も思っていたというか、初めて聞いたのがソニーさんの秋のディーラーコンベンションだったんですが、その時に詳しくご説明をうかがったことがあります。


あいにくソニーディーラーコンベンションは我々ショップ店員も撮影禁止だったもので、写真資料として手元になにも残っていないのですが、その後、CEATEC JAPANで同じモノをみることができました。



あいにく、激混み状態のCEATEC JAPANでは、こんな写真しか撮ってきてくることができなかったんですが、ちょちょっと、わかりやすくご案内してみると。。。



自然界にある色を指標にしてみると、デジタル放送の規格ではカバーできない色帯域があるとかなんだそうです。ブラウン管と比べて格段に再現できる色帯域が広がってきているんですが、ブラウン管時代のsRGB規格ではなくて、デジタル時代に新しい標準規格を策定しよう、と。



それがxvYCCというもので、昨年1月に承認されていて、それを06年の秋のディーラーコンベンションでは「xvYCC」として紹介をしていたわけです。


その時点では「xvYCC」規格に準拠した製品(民生用の液晶テレビ)はソニーのBRAVIA X2500しか存在しないそうで、そういうアピールをしていたんですね。ただ、「xvYCC」と言っても、なんの規格だかピンと来ないので、今回、よりわかりやすく「x.v.Color」という呼称とロゴを用意して、これから広く認知度を上げていこう!ってことみたいです。


で、その広い色再現性って具体的にどんなところで違いがあるものなの?ってところなんですが、こういうのはやはり実物を見ないとわからないと思うんですよね。


だって、ここで一応紹介はしますが、これらの色も一度デジタルカメラのCCDを通って、さらに、表示されている読者さんのPCディスプレイの色再現能力にもかかってきてしまうので、なかなか。。。


なので、私の説明付きでご案内したいのですが。。。



えーと、会場にはこういうティーパックの実物が用意されています。これをVTR撮影したものをx.v.Color準拠のBRAVIAと、準拠していない液晶テレビで再生してその色の違いを見せる、ということをやっていました。



まずは、これが非準拠のディスプレイの場合の色。色再現域が狭いからと言って画像が破綻するとかいうことはありません。他の色に置き換えて表示するので、これだけ見ても特に変な色になるわけではないんです。



で、こちらがx.v.Color準拠のBRAVIA X2500の映像です。


はっきり言ってわかりづらいんですが、一番手前の濃い青のティーパックに注目です。非準拠のものではもっと水色っぽくなってしまい、青いティーパックが2種類の色しか無い感じになりますが、x.v.Color準拠では青いティーパックが3色あることがはっきりわかるんです。


わかりやすく若干コントラスト等をいじっていますが、実物はこの違いがもっと派手に出ていました。


 


こういうイベントなどの特殊環境でないと、こういう違いってなかなか体感できないんですが、これがもっとわかりやすくアピールできると良いですねぇ。(と、言っても、これは報道向けのプレスリリースなので、わかりにくくても仕方がないんです。これからコンシュマー向けのアピールがスタートします、ってお知らせですからね。)


私も今年はα100を武器に、こういうモノをもうちょっとわかりやすく撮影してこれるように頑張りたいです!!


 


★ソニー(株) 報道資料プレスリリースはこちらから


 


ブラビア X2500
民生用液晶テレビで業界初のxvYCC規格対応モデル

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