染瀬直人作品展『TOKYO VIRTUAL REALITY』トークショー
この夏、銀座ソニービルショールーム6Fにオープンしたソニー・イメージング・ギャラリーで5回目の催し物となる染瀬直人氏の作品展「TOKYO VIRTUAL REALITY」が本日から公開されています。
ご本人によるトークショーが本日17時から開催されるとのことでお邪魔させてもらってきました。
染瀬直人氏のお話を初めて聞いたのは昨年のCP+の時でした。タイムラプスなどのソニー"α"に搭載が始まったばかりのCamera Appsの解説をしてくれるトークショーで登壇されていていたのですが、元々、そういう作品を制作、発表されていた方のようで、今までこうして苦労して撮影していたものがソニーの"α"ならアプリで実現できる、それを使った作例を紹介、ということだったんですが、今回はそれから2年近くたって、新しい作品をそろえての作品展となっています。
こういうフォトギャラリーでのトークショーというのは、私はこのソニー・イメージング・ギャラリーで初体験だったんですが、作品をひとつひとつご本人が回りながら解説していく、というスタイルがとても面白く、これを聞き逃してはもったいない!と、思えるほど。
なかなかタイミングが合わせられなくて、それからご無沙汰してしまっていたんですが、今日はなんとか時間を作ってお邪魔させてもらってきました。
ソニー・イメージング・ギャラリーはプリントの展示ももちろん出来ますが、4Kブラビアを使っての映像展示が可能で、今回の染瀬氏の「TOKYO VIRTUAL REALITY」はまさにそれにうってつけ。
どんな写真作品が展示されているかというと、どれも展示形式は動画なんです。タイムラプス(微速度撮影作品)だったり、シネマグラフ(写真の一部だけが無限ループで動作している表現)だったり、360パノラマ撮影をしてそれをスクロールして見せていたりして、写真なんだけど動画での表示、という作品が並びます。
これはまさにここで展示会をするのがベストでしょう! という作品が並びます。
写真なんだけど、動画。動画未満の写真作品の展示になっていて、これはまた刺激を受けまくります。シネマグラフについては"α"のCamera Appsの中に「シネマフォト」というアプリがあるんですが、これで簡単に作成が可能。
染瀬氏の作品はハンディカムAX100で撮影して編集時にシネマグラフとして仕上げているそうですが、"α"があればそれはもっと簡単に作れます。うわー、やってみたいカットをいくつも見せてもらいました。同じ事やりたーい!
360度パノラマVRも真似してみたいなぁ。
こちらは今回の作品展で使われたカメラです。右にあるのは360度ビデオのカメラなんですが、中に入っているのはアクションカムです。
わざわざ魚眼レンズをつけているみたいですが、これで120度ずつの動画を撮ってあとで合成して360度ビデオにしているようです。
いろいろ言っても、これは現場で映像作品を見ないとすごさが伝わらないだろうなぁ。
今日のところは染瀬氏が今回の作品の展示内容全般を紹介するトークショーでした。
で、今回は多数のギャラリートークを予定しており、来週水曜日の会からはゲストをお呼びしてのトークになるそうです。それぞれ、各分野の専門家の方たちで染瀬氏が話をしたい人をピックアップしてお願いしているそうです。
うわー、これは全部見に来たいなぁ。来週土曜日の「デジタル写真の可能性と未来」って見に来れないかな。
タイムラプス撮影やシネマフォトなどの"α"を使ったもうひとつ上のなにか仕掛けを作った作品を考えている方は、この作品展でたくさんのヒントを拾ってみてはいかがでしょう?
染瀬氏の作品展は今日から公開され10月9日(木)まで開催されています。銀座ソニービルショールームへお越しの際は是非お立ち寄りください。
こういう文化的な時間って一度味わうとやみつきになりますね。
☆ソニーイメージングギャラリー「染瀬直人作品展 トーキョー・バーチャル・リアリティ」のご案内はこちらから